今日は新作の発売が目白押しということもあって、ゲーマーズとしても力が入る。
他の店に負けないようにと、うさだが呼び込みに立たされていた。
「さあー、どうぞーいらっしゃいませぇーっ! ゲーマーズは特典が3つ付きますよぉーっ!!」
うさだの元気な声が、秋葉原に響き渡る。
「ほれほれ、うさだ…、もっと大きな声でやるにょ」
そうしていると、でじこが店の中から冷やかしにやってきた。
「ちょっと…、暇ならアンタも手伝いなさいよ」
「でじこは暇なんかじゃありませんにょ。うさだの見張りで忙しいですからにょ……」
「あー、わかったから邪魔しないでよ」
どうせでじこに言っても無駄だと思ったうさだは、あまり相手にしないことにする。
「そう言えばうさだ…、他の店の特典も凄くて客が奪われているようだにょ……」
「えっ、そうなの!?」
自分が一生懸命呼び込んでいるのに、そう言う状況になっているというのはショックだ。
「だから、もっと過激に呼び込むにょ!!」
でじこはそう言うと、後ろから抱き付くようにしてうさだの胸を揉む。
「きゃーっ!? な、何すんのよ!!?」
「ここで、そのいつも自慢げにしている身体を利用しない手はないにょ……」
でじこが、うさだの耳元で妖しく諭し始める。
「アキバのみんなにうさだを見せつけてやるにょ……」
「私を…見せつける……?」
自己顕示欲と店の客入りへの使命感が、うさだを過激な行動へ走らせていく。
アニオタAは今日発売のものをさっそく買おうと、秋葉原に乗り込んできていた。
そして目標の店に向かう途中で、ゲーマーズの前を通過する。
(ゲーマーズでも買えるけど、欲しい特典が他にあるからなぁ……)
と、男が素通りしようとすると……
「すいません…、ちょっとゲーマーズに寄っていきませんか……?」
男がその声の聞こえた方を向く。
「いえ…、他の店に用事が……いいっ!?」
男が途中で驚きの声を上げる。呼び込みをしていたうさだがその服を
づり下げて、胸を強調するようなポーズでこちらを見つめていたのである。
そして、うさだはまだ成長中の己の双丘へ服の上から手を触れると、
おもむろにぐにゅぐにゅと揉み始める。
「ん…ふぁぁ……。お願い…お願いします……。お客さんに入ってもらわないと
私…私……!」
うさだがその柔らかい豊果を揉むと、変幻自在に形を変えて、男達の視線を
釘付けにさせる。
そしてその服をさらにづり下げると、揉まれて乳肉が踊るたびに、頂点の桜蕾が
可愛く顔を覗かせてきた。
「おいおいっ! ゲーマーズで凄いのやってるらしいぞ!!」
騒ぎを聞きつけ、他の者達も店へと集まってくる。
「あっ…、はあぁぁん……。あは…、人がいっぱい来たぁ……。みんなぁ…私を見てぇ…」
「はいはい…、ここまでにょーっ!! 店にも入ってくれるなら続きを考えても
いいがにょ……」
なぜかその場はでじこが仕切っていた。ともあれその誘導もあって店は大変な
人の入りとなっていく。
たぷっ…、たぷん…、ぐにゅぐにゅ…、ぎゅっ! ぎゅうっ!! ぐにぐに……
その間にも、うさだは自分の双乳を揉みしだき、その魅惑的な乳肉のダンスを
激しく見せつける。
「はあっ…ふっ…あううっ……。みんな…店にいらして…下さいっ……ああっ!?」
うさだが自分の胸を揉み続けるうちに、快感の声が強まってきた。この自分の
姿をみんなに見られているという状況が、うさだの感覚をいっそう敏感なものに
させていたのだ。
「うんんっ!! そっ、それから…私の…はううっ…!! 私のおっぱいも見てぇ……」
快感で途切れ途切れになりながら、うさだは呼び込みをしながらも、自分を
主張することも忘れない。快感で潤んだ目で、聴衆に物欲しげな顔で見つめる。
うさだの乳肉の踊りと艶めかしい表情が客をどんどん引き寄せていった。
「うさだ…、やれば出来るじゃないですかにょ」
「ん…ふああっ……。でっ、でじこっ……?」
快感の渦の中にいるうさだへと、でじこがねぎらいの言葉をかけてくる。
「最後はイってアピールするにょっ!!」
でじこが胸を揉んでいるうさだの手に自分の手を重ねたかと思うと、
さらに強く揉みしだかせる。
ぐにゅうっ! ぎゅううっ! ぎゅむ! ぎゅむうっ!!
「きゃふうっ…!? ちょ、ちょっと強すぎ……くはあああっ!!!!!」
ビクンッ!! ビクビクビク……
うさだがビクビクと震えた。観衆からは歓声が上がる。
「うさだ〜、見事なイキっぷりでしたにょ……」
「あ…ふ…見られた…私がイクとこ…みんなに見られちゃったよぉ……」
まだまだアキバの一日は始まったばかりだ――――
こうしてその日ゲーマーズの売り上げは他の店舗を圧倒した。
その後うさだは、しばしば呼び込みを行うようになったという……
−完−