(カタカタカタ・・・・)
光子郎がパイナップルのノートパソコンを弾いて何かを検索している。
「光子郎〜っ!なに調べているの〜っ?」
後ろでパルモンが不思議そうな顔をして光子郎のパソコンをのぞき込んでいる。
「あっ・・・パルモン・・・・・」
光子郎はいきなりのパルモンの声にあわててパソコンのふたをパッと閉じた。
「あ〜っ!・・・何か変なことでも調べてたの〜?」
「ち・・・違いますよ(汗)・・・ただ、僕は・・・・」
「ただ・・・な〜に?」
パルモンがちょっと意地悪そうに光子郎に顔を近づける。
「ただ・・・ちょっと『生殖』のことについて調べていただけです」
「『セーショク』???ねえ光子郎、セーショクってな〜に?」
パルモンは大きな目をさらに丸くして光子郎の目を見つめている。
光子郎は小さく深呼吸してパルモンに語りかけ始める。
「いいですかパルモン、『生殖』とは生物がいかにして子孫を殖やすかということです。
生物にはオスとメスがいます。オスは『精巣』から『精子』と呼ばれる生殖細胞が、
メスは『卵巣』から『卵子』と呼ばれる生殖細胞が作られます。
この2つの生殖細胞が結合すなわち『受精』することによって新たな命が誕生するのです。」
「ふ〜ん・・・・・・アタシには難しくてよく分からないな〜・・・
光子郎〜、もう少しわかりやすく説明して〜・・・」
パルモンは緑色の体をわざと光子郎にすり寄せる。
「で、では・・・もう少しわかりやすく説明します」
光子郎はパルモンに迫られ、やや心臓の鼓動が高鳴ってくるのを感じた。
そしてゴクリと唾を飲み込むと、ひとつスゥーッと深呼吸をして服を脱ぎ始めた。
光子郎は少し顔を赤らめながら、それでも最後のトランクスも脱いで裸になると
そっとパルモンの横に腰を下ろして肩に腕を回してパルモンの体を抱き寄せる。
パルモンは少しクスッと笑う。
「光子郎〜・・・どうして裸になったの〜?」
「つ、つまりですね・・・まず『生殖』のことを説明するためにはその・・・
男と女の体の違いから説明しなければなりませんから・・・(汗)」
「ふ〜ん、それで裸になったんだ〜」
「い、いいですかパルモン、まず男の子にはこのように『ペニス』と呼ばれる生殖器官、
つまりおちんちんがあります。」
光子郎は自分のまだ小さくて柔らかいペニスをつまんでパルモンに見せる。
「このペニスから精巣で作られた精子が放出されます、すなわちこれを『射精』といいます」
「ふ〜ん・・・」
「そして女の子には・・・・・すみませんパルモン、ちょっと仰向けに寝てもらえますか?」
「寝るの〜?いいよ〜」
光子郎はパルモンを仰向けに寝かせると緑色の柔らかい腹部の下へ手を這わせ
人差し指と中指でパルモンの下腹部の割れ目をぱっくりと開いてみる。
「そ、そしてですね、お・・・女の子には、このように『膣』と呼ばれる生殖器官があります。
こ、ここはですね・・・その・・・・・」
光子郎は自分の欲情がだんだん高まってくるのを、無理矢理理性で押さえつけながら、
なおパルモンへの説明を続ける。
「男の子のペニスを受け入れ、精子を送り込ませて『子宮』の中にある『卵子』に受精させる重要な器官なのです」
「ふ〜ん・・・・・じゃあ、アタシと光子郎がいればその『ジュセー』ができるのね?」
光子郎はハッとした、そしてますます真剣な顔でパルモンを見つめる。
「つ・・・つまり、そういうこと、です・・・」
「・・・ここから先は理論から実践になりますね・・・」
「な〜に?『じっせん』って?」
「つまり、精子と卵子を受精させるために僕たちは『交尾』と呼ばれる生殖行為をする必要がある、
ということです。」
「こ〜び???」
「つまり・・・メスの体内にある卵子に受精させるために、オスがメスの膣にペニスを挿入し
合体して精子を注入する行為のことです。」
「???・・・光子郎の言うことは難しくてよくわからない〜・・・」
「で、では・・・難しい理論はおいて実践に移りましょうか・・・・・」
光子郎は両手をパルモンの肩へかけ、パルモンの透き通る大きな瞳を見つめる。
「・・・光子郎・・・これから『こ〜び』をするの〜?」
「もし、人間とデジモンとの生殖が可能だとしたら、これは非常に画期的なことだと言えます。
パルモン、ぜひ協力してください!」
「光子郎・・・・・いいよ〜・・・・・」
パルモンも光子郎の背中へと緑の葉のような手を回し、そっと光子郎の胸へ顔を寄せる。
光子郎はパルモンの肩へ置いた手を少しずつ下ろし、
その手を背中へ回すと、パルモンの体をグッと抱き寄せる。
「・・・ここから先は未体験の世界です。パルモン、あなたの協力が必要です。」
光子郎はパルモンの頬へ自らの頬を寄せ、頭の花の香りをかぐ。
「甘いいい香りですね・・・花が良い香りを放つのも、元はといえば生殖のためなのです。
花の香りと蜜に誘われた昆虫が雄しべの花粉を雌しべに受粉させるように、
そしていま、僕はパルモンと交尾をして受精を行うのです。」
光子郎はパルモンの口へ唇を重ね、舌をパルモンの口内へと進入させていく。
「んっ・・・んんっ・・・光子郎〜・・・・・」
「んん・・・パルモン・・・これは『キス』と呼ばれる求愛行動です・・・
交尾の前に人間の男女はこうして唇を重ね合って性的興奮を高め合う・・・のだそうです・・・・・」
パルモンは光子郎のキスに初めは驚いたがやがて静かに目を閉じると
うっとりとしたように光子郎の唇を吸い、互いに舌と舌を絡め合わせる。
(チュパッ・・・クチュッ・・・・・チュパッ・・・・・クチュッ・・・・・・・)
光子郎もパルモンも、互いの唇をむさぼり合い、胸と胸を密着させ、体を撫で合い始める。
次第に心臓の鼓動は高鳴り、顔は紅潮し、呼吸が荒く早くなっていく。
性的興奮が高まるにつれ、光子郎は自らの体の一部に起こる変化に気が付いた。
「・・・パルモン・・・僕のペニスに触れてみてください・・・」
光子郎はパルモンの手を握るとそっと自分のペニスへと導く。
パルモンは紫色のツタのような指先で光子郎のペニスを触れてみる」
「わ〜・・・光子郎のおちんちん、とても固くなっている〜・・・・・」
「パルモン、これは『勃起』という現象です・・・性的興奮が高まると
海綿体が充血することにより、オスのペニスはこのように固く大きくなります。
こうなることによりメスの膣への挿入が可能になり、性的快楽を与えることも可能になるのです。」
「・・・・???・・・・・」
「そしてメスの場合は・・・・・」
光子郎はパルモンのポコンとふくらんだ柔らかい腹部をやさしく触れながら
指を少しずつ下腹部へと伸ばし、中指の腹でクリトリスから膣口を撫でてみる。
「あっ・・ダメ〜・・・光子郎〜・・・・・」
パルモンは少し顔を赤らめ、ピクンと体をくねらせる。
「・・・このように、膣から潤滑性のある『愛液』を分泌し濡れてきます。
こうなることにより、メスはオスのペニスを受け入れやすくし、
オスを気持ちよく射精へ導くことが可能になるのです。」
光子郎は濡れて滑らかになったパルモンの膣の中へ指を入れ、人差し指で膣の内部を押してみる。
クチャッ・・・ニチャッ・・・と愛液が粘る音がする
「あんっ・・・光子郎〜・・・指を入れちゃ・・・・・」
「・・・潤滑性・・・伸縮性は申し分ありませんね・・・・
これなら既にペニスを受け入れる準備はできています。
パルモン・・・いよいよ今度は僕のペニスを入れる番です・・・」
「こ、光子郎?・・・・・」
光子郎はゆっくりとパルモンを仰向けに寝かせ、
脚を拡げさせて自らの体をパルモンに乗せる・・・・・
光子郎とパルモンは互いの腹部と腹部を密着させて抱き合っている。
光子郎はパルモンの頭の花の香りをかぎ、それからパルモンの目を見つめる。
パルモンも甘えるような瞳で光子郎を見つめる。
「ではパルモン・・・入れていいですか?・・・」
「ふふっ・・・いいよ〜、光子郎〜・・・・・」
パルモンは少し恥ずかしそうにと微笑むと光子郎の背中をキュッと抱き寄せ、静かに目を閉じる。
光子郎は右手でペニスを導きながらそれをパルモンの濡れてパックリと開いた膣の中へとゆっくりと挿入する。
「あっ・・・あっ・・・・」
パルモンは鋭敏なメスの生殖器官に進入するオスの生殖器の感触に
目を固く瞑り、身をくねらせ、体をのけ反らせる。
「ああっ・・・パルモン・・・あなたの膣の中は非常に柔らかくそして温かいです。
・・・ペニスをやさしく包み込んで、吸い付くような感触・・・・・
この感触はオナニーでは体感したことがありません・・・・・」
光子郎は腰を前後に振り、パルモンの膣の中でペニスを揉み始める。
パコン、ピチャン、ニチャッ、クチャッ・・・・・2人の肌がぶつかり、性器同士が混ざり合う音がする。
「あっ、あっ・・・・ううっ・・・光子郎ぉ〜・・・もっと・・もっと〜・・・・・」
パルモンは光子郎のペニスに膣壁を擦り合わされるたびにこみ上げてくる性の悦びに
膣の筋肉をググッ・・・ギュギュッとリズミカルに収縮させ、光子郎の精液を乞い始める。
「ああっ・・ああっ・・・パルモン・・・やはり交尾中のメスの体は・・・はあっ・・・
・・やはり、オスを射精へ自ら導こうとする作用があるようですね・・・・・
そんなに・・・パルモンの膣の方からペニスを刺激されてしまうと・・・僕は・・・・」
光子郎は次第にペニスから背中にかけてムズムズとくすぐられるような感覚がこみ上げてくるのを感じた。
光子郎はなおも激しく腰を振り続け、ペニスでパルモンの膣の中を掻き回す。
パルモンの膣も波打つような運動を始め光子郎に射精を促し始める。
光子郎のペニスはもう限界に達しようとしていた。
「はぁっ!・・・はぁっ!・・・もうこれ以上は僕の理性で制御することはできません・・・・
パルモン・・・あなたの膣内へ僕の精液を注入します・・・・・」
「あっ!・・ああっ!・・・光子郎の『せーし』・・・早く入れて〜・・・・・」
光子郎はググッとパルモンの体を抱きしめ、キスをしながら
ペニスを膣の奥深く、子宮に到達するほどに押し込む。
次の瞬間、ペニスから背中、そして全身にかけて電気が走るような快感が光子郎を包み
ペニスがドクッ、ドクッと脈を打つような運動を始め
パルモンの膣の中へ精液を勢いよく送り込んでいく。
「ああっ!・・・ううっ!うっ!うぅっ!・・・ああ〜っ!・・・・・・・・・・」
光子郎は歯を食いしばり、ペニスに全神経を集中させ、パワーを込める。
「ああっ!!・・あうっ!あうっ!・・・あう〜っ!!・・・・・・」
パルモンも全身がビクンッ、ビクンッ、と痙攣するように絶頂感を迎え
膣の襞をペニスに吸い付かせ、ググッ、ギュギュッっと締め付けて
光子郎の精液を絞り、吸い込んでいく・・・・・
「ああっ!!ああっ!!・・・ああぁぁぁぁぁぁ〜っ・・・・・・・・」
光子郎のペニスは射精に全エネルギーを費やすと静かに収縮を始めた。
パルモンの膣も光子郎の精液を一滴残らず搾り取ると、あとはピクン、ピクンと小さな痙攣を繰りかえしている。
膣の中を掻き回し続けたペニスがまだジンジンと痺れている。
光子郎は精根尽き果てたようにパルモンの腹部の上で突っ伏している。
「・・・はぁっ・・・はぁっ・・・・・パルモン・・・・・これで『交尾』は完了です・・・
僕の精子をパルモンの膣内へ送り込むことには成功しました・・・
あとは僕の精子がパルモンの卵子と受精をして、子宮内に着床して妊娠が可能かどうかです・・・・
・・・とにもかくにも、まずは人間とデジモンとの生殖行為は問題なく可能であることがいま証明されました・・・・・
ありがとうパルモン・・・協力感謝します・・・」
パルモンは緑の顔を赤らめながら満ち足りたような笑顔で微笑む。
「うふふ・・・光子郎〜・・・・光子郎のおちんちん、とっても気持ちよかったよ〜・・・・
光子郎〜・・・・・大好き・・・・」
パルモンは光子郎にチュッとキスをし、それからまた葉のような手を背中へ廻しキュッと抱きしめる。
「あっ・・・パルモン・・・・・・」
「ねえ〜、光子郎〜・・・また『こーび』しよう〜・・・・」
「ま・・・またですか?・・・・・いまはさすがにちょっと・・・・・・」
「光子郎〜・・・・もう離さないよ〜・・・・ポイズンアイビ〜っ!」
パルモンは紫色のツタの指を伸ばして光子郎を逃すまいとぐるぐるに巻き上げる。
「わーっ!・・・ちょっとちょっと・・・・・・」
「うふふ〜・・・・・もう光子郎はアタシのもの〜・・・・・」
「・・・わかりました、じゃあ今度は違う『体位』を試してみましょう。」
「違う『タイー』???・・・・・いいよ〜・・・・・」
こうして光子郎の生殖に関する実験は第2ラウンドへと向かうのであった・・・・・・
− 完 −