「もう止めて・・・止めてよ・・・ラビ」  
アレン君がラビの火判を受けて、もうかなり経つ。  
アレン君の身体は焼き焦げ、生きているのかさえ分からない。  
なのに・・・ラビは止めなかった。倒れているアレン君を荒々しく蹴る音が聞こえてくる。  
「どうして・・・ラビ。」  
もう仲間を攻撃するラビを見たくない・・・。  
嫌だ、嫌だ、嫌だ。ラビという世界のピースが離れていく。  
世界が・・・壊れていく・・・。  
あんなに陽気で、あんなに優しくて、あんなにも頼もしかったあのラビが  
今では・・・微塵も感じられない。  
アレン君を蹴るラビの顔は無表情だった。まるで心を失くした人形のように。  
 
「俺は・・・ブックマンだ。世界の裏歴史を記録する為にいる。  
 神の使徒なんて、俺が歴史を記録する為だけの偽りの身の置き場。  
 俺はお前らが仲間だと・・・一度も思ったことは無い。」  
 
ラビは自分に言い聞かせるように何度も呟いている。  
私の心は悲しみで溢れていた。私がラビを仲間だと思っていたのは所詮、私だけ?  
ラビは私たちを心の中で仲間ではないと思ってたの?  
・・・・・・・・・違う。確かにラビにはどこかよそよそしい所もあった。  
けれど。ラビは私たちを助けてくれた事もある。私を励ましてくれたこともある。  
だから、きっと遅くは無い。今からでも彼に手を伸ばせば・・・きっと彼を救えるに違いない。  
彼の心を元通りに直せるに違いない、と思った。  
だけど現実はあまりに無慈悲だった。  
 
アレン君を蹴るのに飽きたのか、ラビがこちらに近づいてくる。  
返り血が幾つか付いた顔は無表情だが呪いの言葉を呟いている。  
「神の使徒なんて死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。  
 消えろ。呪われろ。みんな・・・滅んでしまえ。」  
正直言って怖かった。まさか私が仲間に、ラビに恐怖を抱くなんて思ったことも無かった。  
だけど、私は勇気を振り絞って言う。  
「ラビ。あなたの言ってることは嘘よ!あなたはクロウリーがジャスデビと残ったとき  
 私に言ってくれた。クロウリーを信じろ、と。あなたは私たちの仲間だったから信じられたんじゃないの?  
 前だって、落ち込んでいる私を叱ってくれた。あれは決して心が宿ってない言葉じゃなかった!  
 心が宿っていた!仲間が仲間を気遣うように。  
 だからあなたは私たちの仲間。それに早く気付いて、ラビ。」  
わたしは彼に何らかの変化が起こることを待っていた。だけど返ってきた言葉はたった一言。  
 
「・・・うるせえ。」  
このたった一言で私の言葉は跳ね返された。  
「え・・・?ラビ?」  
「うるせえって言ってんだよ!仲間、仲間マジうるせえ!  
 ・・・そんなに言うのなら俺が仲間じゃないって身体に直接教えてやる!」  
「んん!?」  
私が言葉で反応するより早くラビが私の唇を奪う。私が抵抗しようとしても身体に上手く力が入らない。  
彼のキスは荒々しく、一方的に舌で私の口をむさぼった。  
「はあ・・・ふう・・・」  
やっと解放されて息を整えている私などお構いなしにラビは私の服を剥ぎ取る。  
「やあっ!!」  
ブラをしてなかった私の胸が外気に晒される。ラビの手は私の両胸に触れ、揉みしだく。  
私の胸はいやらしく形を変え、乳首が硬くなっていくのを感じた。  
ラビは硬くなった乳首を咥え、吸い付く。  
「ひゃあん!」  
ラビの手は早くも私のホットパンツにかかり、中のパンツごとおろした。  
「ラビっ、そこは・・・あぁっ!」  
私の言葉になど耳も貸さずラビは秘裂に指を潜り込ませる。  
ちゅくちゅくちゅく、と卑猥な音。  
私の秘裂はすでに潤っていてラビの指と呼応するように音が鳴っていた。  
「あ、あ、やんっ・・・ダメ、あっ、ダメェェ!」  
びくんっ、びくんっ、と私の身体が跳ね、小さく痙攣する。しばらくするとやっと落ち着いた。  
だけど・・・  
「これで終わるとか思ってないよな、リナリー?」  
今まで喋らなかったラビは、もう自分の膨張したペニスを出していた。  
「嫌ぁ・・・誰か・・・助けて・・・」  
そうは言っても今意識があるのは私とラビ、そして・・・ロードだけ。  
「面白いから黙ってみてたけど、すごいねぇー。リナリーさあ、身体ビクビクさせて  
 涎垂らすなんて、はしたなかったよ。これで神の使徒を名乗ってるなんて恥ずかしいよねー。  
 ラビ。そんな奴・・・ヤっちゃえ。」  
その言葉と同時にラビは私を四つん這いにさせる。そして私の秘裂にペニスを容赦なく突き刺した。  
「うあぁぁぁぁぁっ!」  
苦痛の言葉とともに、みち、と硬い蕾が破られる。  
大事に守ってきたものが、失われた瞬間だった。  
「い、痛い、ぐっ、あぁ。」  
私が初めてだった証が、太ももに赤くつたっている。  
それでもラビの腰の動きは止まらなかった。  
「あ・・・うぅ・・・っつ」  
ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ  
ラビが腰を打ち付けるたびに、私は痛みより快楽が強くなっていく。  
「あっ、あんっ、ひぁ、ああっ」  
ラビの腰もラストスパートをかけてきた。スピードが今までの倍近くある。  
「あんっ、ああんっ、ああぁっ、あっ、あっ、あっ!」  
もうラビは獣のようだった。AKUMAを倒すために鍛え上げた身体をフル活用して、  
私を後ろから犯す。  
「あっ、あっ、ああぁぁぁっ、んあぁっ!」  
絶頂まで意識が押し上げられていく。もう・・・限界。  
「だっ、だめぇ、なにかくる・・・もうだめぇぇっ!」  
その瞬間、ラビのペニスが中で爆発する。  
「ああぁっ、ああぁぁぁぅあぁぁぁぁっ!!」  
私の中に注がれるものを感じながら、頭が白く染まっていく。  
消えかけた記憶の中で最後に見たのはラビの無表情な顔に伝う一筋の涙だった・・・。  
 

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