「なぁなぁテイルモン」
「なによ」
休日の八神家。太一は、前から抱いていた疑問をテイルモンにぶつける。
「テイルモンってさぁ、じつはネズミだって、マジ?」
「・・・それがなによ。」
以前ヒカリからテイルモンは実はネズミで、猫のフリをしているということを聞いたとき
太一は信じられなかった。
「いやだからさ、ネズミなのは別にいいけど、なんで猫のフリしてんの?俺ずっと猫なのかと思ってたよ。」
「・・・いいじゃないそんなことどうでも。あんまりそういうこと聞かないで」
「うーん、でも気になるじゃん、教えてよ」
「もう!うっさいわね!そんなことより!」
「そんなことより?」
「さっさと服着なさいよ!なんであんたはいっつも裸なの!?」
ここんとこ太一は家にテイルモンしかいないときはずっと全裸だ。