自分の蒼い体を翼ごと抱きかかえながら  
俺は温泉の湯船に浸かっていた。  
アイツ等は俺のことが嫌いなのか?  
俺が騎士に似つからぬ型だからか?  
いや、それならスレイプモンやエグザモンの方が  
俺以上に騎士からかけ離れ過ぎている。  
俺は独り寂しさを紛らわすように顔を水面に沈めた。  
 
俺はロイヤルナイツのアルフォースブイドラモン・・・  
俺達ロイヤルナイツはユグドラシルの好意で  
(本人が行きたかっただけかも知れないが・・・)  
とある温泉宿まで旅行に来ていた。もう夜も更けているし、  
こんな時間から温泉に入るのも俺位のものだろう  
俺はブクブクと湯船に泡を立てながら独り考え込んでいた。  
今頃オメガモンとデュークモンは仲良くやってんだろうなぁ  
俺はデュークモンの肩を抱きながら部屋に入っていく  
オメガモンを見てしまっていたのだ。  
皆は一体夕食にも出ないで何をやっているのだろうか・・・。  
俺は行為に及んでいる彼等を想像すると  
寂しさに打ちひしがれ余計に虚しくなってしまった。  
 
カラカラカラカラカラ・・・  
 
ふと、温泉の扉の開く音が聞こえた。  
・・・?だれだろう・・・こんな時間に、  
俺は岩陰に隠れて様子を見ていると、  
入ってきた彼はゴツイ鎧を外し、  
黒い兜だけを被っているアルファモンだ。  
先程の夕食の席には俺以外誰も姿を見せなかったのだが、  
姿を見せなかった一人の彼は一体何をしていたのだろうか?  
 
アルファモンは岩陰に隠れて様子を見ている俺に  
気づかない様子で垢すりに石鹸を泡立てると  
逞しい肉体に力強く擦り付けていた。  
その姿からは似合わず鼻歌を鳴らしながら、  
気持ちよさそうに体に付いた汚れを落としていく。  
 
俺はその姿に圧倒されて、隠れていたのが段々と  
馬鹿らしくなってしまった。俺はわざとらしく水音を立て、  
自分の顔に思い切りお湯をかけた。  
それでようやく俺の存在に気づいたらしく  
振り返り、俺の姿を一瞥すると不敵な笑みを浮かべていた。  
 
俺はその姿に圧倒されて、隠れていたのが段々と  
馬鹿らしくなってしまった。俺はわざとらしく水音を立て、  
自分の顔に思い切りお湯をかけた。  
それでようやく俺の存在に気づいたらしく  
振り返り、俺の姿を一瞥すると不敵な笑みを浮かべていた。  
 
「なんだ、いたのか。  
 私はてっきり独り寂しく湯浴みを  
 する所になりそうだったぞ?」  
 
俺はその言葉を無視すると  
先程から疑問に思っていたことを問い質した。  
 
「アルファモン、  
 お前さっきまで何処にいたんだ?  
 夕食にも顔を出さないで・・・」  
 
「あぁ、あの時か?  
 ・・・マグナモンと一緒にいただけだ。」  
 
マグナモン!?  
そういえばマグナモンの姿も見えなかった。  
コイツと一緒にいたのか?  
 
「お前ら二人して一体何をやってたんだ?  
 夕食もまだ食ってないんだろ?」  
 
アルファモンは、体に付いた泡を手桶のお湯で落とすと  
俺の浸かっている温泉へと入り、俺の横へと腰を下ろした。  
 
「何だ?  
 私とマグナモンが一体何をしていたのか気になるのか?」  
 
俺はアルファモンに張り付いた邪悪な笑みに  
恐怖しながらも、俺はアルファモンがマグナモンに  
何をしたかが気になっていた。  
オメガモンとデュークモンの件もあるので、  
全く分からないと言えば嘘になるが、  
それでも、この普段大人しいアルファモンが  
どうしてマグナモンと一緒にいたかが気になっていた。  
 
「あっ・・・いや、その・・・」  
 
俺の煮え切らない返事に腹を立てたのか  
アルファモンは湯船に浸かっている俺を押し倒すと  
かろうじで俺の理性を保っている股間のタオルが、  
アルファモンの眼に留まってしまった。  
 
「なんだ、このタオルは何に引っかかっているのかな?」  
 
「あっ・・・やめヒャゥッ・・・」  
 
アルファモンが意地悪そうな笑みを浮かべると  
俺の物をタオルの上から力強く掴み片方の手で先を弄くりながら  
もう片方の手で俺の両手を押さえつけていた。  
俺は屈辱的ながらやられるがままに快楽を送り込まれていた。  
 
「くぅ・・・あぁ、こんな事して・・・  
 ただで済むと思うなよ!うわぁ・・・」  
 
俺の説得力の無い弱々しい声を聞き  
アルファモンが俺の首筋を舐めてきた。  
 
「ふふふ、なかなか可愛い顔をするじゃないか」  
 
俺に這わせている舌がどんどんと下に下がってくる。  
いつの間にか俺の腰に巻いていたタオルは  
アルファモンに剥ぎ取られていた。  
 
「や、やめろ!  
 やめてくr、はぅっ!・・・」  
 
俺の懇願はアルファモンに送られる快楽で  
あっけなく瓦解してしまった。  
俺は自分の無力さに涙を流しながら、  
必死に止めてくれる事を懇願し続けた。  
 
「うぅ・・・、  
 お、お願い・・・めて・・くれ・・・」  
 
「ふむ、泣いていては興ざめではないか・・・  
 嫌がっている者を無理矢理犯すのは好きだが  
 泣かれると調子が狂ってしまうではないか。」  
 
そう言うと俺の上から足をどかし、  
握り締められていたせいで怒張した物を  
名残惜しそうに離すと俺の上からどいてくれた。  
俺は犯されかけたという現実と  
あの攻めで逝きそうになったという屈辱で  
激しい怒りが湧いてきた。  
コイツ・・・よくも俺の事を・・・  
もうその時、既に俺はアルファモンを押し倒していた。  
 
「がっ・・・なんだ!?」  
 
「さっきはよくもやってくれたなぁ。  
 お返しさせてもらうぞ!!!」  
 
俺の物に誘われてもぅ既に臨戦態勢のアルファモンの物を  
俺が怒りを籠めて握ると、彼は図らずとも嬌声をあげていた。  
俺は先程そうされたように抵抗できないように脚に体重をかけ  
首筋から下までかけて逞しく引き締まった肉体を舐めると、  
両手を片手で押さえ、片手でアルファモンの物を扱いていた。  
 
「ぐ・・・上手いじゃないか・・・」  
 
大して抵抗もしないアルファモンに  
"俺は、はめられたんではないか?"  
という考えが起きてしまったが、  
収まりが付かなくなってしまっているこの状況で止めてしまえば、  
それこそアルファモンの思う壺になりそうで、  
俺は抑えていた手で彼の菊門の入り口を撫でていた。  
 
「そこは!?そんな汚い所を、くっ・・・やめろ!」  
 
「嫌がっている者を無理矢理犯すのは好き・・・か、  
 同感だ・・・。それにそいつに犯されかけたとなればな  
 余計に興奮するというものだ。覚悟はいいな?」  
 
俺はそういうと入り口を擦っていた指を深く突き入れた。  
 
「ぐわぁ・・・。た、たまらない・・・」  
 
ぐぅ、アルフォースがここまでやるとは・・・  
私は三箇所から同時に与えられる快感に  
絶頂を迎えそうになっていた。  
ヤ、ヤバイ出る・・・。  
私は歯を食いしばり果てるのだけは耐えていた。  
そんな私の表情を見て、絶頂が近い事を悟ると  
アルフォースは私の前立腺を鉤爪の付いた指でグリグリ刺激した。  
 
「ぐわぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあ」  
 
俺はそれまで刺激を与えていた物が  
体と共に一度ビクッと跳ねたかと思うと  
真っ白なドロドロとした物を宙に放っていた。  
それは抱きかかえていた俺の翼とアルファモンの  
お腹を汚し艶々とした怪しげな輝きを放っていた。  
荒い息も醒めぬアルファモンを尻目に  
指を一度深く付きこむと一気に引き抜いた。  
 
「が・・・あぁ・・・」  
 
アルファモンは体が一度快楽に痙攣したかと思うと、  
ガクリ・・・と気を失ってしまった。  
やりすぎてしまったか・・・?  
俺は犯されかけたとはいえ彼は俺の涙を見て  
止めてくれたのだ。  
それに、いずれにしろ裸のまま気絶した状態で  
この肌寒い露天風呂に放置しておけば風邪を引いてしまう。  
俺は自分と彼の体をお湯で洗い、精液を落とすと  
少し重いアルファモンを拭いて水気を取り、  
鎧ごと自分の部屋へと連れて帰った。  
 
 
「ん・・・」  
 
私はあの一撃で気絶してしまったようだ。  
ここはベッドか・・・?  
私はその気持ちよさに寝返りを打つと  
蒼い大きな翼が私の目の前に被さっていた。  
どうやらアルフォースの部屋に運び込まれてきたらしい。  
私は未だ裸のままだが、風邪を引かないように  
ベッドに招きいれ尚且つ自分の翼をかぶせて  
私を暖めてくれていたようだ。  
私はコイツを犯しかけたというのに、  
アルフォースは私を心配してくれているのか?  
私は寝ているアルフォースブイドラモンの角を  
そっと撫でていた。すると私が気が付いたのに気づき  
アルフォースブイドラゴンが眼を覚ました。  
 
「・・・気がついたか」  
 
不機嫌そうな顔で私の眼を見つめてくる。  
一応これでも心配はしてくれているようだ。  
 
「あぁ、お蔭様でな。  
 ・・・さっきは無理矢理すまなかった。」  
 
俺が謝るとアルフォースは私から眼をそらした。  
私の事をまだ許せていないのだろうか?  
するとアルフォースブイドラゴンは  
顔を紅くして照れながら、私に言った。  
 
「は、早く服を着たらどうだ?  
 いつまでも裸でいるんじゃない」  
 
そう言い部屋の隅に置かれた私の鎧を指差す。  
なるほど、行為をした後だというのに  
コイツは照れているのか?  
しかも私の事は嫌いではないらしい・・・  
私はクスクスと笑うと部屋の隅で着替えながら  
顔をそらしているアルフォースに声をかけた。  
 
「なんだ?  
 あんなに激しくやりあったのに  
 私の裸を見るのがそんなに恥ずかしいのか?」  
 
「ば、馬鹿。そりゃそうだろう?  
 異性ならともかく同姓だぞ?」  
 
「ならばなおさらだろう?  
 自分と同じものに何を恥ずかしがっているのか  
 気絶している間はやり放題だったのだぞ?  
 別に鎧位着せてくれてもかまわないだろうに」  
 
「や、やり放題・・・。  
 馬鹿な事を言うな!!!俺がそんな淫乱に見えるか!?  
 この万年欲求不満男め!」  
 
俺はアイツの言う事を一瞬でも想像してしまって、  
少し自己嫌悪に陥ってしまった。  
彼に犯されかけたとはいえ、  
無理矢理犯してしまった俺を許してくれるのだろうか  
もしかしたら、俺の事なんて  
嫌いになってしまったのではないか?  
ただでさえ私は、他の皆とは少し浮いているのに・・・  
 
私はなにやら毒舌を吐いて黙り込んでしまった青竜騎士を見て  
可愛らしく思えてきてしまった。  
私もコイツの気を引くために嘘を言ってしまったのだしな。  
私はこれ以上騙し続けているのが忍びなくて蒼龍に言った。  
 
「そういえばな、マグナモンといたと言ったが、  
 あれは嘘だ気にするな・・・。それ以前にマグナモンは今頃  
 デュナスモン辺りとでも飲み合っているだろうさ」  
 
と言ってアルファモンはグラスを傾ける動作をする。  
それを聞いて俺は夕食に誰も来なかったのかを理解した。  
 
「そうか、酒を飲めない俺に気を使って  
 皆が放っておいただけか・・・。」  
 
それを聞くと黙ってアルファモンは頷いた。  
頷きその体制のまま俯くと言いづらそうにぼそぼそと呟いた。  
 
「その、あんな事をしておいて何なんだが、  
 また、私と一緒に・・・その・・・  
 風呂に入ったり、遊んでくれたりしてくれないか?  
 お前にもいつかは飲めるように酒にも付き合って欲しいし。」  
 
俺はそれを聞いて内心凄く嬉しかった。  
しかし、無理矢理犯した反面素直に喜ぶ事ができなかった。  
俺は決意してアルファモンに聞いた。  
 
「お前は俺の事を許してくれるのか?」  
 
アルファモンはニコリと笑うと。俺に対して言った。  
 
「いや、あれは私が悪かったし、  
 お前の気持ちを読まないで私の方こそすまなかった。  
 出来れば、私と友達になってくれれば嬉しいのだが。」  
 
アルファモンは部屋のドアに手をかけて俺の様子を伺っている。  
俺は電話の横にあるメモ帳にサラサラと何やら書くと  
その紙を思い切りアルファモンにぶつけた。  
 
「それが、俺のホットラインの番号だ。  
 お前がよければ俺の方こそ友達になりたい」  
 
私は投げつけられた紙を拾うと、  
アルフォースに笑みを投げかけ退室した。  
紙には命令口調で「名前で呼べ!」  
と書かれていて、その下にアドレスと番号がかかれている。  
そういえば、同じロイヤルナイツなのに  
未だに彼の名前を読んだこと無いな。  
それを考えると俺はふふふと笑った。  
まぁいい、酒を持って出直してこよう、  
俺は鎧の隙間にその紙をねじりこむと、  
自分の部屋へと戻っていった。  
 
 

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