「ふうっ。本日はこれまで!」
額に玉の汗を浮かべ、うさだヒカルは、手にしたトンカチを置く。
一ヵ月後に迫った文化祭。
ミナタクの所属する演劇部の大道具作りを手伝っていた。
「ありがとう、うさださん。手伝ってくれて。」
「いいのよ。こうして二人で共同作業ってのもいいじゃない?」
「あ、う、うん…」
”共同作業”の言葉に思わずミナタクは頬を染める。
そのしぐさにうさだもつられて赤面しながら。
「あ、いやそういうことじゃなくて、ほら、えっと・・・」
赤くなりながら、両手をぶんぶんとふってごまかす。
「…ぷっ」
「むっ。何がおかしいのよ。」
「ううん、あわてた君もかわいいなって。」
うさだの鼓動が跳ね上がる。
「そんなところも好きだよ。」
「ふ…ふん、なに言ってんのよ…」
ぷい、とそっぽを向く。
「さ、もう片付けて帰りましょ。」
そう言って、トンカチやら鋸やらを手際よく収納して行く。
二人で廊下を歩いていく。
「ふう、だいぶ汗かいちゃったわね。シャワーでも浴びたいわ。」
「そうだね、運動部のシャワー、借りちゃおうか?」
「でも、勝手に使っちゃまずいんじゃない?先生に見つかったらあとで厄介よ。」
「この時間なら先生は職員室じゃない?大丈夫だよ。」
「うん、それもそうね。いきましょ♪」
二人はシャワー室に向かった。
「へぇ、ちゃんとシャンプーとかもあるんだ、親切親切。」
うなずきながらシャンプー、リンス、ボディーソープを手にとる。
「…いや、それはたぶん部員の私物…。」
ミナタクは小声でツッコミをいれる。
「う〜ん、ヘアーコンディショナーがないのは減点ね。
お!ドライヤー発見!!」
「だから、ここは学校のシャワールームでそれは部員の私物…」
そんなミナタクの小言をシカトして、うさだは服を脱ぎ始める。
「ちょ、ちょ、ちょっと!うさださん!」
あわててミナタクは後ろを向く。
「何いまさら照れてんのよ。もっとすごいことしたくせに。」
「!!!」
「あ、耳まで真っ赤だ、かわいい〜。」
さっきのお返し、とばかりにくすくすとうさだは笑う。
シャワーを浴び、ボディーソープを持った瞬間、うさだは気がついた。
『…タオルがない。…ま、いっか。素手で。』
ボディソープを手のひらに出し、体を擦りはじめる。
『…ちょっと気持ちいいかも…。』
ぬるぬるとした感触が全身にひろがる。
『…』
うさだの手がゆっくりと下半身へと降りていく。
「はふっ…」
『…これは、結構・・・』
仕切りを挟んだ隣にはミナタクが頭を洗っているところだ。
『よ〜し…』
うさだは体の前半分に多めにボディソープを塗り、隣のミナタクに後ろからいきなり抱きつく!
「う、うわ!ちょっと!うさださん!」
「どう?背中流したげる!」
そのまま体を押し付け、くねらせる。
「あ…」
背中に押し付けられる柔らかな身体。
肩甲骨のやや下で押しつぶされる乳房。
純白の泡のドレスに包まれ、二人はお互いの身体をすり合わせた。
「こん、なのは、どう?」
そう言ってうさだはミナタクの前に移り、立てひざをつく。
両手で自らの乳房を寄せ、その谷間にミナタクの男根を挟む。
そのまま身体を揺らして刺激する。
柔らかくてむちむちと張りがある胸の谷間で挟みこまれ、
ミナタクの陰茎はその硬度を増す。
「はっ、ぐっ…」
「ほら、出しちゃいなさいよ!」
いたずらっぽくうさだは微笑む。
「ぐっ…」
ミナタクは、滾っていた粘液を胸の谷間で放出した。
『うわ、すごい。びくびく震えて、それにこんなに熱い。』
とろんとした目つきでうさだは囁く。
「ねぇ…こんどは、ココで…ね?」
うさだは自らの秘裂を広げて挑発する。
「まだだめ。その前に…」
今度はミナタクがうさだの後ろに回りこむ。
うさだの耳元から首筋を舌先でなぞりながら両手で乳房をつかむ。
「あ、は、く、首筋は…」
指先で硬くなった乳首をコリコリと転がす。
徐々に鎌首をもたげる生殖器。
背後から亀頭を秘唇にあてがう。
しかし、挿入はせず、亀頭で秘裂を擦る。
小陰唇と雛先が亀頭によって刺激され、
うさだは思わず声を漏らす。
「あ、はぁぁ…ぅあんっ」
右手を乳房から離し、指先を膣口に浅く挿し入れる。
「あ、んん、もっ、と…」
しかしミナタクはそんなうさだを焦らしている。
「何?どうしたの?」
「お願い…挿れて…」
ミナタクは背後からうさだを貫いた。
「ああぁん!…そん、な、奥、まで…」
いままで焦らされていた上、より深くまで挿入され、
うさだは膝から崩れそうになる。
「どう、したん、だい…」
ミナタクは崩れそうなうさだをしっかりと抱きかかえ、
ゆっくりと四つんばいにさせた。
再び背後からピストン運動を繰り返す。
小刻みに震えるように動かしたかと思うと
突然大きなスイングで膣口近くから子宮口近くまで動かす。
真っ直ぐに突き挿れ、蛇行しながら引き抜く。
「あぁ!うぁぁん!あ、はぁっ!」
予測がつかないミナタクの動きで肘にも力が入らない。
「ぐっ、ふっ…そろ、そろ…イキそうだ・・・」
「あぁ、そ、はぁ、ん、な、膣内で…あ、出し…あああああ!」
うさだの背中が大きくしなる。
ミナタクは思い切り深く挿れ、張り詰めた熱い衝動を、うさだの膣内に叩きつけた。
更衣室へ戻った二人はそこで重大な過ちに気が付いた。
「 バ ス タ オ ル が な い !!!!」