(焼けた肌、輝く白い歯、爽やかな笑顔。)
「ムカつく。」
牧野留姫はどうしても秋山リョウを好きになれなかった。自らが得意とするカードバトルにおいて、得てしてリョウは留姫よりも実力に秀でていた。もしかしたらそれは悔しさからのただの反発に過ぎないのかも知れない。
「じゃあね、留姫ちゃん。」
「また明日。啓人、ちゃんと樹里を家まで送ったげなさいよ。」
「分かってるよ。それじゃあリョウさん、さようなら。」
「あぁ、君たちも気をつけて。」
留姫の誕生パーティも終わりを迎え、他の皆は各々帰路に着いていた。残るは留姫とリョウの二人。
「アンタは何で残ってるのよ。」
「まだ新幹線の時間まで大分あるからな。」
「どっか行くんだ。」
「福岡へ帰るんだよ。もうずっと戻ってないから家族も心配してると思うし。」
(えっ・・・?)
「そ、そっか。じゃあもうアンタの顔見なくてすむんだ、よかった。」
「全く君ってやつはホントに口が悪いな。別れの時位優しい言葉をかけてくれてもいいだろ?」
「・・・ねぇ、まだ時間あるんでしょ?」
「あぁ、あるけど。」
「あがったら?最後だし、お茶位なら煎れてあげてもいいよ。」
「どうしたんだよ珍しいな。」
思いもよらない留姫の言葉に驚くリョウ。
「ウルサいわね!最後のお別れよ。」
やがてリョウは留姫に案内され、奥の部屋に向かった。
「そうだ、最後だし久しぶりにカードバトルしない?」
「OK。いいよやろう。」
「その代わり条件よ。負けた方は勝った方の言う事を一つだけ聞く。」
「分かった、受けて立つよ。」
「あーー!!」
「どうやら僕の勝ちみたいだな。」
「そんな。」
「留姫、負けたら何でも言う事聞くって約束、忘れてないだろうね。」
「・・・分かってるわよ!早く言ったら?何でもするから。」
「それじゃあ留姫。服を脱いでくれよ。」
「えっ!?」
リョウのとんでもない一言に驚く留姫。だが人一倍プライドの高い留姫にとって、自分が言い出した約束を破る事は絶対に許されないものだった。
「わっ分かったわよ。」
約束通りリョウの言いなりになって服を脱ぐ留姫。そして留姫は一糸纏わぬ姿となる。
「こっこれでいいんでしょ!」
「どーした留姫!?耳まで真っ赤だぞ。」
薄く笑みを浮かべ尋ねるリョウ。
(誰のせいだと思ってんのよ。)
元はと言えば言い出した自分に原因があるのは分かっていたので、留姫も声に出して反論する事はしなかった。
「キャッ!」
リョウは留姫の胸に手を触れると優しく愛撫した。
「あっん・・・」
留姫はリョウの愛撫に身を委ねる。
「ん、はぁ。」
次第にリョウの手は留姫の秘部に届いた。
「ちょっ、そこは。」
「いいだろ?約束じゃないか。」
クチュクチュ・・・
「留姫のココ、すごい事になってるよ。」
「ん、はっ、いっいちいち説明しなくていいのよ。んん!」
瞬間体に電気が走ったように感じ、留姫は仰け反った。
「もうイっちゃったのか?留姫。コッチの方は全然慣れてないんだな。」
「はぁ・・・」
「留姫、挿れるぞ?」リョウのペ○スが留姫の中に入っていく。
「・・・・ん〜!!」
「痛いのか?」
痛みに声も出せない留姫。
「よし、じゃあ動くぞ。」
始めはただ痛みを我慢するのに必死だったが、リョウが動くうちだんだん痛みが別の物に変わっていくのを留姫は感じていた。
「んっんっ!」
次第に自らも快楽を感じ始める留姫。
「あっあぁ、あんっんっんぁ。」
「くっ留姫、気持ちいいよ。」
「あっんっんっ。リョウ、私ホントは・・・」
「留姫俺っもう。」
「んっはんっあぁイっイクっイクっ!!」
「留姫っ留姫!!」
「えっ。」
「えっじゃいよ、ったく。人が考え事してる時に寝るなよな。」
「考え事?」
「カードバトルの約束だよ。」
(そっか、私コイツにまた負けたんだ。)
「それで、私に何をさせるつもり?」
「その事なんだけどさ。歌、歌ってくれないかな?」
「えっ歌?」
「あっほら、留姫パーティの時歌わなかっただろ?博和が留姫は歌上手いって言ってたからその、聞きたくて・・・」
「・・・」
「あぁ、ごめん!やっぱいいや。別のお願いにするから!だからそんな怒るなよ。」
「いいよ。歌えばいいんでしょ?」
「えっ歌ってくれんの?」
「だって約束じゃない。」
「あ、ありがとう。」
そして留姫はリョウの為に歌を歌ったのだった。