ある日のゲーマーズ  
 
「やかましいにょ!目からビーム!」  
「ぴょ〜!!」  
目からビームの衝撃で店内をモップがけしていたぷちこがふらついた。  
「全く、あの連中もでじこも同じことしててよく飽きないにゅ。」  
ちらりと伺うと、でじこが黒焦げのぴよこを店の外に蹴り出すところだった。  
「癒し系だかいやしい系だか知らないけど、でじこ様の前で自慢するやつはこうなるんだにょっ!」  
今回の目からビームはぴよこが今度ブラックゲーマーズで入荷した商品を自慢しに来たことに腹を立てたかららしい。  
床に目を戻すと今の衝撃で商品が散乱している。  
「店内がちらかるとぷちこの仕事が終わらないにゅ。」  
「にゅ?」  
散乱したグッズのなかにゲーマーズの商品で無いものが混じっていた  
小さな紙の箱、焦げてるとこをみるとぴよこが自慢してたものだろう。  
「…後で返してやるとするかにゅ。」  
ぷちこはそれをポケットにいれた。  
 
その夜  
 
ぼぃん  
ぶつかってきたゲマでぷちこは目がさめた。  
でじこに蹴られたらしい。  
今夜はこれで3度目だ。  
「…いいかげんにして欲しいにゅ。」  
蹴られたゲマは、寝たまま。ある意味たくましい。  
「でじこを何とかしなきゃ寝れないにゅ。何とかして少しはましにならないものかにゅ?」  
「そういえば、こんなものがあったにゅ。」  
昼間のやり取りを思い出して箱を取り出し、中身を出す。  
ぷちこにはそれは頭と尻尾が膨らんだ蛇に見えた。  
「癒し系…かにゅ?こんなので本当にリラックスできるのかにゅ?」  
「まぁ、いいにゅ。ものは試しにゅ。」  
それを持って、ぐぅぐぅ暴睡しているでじこに近づく  
「え…と、股に当てるにゅ?変なグッズにゅ。」  
説明書どおりに、ぷちこはそれを握ってでじこの股に強く押し付けた。  
『気持ちいい×××××××り方』  
説明書の題名は焦げててよくわからない。とにかく気持ちよくはなるらしい。  
「それで、スイッチを入れればいいのかにゅ?」  
ヴヴヴヴ……  
最初は何の反応も無かったが、しばらくすると徐々にでじこの顔が赤くなってきた。  
「あぁっ…ふぅっ…んぁ……」  
「にゅぅっ!」  
でじこが寝返りをうったその足がぷちこの頭より少し上をうなりを上げて過ぎ去った。  
「あ…危ないにゅ。」  
でじこが大きく動いたので、股に当てていたそれは外れてしまっている。  
でじこはうめいてはいたものの起きる様子も無く、相変わらず寝相悪く寝ている。  
「これじゃぁ、意味無いにゅ。」  
 
再び説明書に目を通すと、最後に一言ぴよこの字でなにか書きくわえてあった。  
『直接股に入れるとよく効くぴょ。実証済みだぴょ!』  
「…やってみるかにゅ。」  
ぷちこはでじこのパジャマを下ろした。  
「なんか、湿ってる気がするにゅ。」  
でじこの下着に濡れた感触を感じたが、構わずに下着もずらした。  
「なんか暗くてよく見えないにゅ。こ、この辺りかにゅ…」  
でじこの脚の付け根辺りを手で探る。  
「んむ…にょ……ふぁ…」  
「…なんか、べたべたするにゅ。こいつおもらししてないかにゅ?」  
手にべっとりと絡み付いてきた液体を気にしながらも、ぷちこはでじこの股を触りつづける。  
と、触っていた指先がつぷっと沈んだ。  
「ひぁ…っ……ん…」  
「たぶんこの辺りかにゅ。よいしょっと、にゅ。」  
自分の指が入った辺りに、それの先端を押し付けて少し力を加える。  
「い…ぁ…うぅ…はぁ…っ…」  
ゆっくりと中に入っていくそれにびくりと反応し、でじこは体を揺らした。  
「いれにくいにゅ…このくらいで、いいのかにゅ…」  
簡単に抜けない程度になかへ入れると、ぷちこは下着とパジャマを戻した。  
でじこは差し入れたとき以外は、うめいてはいたものの特に暴れもしなかった。  
「これで、寝返りうってもそう簡単に外れないにゅ。」  
つぶやいてスイッチを入れる。  
 
ヴヴヴ……  
下着とパジャマに遮られて音は先ほどより微かだ。  
しかし、でじこは敏感に反応した。  
「ふぁ…ん……あっ……んんっ…」  
スイッチを入れた瞬間からうめいて身をくねらせる。  
ぶぅんっ!  
唸りを上げて足が通り過ぎ、でじこが寝返りをうったが、狙い通りあれは外れてないようだ。  
「はぅ…ん…ぁ…ぅ…あふぅ……んぁ…」  
再び寝返りをうつが、先ほどのような勢いは無かった。  
「やっ…んんっ…はぅっ…ふぁぁっ!」  
うめいて身を縮こまらせる。  
「…でじこ…ひょっとして、痛かったかにゅ?」  
いったんスイッチを切り、でじこの顔を覗き込む。  
でじこは顔をゆがませているように見えた。  
「……大丈夫かにゅ?」  
ぺたぺたと熱くなっているほっぺたの辺りを触る。  
なぜか息も切らしているようだ。  
「はぁ、はぁ、あ……ぅ……、ま……まだ……にょ…」  
寝言なのかなんなのか分からないが、でじこはそう呟いていた。  
加えて何かを求めるように腿の辺りをすり合わせる。  
「もっと…やって欲しいってことかにゅ?」  
でじこは答えなかったが、雰囲気から推測して痛いわけでも嫌なわけでもなさそうだ。  
「…じゃぁ、スイッチオンにゅ。」  
ヴヴヴヴと再び低い動作音。  
「あくぅっ……ん、んんっ…ぁふ…」  
でじこは再び顔をゆがませてうめきはじめた。  
「にょ…ひぁっ!ん……あぁっ、ふぁぁっ!」  
次第に声がおおきくなり、ぷちこはびくっと身を振るわせる。  
「だ、だめ…だめ、にょ…、んんっ…!ひっ…ひぁっ、ふぁぁぁぁっ!!」  
一際大きな声をあげ、でじこが手を握りこんで体を震わせた。  
 
「ほ…ほんとに、大丈夫なのかにゅ…?」  
予想外の反応に、しかし今度はスイッチは切らずにでじこの顔をうかがう。  
でじこの顔は湯気が上がりそうなほど上気していた。  
ヴヴヴヴ…  
でじこは少しの間おとなしかったが、やがて再び声を漏らし始めた。  
「やぁ…ん、ぁ…ぁふぅ…くぅ…あ、あぅぅぅぅぅぅっ!」  
ぱしっ!  
「にゅ!?」  
寝返りをうったでじこの手が当たり、ぷちこはスイッチを取り落とした。  
「はぅっ…ぁぁんっ…ふぁ…ぅ…あぅ…ふぁぁぁっ!……いっ…ぁぁ…はぅっ…」  
うめいて手足をばたばたさせる。先ほどとは違い、何やら苦しそうだ。  
「ま、まずいにゅ。スイッチどこにゅ?」  
わたわたと布団を手探りで探すが、でじこが暴れ出したのでうまくいかない。  
「ぁぅ…んぁっ!…くぁ…う……んん…くぅぅぅぅぅっ…!」  
「ちょっとじっとしてて欲しいにゅ。にゅううぅ、余計暴れてるにゅ、ブラゲマのグッズなんかに頼ってみたのが間違いだったかにゅ?」  
ごつっ!  
「にゅぅっ!」  
でじこの足にバランスを崩され、ぷちこは思わず手をついた。  
「にゅ?なんかぐっしょり濡れてるにゅ?」  
手をついたそこはでじこの股だった。  
「はぅぁぁぁ!!ん…んんっ…!ふあぁぁっ…!…や…やぁ……、ん…んんんんぁぁっ!!」  
大きな声をあげて、でじこが今度はぐったりとする。  
その隙にぷちこはスイッチを探して切ると、手早くでじこのなかから引き抜く。  
「うぇぇ、べとべとにゅ。」  
とりあえず箱にそれを戻すと、ぐったりとしておとなしくなったでじこに顔を近づける。  
「はぁぅ、はぁ、はぁ、はぁ……」  
「ちょ、ちょっとやりすぎたかにゅ?リラックスより運動になってる気がするにゅ。…でも、おとなしくはなったからこれでもいいかにゅ。」  
呟くと、ぷちこは念入りに手を洗ってから箱を押入れに隠して、布団にもぐった  
「これでやーっとゆっくりねられそうにゅ。」  
 
次の日  
 
「でじこ〜、あんたおねしょしたんだって。」  
「うっ、うるさいにょ!余計なお世話にょっ!」  
「ふふ〜、ぷちこだってしないのにね。ねぇ、でじこちゃん、おむつ使う?あたしが買ってきてあげようか?」  
「い、いらないって言ってるにょ!!そ、そもそも誰から聞いたんだにょっ!!」  
「ん〜、ゲマから。」  
「目からビームっ!!」  
「ゲマぁぁぁぁっ!!」  
焦げたゲマが壁をぶち抜いて元気に飛び出していく。  
「今日も平和にゅ。」  
 
 

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