「ぼ、僕、加藤さんのことが・・す・・好きなんだ!」  
「うん、知ってた」  
「へっ?」  
「タカトくんの気持ち、結構前から気付いてたわ」  
「あ、あぁー・・そうなんだ」  
「あたしもタカト君のこと好きだよ」  
「じゃあ、今から僕と加藤さんは恋人同士ってこと?」  
「うん、そうね」  
「やった!」  
「うふふ」  
日直の仕事を終え、二人きりになった時に気持ちをぶつけてみた。思いがけず両思いだった事を知り、いい雰囲気の二人は空がオレンジ色に染まるまで教室で語り合った。  
 
「加藤さん・・キスしてもいい?」  
「あたしたち、恋人同士なんだからそういうのは聞かなくてもいいんじゃない?」  
「そっか・・じゃあ、するね」  
「だから、言わないでやっていいのに」  
「うん」  
ぎゅっと目を閉じてタカトはジュリに口付けた。  
「あ、ちょっとタカトく・・」  
タカトの手がジュリの頬から肩をなぞり胸元へと降りてきた。  
はやる手つきで膨らみかけた胸を掴む。  
「いや、エッチ」  
「へっ?いや?」  
すべてを許されたと勘違いしたタカトは、ジュリの拒絶に驚いて素っ頓狂な声を上げた。  
「あ・・いやじゃないけど、でも」  
いやじゃない。その言葉を聞くや否や、再びタカトの手はジュリの胸元を探り始めた。シャツのボタンを外し、中のキャミソールをまくり上げる。  
 
「実は初めて見るんだ、僕」  
「や・・恥ずかしいよぅ」  
布の隙間からピンク色の乳首が覗いた瞬間、タカトの鼓動と下半身ははちきれんばかりに興奮した。窓際の椅子に座らせたジュリの衣服をはだけさせ、自分はその足元へひざまずく形で見上げると、ジュリが恥ずかしそうに目をそらした。  
スカートの中に手を差し込み、下着の隙間へ指を差し込むとこもった熱気があふれて来た。くちゅくちゅと音を立ててジュリの肉襞をなぞる。やわらかな感触が気持ちいい。  
「加藤さん、パンツ下ろしていい?」  
「・・ん」  
そう言ってジュリは椅子から少し腰を浮かせた。下着を下ろすと同時にタカトはジュリの足を持ち上げてアソコをあらわにする。  
「あ!や、やだ、タカトくんっ・・見ちゃいや」  
「でも、ここまできたら・・止めらんないよ」  
そう言い放つとタカトはジュリのアソコを舐め始めた。  
ぺろっ、ぴちゃ、ぺちゃ・・  
珍しく強引さを見せたタカトにジュリはほんのりとときめくものを感じた。  
 
「あ、あぁっ・・タカトくんッ!」  
太腿を開いて割れ目からお尻の穴まできれいに舐めまわす。  
あふれて来る蜜とタカトの唾液が混ざり合い、淫靡な水音とジュリの喘ぎ声だけが静かな教室に響き渡った。  
「ああん、あんっ!やあぁ、は、あぁっ・・」  
「加藤さん、気持ちいい?」  
「あんっ・・気持ち、いいよぉ・・あぁっ」  
急いでズボンを下ろし、大きく硬くなったペニスをジュリの割れ目へ押し付ける。  
挿入する手前まで押し付けて重心をジュリへもたれかけると、椅子が傾き転倒しそうになった。  
「うわっと!」  
「は、あー・・びっくりした!」  
「ここじゃ危ないね。移動しよう」  
「どこへ?」  
「ええと・・あそこ」  
タカトが見やった先には教壇があった。  
気付けば外はもう暗い。もうじき宿直が見回りに来るかもしれない危険を感じ、二人は出入り口から死角になる教壇の影へと横になった。  
冷たい床へ素肌を晒し、ジュリは少し身震いをした。  
 
「・・大丈夫?」  
「うん。だってタカトくんがあっためてくれるんでしょ?」  
甘えた言葉にタカトは微笑んだ。だがしかし、いざ自分のモノを見るとさっきの一件のせいですっかり貧相な状態へと衰退していた。  
「えーと、ちょっと待って」  
今一度ジュリの気分を高めながら自分も再び回復を待とうとジュリの胸へ唇を寄せた。すると下半身に暖かいもの・・・ジュリの指が絡んできた。  
「ねえ、あたしにもちょっと触らせて」  
「う、うん」  
ジュリはおどおどした手つきでペニスを上下にさする。他人に触られるのは初めてで、タカトはひどく興奮した。  
「んっ、はあ、はぁ・・」  
「タカトくん、だんだん硬くなってきた」  
「うん・・へへ」  
息遣いも荒いまま、照れ隠しに笑ってみせる。  
「こんなの、本当に入るのかな・・」  
そう言って、クルクルと亀頭の柔らかい部分をジュリの指が撫でまわす。同時に片方の手が陰茎と袋を弄ぶ。思いもよらなかった彼女のテクニシャンぶりにタカトの限界が近づいた。  
「加藤さん、も、いい・・挿れたい」  
「え」  
 
タカトはジュリの手を払うように腰を上げた。そしてジュリの足を開き指を這わせて愛液の潤いと挿入する的を定め、腰を進めた。  
「ここだよ、ね」  
ぐぷっ・・  
「あ、ああぁあ!」  
「んうっ・・いてて・・」  
蜜があふれている割にきつい締め付けがタカトを襲う。激昂する感情に後押しされ無理矢理にねじ込むと、なんとか総てを収めることが出来た。  
「ああ、たかとくん・・ちょ、痛っ・・」  
「すぐ気持ちよくなるよ」  
ぱん、ぱん、と軽い音で肌がぶつかる。そのたびに二人の熱い吐息がこぼれた。  
「あ、あん!あぁ!ひゃぁ、あっ・・たかとくん、の・・奥、当たってる・・ぅッ」  
「ん、はぁ、はぁ・・きもち、いい・・かとーさんっ・・」  
しかし初体験で長くコントロールできるはずもなく、タカトはあっさりジュリの中で射精した。  
「あ・・あ!・・・・・・ごめ、出ちゃった・・」  
「ん、あ・・うん、大丈夫よ」  
「ごめん・・」  
そっと体を離すと、ジュリの割れ目から流れ出るザーメンには破瓜の鮮血が混じっていた。  
きっと気持ちよかったのは自分だけで、ジュリはずっと痛みに耐えていたのだろう。タカトはたまらなくなり、黙って後始末をしているジュリを抱きしめた。  
「痛かった?」  
「んー、ちょっとだけ。・・でも、次は気持ちよくしてね」  
ホッとして微笑むタカトに、ジュリはそっと口付けた。  
 
 

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