ルベリエ長官が黒の教団に帰宅すると
昔からリナリーは逃げ込むように神田の部屋に入り込み身を隠していた…
……が、所持していたゴーレムから一本の連絡
「…――ギギ…」
ゴーレムから雑音が聞こえる、如何も壊れかけ寸前の様子
「ルベリエ長官がお呼びです、至急地下にある…――ッ………」
報告を終えると同時ゴーレムが故障し静まり返った
リナリーは監禁時からルベリエ長官は苦手だった
しょうがなく地下に足を運ぶリナリー
「…話だが、…その前につれない顔をして、どうかしたのかね?」
相変わらずの感情が篭っていないような言葉
そして怖い表情で目の前に居るリナリーを見つめる
「……いえ、何も。」
俯き顔を合わせないように、トラウマが戻らないように
しているなか、ルベリエ長官を歩み到着した先はヘブラスカの下。
「此処でリナリー・リーのイノセンスを一度ヘブラスカに戻し安定させるのだよ」
何の報告も受けては居なかった、……が
同調率が10%を切っている状態では否定・反論すら出来ないものだった
了承を問われ頷くと瞬きする間に体内からイノセンスが取り抜かれた
「……リナリー・リー、少し私の部屋に来るんだ、良いね?」
黒い表情で相手を見つめるルベリエ長官
長官の命令は絶対、否定出来る権利は既に失われていた
そしてリナリーは自らの足でルベリエ長官の部屋に訪れ…――
コンコンといったノックと共に一つの部屋に訪れると
ルベリエ長官が姿を現し部屋に招くと確りとドアの鍵を閉めた
「…君は今日此処で寝て貰う、妙な真似をされては困るのでね」
衝撃の言葉だったが既に其処から逃げる事は出来ない
何故ならドアの所にはルベリエ長官が見張り鍵を閉めている
暫くそのまま無言だったリナリーにルベリエ長官が口を開いた
「シャワーでも浴びてきてはどうかね、疲れただろう」
ルベリエ長官にしては久しぶりに優しげな言葉を聞いた
そのまま足を運び風呂場にへと足を踏み入れるとシャワー音が鳴り響く
暫くシャワー音が流れていると用を済ましたのか風呂場からドアを開け
教団の団服に再び身を纏い部屋に戻ると急激な眠気に襲われゆっくりと目を閉じた
薄っすらとした目を開けると裸になった自分、リナリーと
前にルベリエ長官が立っていた
すぐ起き上がろうとすればグっと何かが引っ掛かり手元を見れば
手足すべての四肢が縄により拘束され見開いた目で相手を見る
「…おや、漸くお目覚めかね」
怪しげな笑みと共に黒く染まった表情で目の前のリナリーを見つめる
この部屋に来て漸くリナリーも口を開いた
「どうしてッ、……う、…んっ…!」
信じられない表情で同じく目を合わせ見つめる
問答無用と唇と唇が重なりルベリエ長官の大きな手が小柄なリナリーの胸を揉み続ける
「(如何も体の調子が…、感じちゃうわけ無いのに……)」
寝ている中、媚薬をたっぷりと塗りたくられたか
リナリーの身体はすぐに火照り媚薬の効果で気持ちよく感じる
余計な事を喋る元気も無く次の手が秘所付近クリを弄くり回す
「ふ、あっ! …だっ……イッちゃ…ッ!」
大きく反応し唯一拘束されていない顔を左右横に振る
ルベリエはその様子をただ楽しみ指を止めようとしない
次の瞬間、意図も簡単にリナリーは痙攣しそして絶頂を迎えた
漸く弄繰り回していた手を止め相手の様子を楽しむ長官
「…どうしたのかね、これからだというのに」
秘所からは嫌々とはいえ媚薬からの敏感さが元に
信じられない程に濡れ糸を引く程になっていた
「…だって、これ、…は」
息切れながら反論しようと聞き取りにくい掠れた声で言った途端
それに気に食わなかったか絶頂を迎え息切れた相手を気遣う事無く
長官の太く長い三本の指がリナリーの中に入り込む
「あぁ、ぁぁあっ!」
両目を瞑り全身に力を込めグッと踏ん張ろうとする姿に
興奮さが増し差し込んだ指で抜き差しを繰り返す
「んん、んんんっ…!! …ふ、あっ!」
先程絶頂を迎えたばかりとはいえ流石媚薬という所か
一度目と近く二度目の絶頂を潮吹いて迎えた
「………」
長官はそのまま一言も喋る事無く一気に指を引き抜くと
秘所に顔を近づけ嫌な物音と共に秘所を吸い舐め手繰る
「…っや! ……んんんんんっ?!」
自分でも信じられない程に絶頂を迎えた後と
そして媚薬で敏感になった身体の所為で性感を感じた
黙り込んでいたルベリエ長官が漸く顔を秘所から離すと
ベルトを外すカチャカチャという音が鳴り響く
「もう、終わりにしてほしいだろう?」
漸く硬く目を閉じた所からゆっくりと目を開け
拘束された状況から微かに見える相手の様子を見、そして大きく見開く
「…やだ。 だ、駄目ッ!!」
そればかりは流石の長官相手でも許される行為では無い
ギシギシと縄の音がする程に強く抵抗しようもその状態から逃れる事は出来ず
そして硬く、そして大きくなり聳え立つ相手の肉棒が姿を現した。
嫌がり抵抗する相手を無視し自分の肉棒を相手リナリーの
濡れすぎた秘所に宛がうとゆっくりと侵入する
「…――――ッ!! ぁ、あ、あっ!」
自分の中、奥に入り込む程自分の感じる性感は強まり
中は熱く、そして息苦しくなっていけばいく程大きく反応していく
「…ッ、どうしたのかね?其処まで喜んで。」
ズッ、とした音と共に長官の肉棒全てが入り込み
掻き回すように其処その状態で相手が感じる表情を楽しむ
「やっ…、んっ!ひぅぅッ……楽しんでなん…っかぁ…!」
無理にでも其れは反論してみせるリナリー
強気な所にまた性欲が増されていき奥深く突き子宮の所まで入り込む
「ぐっ…! ふぅぁあっ…… はぁァ………ッ」
元気力が失った様子で絶頂を迎えそうになる身体を抑え
喘ぎその状態から抜け出そうとする意識はほぼ失われたように
両目薄っすらとした目で嫌々に感じる姿を見せながらいると
ビュルルル、と卑屈な音に中出しされた感覚が大きくした反応を見せる
「……どうかね、初めての感覚だろう。」
怪しく、そして意地悪な目つきで相手を見つめ
奥深く、ドクドクと自分の白濁液を満端まで入れ込み
それが終えるとそのまま力抜けたようにリナリーの上に被さった
「う、……あ………」
その状態に信じられなく被さる相手に目も暮れず
言葉を失い、ただずっと大きく目を見開いたままだった
「……まあ暫くこうしていると良い、縄は解いてあげよう」
そう言うと嫌な物音がし肉棒を相手の中から取り除くと
その姿のまま相手を拘束していたそれぞれの縄を順序良く外していく
「…どうして、こんな……?」
寝転んだまま漸く口を開いたと思えば目を合わせ
聞き取りにくく掠れこんだ声で首を傾げる
「…イノセンスを私が付き添い身体から取り除かせたのも
ただの性欲発散だけのためなのだよ,分かったかな?」
ただの性欲発散に自分を使われ中出し迄された事に
許せなく一気に立ち上がり手をあげビンタをしようとすると
クラッと頭が酔いそのまま、へにゃりと地に膝をつく
「どう、…して……」
自分から全身の力が抜けこんでいたことも込めて
ゆっくりと信じられなく唖然とした表情を見せれば
そのまま涙を流し、それは新たなトラウマを生み出したのだった…
トラウマ - END