春休みも残り僅か、新学期を間近に控えた3月の終わり。健良に急遽留姫から連絡があり、  
中央公園に来てほしいとのこと。本人いわく、話がしたいという。少し嬉しく思いつつ、  
健良は公園に足を運ぶ。  
言われたとおりにその場所へ行くと留姫の姿が見えた。  
「留姫!」  
「もう!遅いわよ!」  
「ごめんごめん。。それで‥‥何かあったの?」  
「…ちょっと大事な話があるの・・・」  
 
 
「・・李健良くん」  
「うん?どうしたの。急に。」  
「……好きです。よかったら私と‥‥付き合ってください」  
 
「えっ…!??」  
 
 
「…僕も‥本当はずっと留姫が気になってて・・留姫が好きだったんだ。僕でよかったら喜んで//」  
 
視線をうつむかせて夕日で伸びた長い影を見ている二人の頬が夕日より鮮やかに赤く染まった。  
 
「あ、あのさ…‥早いけど、キスしても…いいかな...?  
初めてだから下手かもしれないけど。。」  
「・・キス...//別に、いいけど…」  
 
ちゅっ・・・  
 
 
 
あの日からおよそ1年4ヵ月。中学生になった健良と留姫。  
別々の学校に通っていたのだが、しばしば学校が終わったあとに二人で会ったり、お互いの  
家に遊びに行ったりしたのだった。すでに互いの家族も認める“恋人同士”になっていた。  
 
今は夏休みの真っ只中。実は今日、健良が留姫の家へ来る予定なのである。ここのところ、  
お互いに時間が取れなかったため二人が会えるのは2週間ぶりのこと。  
母ルミ子は祖母と朝早くから出掛けてしまい、夜まで帰ってこない。 当の健良は  
10時過ぎくらいに行くと言っていたがもう11時になりつつある。  
(もう…!ジェン‥遅い!)  
多少のいらいらを募らせている留姫は一人自分の部屋のベッドで雑誌を読んでいた。  
 
ピンポーン…  
 
無機質な呼び鈴の音が部屋に響いた。誰かが来たようだ。健良なのだろうか。玄関に向かう。  
 
ガラガラ...  
 
「…あ、留姫・・おはよ!」  
「…ジェン! おはよじゃないでしょ!? 遅い!!」  
――柄でもないけど…会えると嬉しいんだから・・・  
 
「ごめんね。いろいろ買い物してたら遅くなっちゃって… はい。これ」  
そう言って健良は留姫に手に持っていた袋を渡す。中には飲み物やお菓子、アイスが入っていた。  
「わぁ! これ…買ってきたの?ありがとう」  
「うん。上がっても大丈夫?」  
「いいわよ。どうぞ」  
「お邪魔します...」  
健良は留姫の家に来たのは初めてではないが、久しぶりだったからか、  
どこか遠慮しがちに靴を脱ぐ。留姫は健良からもらった袋をテーブルに置いた。  
 
「あ、そうだ! 中にアイス入ってるから早く食べよう?溶けちゃうから…」  
「うん。…ジェンはどっちの食べる?」  
「僕はどっちでもいいよ。留姫が好きなほう選んで」  
「えーっと... じゃあ・・・こっち。」  
それぞれ選んだアイスを食べる。幸いにまだ溶けてはいなかったようだ。  
やはり8月とあって外の気温は30℃を裕に超え、木に止まっている蝉も暑い、暑いと  
言わんばかりに鳴き続けている。留姫の家の中はエアコンがかかっており、  
とても快適な温度であったが蒸すような暑さの中歩いて来た健良はびっしょり汗をかいていた。  
「・・汗かいてるけど…そんなに外暑いの?」  
「やばい。普通に暑いよ。ちょっと外に出てみれば?  
それで…このままだと気持ち悪いからシャワー浴びさせてもらってもいい?」  
「誰もいないから‥‥いいんじゃない?でも着替えはどうすんのよ」  
「この前来たときに置いていったのがあるから大丈夫だよVvタオルもあるし」  
そう言い残すと健良はタオルを持って浴室へ向かった。  
(…あ! もう‥着替え忘れてる!)  
「ジェン! ほら!着替え!!」  
「あ、ごめん...ありがとう// ‥…せっかく二人なんだから留姫も一緒に‥入らない?」  
「な、なんであたしも入んなきゃならないの!?」  
「・・それは...たまにはいいかなって思って。初めてじゃないと思うけどなぁ。」  
「それはそうだけど…‥面倒よ。一人で入ればいいじゃない!」  
たびたび健良は思いがけないことを口にするのだ。いつものことである。  
留姫と目を合わせられず、健良の顔が少し下を向く。  
「・・・ダメ...?」  
どこか寂しげな表情。あたしはこれに弱い。自分が悪いことしたみたいに思えてくる。  
「‥‥もう…わかったわよ。今行くから先に入ってて」  
 
しばらくするとシャワーの音が聞こえた。  
 
健良の裸を見たことはこれまでに何度かある。一緒に夜だって明かしたのだ。  
2ヵ月前、ついにその先の行為にまでおよんでしまった。行き場のなくなった膨らむ想いを  
お互いにどうすることもできずに…  
 
留姫は自分のタオルと着替えを持って浴室に向かった。洗面所のドアを静かに開き、  
健良の着替えの隣に自分の着替えを置く。そして一枚一枚着ているものを脱いでいく。  
「・・ジェン...」  
「えっ? 留姫?」  
シャワーを止め、後ろに振り向く。  
「…入っても、いい?」  
「えっ...いいよ。」  
 
ガチャ…  
 
浴室のドアが開くと、タオルを巻いている留姫が恥ずかしそうに立っていた。  
「…あ‥留姫、、、今頭流しちゃうからちょっと待ってて」  
健良はシャンプーをしていた状態だったためとりあえずシャワーで頭を流す。  
バスタブに留姫は腰を下ろした。  
 
「お待たせ// 交代するよ。・・・わっっ!?」  
健良の視界に入って来たのはタオルをはずした留姫の一糸纏わぬ姿だった。  
「...シャワー‥使う?」  
「うん」  
そう言うと留姫はおもむろに頭を流し始めた。  
 
(・・はあ。びっくりした..留姫、やっぱりきれいだなぁ…)  
2ヵ月前、初めて留姫の全てを見た。大人の身体に近づきつつある留姫の身体。  
とてもきれいだった。それは未だに健良の目に焼き付いているのだった。今、さらに  
女性らしい身体に変容した留姫の身体が健良の目に映っている。  
シャワーを交代した健良は留姫と入れ代わりにバスタブに腰を下ろしていた。  
 
きゅっ  
 
髪を洗い終えた留姫がシャワーの水を一度止めた。  
「ジェン、身体洗うの?」  
「うーん…洗おうかな。それより‥ちょっとこっちにきてよ」  
「ちょっと...何?」  
言われるがまま留姫は健良の隣に腰を下ろした。  
「キスしよ!」  
「いきな…っっ!!」  
健良は留姫の返事を待たぬうちに半ば強制的に口づけた。  
 
「・・・もう...バカジェン」  
「あはは。留姫…好きだよ…‥」  
「…あたしも。」  
もう一度、今度は深く唇を重ね、健良は留姫の身体を抱きしめる。  
「そうだ!ねぇ、留姫… 気持ち良くしてあげる//足開いて...」  
「…何するつもり!?」  
「いいからさ… 恥ずかしがらないでよ。…最近留姫オナニーしてる?」  
「・・だって‥やり方はジェンから聞いたからわかるけど、忙しくて時間がないんだもん。」  
「じゃあ、してなかった分僕がやってあげる」  
 
健良はしどろもどろな留姫の足にかけると少しずつ開き、顔をうずめる。そして指を使って  
留姫の膣口を広げ、舌を進入させる。  
「・・やあっ! ち、ちょっ..!とっ…やめ・・・」  
「気持ちいいんでしょ!?それくらいわかってるよ//僕に任せて」  
「…なぁっ、なにっ!」  
「大丈夫だよ! 変なことはしないから…あはは」  
「……もうしてるじゃない...変な風にしたら許さないわよ!」  
「うん」  
 
くちゅ‥くちゅっ...ぴちゃぴちゃ…ぴちゃっっ・・・  
健良の舌の動きに合わせて溢れ出る留姫の愛液がいやらしい音をたてる。  
 
「…ジェン…あたし、もう・・・っ」  
「留姫…我慢しないでイッちゃいなよ。気持ちいいでしょ?」  
「ジェンっ..っ!ぁっ…っん!」  
「イク? イクときは言ってね」  
「ぁぁっ… ジェンっ!」  
身体が震え、透明な液体が健良の顔に吹きかかる。留姫は荒く呼吸をしながらぐったりしていた。  
突発的な快感が身体中を支配し意識がとびそうになったようだ。  
「イった…? 留姫...大丈夫?」  
優しく額をなで、留姫の顔を見つめる。  
「気持ちよかった?」  
「・・まぁ…。」  
荒い呼吸をもとに戻すように留姫は深く呼吸をする。意識がはっきりしてきた。  
 
――ほら…やっぱりね・・・  
当然のごとく張り裂けそうなくらい膨らんだ健良のものを留姫はじっと見る。  
(もう...しょうがないなぁ…)  
「ジェン、交代! ここにすわって」  
留姫は健良を促すと、膨らんだ健良のものを口の中におさめた。  
「あ、留姫… あぁっ・・」  
自分のものを温かい口で包まれ、ドキッとする。少しばかり寒気のような感覚も覚えた。  
「なんか…先から出てる・・・しょっぱい...何これ?」  
「ああ‥えぇっと、ガマン汁。カウパー液だよ」  
「…ふぅーん。これが精子じゃないんだね」  
「違うけど、その中に少し入ってるかも」  
「へぇ...」  
わずかの間会話を交わすと再び留姫は愛撫に精を出す。  
 
「やっ...る‥きっ… 出る・・・」  
ビクッ..ビュッドビュドビュッ‥ドピュ....「っ!!? ごほ…ごほっ...」  
健良はあっという間に頂点に達してしまった。快感で頭がぼんやりし、ぼーっと壁に目線を向けていた。  
留姫は突如口の中に入って来た異物を吐き出すように咳き込む。  
「もう!! 早いし、言うのが遅い!もっと早く教えてよ!少し飲んじゃったじゃない…  
・・?ジェン? ジェン!」  
「・・ん?ああ…ご、ごめん。。 ……どんな味した??」  
「のどにひっかかるような感じ。 苦い…」  
「へえ…苦いんだ...」  
「自分で舐めてみればいいのに」  
「やだよ。そんなの。」  
 
留姫は後始末を始めた。こぼれた自分の液と健良の精液を処理する。そして二人はもう一度身体を流し、  
浴室から出た。着替え終えたところで健良が留姫の耳元でささやく。  
「あとで、続き…やる?」  
――やっぱりね。絶対くると思った。でもこの前は痛くて変な感じだったけど  
正直、なんか気持ち良かったし…  
「…ちょっと..だけ。」  
よくわからないが妙に恥ずかしく思えた。身体中が熱い。さらに顔は紅潮した。性格上、  
多少のんびりなところがある健良はそれに気付かないのだった。  
 
のどが渇いた二人は健良が買ってきた飲み物を飲むことにした。コーラである。  
二人分のグラスを出し、留姫は静かに注いでいく。  
「ありがと。」  
「うん」  
コーラを飲みながらいつものように二人は話題をいろいろと変えながら話をする。  
すると健良は空腹感を覚えたのか、昼食について留姫に提案した。  
「ねぇ…もう12時過ぎたけど、、、お腹空いてない??何か食べたいな」  
「もうそんな時間…? あたしもお腹空いた。」  
「じゃあ… 外にいってどこかで食べる??」  
「うーん....暑いから面倒くさいわよ。せっかくシャワー浴びたんだから。冷蔵庫の中とかに  
いろいろあるから、何か作って食べない?」「・・・そうしようか。留姫と一緒に料理作るの初めてだぁ♪」  
二人はある材料でオムライスを作ることにし早速準備を済ませると調理に取り掛かった。  
 
「へぇ… 卵巻くのうまいじゃない」  
「そうかなぁ。料理は…作るのが好きで普段からいろいろと作ってたりはしたけど・・・」  
「…意外だね。ジェンってほんとに多趣味。」  
「はは...そう??」  
 
形がととのい、卵もきれいに巻けた。とてもおいしそうに見えるのではないだろうか。  
「いただきます」  
「…いただきます。」  
早速出来立てのオムライスを口に運ぶ。  
「ん…! おいしい! 留姫、どう?」  
「うん! おいしい...」  
自分たちで作ったものがおいしく仕上がり、二人は満足そうに微笑む。  
 
一足早く健良が先に食べ終わる。健良はじっと留姫を観察するようにながめていた。  
「・・・どうしたの? じっと見て。このお皿、流しにおいといて。食べ終わったらあたしが洗うから。  
先にあたしの部屋にいってて」  
「うん。わかった」  
続いて留姫も食べ終え、皿を流しに持って行き、使ったものを洗う。  
 
洗いものを終えた留姫は健良が持って来たお菓子を持って自分の部屋へ。  
「あたしの家に来たのはいいけど、やることないでしょ?…つまらなくないの?」  
「そんなことないよ。ただゆっくり過ごすのがいいんだ。二人でね」  
「‥‥そう...」  
健良は留姫との雑談をはさみながら留姫の部屋にある本や雑誌を読んだり音楽を聞いたりする。  
「あ!これ、中学の教科書だよね? 僕の学校の教科書と違う・・・やっぱり私立だからかな。  
僕んとこは区立だし…」  
「でも、内容は大体同じじゃない? 私立も公立もそんなには変わらないわよ」  
「中学の勉強って難しいよね。英語も入ってきたし。テストもあるし……」  
「そうね。いろいろ大変だし……」  
 
「…でもさ、僕は留姫がいる、留姫に会えると思うと、頑張れるよ//」  
「・・・あたしも…」  
留姫の言葉を聞くと、嬉しくなった健良は優しく微笑む。留姫も健良と同じように思ったのだろう。  
留姫の隣に腰をおろす。そして、再び留姫の耳元でささやく。  
「続き… やろっか??」  
「……うん」  
 
留姫の身体を優しくベットに倒すと抱きしめるように身体を包み、深く口づける。健良の舌は  
徐々に下におりていき、首筋から胸元へ舌を転がす。小さな声で留姫も反応する。  
「‥‥はぁっ...あっ・・」  
(くすぐったい…だけどなんか暖かくて……)  
「留姫‥‥、ぬがしてもいい?」  
「あ…うん」  
丁寧にぬがしていく。すると、留姫の白く透き通った肌が現れた。続いてブラジャーをはずすと  
以前より小高く変化した二つの山があらわになった。  
「…ねぇ。留姫…。またおっきくなったような‥‥」  
「…そう‥‥?」  
その頂にある桜色の蕾に健良は口に含み、愛撫をはじめる。  
「‥‥はぁ...はあっ..はぁぁっ」  
留姫の呼吸が荒くなってくると、健良はさらに手と舌を上手く使い留姫を攻め立てる。留姫の身体も  
呼応しているかのように反応を示した。  
(あ…留姫の、たってる。きれいな色してるなぁ)  
「下も、おろしていい?」  
「大丈夫‥‥」  
下着をおろすと健良は両足を広げる。薄く僅かに毛の生えた留姫の割れ目があらわれた。  
まずそこに健良は顔を埋めクリトリスを舌で愛撫する。  
「…‥っあぁ...はぁっ‥‥」  
どうしても身体の力が抜け、卑猥な声が漏れてしまう。なるべく声を小さく押さえて、  
襲い来る快感の嵐に耐えようとする。  
(あ…留姫‥かわいい声…でも身体は正直なんだからもっと反応してくれたって‥‥)  
留姫の身体の変化をじかに感じている健良はそんなことを考えていた。  
ふと思った。もっと愛撫をすれば留姫は反応を強くしてくれるかもしれない!  
健良は出来るかぎり舌を膣の奥へ捩込んでいった。とどまることをしらない愛液は洪水のように溢れ出す。  
くちゅ...ぐちゅっくちゃ…ちゅぷっくちゅっ‥‥  
「…‥あぁっ!…はぁんあぁ...はぁあっ‥」  
留姫の表情を見た健良が顔を上げた。  
「…気持ちいい?…留姫が反応してくれないと僕わかんないから...」  
「…でも・・・淫らな女だと思われたくない‥‥」  
「何で?いいのに。別に。」  
「・・恥ずかしい...」  
一瞬ふっと健良の身体が動いたように見えた。健良は留姫の顔にかかっている前髪をよけ、  
温かい両手で優しく撫でる。  
「ねえ…留姫....今は二人っきりなんだよ?それとも‥‥僕なんかじゃ安心できない?」  
「‥‥ち、違う!そう…そうじゃなくて。少し……」  
「・・・大丈夫...」  
そう言うと、健良は留姫に微笑みかけ、ぎゅっと抱きしめ身体を寄せる。  
「…もっと留姫を知りたい…‥今は二人だから・・・ね?」  
「・・・うん//」  
再び健良は愛撫を始める。  
「はあっ…!あぁっ...はあぁ‥ん…じぇ、ジェン…もう‥‥はぁあ…」  
(もういいかな‥‥すごいや…留姫の、すごい濡れてる...)  
「…そろそろ入れても大丈夫?」  
「…‥いいよ。それと、あれはつけなくて大丈夫。今日は大丈夫な日だから」  
「本当? …‥それじゃあ、、いくよ」  
「‥‥優しくしてよ。」  
「うん。」  
 
あの痛みを留姫は忘れられずにいた。どんな痛みとも言えない、ただ鋭いような痛み。  
予想していた以上だった。  
しかし最後は初めて味わう快感が痛みと入れ代わり、身体を支配されたような感覚に陥る。  
ただ今だ残っている微々たる不安が彼女の口から言葉を発せさせたのかもしれない。  
健良は自分のものを留姫の膣口にあてがうとゆっくり挿入させていった。破れるくらいに固く大きく  
膨らんだものが吸い込まれるように入っていく。その中は留姫の愛液で満たされ、熱く感じられるほど  
温かかった。これは健良への想いと比例しているのかもしれない。  
 
やがて健良のものが根元まで挿入され、先端が奥へ達した。  
「‥‥あったかいね。留姫のここ。痛くない?大丈夫?」  
「あぁ‥‥大丈夫かも。この前よりは全然ましなくらい」  
表情から大体わかったが留姫の返事にほっと胸を撫で下ろす。初めての時も幸い、出血も少なくてすんだ。  
「…いいよっ。ジェンの好きなように動いて」  
「うん。痛かったらすぐに言って」  
健良はゆっくりとまだ少し手慣れない腰を動かしていく。ドクンドクンとお互いのものが  
脈打っているのがわかる。  
「‥‥留姫っ...大丈夫? どう…?」  
「...あ…いいよぉっ‥‥はあぁ...気持ち、いいっ・・・」  
徐々に健良の腰もリズミカルに動き出し、二人の結合部からは何ともいえないいやらしい音が部屋中に反響する。  
ぐちゅぐじゅっ…くちゃっぐちゅぐちゅっ‥‥ちゃぷちゃぷゅっ・・・  
留姫の意識は既に混濁しているようだ。健良は留姫の身体を両腕で抱え上げ、座位の体位へともちこむ。  
包むように留姫の身体を抱き、下から上へ突き上げるように上下運動を繰り返す。留姫も健良の背中に  
腕を回し、自分から腰を押し当てていく。  
――留姫ってこんなに激しかったかな… すごい気持ちいいっ...  
健良は留姫の頭を寄せるとむさぼるように強く口づける。それに反応したかのように留姫も健良を求めた。  
ただただ二人の身体には愉悦という名の電気が流れ続ける。それは強くなったり弱くなったりし、  
持続的に二人を痺れさせる。  
留姫の身体を優しくおろすと、再び正常位へともってくる。  
「…‥留姫っ・・・いくよ」  
「‥‥ジェン...きて・・」  
留姫の腰を持ち直すと健良は徐々に激しく腰を動かす。 留姫の愛液と健良の液が混合しあった液が  
ドクドクと溢れ出し、留姫の膣のひだと健良のものが絡み合う。それが健良と留姫に甘美の快感をもたらす。  
締め付けも圧力を感じるほど強くなってきた。  
「・・っ!あああっ…はあぁっん! あぁあ...んっ……!」  
「っ…はあ…はぁっ...はあ!」  
二人の息も荒くなり、息とともに声が漏れる。  
もう、身体中の感覚神経が快楽の電流で痺れ、むしろ何かに溶かさせれてしまうようにも思える。  
理性も壊れるくらいにどうにかなってしまいそうだった。  
パンっパンっ‥‥じゅぽっじゅぷっっ…ぐちゅっっぐちゅっ....ぱんっっぱんッぐじゅ  
じゅぷっじゅぷじゅぶ……  
健良の腰の動きもさらに加速され、結合部からの音と、激しいピストン運動により二人の肌がぶつかる音が  
部屋にこだまするかのように響き渡る。  
 
――留姫に喜んでもらいたくて。留姫をもっと知りたくて。留姫の笑顔が見たくて――  
――深くまで愛を知りたい  
 
あの日留姫の気持ちがわかったときは本当に嬉しかった。  
何故かはわからない。  
僕もいつの間にか“牧野留姫”という女性に惹かれていた。こんな関係になってから1年と4ヵ月たった  
今も気持ちは変わらない。  
 
僕は自分が混血であることに劣等感を感じていた。人と関わることは別に怖くはない。ただ、  
いつもこれが原因で人から避けられてしまうのではないかと不安だった。だから留姫が気持ちを  
伝えてくれたときは信じられないくらいに嬉しく、心がいろんな気持ちでいっぱいになった。  
それに今は冒険を通じて大切な友達ができた。啓人をはじめとしてたくさんの信頼出来る友達がいる。  
 
留姫も健良同様、冒険を通じて友情の温かさを知った。閉ざし気味だった心も徐々に開き、  
樹莉をはじめ誰とでも仲良くできるようになった。  
留姫は家庭に複雑な問題があり、人に不信感を抱きがちだった。誰にも強がるような態度を見せる。  
でも、僕には真っ直ぐに向き合ってくれた。  
だから…僕は留姫を大事にしなくちゃいけない。尽くしてあげなくちゃいけない。  
――牧野留姫が好きなんだ――  
 
留姫のとうに頭の中は真っ白になり、せまりくる法悦にひたってただ身体を委ねるしかなかった。  
身体がいうことを聞かず、痙攣するようにびくびくと震える。  
大量の精液がせまってくるのがわかった。健良は想いをぶつけるかのようにさらに激しく腰を動かす。  
今にも爆発しそうだ。柔らかい光の先に絶頂という最高点が見えた。  
「……っあああぁっ!はあぁっ...る、留姫っ……そ、ろそろ‥‥出るっ」  
「‥‥はあはぁあっ....んあっ!あぁんんっ…… あ、あたしもっ‥‥もう・・イクっ………」  
「あああっ…‥!! ルキぃっ...留姫っっ! 大好き‥‥」  
「あぁっっ……ジェンっ! ‥‥健良ぁっ!! あたしもっ...大……好き...」  
 
ドビュッ!!ビュッ…!ドピュドビュ..ドビビュッ!…ドクンッ……  
 
二人はすべての想いを放った。ガクッと倒れかけた留姫を健良は力強く抱きしめ、柔らかい唇に口づける。  
それから何度も何度もキスを交わした。  
「‥‥好きだよ。留姫」  
「・・じぇ‥‥健良ぁ・・・」  
 
二人は暫くの間そのまま動かなかった。留姫は息を荒くし、未だに余韻に浸り放心状態に陥っていた。  
しばらくすると健良が平衡をやぶる。  
「‥‥留姫って… 意外と、、激しいんだね。自分から腰を‥こう……」  
健良は留姫の動きを再現してみせた。  
「はあ!?……////」  
「あはは。動揺してるよ〜VVv」  
その後、再び二人でシャワーを浴びる。すると出掛けていた二人が帰って来た。時計を見てみると、  
すでに4時をまわっていた。  
「ただいまぁ…‥ あ、健良君きてるのね。いらっしゃい。」  
「こんにちは。お邪魔しています…‥」  
「今日、よかったらうちで夜食べていく? 泊まっていってもいいのよ」  
「あ…でも....」  
健良が留姫をじろじろ見る。  
「…‥いいんじゃない!?泊まっていっても。あたしは別に・・・」  
「・・うーん...じゃあ…よろしくお願いします。。」  
(やった!また今晩も留姫と一緒だ……)  
健良は心の中でガッツポーズを決めた。  
二人は再び部屋に戻る。  
「…泊まるのはいいけど、どこに寝る?」  
「それは、、もちろん留姫の部屋。となりに布団を敷くね」  
――あ‥‥嬉しい。  
「もう……夏だし、暑いんだからあんまり布団くっつけないでよ!」  
「‥‥そんなぁ....」  
――本当は嬉しいくせに。わかってるんだよ。  
 
その後健良は留姫の家族と夕食をとったりして、楽しく過ごした。それに留姫の家族ともいろいろと話をした。  
気付けばもう10時。携帯で連絡をとり、明日は久々に啓人と樹莉、博和、健太のみんなで遊ぶ約束をした。  
本当に何ヵ月ぶりだろう。二人は心から楽しみにしていた。  
「そういえば、啓人と加藤さんはうまくやってるかな?」  
「…たぶんね。。この前駅のとこで見たわよ」  
「あの二人はお似合いだよね。啓人はかっこよくなったし、加藤さんはかわいいし。  
それに…性格も合いそうだし」  
「…悪かったわね。」  
「何が?」  
「かわいさで樹莉とあたしだったら 樹莉>あたし なんでしょ?  
いつだったか、二人で話してたのを見てたらデレデレしてたわよ!」  
「なぁ!何だよ・・そんなことないってば! 加藤さん<留姫 だよ」  
「……はいはい。」  
二人はそろそろ寝ることにし、健良は明かりを暗くする。すると突然留姫が口を開いた。  
「ねぇ‥…やっぱり健良のとこにいっていい?さっきは嘘ついた」  
「…ん?いいよ♪‥‥あれ?さっきまで暑いからベタベタくっつかないでよって…嘘だったんだねVVv」  
「‥‥ぅ、ん...」  
「よしよし」  
俯く留姫を健良は満面の笑みを浮かべ肩を抱き寄せる。  
「やっぱり…ジェンが隣にいないと……」  
「さみしい」  
「・・・//正解///」  
留姫は頬を赤く染めた。  
「留姫、あったかいね。留姫のにおいがする…」  
自然と健良の両腕は留姫の身体を包んでいた。  
「あ……」  
「も一回しよう?」  
「‥‥二人に気付かれないようにすればね」  
二人の時間が刻一刻とゆったり過ぎていく。二人を幸福と安心感が包み込んだ。そしてその後二人はゆっくりと夢の中へおちていった。  
 
      〜〜〜END〜〜〜        
 
 

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