「オメーは本当にいつもいつも鬱陶しいんだよ!!」
「何よっ!アンタこそいつも無鉄砲な真似して!!」
「俺が何しようがてめえには関係無い事だろうがボケ!」
「ボケとは何よこのバカ!」
激しく罵りあう二人の男女。男の方の名は八神太一、女の方の名は武之内空。
事の発端は太一の部活・・・サッカーの試合だった。
本日は他校との試合が組まれていたのだが序盤から太一率いるお台場中学校サッカー部は苦戦を強いられた。
太一はなんとか逆転しようとするが、その焦りが彼を無茶なプレーへと駆り立てたのだ。
その結果、太一は負傷して途中退場。エースストライカーを欠いたチームは惨敗を喫してしまったのだった・・・。
で・・・なんでこの二人が喧嘩をしてるのかというと・・・。
今回の敗北は冷静さを欠いたプレーをしてしまった太一自身に大きな原因がある。
それは彼自身も理解していた。情けなくて恥ずかしくて太一は自分の部屋へと引篭もり自分を延々と責め続けた。
なんであんな軽率なプレーをしちまったんだ俺は・・・。
彼にとって幸いだったのは両親が都合により家を空けていることだった。こんな情けない姿を家族に見せるなんてそれこそ耐えられない。
彼の思いを知ったのか、ヒカリは何時の間にやら家を出ていた。
太一を気遣い一人にさせてあげたいという彼女なりの配慮だったのだが、妹に余計な心配をかけたと太一は罪悪感のようなものを感じていた。
そんな中、彼女が訪問してきた。彼女とは幼馴染である少女、武之内空。
彼女もまた太一の試合を観戦していたのだ。優しい彼女の事、きっと太一が心配で尋ねて来たに違いない。
初めは空が来てくれて太一は嬉しかった。
何せ彼女は彼にとっては特別な存在。以前ツートップを組んでいた仲だからか特に相談もし易い相手である。太一は大した抵抗も無く彼女を家へと上がらせた。
「太一、いつもいつも上手くいくとは限らないでしょう?こんな風に失敗する事だってあるわ」
明らかに落ち込んでしまっている太一を空は諭すような優しい口調で慰めた。
「これ以上落ち込んでいたって仕方がないでしょ?」
「・・・開き直れっていうのかよ・・・」
「ううん、そうじゃ無い。太一、辛いのは分かるけど何時までも落ち込んでいちゃダメよ」
「・・・じゃあどうしろってんだよ」
「今日の事は仕方が無いと諦めるしかない。もう過ぎてしまった事だから」
空の言い分は正しかった。これ以上ウジウジと引篭もってるのが一番悪い。
だけど、精神的に参ってる太一には空の慰めは逆にイライラを募らせる結果となった。
不思議なもので人間というのはイライラウジウジしてる時に正論を吐かれると凄まじく気分が悪くなる。
それは勿論、太一とて例外ではない。空の諭すような口調は余計に精神を逆撫でされた。
そしてイライラを吹っ切るためか思わず怒鳴り散らしてしまった。
「うるせーんだよ!てめえに俺の何が分かるってんだ!!」
最初はポカンとあっけにとられていた空。太一は構わずに怒号を上げ続けた。
「人が落ち込んでる時にわざわざ家にまで乗り込んできやがって!余計なお世話なんだよアホ!!」
「太一・・・落ち着いて・・・」
「うるせーんだよバカ!俺を裏切ってテニス部に入りやがったクセに俺のサッカーに文句つけてんじゃねえ!!」
この言葉にさすがの空もキレた。それはもうピヨモンでさえ怯えて逃げ出しそうなくらい・・・。
「何ですって!!裏切ったってどーいう意味よ!!!」
「裏切りは裏切りだよ日本語わかんねーのかカスが」
そして空の頭をコンコンとノックしながら思いっきり嘲笑するような口調で言い放った。
「もしもーし、脳味噌入ってますかー?いや入ってても、てめえみたいな奴のには蛆が湧いてんだろうな」
「・・・いい加減にしなさいよアンタ!!」
そして罵倒合戦が続いた後、一番最初のやりとりへと発展。
もはや終わりの見えない大喧嘩となってしまった・・・。
「いい加減俺の前から消えねーと、てめえの口に携帯捻じ込んで窒息させちまうぞ!!」
「アンタこそ、いい加減にしないと目玉を穿り出してやるわよ!」
幼い頃から凄まじい喧嘩を繰り広げてきた二人。聞くに堪えない言葉でお互いを罵りあう。
「このボケ!てめえみたいな非常識なクソ女を産むなんて、てめえの母親はなんて迷惑なクソなんだろうな!」
「はあああああああああっ!!?」
母親を罵倒され空の怒りは臨界点をすっ飛ばしてしまった。怒号を上げながら太一に突進する。
現テニス部エースである彼女の脚力で突進されれば太一だってひとたまりも無い。
思わず悲鳴を上げながら床に叩き伏せられた。
「うあっ・・・!」
「許さないっ!ぜったいにずぅえっったいに許さない!!」
空はそのまま太一に馬乗りになって襟元を掴むと乱暴に揺すり始めた。
何度も何度も何度も太一の頭を叩きつけるように上下に振り回す。
「太一のバカ!非常識野郎!ふざけた真似ばかりして!!」
「痛っ!やめろクソボケ!!痛てえだろうが、てめえ!ふざけんじゃねー!!」
罵倒しながらも今のままでは不利。太一は空の最も嫌がるような方法で反撃を試みた。
空のスカートへと手を突っ込み、お尻を痴漢のように撫で回し揉み始めた。
「っ・・・止めろっ!このバカ!止めなさいっ!!ぶっ飛ばすわよ!」
空はさらに怒り太一の頭をブンブン上下させる。
激しく揺さぶられながらも太一は行為を止めなかった。
空の引き締まった可愛い桃尻を下着の上から揉みまくる。
「いい加減にしろバカ太一!!」
空は怒鳴ったが太一は構わず尻を弄る。
爪が喰いこむまで揉みあげ尻の割れ目に添って自分の指でなぞる。
太一の執拗な嫌らしい反撃に空は段々と勢いを失っていった。
「あっ・・・止めなさい・・・」
モミモミサワサワ
「いっ・・・あ・・・もう・・・や・・・め・・・ろぉ・・・バカ太一・・・」
スリスリプニュプニュ
空の体から力が抜けだらんとうな垂れた。
太一はようやく脱出すると逆に空をうつ伏せに押さえ込んだ。今度はこっちの番だ・・・。
「ぐっ・・・太一・・・!卑怯よ・・・こんなっ!?」
空をうつ伏せにさせると太一は太股にしがみ付き逃げ出せないようにした。
そしてスカートに顔を突っ込むと、今度はパンツの上から空のお尻を舌で舐め回す。
「ぐっ!?た、太一・・・止めてっ・・・!」
今更言ってももう遅い。太一は構わず舌を這わせ続け、時には噛み付いたりして刺激を与えた。
「うっ・・・ああっ・・・あ・・・ぁ・・・」
刺激が与えられるたび空はピクピクと震え徐々に声が甘い物へと変わっていった。