ミランダが教団に来たばかりのころ。コムイによる身体検査が行われた。
<コムイ>『これはただの身体検査ですので、緊張しないてくださいね。痛いことはしませんから』
<ミランダ>『は、はいっ…』
視力検査・虫歯検査・他にもありとあらゆる検査を続け。『それじゃ、服をすべて脱いで、髪もおろして、診察台に横になってください』と指示される。服を脱ぐのに、多少緊張で震えるが、これはあくまでも身体検査なのだと自分に言い聞かせた。
服を全て脱いで、一糸まとわぬ裸になり、診察台にうつぶせに横になる。
『少し冷たいですが、大丈夫ですよ』とコムイは声をかけつつ、何かを背中にかけた。ヌルヌルとした粘りのある液体を背中からお尻にかけて塗り広げる。
『これは触診です。痛い所があったら言ってくださいね』と説明されて、はいと小さな声でうなづいた。
『ここは痛くないですか?』
『では、ここはどうですか?』
コムイは淡々と触診を続けていく。背中・肩・脇腹…そしてお尻の所まで指がくる。
ミランダだって大人の女。経験や知識がないわけではない。意識しないように努力はしても、体は自然と感じてしまい、しっとりと濡れてくるのを分かってはいた。
ふいに、コムイの指がお尻の穴に一本入る。「んっ…」声がわずかに出てしまい、恥ずかしい。これはただの身体検査なのに。
浅い所をグリグリと指を動かし、ローションはヌチャヌチャと音を立てる。しばらく何かを確認するように指を動かし続けながら、コムイは同じ質問をする。
『痛くないですか?』
小さく震える声で「はい」と答えると、コムイの指は、お尻の穴から抜ける。
うつぶせのままのミランダの、足の付け根のさらに奥へ。女性だけが持つヒダを触るか触らないかのスレスレで優しくナゾっていく。
『もう少し足を開いてください。ここは痛くないですか?』
もう体は限界だった。口を開けば、浅ましい声が出るのは、明白だった。返事をすることさえできない。
でもコムイは最初から変わらない姿勢で
『大丈夫ですか?痛いなら言ってくださいね』
なんて、言ってくる。でも指は止めてくれない、さんざんヒダを焦らすように触りながら。ミランダはやっとの思いで「はい」と、濡れた声で返事をした。
コムイは両手で、ミランダのお尻を鷲掴みにするようにもみ始めた。
「んっ…はぁ…あっ」
ミランダは診察台に備え付けてあった枕にしがみつき、顔をうずめて声を殺すのだが、コムイに声が聞こえているであろうことを考えると、ますます体はあつくなってゆく。
コムイの両手の親指が蜜壺にツルンと入ってきた。
「…やっ…!…あっ…ん…ふ」
ミランダ感じているにも関わらず、コムイは両親指をグチュグチュと動かし続ける。
『おや?これは最初に塗ったローションとは違いますね?
ミランダさん。これはアクマでも身体検査ですので、感じられたり、動かれると困るのですが?』
「…あっ…あんっ…す、すみません…やっ…」
息もたえだえに答えたミランダに、コムイはわざとらしく溜め息をはいた。
『…ふぅ。困りましたねえ。このままでは埒が明かないので、少し姿勢を変えましょう』
ミランダの体から手を離し、何やらゴソゴソと色んな道具を取り出してくる。
すっかり溶けきってしまい、思考回路が停止したようなミランダを、ひっくり返して仰向けに寝かせた。そのまま両手と両足を診察台の四方の足に荒縄でくくりつけてしまった。
ボンヤリと、されるがままのミランダも縛られたあとになって慌てふためく。
「…あっあの…これは一体…?」
コムイはただ一言。
『ただの身体検査ですよ』
そのあとはコムイのやりたい放題だった。
まずは両乳首に小さなローターで散々なぶられて、乳首だけで初めてイカされてしまった。
ローションも改めてたっぷり塗られたあと、
『おや?これはローションじゃありませんねえ。困りますよ。』
なんて、何が困るのか分からない喋り方をしながら、ミランダの両足の間に顔をうずめる。
「…こ…こんなのっ、身体検査じゃ…なっ!…や…あっ…!…」
ミランダはコムイに何か言おうっするのだが、その度にさらに感じる所をせめられ、すべて徒労に終わる。
コムイの舌はたっぷりの唾液でミランダのヒダをゆっくりと舐めていく。左手で少し周りの皮を持ち上げると、見える小さな豆をさらになめる。ゆっくりとしつこく。
「…ああっ…駄目ですっ…そこは駄目っ…ああああーっ!」
クリトリスを舐められて何度もずっとイキ続け、ミランダはもう抵抗する意思もなくしてしまった。
ミランダがくったりと動かなくなると、コムイは自分の衣服をくつろげた。そして凶悪なまでに大きくなった自信を取り出して、密壺にピタリとくっつける。ズブズブと固く熱いモノが入りこんでいく。ゆっくりと感触を楽しむように。
「…あっ…ああっ…だめっ、またいっちゃうー!」
ミランダは体をネジリながら抵抗しようとするが、それは何の効果もなく奥まで入れられてしまう。
『ミランダさんは、どこもかしこも健康ですね。そして淫乱です。
ほらヒクヒクと自分で動いて、吸い付いて、僕を離そうとしてくれませんよ』
耳元で低い声でささやかれ、ミランダの顔は真っ赤に染まる。
「…へ…変態室長っ!…」
そのまま最初はゆっくりと、徐々にスピードを上げながら、最後は2人してイってしまった。
※※※
乱れた服を整えながら、『これから定期的に身体検査をしなければいけないので、気を付けてくださいね』なんて声をかけてくる。
両手・両足の荒縄を解いてもらい、重い体を起こし、立ち上がると、ゴポゴポと小さなイヤらしい音がなる。白い液体はミランダの両足を伝わり床を汚す。
『とりあえずシャワーを浴びて、着替えてください。
ヘブラスカに会うのはそれからにしましょう』
何の意図があるのか無いのか、ミランダのよろめく体を支え、瞼に軽いキスを落とす。
ミランダは心の片隅に、きっとこの人からはもう逃げられないと予感していた。
【終わり】