「ごめんねパタモン」  
「ね、テイルモン。すぐ終わらせるから」  
「うん、わかった、ヒカリ。」  
今日はタケルの学校がお休み。もちろんヒカリもお休み。  
そんなわけで、ヒカリがテイルモンを連れてうちに遊びに来たわけだけど・・・。  
「たけりゅ〜、なんで僕たちはダメなの〜??」  
「ごめんねパタモン、僕達、ちょっと大事な話があるから。」  
そういってタケルとヒカリは、僕とテイルモンを部屋から追い出した。  
テイルモンは僕より大人(実際年齢はわからないけど)だから、ちょっとぐらいなら我慢できるみたいけど  
僕はタケルといっしょにいたい!  
「ね、パタモン。お昼はみんなで一緒に外に食べに連れて行ってあげるから。ちょっとだけ我慢してね」  
タケルにそう言われて、しぶしぶ我慢することにした。  
「う〜〜ん、わかった。できるだけ早く済ませてね!」  
「うん、ごめんねパタモン」  
そういってタケルはヒカリを連れて部屋に入っていった。残された僕とテイルモン。  
「ね〜テイルモン、タケル達の大事な話ってなんだろうね??」  
「あんたは知らなくていいのよ」  
僕はちょっとムカっとする。  
「なんでさ!僕たちを仲間はずれにするなんてひどいよ!」  
テイルモンが呆れた顔をする。  
「はぁ〜、あんたはガキだからね。。もう少し察してあげなさい」  
「??どういうこと?」  
「あたしはちょっとひなたぼっこでもしてくるわ」  
そういってテイルモンはベランダに出てちょっと早いお昼寝をし始める。  
「はぁ〜つまんない・・・。」  
 
それから30分はたっただろうか。僕はすることもなくただゴロゴロしてたわけだけど・・・。  
さっきからタケルの部屋から  
「・・・ん!」とか「あ・・・」とか、変な声にならないような声が聴こえる。気がする。  
僕は不安になった。何だろうこの声?  
「ね〜、テイルモン?なんか変な声しない〜??」  
「・・・もう、放っといてあげなさい・・」  
なんだよ〜、テイルモンはこの声の正体がなんなのか知ってるの??僕にはわからないのに。  
僕は声の正体を探す。テイルモンはお昼寝に戻る。  
そして気づいた。タケルの部屋からだ・・・・。  
ドアに近づいてみる。やっぱり。  
「あ・・・タケル君・・・」  
そんなヒカリの声がする。  
「いくよ・・ヒカリちゃん・・」  
いく??どこに?タケルどっか行っちゃうの??  
僕は不安になる。タケルとヒカリがどっか行っちゃう。  
僕は思い切って、そーっとドアを開けてみる。  
「たけりゅ〜〜??・・・」  
そして息を呑んだ。タケルとヒカリが、タケルのベッドで裸で抱きあってる・・。  
僕は直感的に感じた。これは見てはいけない。  
そしてそーっとドアを閉めた。気づかれてなければいいけど。  
僕は後悔した。覗かなければよかった。  
と、そのとき  
「あんたなに覗いてんの?」  
テイルモンに見られてた。さっきまで寝てたくせに。  
「・・・ねぇ、テイルモン。たけりゅとヒカリは何してるの??」  
「もう、見てわからないの??・・・まぁデジモンはしないからね。セックスよ」  
「せっくす??」  
「そう。人間の恋人同士でよく行われる、スキンシップみたいなものよ」  
「ふ〜〜ん、そっか、たけりゅとヒカリは恋人同士だから。。でもなんで僕達はだめなんだろう??」  
「もう、ほんとあんたは・・。」  
テイルモンがまた呆れ顔。  
「セックスが何かわからないあんたには、100年早いのよ」  
「じゃあテイルモンは知ってるの?」  
「知ってるわよ」  
「じゃあ教えてよ!」  
「え・・・、それはちょっと。。」  
「なんでさ!」  
「だって、セックスってのは、恋人同士がするものなのよ」  
「僕テイルモンのこと好きだもん。恋人ってそういうことでしょ?」  
「ぇー、そういうことじゃ・・・・・・・。・・・まぁいいわ、ちょっとこっちきなさい」  
「え?」  
僕はテイルモンに連れられてベランダにでる。と  
「ほら。」  
僕はいきなりテイルモンに押し倒されて、仰向けに倒れる。  
「痛い!なにすんのさ!」  
「セックスよ」  
これが?セックスって痛い・・・。とそのとき、いきなりテイルモンが僕の唇に唇を重ねる。  
「ん・・!」  
僕は変な感じがする。こんなことタケルにもされたことない。  
しかも長い。もう30秒ぐらいたってない?息が苦しくなってきた。。  
そしてテイルモンが唇を離す。  
「・・・これがセックス??」  
「違うわよ、セックスはまだまだこれからよ」  
「えー、もういいよ・・・。痛いし苦しいし。たけりゅとヒカリはこんなことしてるの?」  
「あの二人はもっとすごいわよ・・・。でもあんたももう逃がさないわよ。あたしがしたくなっちゃったんだから」  
えー、もう何がなんだかわからない。タケルとヒカリはもっと痛いことしてるの??  
なんて考えてたらいきなり、テイルモンが僕の大事なところを触る。  
「うわ!そんなとこ触らないで!」  
「もうだめ・・・。逃がさないw」  
テイルモンが僕の大事なところをさわさわしてる。すごい変な感じ。。  
 
「あ・・・」   
僕は思わずそんな声を出す。自然に声が漏れる。  
「ふふふ、感じてるの??中身は全然がきんちょのくせに・・・」  
僕は不思議だった。もともとテイルモンも僕も、そのほかのみんなといっしょに誕生すべく作られたデジタマから産まれたんだから  
そんなに年の差はないはずなのに、なんでテイルモンはいろいろ知ってるのに僕は何も知らないんだろう??  
「・・・ねぇ、なんでテイルモンはこういうこと知ってるの??」  
テイルモンの手がふと止まる。そして  
「昔いろいろあったのよ・・・」  
昔?僕達と出会う前?もしかしてヴァンデモンのところにいたとき??  
テイルモンがふと悲しそうな瞳をする。もしかしてあんま聴かれたくないこと聴いちゃった?  
「・・・テイルモン?ねぇってば」  
ふと、テイルモンがこっちを向く。そして微笑む。  
「そんなことより、続きするわよw」  
「わぁ!」  
僕はまた上に乗っかられる。とその時。  
ガチャ。  
ドアが開いて、タケルとヒカリが出てくる。  
「ごめんねー、テイルモーン。おまたせー」  
「あっ!」  
テイルモンがあわてて僕から離れる。  
「パタモーン、どこー?」  
タケルたちはベランダにいる僕達に気づいてない。とその時。  
「あ、いた。二人で何してるの??」  
「な、なんでもないよ!ヒカリ!それより、大事な話は終わった?」  
ヒカリの顔がちょっと紅くなる。  
「うん、もう終わったよ。ごめんね。放っといちゃって」  
「ううん、大丈夫」とテイルモンは応対する。と  
「あれ?なんでパタモンはひっくり返ってるの?」  
タケルが気づく。  
「あ!そ、、それは。。」  
テイルモンがモジモジしてる。僕はまだひっくり返ってる。  
「たけりゅー、ヒカリとなにしてたの〜??」  
「え?」  
タケルが困った顔をする。  
「ねぇねぇ。。・・せっくすしてたの??」  
「!」  
タケルとヒカリが同時に顔を紅くする。  
そしてテイルモンがオロオロしてる。それに気づくタケル。  
「テイルモーン、パタモンに何か余計なこと言った??」  
タケルに問い詰められるテイルモン。笑顔なのにどこか怖い。  
「ていうか、もしかして、パタモンに何かした??」  
ギクっとするテイルモン。  
「いや・・・あの・・・。」  
こんなしどろもどろのテイルモン初めて見た。  
「テイルモン?何かしたのね?言ってみなさい?」  
ヒカリにも問い詰められる。この二人、どこか楽しんでる。と、テイルモンが。  
「だ!だって!二人がそんなことしてるから!、、わたしだって!・・・」  
僕はまだひっくり返ってる。と、  
 
「・・・ふふふ」  
「・・あはは」  
タケルとヒカリが笑い出す。  
「そっかー、じゃぁテイルモンはいけないデジモンなんだな?」  
「タケルくん!そんな言い方しないで!ちょっとだけオマセさんなだけよね?ね?テイルモン?」  
テイルモンは真っ赤。恥ずかしそう。僕もなんだか恥ずかしくなってきた。  
僕は起き上がって、聞いてみる。  
「ねぇねぇ?そんなに恥ずかしいことなの??せっくすって・・」  
「うーん、パタモンももうちょっとしたらわかるよw」  
タケルはそう答える。  
「そんなことより僕はちょっとテイルモンとお話したいな♪」笑顔のタケル。  
「え・・・、いや・・あたしは・・・」  
「あたしもちょっとパタモンとお話したいかな」ヒカリもそう言う。なんだろう??  
「テイルモン?こっちおいで?」  
「え・・、あ、ちょっ、やめ・・・」  
半ばタケルに拉致されるテイルモン。ベランダに取り残される僕とヒカリ。  
 
「ねぇ、パタモン?テイルモンのこと、よろしくね?」  
「え?なんで??」  
「ふふふ、いずれわかるわよ」  
「う〜ん、わかった。でもテイルモンにはヒカリがいるでしょ?」  
「うん、そうだね。でもパタモンにもタケルくんがいるでしょ?だからね。」  
「うん」  
僕は正直よくわからないけど、返事をする。  
 
しばらくして、まだ恥ずかしそうなテイルモンを抱えて、タケルが部屋からでてくる。  
笑顔が怖い。  
「じゃぁ、お昼でも食べに行こっか!」タケルが提案する。  
「うん、そうだね。テイルモン、何がいい??」タケルが腕に抱えたテイルモンに聞く。  
「え・・いや、わたしはべつに・・なんでも・・」  
「じゃあパタモンは何がいい?」タケルが僕にも聞く。僕は答える。  
「ハンバーガーがいい!」僕は答える。ハンバーガー大好きだもん。  
「じゃあハンバーガー食べにいこっか?いい?ヒカリちゃん、テイルモン?」  
「あたしはいいよ。テイルモンは??」  
「え、、あたしもいいけど・・。」  
「テイルモンは、パタモンが好きならそれでいいんだよね??」意地悪く微笑むタケル。  
「!」  
テイルモンの顔がまた紅くなる。どうしたんだろう。僕から目をそらす。  
「じゃ、行こうか。パタモン、おいで」  
「うん!たけりゅ〜!」  
僕はタケルのところに飛んでいく。テイルモンがタケルの腕の中でじたばたしてる。  
タケルの腕から飛び出してヒカリのところに飛んでいくテイルモン。僕と入れ違い。  
「ふふ、テイルモン、恥ずかしがりやさんなんだから♪」  
「ヒカリまで!」  
テイルモンはその普段の白い体からしたら、病気じゃないかと思うほど紅くなる。タケルが笑ってる。  
「ねぇ〜、どうしたの〜??たけりゅ〜。。」  
「ふふ、パタモンは幸せだね」  
「なんで〜??」  
「そのうちわかるよ。じゃ、行こう」  
そして僕達は出かけていきましたとさ。  
 

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