「「しかしピョコラ様。相手がデ・ジ・キャラットでは勃つモノも勃たない…
ではなく!ピョコラの前でその様なことはできません!!」
長身の男――リク・ハイゼンベルク――は抗議の声をあげた。
「じゃあどうすればいいんだぴょ?」
口を尖らせ拗ねたようにぴよこはつぶやく。
そこへ小柄な少年――クウ・エアハルト――が割り込み、
「ぴよこが服を脱いでムガ…」
少年の背後からもうひとりの青年――カイ・シュヴァイツァー――が羽交い絞めにして口を塞ぐ。
「少佐!!なんという事を言うのですかあなたは!!
ピョコラ様、いまのタワゴトはどうかお気になさらず!」
「 ? 何のことかよくわからないぴょ」
「しかしカイ中将。ピョコラ様の命令を無視する気か?」
「ピュコラ様に教育上よろしくないモノをお見せするわけにはいきません!!」
リクの問いかけにカイは絶叫する。
「じゃあ、ぴよこに目隠しをして、その隙にでじこにかけるってのはどうだ?」
「だからそういう問題では…」
「しかし相手はデ・ジ・キャラットだぞ。さっきも言ったが、勃つモノも勃たないではないか」
カイの言葉をさえぎりリクは腕組みをして唸りだす。
その背後でカイは抗議を続ける。
無論そんなもの誰も聞いてはいない。
「とりあえずぴよこは後ろを向いていればいいのかぴょ?」
そう言うとぴよこはその場で踵を軸に180度旋回。
「さあ、いまのうちにでじこお姉ちゃんを攻撃するぴょ~!」
無邪気なぴよこの声が響く。
それは首領からのGOサイン。カイの抗議はここで止まった。
元帥であるリクが議長となり、3人の男達は作戦会議を開いていた。
「さて、ここで問題点を上げてみよう。
まず、デ・ジ・キャラットに攻撃する事。
これがピョコラ様からの命令だ。
しかしその光景をピョコラ様にお見せできない」
「その点でしたら問題ありません。ピョコラ様には作戦決行中、後ろを向いてもらいます」
カイは人指し指で眼鏡の位置を直しながら提案する。
「うむ。では次にデ・ジ・キャラットに対して…その…
『攻撃』する、という事は、つまり…アレをナニして…つまりはだな…」
顔を紅潮させ、言いよどむリクにクウが一言
「顔射するってわけだろ。なに赤くなってんだよ年長のクセに」
「うむ。まぁ、つまりはそういうことになるのだろうが…
もう少し言い方というものがあるではないか!」
「やめとけ、リク。ガラにもなく顔赤くしても喜ぶのはごく一部の女だけだぞ」
「少佐。マジメに会議に参加する、ということはできないのですか?」
カイが再び絶叫。さらに続く長い抗議。
クウはそれを聞き流しつつ、
「リクは顔射しようにもでじこ相手じゃどうしようもないってんだろ。
ならカイが手伝ってやればいいじゃねぇか。手とか口とかで」
「な、な、なんですとーー!少佐、あなた正気ですか?
なんで私がそのようなことを!!」
三度目の絶叫。
「うむ。デ・ジ・キャラットと向き合うよりはその方がいくぶんマシか…」
「元帥まで何を言い出すのですか!?」
四度目(以下同文)
「ならどうするというのだ。ピョコラ様に強力を要請するわけにもいくまい。
「当然です!ピョコラ様にそのようなことは決して!!」
「だからカイが…」
「少佐!それもダメです!!」
リクは頭を抱えまた唸りだす。
「くッ…八方塞がりか…」
「さっきから何を揉めているにょ。ここはあきはばらにょ。
そういう事に使うものならその辺に腐るほど売ってるにょ」
「そうか!そのテがあったか!素晴らしいアイディアだ!!」
「そうです!元帥!なら早速買い出しに…?」
振り返ったカイの目前に
「…さっきからなぁぁにをほざいているのかにょぉ~~?」
怒りのオーラを纏ったでじこの姿があった。
「まさか、あれだけ騒いででじこが気が付かないとお思いどすかにょ~?」
怪しげな方言を使いながらでじこの瞳が紅く輝く。
「ま、まぁ待て、落ち着くんだデ・ジ・キャラット。
ここはひとつ平和的な解決法というものを目指そうでは…」
「目からビィイイイイイムゥウウ!!!!」
でじこの角膜から放たれた2筋の光線は周囲の大気を焼き尽し、
プラズマを伴い悪の軍団に炸裂した。
「結局…こうなるのか…無念」
「だから…腐女子好みの…組み合わせを…」
「…断固、反対です…」
「いったい何がどうなったのかぴょ~」
かくて、1つの悪は滅びた。
しかし、戦いはこれで終わったわけではない。
戦え デ・ジ・キャラット。 負けるなデ・ジ・キャラット
秋葉原に平和をもたらすその日まで
完
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