夜遅く任務から戻ったアレンは、疲労と安心から睡魔に襲われてベッドに倒れこんだ。
「ううぅ〜・・・眠い・・・」
自分の帰りを待っていてくれていた人たちに悪いと思いながらもアレンはそのまま寝てしまった。
数時間後
――ガチャ キィ―――・・・
無防備にも鍵のかかっていないアレンの部屋にリナリーが侵入した。
そしてベッドで熟睡しているアレンにまたがり、いきなり唇に吸い付いた。
―――クチュ・・・ちゅく・・・
わずかに食み、舌を侵入させて軽くつつき、アレンの口内を味わう。
そんなことをされているのに、アレンはよほど疲れているのか、一向に起きる気配はない。
舌で散々アレンの口内を荒らしたリナリーは、満足して舌を引き抜いたとおもったら今度はアレンの上着を脱がし、
アレンの上半身を露にした。
起きる様子のないアレンをいいことにリナリーはアレンの耳を甘噛みし、アレンの胸を手でさすって愛撫した。
そこまでされてようやくアレンは目を覚ました。
「んっ・・・え?リナリー!?何してるんですか!!?」
そんな言葉は無視し、リナリーはまたアレンの唇を奪う。
「え!?ちょっとリナリー!ふっ!?んんん!!」
再びリナリーにキスされ、舌を差し込まれた。リナリーは巧みにアレンの口を開いて舌を侵入させる。
「ん゛!!んんぅ!はぁ・・・」
舌を絡ませられて、アレンは成されるがままになっていた。
ようやく唇を離したリナリーに、アレンは問いかける。
「ふぅ・・リナリー、どうしたんですか?いきなり・・・こんな・・」
するとリナリーは少し怒り気味に言った。
「アレン君がやっと帰ってきたのに私のところに来てくれなかったのがいけないんだよ!?今晩は寝かせないからね?」
「ちょっ、リナリー何言ってんですか!?え?わっ!!」
アレンが驚いたのは、リナリーがいきなり自分の首筋を舐め始めたからだった。
「アレン君が悪いんだから、じっとしててね?」
そういってアレンの首にかぶりつき、優しく愛撫したかと思えば激しく音を立てながら舌で舐め上げた。
ぴちゃぴちゃ、と厭らしい音が部屋中に充満する。
「わっ!リナリー、くすぐったい・・・」
リナリーは段々舌を下にずらし、アレンの鎖骨付近を愛撫していた。
リナリーが自分からそうしてくるという状況にアレンは興奮し、リナリーに愛撫されている部分に快楽帯が広がっていった。
これを止めるのはもったいないと思い、アレンは敢えてそのまま流されることにした。
気付けば、今やアレンはリナリーに押し倒されていた。
「ん・・・はぁ・・」
アレンの胸を舐め始めたリナリーは時々熱い吐息を漏らしながら夢中で唾液をなすりつけた。
アレンは優しくリナリーの頭を撫でながら愛撫を享受した。
段々と下半身に近づいてきたリナリーの頭に、アレンは少し戸惑っていると、
リナリーの白い手がアレンのズボンのチャックにかけられた。
「わわっ!?リナリー、それは!」
するとリナリーはアレンを上目遣いで見上げながら言った。
「アレン君は動いちゃだめだよ?じっとしててね」
そしてついにズボンのチャックを下げてしまった。そしておもむろにアレンの肉棒を取り出す。
解放されたアレンのそれは今まで散々焦らされていたためか、大きく勃起し、すさまじい硬度を誇っていた。
「ふふっ・・アレン君の凄いね・・・」
「うわっ!!リナリー、待ってください!」
アレンの制止を無視して、リナリーはアレンを優しく手で掴み、ゆっくり上下に動かし始めた。
「くっ!ふぅっ!!リナリー・・・」
リナリーは段々手の動きを早くしていく。
――――――――シュッ、シュッ
「うっ、くうっ!!はぁ・・・」
リナリーはアレンに問いかけた
「アレン君、気持ちいい?」
いきなり聞かれたアレンは、戸惑いながらも答えた。
「くぅぅ・・・はい・・」
「じゃあ、もっと気持ちよくしてあげるね?」
そう言うとリナリーはアレンの肉棒を舐め上げ始めた。
アレンはリナリーの生温かい舌で愛撫され、凄まじい快感に襲われた。
「ううっ!!くはぁっ・・リナリー!」
アレンが喘ぎ始めるとリナリーは肉棒を口の中に包み込み、頭をゆっくり動かしながらアレンを愛撫した。
時折舌で敏感な裏側を舐められ、アレンは強い快感と射精感に堪えられなくなりそうだった。
ピチャ・・クチュ・・チュル・・・
「ん、ふぅ・・はぁ・・」
徐々に太さを増していくアレンを頬張り、リナリーは苦しそうな声を漏らす。
「リナリー・・僕もう・・・出そうです・・」
リナリーはアレンを再び上目遣いで見上げ、アレンを強く吸引した。
数回ほど吸引され、アレンはとうとう限界を迎える。
「くぅぅぅっ!!!」
アレンは一気に熱い欲望をリナリーの口内に吐き出した。
「んんっ!?んんん!」
凄まじい量の精液にリナリーはむせそうになりながらも、少しずつ飲んでいった。
そして欲望を吐き出したばかりでまだ倦怠感が残っているアレンに覆いかぶさり口付けた。
「ん・・うぅぅ・・」
そしてまだ飲み込んでいないアレンの精液を舌を絡ませながら流し込んだ。
「ん゛!!?んぅぅ、はぁ・・・」
―――――――くちゅ、ぴちゃ・・・
とても苦く、どろりとした粘膜質の液が流し込まれ、アレンは顔をしかめた。
それと同時に、息もできないくらいに深く、激しいキスからようやく開放された。
「はぁ・・はぁ・・リナリー・・・」
息も絶え絶えになっているアレンに、リナリーは微笑みながら言う。
「これがアレン君の味だよ?苦いでしょ?」
アレンは苦笑し、リナリーの体を持ち上げて起き上がると、言った。
「じゃあリナリー、今度は僕の番ですね。」
そしてリナリーを一気に押し倒す。
「え?アレン君!?ちょっと待っ・・・」
そんな言葉は無視し、アレンはリナリーがしたように鎖骨に吸い付き、丹念に舐めあげた。
「ひぁ!?んっ!・・ふっ・・うぅ・・・」
溢れる嬌声を我慢しているリナリーに、アレンは言った。
「リナリー、誰にも聞こえませんから声を聞かせてください・・・」
それでもリナリーは首を横に振り、手を口に持っていった。
はぁ、とため息をついたアレンは、リナリーの服を脱がせにかかった。
「んん!?んっ、んんん!!」
抵抗もむなしく、リナリーの胸はアレンの手によって露にされた。
「もう硬くなってますね・・・」
そう言いながらリナリーの両胸の突起を中指と人差し指で摘みながら言った。
「んっ!!くぅ、ふぅっ!!」
背を浮かせながらも、まだしぶとく我慢するリナリーにアレンは躍起になり、
今度は胸に口を寄せ、ぺろぺろと舐め上げて乳首に吸い付いた。
「んはぁっ!!ああ、ふあぁぁっ!!」
こみ上げる快感に我慢できなくなり、とうとうリナリーは嬌声を上げた。
アレンは嬉しそうに言う
「やっと聞かせてくれましたね・・・」
「んっ・・・ひぁ・・アレン君の馬鹿ぁ・・」
そう言いながらもリナリーはアレンの愛撫を享受し、気持ちよさそうに体をくねらせた。
優しくリナリーの胸をしたと右手を使って愛撫しながら、
アレンは余った左手を未だスカートに覆われた彼女の下半身へ伸ばした。
赤く、甲に十字架の埋め込まれた左手で、アレンはリナリーの美しい脚を撫でていった。
くすぐったそうに脚を蠢かせ、リナリーはアレンの手に応えた。
「ん・・・はっ・・」
じっくり太股を楽しんでいたアレンは、段々と手を上へ上へと持っていった。
そしてスカートの中へ侵入する。柔らかな布に覆われたそこはもうだいぶ濡れており、しっとりとしていた。
アレンは下着の上からリナリーの秘所を揉み上げた。
瞬時にリナリーが反応する。
「んはあぁっ!!アレン君・・・」
アレンはゆっくり彼女に口付け、体位を横にずらし、胸を撫でていた右手もリナリーの下半身へ伸ばす。
そして右手でスカートの上から柔らかな尻を撫で、左手は下着の上を這わせた。
じっくりと左手を這わせていると、徐々に濡れてくるのを感じる。
「んっ、はぁ・・・ふうぅ・・・」
それと同時にリナリーの吐く息にも段々と熱がこもってくる。
探るように厭らしく指を這わせると、アレンの指は下着越しにリナリーの突起を探り当てた。
アレンは彼女の頬に軽くキスをすると、その突起を指で押しつぶして刺激した。
「ひあっ!!」
途端にリナリーが過敏に反応し、腰を浮かせる。
その反応が嬉しくて、今度は下着を横にずらして直接刺激する。
「ここがいいんですか?リナリー」
そう問いかけながら、指で捏ねるようにして、優しく撫でる。すると愛液のこぼれる量が増した。
「ひっあああっっ!!!」
高い声を上げてリナリーはアレンの手ごと、太腿を閉じた。
強く締め付けられたアレンの手は、未だにリナリーの陰核を貪っている。
「はぁん!ああぁん・・」
リナリーの甘い声といい感触の太股に締め付けられる手を楽しみながら、アレンは中指をリナリーの膣へ挿入した。
ゆっくり探るように動かしていく。
「あはあぁぁっ!!んっ、アレン君っ!」
腰を蠢かせて応えるリナリーの膣内で、アレンの指は激しく這い回った。
人差し指も挿入し、二本の指で刺激する。時折膣内の軟らかい壁を擦ると、リナリーの喘ぎが激しさを増した。
「あああぁっ!!はぁっ、そこはだめぇっ!!」
「リナリー、気持ちいいですか?」
「気持ち、いいけどっ・・あんっ!!」
リナリーの喘ぎに触発され、アレンはもう一本指を追加する。
そして三本の指で膣を抉るようにばらばらに動かす。
「ああん・・っ、・・んっ、あはあぁっっっ!!!」
強い刺激に耐え切れず、リナリーはいっそう高い声で喘ぎ、達した。
ぬちゃ、と卑猥な音を立てて、アレンはリナリーの膣から指を引き抜いた。
その指にはねっとりとリナリーの愛液が付着していた。
それをリナリーに見せ付けるかのようにして、ちゅるる、とわざと厭らしい音を立てて舐めとった。
「はぁ、はぁ・・意地悪・・・」
まだ息の整っていないリナリーに優しく口付けをし、アレンは自分の肉棒を未だに蠢いているリナリーの陰部に擦り付けた。
「んんっ!」
「いい、ですか?リナリー」
「・・・いいよ、早く来て・・」
自分をせかすリナリーにアレンの肉棒はまた太さを増した。
「いきますよ・・」
「ん・・くっ・・」
指よりも太く、固い感触に、リナリーは震えた。
アレンもまた、ねっとり自身に絡み付いて放さない彼女の膣に、汗を滴らせた。
一気に押し込む。
「んあぁぁ!!アレン君の・・凄いよぉ・・んっ・・」
「リナリーの中も、いつ入っても暖かくて、柔らかくて、気持ちがいいですよ・・・」
―――――――――ズチュッ、グチャ、ニチャァ・・・
溢れる愛液が激しく散り、アレンが挿出を繰り返すたびに粘膜質の厭らしい水音が響く。
「んっ、はっ、あああぁ・・・アレン君っ!!」
「うっ、ぐぅぅっ、ふぅ、キツッ!!」
散々じらせた所為か、リナリーのそこはいつも以上にアレンを締め付け、アレンを動けなくする。
アレンはそれでも何とか動こうと、リナリーの腰を掴み、必死で揺さぶって抽送を送った。
「んぐぅっ!!リナリー、もう、イクッ!!」
「私も・・もう・・あぁぁぁあああっっ!!!!」
「うっ、くぅぅ、はぁぁぁっっ!!」
リナリーの中が一気に狭まり、アレンは強力な締め付けに耐え切れずに限界を迎える。
「ふぁぁん・・・」
熱い液体が流し込まれ、リナリーはわずかに声を漏らした・・
ようやく一段落つき、アレンはリナリーに問いかけた。
「ふぅ・・驚きましたよリナリー、起きたらいきなりこんなことされて・・ほんと、どうしたんですか?」
リナリーは答えた。
「だってやっと帰ってきてくれたのに、アレン君がなかなか来てくれないんだもん。寂しかったからアレン君の部屋に行ったら、
アレン君が寝てて・・・それで怒って・・・アレン君が悪いんだからね!?」
「ははは、すいませんリナリー、でも僕も疲れてたんで・・・許してください。」
そういってアレンはリナリーを抱きしめた。
するとリナリーは甘えるようにアレンの胸に顔を埋めた。
「ふふ、いいよ。おかえりアレン君。」
「ただいま、リナリー」
そういって二人は抱き合ったままベッドに倒れこみ、深い眠りについた。