「めんどくさいなあ」  
タカトは忘れ物をとりに学校へ戻らなければいけなかった。  
もう夕陽が沈みかけている。学校へ着くとタカトは自分の机から忘れた算数のドリルを取り出しかばんに入れた。  
そして用の済んだタカトはすぐに教室を出た。  
 
「なんかトイレに行きたくなったなあ」  
催したタカトは用を足すためにトイレに入っていった。  
誰もいないトイレ。少し怖いと思いつつも普通にタカトは用を足した。  
そのときカサカサと背後から不審な音が聞こえてきたのに気付いた。  
「誰かいるの?」  
タカトは心のそこで「お化けかも」と思った。  
気になったタカトは、大便用の個室の扉を明けてみる。  
 
その瞬間タカトはビックリして飛び上がった。  
「ルキ?!」  
「あ…タカト・・・。」  
いつものルキと少し違う。いつもなら「なによ?!」とか言ってきそうなのに今回は  
「あ…タカト・・・。」である。  
タカトもその後数秒間ビックリしたせいでだまりこくっていた。  
 
ガタン!  
トイレの入口の扉が開く音がした。驚いたルキとタカトはトイレの個室の中に反射的に隠れた。無意識にタカトの腕を握ったルキ。  
「誰だろう?」とタカト。 
「あのオレンジ色の服…もしかして」とルキがささやく。2人はそーっと隙間から外をのぞいてみた。その瞬間「リー君だ!!」小声で二人同時にハモった。よく見ると後ろにジュリもいる。  
「ジェン…。こんなに汚れて・・・お母さんにばれちゃうよ…」とジュリが言う。  
「ここでちゃんと洗えば大丈夫だよ」と答えるジェン。ジェンがジュリのパンツを洗ってあげている。  
それをこっそり見ていたルキとタカトはもう感づいていた。ジェンとジュリは「せっくす」をしてたんだ。  
タカトとルキは二人とも本物の「せっくす」を当然見たことも無いしやったことも無い。そんな二人にジェンとジュリの姿は衝撃的であり興味深いものであった。もう二人の目はそのカップルに釘付けであった。  
 
タカトはもう興奮しっぱなしであった。タカトの皮のかぶっていて毛の生えそうでまだ生えていない微妙な年頃の性器が硬度を増していった。  
 
ジュリとジェンがトイレから出て行くとタカトは個室の鍵を開けて外に出ようとノブに手を掛けた。  
その瞬間、無言でルキがタカトの腕を引いてドアを開けるのを妨げた。  
「どうしたの・・・ルキ?」  
「…今度は」  
ルキがうつむきながら言った。  
「今度は…私たちの番よ」  
 
「え…えええええ!」  
タカトは予想もしなかったその言葉に仰天すると同時に真っ赤になった。 
「ル・・・ルキ・・・・。」  
タカトがそう言っている間にルキはタカトのズボンのチャックを下げ始めた。  
タカトは条件反射的にルキの手を払った。  
「ア・・・る、ルキ。恥ずかしいから二人で一緒に脱ごうよ。」  
「…いいわよ。」  
タカトのそこを目前にしながら止められてしまったルキは少し残念そうにしつつも、言われたとおり自分も上半身をさらけ出した。  
もちろんタカトも同じように上半身裸になった。  
二人は数秒間見詰め合った。タカトはルキのまだふくらみがない胸をまじまじと見つめた。一方ルキはタカトのズボンの方をじっと見つめている。  
「早く下もぬぎなさいよ!」ルキはタカトにつかみかかって無理やりズボンを下ろした。 
「二人同時にって言ったじゃないか」とタカトが言った。 
「分かったわよ」とルキは一瞬で自分のズボンとパンツを下げた。タカトは真っ赤になった。  
「あんまりまじまじと見ないでよね!早くタカトも脱ぎなさいよ!」  
「分かったってば…」  
タカトはズボンとパンツを下げて全裸になった。  
タカトのそこはギンギンにそそり立っている。ルキの目はもうそこに釘付けだった。  
「お…大きいわね」  
「そうかなぁ…」とタカトが微笑んだ。  
 
ルキは我慢しきれずにタカトのそれを握り締めた。硬くてあったかい…  
ルキはしゃがんでタカトのソレを口に含んだ。ルキは初めてにしては上手だった。  
下がタカトのそこに絡まりつく。皮と肉の間の所にまで下が届いた。タカトは「待って!」と言った。  
「僕だって・・・ルキの・・・・」  
ルキはタカトが何を言いたいのかが理解できた。その後すぐタカトがルキを押し倒し、ルキの体にしがみつく。  
ただしルキの体とさかさまの向きで。そう、タカトはルキのソレをぺろぺろとなめ始めたのである。  
ルキはタカトの肉棒を両手で握りながら夢中でしゃぶり、タカトはルキの両足を抱きかかえながらルキのアレを夢中でなめる。  
「る・・・ルキ。きもちいいよおおおお」  
「タカト!!!!!もっと・・・もっとぉ!」  
そこが学校のトイレであることをすっかり忘れて二人はお互いの局部を刺激しあう。  
「もう・・・出ちゃうよ!!!!」  
「いいよ!だ・・だ・・して・・ぇぇぇ」  
ルキは壊れそうになっていた。タカトも同様に達しそうになっていた。  
「あ…ああぁっぁ」ルキはあえぎ声を上げる。  
 
 
「痛い!!!!」タカトはそう叫んでルキの体をとっさに引き離した。  
ルキはタカトが達する直前に間違えてタカトのそこを噛んでしまった。  
「いたたたたた・・・ぁぁぁ」タカトのそこはみるみる萎えていく。  
「ご・・・ごめん!!!」ルキは残念そうな顔をしながら謝った。  
「ごめんねタカト…。お詫びに…。  わたしの、ここに出しちゃっていいよ」  
タカトのなえ始めていたそこはすぐに元の硬度を取り戻した。  
 
そう。「わたしの、ここ」とはルキのあそこの事である。  
 
「ルキ…」  
ルキは自分のソレの入口を両手で広げて見せた。「ここに…はやく…」  
タカトはごくりとつばを飲みこんで自分のアレを握り締めた  
「ルキ。いくよ」  
「早く・・・タカト」ルキはもう我慢できないところまで来ていた。  
タカトは仰向けになっているルキの両足をつかんで広げた。そしてその足を自分の腹の両脇で抱えた。  
「はやく!!」ルキがせかす。タカトのそこは限界まで硬くなり大きくなっている。  
「あぁっぁぁああ」とルキが叫ぶ。ゆっくりとタカトがルキの中に入っていく。  
「は…は…ああああああ」ルキは壊れたように喘ぎ声を上げる。その一方タカトは無言。初めてだったので少し緊張しているようだ。  
「ど…どう?ルキ?…っぁあぁ」タカトが聞くと「もっと…!動いてぇ・・・」とルキ。  
クチュクチュクチュと少年少女の交じり合う音が部屋中に響き渡る。  
タカトは体勢を変え挿入したままルキの背中に手を回しルキをきつく抱く。もっとキツク…もっと。もっと。  
ルキは目の前がまっしろになっていた。小刻みにプルプルと震える股間と、ビクンと痙攣するおなか。ルキは絶頂に達している。  
タカトももう少しで達しそうである。 
「る…ルキ!だ・・・しちゃうよ」  
ルキは喘ぎ声を上げながら首を縦に何度も振った。  
「あ・・・あああ・・・ぁぁぁぁ!!!!あぁああ。」タカトとルキが同時に叫ぶ。  
「でちゃうよ!!!!」  
 
ビクン!ビクン!ビクン!  
タカトがギュッとルキを抱きしめると同時にタカトもルキの中で達した。  
ビ・・・ックン。  
「っっっ…はあ…はあ…はあ」  
「だしちゃった。だしちゃったよ…」  
 
そんなタカトは出した後もルキの中に入れっぱなしである。一方ルキは無言で小刻みに震えながら焦点の合わない目をタカトに向けている。タカトがアソコをさしっぱなしにしているおかげで今もなお声も上げられないくらいのレベルでイってしまっているのである。  
 
タカトはその後30分間、ルキの中にいた。ルキが「もうそろそろ抜きなさいよ」とタカトに言った。  
「う・・・ん」タカトはルキの中からそこを出した。ヌルヌルのあそこ。すっかり萎えてしまったが、心なしか昨日より大人らしくみえた。ルキがまたじっとタカトのアソコに視線を移す。  
「うわあ。」とタカト。  
ルキがタカトのなえたアソコを握った。やわらかくて気持ちいい…。  
ルキの甘い言葉にタカトのそこは再び硬くなっていく。  
「もう一回。やらない?」  
ルキがそう言うとタカトは無言で首を縦に振った。  
快楽への若い二人の旅はまだまだ終わらないようである。  
 
{おしまい}  
 
 

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