「ふにゃあ〜・・・・・・」  
「どーしたの母さん?変な顔しちゃって」  
 
モニターを見ながら大きくため息をつくバステモン。  
いかにも元気が無さそう。。と言うか落胆しているような表情なのでセーバードラモンは少し心配した様子で話し掛けた。  
 
「うにゃ。実は空タンが眠ってる牢屋にあのエセバンドメンを放り込んでやったんだけど・・」  
「だけど??」  
「あのパツキン、眠ってる空タンを抱きしめたまま何もしないのよ!!」  
「はあ?・・・・・・・それが母さんにとって何か不利益ことなの?」  
 
母親の言ってる事がよく理解できずに首をかしげる。  
 
「不利益にゃ!牢屋で女と二人っきりでしかも女は寝ている!これだけの条件が揃えば普通は無理矢理セクースに持っていくのよ」  
「普通なのか・・・それ。。」  
「とにかく私はね、『空、もう我慢できない!!』『いやっ・・・止めてヤマトくん・・』みたいなシチュでオナニーの予定だったのに!!妊娠しないように空タンにピルも飲ませたのに!!だからヘタレって呼ばれんのよあのパツキン!!」  
 
駄々っ子みたいにバタバタしながら騒ぐバステモン。  
 
「うにゃあ〜っ、さっさとヤりなさいよヘタレパツキンめ!!」  
 
 
 
薄暗い牢屋の中、ヤマトは優しく空を抱きしめている。恋人と再会(厳密には空は意識を失っているため再会じゃないが)を果たした時、彼は嬉しくもあったが同時に悲しくもなった。  
空はこの薄暗い牢屋の中でグッタリと横たわっていたのだ。いつも輝いている彼女の顔。その顔が今は精気を失い、苦しそうな寝顔をしていたからだ。  
 
空をこんな目に遭わせてしまったと思うと胸がキリキリと痛む。いつも彼女に助けられているのに、自分が彼女を守らなければならない時は何も出来ない・・・。  
 
「・・・俺が・・・守ってやらなきゃいけないのに・・・」  
 
ギュッと空を抱きしめながら唇をかみ締めるヤマト。  
 
「こんな酷い目に遭わせてしまうなんて・・・・ゴメン、空・・・」  
 
そう言うといたわる様に空の頭を優しく撫でる。  
するとヤマトの腕の中で空の顔が少しだけ気持ち良さそうに笑う。  
 
「うぅ・・ん・・」  
「空っ・・・・・」  
 
彼女がここに閉じ込められて初めて見せた笑顔。その可愛い寝顔を見てヤマトも少しだけ顔が綻んだ。  
 
バステモンに拉致されて数ヶ月が経とうとしている。実際に自分が感じた時間は数ヶ月だが、リアルワールドではどれだけ時間が経っているのか分からない。  
もしかしたら数百年くらい経っているのかも・・・帰ったときにはもう自分を知っている者が誰も居なくなっているのではないだろうか・・・そもそもココから脱出できるのか・・。  
 
もう家族にも友達にも二度と会えない。。紋章も精気も全て奪われた空は絶望的な考えしか出来なくなっていた。  
 
だから眠りに就く時すら不安が離れない。いつも見るのは一人で闇の中に取り残されているという悪夢。そして目が覚めればバステモンのオモチャという現実の悪夢。  
今日も不安に押しつぶされながら意識を失った。。だけど今日はいつもと違う。  
 
「あったかい・・・・・・」  
 
囁くように言う。今日は何故か心地よい感じがする。  
温かくて気持ちがいい・・・空は幼い子供のように丸くなる。  
 
「空っ・・・・・」  
 
優しい声が耳に入ってくる。もう少しこのままで居ようかと思ったが、どうやら現実に何か変化があるようだ。  
少し時間がたった後、空はゆっくりと目を覚ました。  
 
「うっ・・・ん・・・ヤマト・・・君・・?」  
「!そ、空!!」  
 
ヤマトの腕の中でゆっくりと目を覚ました空。  
ヤマトは気持ち良さそうに寝ていた彼女を起こしてしまったと思い、少し慌てた。  
 
「わ、悪ぃ空・・・起こしちゃった・・」  
「??ヤマト君なの・・・?本当に・・・・・・?」  
「え?あ、うん・・・そうだよ。。ゴメン、お前を助けるつもりだったんだけど俺も奴に捕まっちまった」  
 
ようやく意識を取り戻した空は、自分を優しく包んでいるヤマトの姿が信じられない様子。  
 
「本当に・・ヤマト君・・・?」  
「そ、そら・・・痛いってば・・・」  
 
ムニーッとヤマトの頬っぺたを摘まんで伸ばす。  
バステモンの変装した偽ヤマトじゃないかと疑っていたが、この温もりは間違いなく本物。  
 
「ゴメン・・・バステモンって他人のデータで凄い変装するから・・・」  
「空は謝んなくていいよ。。謝んなくちゃいけないのはお前をこんな目に遭わせた俺だよ・・」  
「そんな事ないよ!ヤマト君のせいじゃないもの。。」  
「・・・・ありがとう空・・・」  
 
こんな時でも自分を気遣ってくれる空が愛しくなる。  
ヤマトは空を二度と離さないと言う様にギュッと抱きしめる。  
 
「ヤマト君、また会えて嬉しい・・・もう私を覚えていてくれてる人は・・・誰も居ないんじゃないかって思ってたの・・」  
 
ヤマトの腕の中で涙を浮かべる空。普段は決して弱いところを見せない彼女だが、今回ばかりは違うようだ。  
ヤマトに再会できた事で、今日まで溜まった不安を全部吐くように泣いている。  
 
「皆がお前の事を忘れたりするわけ無いだろう?皆、必死でお前を探しているよ。大丈夫だよ空。。」  
 
腕の中で泣く空をあやす様に慰めると、空は温かいヤマトの腕の中で涙を流し続ける。  
暫くヤマトの腕の中で泣き続けた事で、空は少しだけ落ち着きを取り戻したようだ。  
 
「ありがとう・・・何だか楽になったわ・・・」  
「ん。。礼なんかいいのに。。」  
「ねえ、もうちょっとだけこのままで居ていい?ちょっと身体が上手く動かせないの・・・」  
「勿論だよ。気にするな・・・好きなだけこのまま抱きしめていてやるよ。。」  
「うん・・・」  
 
自分に背中を預けるようにして寄り掛かってくる空。  
最初はそんなに気にならなかったが、やはり年頃の男である。自分の腕の中にある、空の綺麗な身体に少しずつ興奮していく。  
 
(な、何をムラムラしてんだよ俺っ・・・今は我慢しろ・・・・)  
 
心の中で叫ぶヤマト。だがそんな思いと裏腹に彼の男である部分は徐々に大きくなっていく。  
バステモンがヤマトを興奮させるためにわざと小さめの服を空に着せていたのだが、まさしく効果覿面。  
 
小さめのノースリーブの上からは胸と乳首の形が丸分かり。スカートは妙に短くて、下着が見えそうで見えない。  
その健康的な太股が強調されていて嫌でも興奮してしまう。  
 
(お、落ちつけ俺・・・今はこんな事考えてる場合じゃ・・・)  
 
必死にソレを鎮めようと努力してみるが全く無駄。空の綺麗な身体と息づかいまで聞こえてくるこの距離で理性を保てと言うほうが無理。  
もう空の腰に勃起したソレが当たっているのだが、空はサッパリと気がつかない様子でヤマトに背中を預けている。  
 
(も・・・我慢の限界だ・・・無理だって・・)  
 
事態はバステモンの要求どおりに運びそうだ。  
ヤマトは空を逃がさないように、ちょっとだけ抱きしめる力を強くした。最も今の彼女に抵抗する気力は無いのだが。。。  
 
「あっ・・・ヤマトく・・ん?」  
 
突然、耳に温かいモノを感じた空がビクッと身を震わせる。  
ヤマトが舌で彼女の耳を舐め上げたのだ。  
 
「はあっ・・・はあっ・・・空っ、もう我慢できないよ。。久しぶりなんだし・・・いいだろ?」  
「あんっ・・ヤマト君・・待ってよぉ・・・んんっ!」  
 
ヤマトは空の綺麗な首筋へと唇を這わせ、手で胸を乱暴に揉みしだく。  
身体を動かす事がままならない空は、ヤマトの与える快感に身を任せるしかない。空の可愛い鳴き声を聞いて、ヤマトはさらに強く胸を揉む。  
 
「やっん・・・ふっ」  
「空、声も可愛いよ・・・コッチはどうなってるかな?」  
 
ニッと笑うと片方の手でスーッと空の太股を撫で上げながら股間へと手を這わせていく。  
 
ヤマトが空の女である部分に手を這わせると既にそこは濡れている。  
 
「暖かいよ・・・空。。俺の手で感じてくれてるんだね」  
ヌチュヌチャ。。。  
「あっ!んっ・・・・・ヤマトくぅん。。」  
 
ヤマトが縦線に沿って指を這わせるとさらに空は可愛い声で鳴き、蜜を噴出させる。  
指を離すと、下着の上からでも糸を引く。それを空に見せ付けるようにして舐め取る。  
 
「ぺろっ・・・空・・・もうこんなに濡れちゃって・・・何か俺にして欲しい事があるんじゃないのか?」  
 
耳を舐め上げながらボソリと空の耳元で囁く。  
空は目に涙を溜めながら、快感のあまりに震えている。そして・・。  
 
「や・・・ヤマト・・くん・・・・・ほ、ほしい・・・よ。。」  
「ん〜?何が欲しいのかな??言わなきゃ分かんないぜ?」  
「んっ。。もぉ・・・意地悪ぅ。。分かってるクセに・・」  
「え〜?サッパリ分からねえな。何してほしいんだ?分かるように言えよな〜」  
 
意地悪な口調で言いながら、下着の中に手を突っ込んで空の秘所に指を突っ込む。  
そしてソレをかき回して空に追い討ちをかける。  
 
「ホラホラァ?はやく言わないと、指でイッちゃう事になるぜ?」  
「うっん・・・はあっ・・はあっ・・・やまと・・君・・・ヤマト君の・・・を挿れて欲しいよぉ。。」  
 
顔を興奮と羞恥で真っ赤に染めながら空が言う。  
その言葉を聞いてヤマトの興奮も最高潮に達している。  
 
「うん・・・私も・・・久しぶりに欲しいのぉ」  
「最初からそー言えばいいのに全く・・・。ふふっ、いいぜ。。お望みどおりに・・・」  
 
そう言うとヤマトは体勢を変えて、空を押し倒すような格好になる。  
 
 
 
「はあっはあっ・・・最高にゃ・・・」  
 
モニターで二人の行為を見ながら大興奮のバステモン。  
既に自慰行為を行っていたようで股間は既に濡れそぼっている。  
 
「さっ・・・速く挿入するにゃ・・・私も一緒にイくにゃんv」  
 
 
 
バステモンが自分達をオカズにする事など夢にも思っていない二人はとうとうメインイベントへと突入しようとしていた。  
 
「さっ・・・挿れるよ空!」  
「うっ。。ん・・・はやく頂戴・・v」  
「んんっ・・くっ。。」  
 
空ももう我慢できない様子。ヤマトは勃起したソレを空の秘所へとなるべく負担が彼女にかからないよう、ゆっくりと埋めていく。  
 
「んんっ・・・ふぁっ!」  
「大丈夫か・・・空?全部、入ったけど・・・動いていいかい?」  
「んっ・・いいよ。。はやく動いて・・・気持ちよくしてv」  
「よーっし・・じゃ動くぜ・・」  
 
もうお互いに我慢の限界のようだった。  
ヤマトは最初こそゆっくりと動かしていたが、すぐに荒々しく腰を打ち付ける。空もヤマトが腰を動かすたびに快感に打ち震えて甘い声をあげる。  
 
「ああっ!あんっ、あふぅ!!」  
「はあっはあっ・・・空っ・・・空っ!!」  
「ひゃうっ・・・いんっ・・ヤマト君・・・・き、気持ちいいよぉv」  
 
 
 
モニターでその光景を見ているバステモンも我慢の限界。  
自らの尻尾を秘所に突っ込んで激しく動かしている。  
 
「にゃんっvああっん・・・はあっ!空たん・・・可愛いよぉ・・・ふにゃあん!!」  
 
モニターからも自分の股間からもヌチャヌチャと粘つく卑猥な音が響き渡り、その音もバステモンを興奮させる。  
 
 
 
「はあっはあっ・・・も・・・ダメだ空・・・イっちまう・・・」  
「ひゃうっ、あっあっ!・・・私も・・・イく・・・一緒にイきましょ・・」  
 
二人とも嫌らしい笑みを浮かべながらうわ言の様に言う。  
それを見ながらバステモンもモニターの前で・・。  
 
「はあっはあっ・・・私も・・・一緒にイっちゃうにゃ〜・・ふああっ!」  
 
二人と一頭(?)の快感は最高潮に達した。  
 
「ああっ・・二人で・・あああああっ!空ぁっ!!!」  
ドックンドックン。。。ビュルルルッ・・。  
「あああっん!ヤマトくぅん!!」  
「ううっ・・・うにゃああああああああっ!!!」  
 
ヤマトと空がイくのとほぼ同じタイミングで、バステモンも絶頂を迎えた。。  
 
「空っ・・・ありがとう・・・こんなに疲れてたのにゴメンな・・」  
 
空は行為が終わるとすぐさま意識を失った。  
しかし、その顔はバステモンにイかされるときのような精気を搾り取られた虚ろな表情ではなく、穏やかなあどけない寝顔をしている。  
 
「空・・・大丈夫・・・ココから出られなくても。。俺はずっとお前と一緒にいるからね・・・」  
 
スヤスヤと穏やかな寝息を立てている空の頬にキスをすると、ヤマトも空に寄り添って眠りについた。。  
 
 
 
「う・・・にゃあ〜・・・最高・・・だったわ」  
 
荒い息をしながらバステモンが言う。  
 
「オナニーでこんなに興奮したの初めてにゃ・・・あのパツキン、もう捨ててやろうかと思ったけどオナニーの道具として残しておいてやるわ。。」  
 
やらしい笑みを浮かべて呟くと、さすがにタケヒカの観察したりヤマ空でオナニーして疲れてしまったようで・・。  
 
「ふにゃあ〜〜・・・・・もう眠いや・・・さっさとシャワー浴びて私もオネンネするにゃ・・」  
 
バステモンの長くて充実(?)した一日がようやく終わった。  
 
 
次は空タンでどんな遊びをやろうかな??  
それとも、また新しいオモチャを手に入れようかな??  
機会があればまたお話するわね。それじゃ、またね!バイバイにゃんノシ  
 
 
〜END〜  
 

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