「ねぇ、何を…するの‥?」
澄んだ美しい女性の声が部屋に響く。
その声は怯えているのか少し震えていた。
ベッドへ沈む一糸纏わぬ白い肌
広がる金色の髪。
彼女の手首はムカデに似た触手によってベッドヘッドの両端ずつに縛りあげられている
「気持ちイイこと、すぐわかるよ」
対の位置に居る男が低い声を発する。
猫の毛のように柔らかげな髪と優しく微笑む表情とは裏腹にその声は温もりを持ってはいなかった。
言葉が終わるのと同時に、その女性…ルル=ベルの細い脚が触手によって広げられる
「っ…や、めて…嫌‥」
眉間に皺を寄せて男を見る
すると、その視線が晒された自分の秘所へ向けられていることに気付いた
男を知らないその場所は薄い桃色で微かな蜜で光った
「ハハッ、濡れてるじゃねぇかよ、犯されかけてるのにな」
癖の有る髪を掻き上げてティキが笑う
割り開かれた脚の根本にその顔が埋められた
ルル=ベルの頬が一気に赤みを増す
「────ッッ!!!!」
生ぬるい舌がねっとりとルル=ベルの割れ目へ這う
初めての感触に目尻に涙を浮かべた
「すげぇ甘い味がするぜ、お前のココ」
─くちゅ…ぴちゃ
室内には卑猥な水音とルル=ベルの吐息が響く
「やぁ…あっ…そんなトコ、嫌…ッひぁうっ?!」
不意に中心の肉豆を吸われる
ルル=ベルの細い身体がビクッと跳ねた
「あぁ、ここ好き?」
肉豆を舌で転がすように愛撫し時々吸い上げる
ルル=ベルは身体を弓並みにしならせベッドのシーツを掴んだ
「やっぁ‥ッ、ひっ───!!!!」
甲高い声と共にルル=ベルが足の爪先をピンと伸ばす
熱を持った身体は一気に力が抜けた
「クリトリスだけでイッた?余程好きなんだな」
ティキが指の爪先で肉豆を弾く
ルル=ベルはまた身体を跳ねさせた
初めての経験と羞恥でその瞳からは涙が溢れた
「っ嫌…こんなこと、やめて」
視線を向けて懇願する
しかしティキにはそれは興奮材料にしかならなかった
「こんなにマ〇コグショグショに濡らして嫌がってても説得力の欠片もねぇよ」
羞恥を煽る卑猥な言葉
ルル=ベルは耳まで赤みが広がった
…くちゅり
ティキの肉棒がルル=ベルの秘所へ押し当てられる
「ッ──…いやあぁああっ!!!!やだぁっ!嫌っ!!!やめて…っ!!!!」
普段物静かな彼女も耐えきれずに悲鳴を上げる
男を知らない秘所にはティキのソレは大きすぎた
ティキが腰を前に出すと裂けるような痛みと同時に秘所からは血が垂れ流れた
「キッツ…」
初めての異物感と痛みにルル=ベルはガタガタと震える
ティキは腰を少しずつ揺らし始めた
浅い抜き差しが繰り返される
「いぁッ…あっぁ…ゃ!」
膣内を行き来する肉棒にルル=ベルは痛みを忘れ喘ぐ
ピストンのたびにピンクの粒が尖る豊満な胸は上下に揺れる
ティキはそれを揉みしだいた
興奮に身を任せてピストンの速度が増す
「やぁっいやっティキ…だめッ…ぃ、や…っ」
激しい動きにルル=ベルの瞳からは涙が絶え間なく溢れた
「やべぇ…すげぇイイ、もうイッちまいそうだ…ッ」
「あっ…あぁッん…ぁっ」
吐息混じりにティキが囁く
敏感な膣内を責められればルル=ベルも限界が近くなりティキの下でただ乱れる
突き上げられるたびに意識を手放しそうになった
「ハッ…ハァ‥っ中、出すぜ」
「ッ!!?いやぁっ‥あっ‥や、めてッ赤ちゃ、出来ちゃ…ッあぁああっ──!!!!」
強い痛みとそれを掻き消す程の快楽
ティキの言葉を必死に拒否しながらルル=ベルは二度目の絶頂を迎える
その直後膣内に熱い体液が注がれた
ティキが肉棒を引き抜くとルル=ベルの秘所からは血液と白濁液の混ざった体液が溢れた
その感触にもルル=ベルは身を震わせた
─────‥
数時間後、
幾度となく重ねられた行為も終わりティキとルル=ベルはベッドに横たわっていた
ルル=ベルはシャキンと黒い爪を伸ばし自分の手首を拘束する触手を切った
「ねぇ、ティキ‥止めさせようと思えば出来たのよ‥?」
最初の時のようにルル=ベルの澄んだ美しい声が部屋に響く
横で眠るティキの唇にそっとキスを落とした