「疲れたな、今日は」
アレンが一人、部屋で仰向けに寝ていた。
ノアに殺されかけた事、イノセンスを壊された事、イノセンスを発動させるために
首を落とすかもしれなかった事、いろんな事があってアレンの疲労は限界に近かった。
「リナリーどうしてるかな・・・ラビも、クロウリーも・・・大丈夫かな・・・」
寝返りをうちながら、いろんな事を考えていた。
「・・・・ちくしょう」
・・・コンコン
「(ウォンさんか・・・バクさんかな?)開いてますよ、どうぞ」
入ってきたのは・・・蝋花だった。
「ん?アレン君、寝てたにょ?」
「ろ、蝋花さん!?どうしたんですか?何か語尾が・・・」
「らによ(何よ)!!文句でもあるってぇ〜〜〜の!?」
酒のにおいがした。あと、何だか甘い香り。
「酔ってるんですか!?」
「ん〜、ちょっと飲んだけど、べちゅに酔ってなんかいましぇ〜ん!!」
「(酔ってるじゃないですか・・・)も、もう遅いですし、お休みになったらどうですか?あ、それとも何か用事でも?」
「用事は特に無いよ〜、あ、リナリーってだぁれ?」
!!!!!!!
「リナリーですか!?彼女のことをは蝋花さんが知ってるんですすか!?」
予想外の質問に慌ててしまい、うまくしゃべれないアレン。
「ふふっ、慌てちゃってぇ、か〜わぁいい〜
別に知ってるわけじゃないけど、さっき、リナリー・・・って聞こえたからぁ、誰かにゃ〜って」
大き目の丸眼鏡がずれて、なんともいいようのない色気に少し動揺するアレン。
「な、仲間ですよ。あ、ほら、コムイさんの妹の・・・」
「あ〜、はいはいはい、いたねぇ〜、そんな名前のコ・・・・・・で、好きなの?」
「でっ、え!?あ、いや、僕は、あの、その別にそんな、こと・・・は・・・」
アレンは顔を真っ赤にしてうつむいて、ごにょごにょ言う。
「ふぅ〜〜〜ん」
少しづつ近寄ってくる蝋花。なんとなく離れようとするアレン。
「ろ、蝋花さん、ち、近いです・・・」
「私ねぇ〜、実はストライクなのよねぇ〜〜」
意味不明の言葉に混乱するアレン。
「(ス、ストライクって、まさかラビみたいなやつか?・・・いやいや、蝋花さんが僕をそんな・・・)」
「アレン君てさ、手ぇ治ったら帰っちゃうの?」
「帰るというか、僕はクロス元帥を探さなきゃいけないんで・・・」
「じゃあ今のうちに・・・」
ギシ・・・とベットが鳴る。いつの間にか、アレンは壁際まで追い込まれ、蝋花がベットに上がりこんできたせいだ。
「ちょ、今のうちって・・・?え、あ、ぅむっ」
突然、やらかい物で唇がふさがれた。蝋花は舌を浸入させようとアレンの歯を舌でつっつく。
「(・・・やらかい、やらかい、けど、ここで負けたら・・・リナリー・・・)」
リナリーLOVEのアレンは、何とか侵入は避けようと歯を閉じる。
「(むぅ〜〜〜頑固ね、アレン君は・・・よ〜し・・・)」
「んぅ、・・・・むぅ?・・・んぅ!!!!!?????」
蝋花がアレンの股間をさすり出した。アレンは力が抜けていくのを感じたが、何とか精神力でもって、
勃たないように、歯を開かないように勤めた。まだ口はふさがれたままだった。
「(なかなかの純情BOYだわ・・・こうなったら、蝋花さん必殺・・・)」
股間をさするのを止めて、アレンのズボンの中に手を突っ込む。生で触る気か!?と、アレンは思ったが
蝋花の手はアレンのモノをスルーして・・・
『ずにゅ』
「!!っあ!!」
今まで感じたことのない違和感と、痺れるような感覚がアレンを襲った。指を入れられたのだ。
あまりの衝撃にアレンの口が緩んだ。その瞬間を、蝋花は見逃さなかった。
「んぅ、んはっ、ん・・・」
突然、進入してきた蝋花の舌に、口の中を激しく犯される。
「(う、やばい、このままじゃ・・・)」
少しづつ息が荒くなってくる。アレンは理性が、だんだん崩れていくような気がした。
「んふ、んん、」
いつのまにか、アレンも自分から蝋花の舌に、自分のを絡めていた。
クチュクチュと、淫猥な音がとても大きい音のように聞こえる。
5分、いや、もっと長かったかもしれないキスから、アレンはようやく開放された。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「ろ、蝋花さん、い、いきなりは酷いじゃないですか・・・アレ?」
目の前にいたはずの蝋花がいなくなっている。どこに?と思った瞬間、後ろから抱きつかれた。
「うわぁっ!!ろ、蝋花さん、いつの・・・・ま・・・に」
アレンは変な感触に気が付いた。服越しに、二つ、豆のような感触がある。
「ア〜レ〜ンく〜〜ん」
アレンは自分の目の前にある、さっきまで蝋花が着ていた服に気付いた。あと、下着も・・・
「えっ!(まさか、は、は、裸!?うそぉ、早っ!脱ぐの早っ!・・・まて、もしソウだとすると、この硬いのって・・・)」
いろいろ混乱するアレンをよそに、蝋花はアレンの服の中に手を突っ込み、まさぐっている。
「ね、しよ?」
「な、ななななな、なにヲ?デスか?」
「まぁ、嫌だっていっても無理やりしちゃうけどね」
「え、そ、うわっ」
突然、グイっと引っ張られ、仰向けに倒されてしまうアレン。そして、蝋花はアレンの顔をまたぐような格好になる。
「(きゃぁぁぁ〜〜!!!これって(ピー)じゃないの〜〜〜!!マジで裸だしぃ〜〜〜、見えてるってアレがぁぁぁ!!!)」
「さ、いただきましょ」
初めて見る女性のアソコに圧倒されて固まるアレン。でも、蝋花はお構いなしに既にガチガチになったアレンを取り出し、咥えて
激しく攻め立てた。
「ひっ、・・・・あっ・・・ぐぅ」
もう、理性なんてアレンには残っていなかった。
「(これが、女性の・・・)」
蝋花のアソコはピンク色で、まだ何もしていないうちから濡れていた。
「(師匠が愛人と・・・っく、してたときに、ちょっと見えちゃったけど・・・間近で見ると、ちょっとグロ、いかも・・・んぉ、)」
とは思うものの、まったくのチェリーボーイだったアレンは、何をしていいか分からず、ただ蝋花のなすがままになっていた。
そして、だんだんアレンに限界が近づいていた。
「くぁ、あ、蝋・・・花さぁ、、で、でそう・・です」
「ほう(そう)?ほんひゃあ(ほんじゃあ)」
『ずにゅ』
「!!!!!!!っあ!!」
またアソコに指を突っ込まれた。
グチュ、ニチュ・・・クチュ、
唾液で濡らしたのか、蝋花の指はアレンの穴の中でスムーズに動いた。
「あっ、ああ、蝋花さ、ん、っく、そ、そんなにし、したら、」
蝋花は中をえぐるように指を動かし、一気にアレンを吸い上げた。
「っあ、ああああ、あ、あああああああ!!!!」
ビュク、びゅっ、ビュルルルルルル!!!!!
勢いよく吐き出されたアレンの白濁は、蝋花の口に収まりきらず、口の端からボタボタ零れ落ちた。
「ん、んっく、んん、」
蝋花は、口にある分をすべて飲み込んでしまった。
「き、汚いで、すよ・・・」
「ん、ふふ、おいしい・・・」
口から零れた精液を、人差し指でぬぐっては口に運ぶ蝋花の姿に、アレンのイチモツはいつのまにか回復していた。
「あら、元気なこと」
「!あ、こ、これは・・・」
「スケベなんだね、アレン君て」
「ろ、蝋花さんには言われたくないですよ!!!」
「あれぇ〜?私にそんな口のきき方してもいいと思ってるの?」
「へ?あ、いや、あぎゃっ!!!」
アレンは突然、悲鳴をあげた。なぜなら、蝋花が足でイチモツを踏んづけたからだ。
「いいいい痛い!痛いです!!や、やめて!!」
「や、め、てぇ?」
「ううう、や、やめてください!!」
「蝋花様やめてください、でしょ?」
蝋花は踏んづけながらグルグリとアレンを攻撃する。
「あっが、あう、ろ、蝋花、さ、様、やめて、く、ください!!」
「よくできました、じゃあ、ご褒美あげましょうね」
と、アレンの目前に胸を持ってきて、
「はぁい、ほら、吸ってごらん?」
「な!!??そ、そんなコトは・・・」
「できないって?・・・よっぽどキン○マを潰してほしいのね・・・」
と言って、蝋花の足がアレンの急所に狙いをつける。
「!!!わ、わかりました!!す、吸います!!あ、いや、吸わせてください!!!」
「そんなに吸いたいの〜?ん、ほら、じゃあ吸わせてあげましょう」
もうアレンのプライドはズタボロだ。
「(うう、なんで僕がこんな目に・・・)」
と思いつつも、『むりやり』というコトに、なんだか変な興奮を覚えてしまうアレンだったが、必死でそんな考えを消し去った。
早く、終わって欲しい・・・いや、終わって欲しくない・・・あれ?いまのは・・・僕の・・・本当の気持ち・・・?
いろんな思考がめぐる中、さすがに潰されるのは嫌なので、おずおずと蝋花の乳首に舌を這わせた。
「んっ、・・・ふぅ、ああっ、はぁ、・・・・ん、」
舌でピチャピチャ舐めた後、今度は口に含んでチュウチュウ吸う。
「んあっあはぁ!・・・ひゃぁ、・・・んっ、ん、いい、」
だんだん蝋花の声に変化が出始めた。
最初は、まだ押し殺したようなくぐもった声だった。しかし今は甘く、鼻にかかった声をあげている。
「んあぁ、あっ、あっ、アレンく、ん、もっと、もっと強く、んふ、・・・あっ」
アレンは要望に答え、さらに強く吸い、乳首を甘噛みした。
「ひゃぁん!ちょ、っ、アレン、あはっ、・・・んっ、」
アレンは、少し蝋花よりも上に立ったような気がしてうれしくなった。が、アレンのモノはもう爆発寸前だった。
「ろ、蝋花さん」
「ん、はぁ、はぁ、い、挿れたいの?」
アレンはコクリと頷いた。
「じゃ、じゃあ言うこと、はぁ、あ、あるでしょ?」
「ええっ!な、なんて言えば・・・」
「蝋花様、私のいやらしいおちんちんを、貴方のおま○こにぶち込みさせてくださいませって」
「な、ななな、な、・・・・・そ、そこまで言う必要は・・・」
「ふぅ〜〜ん、じゃあもうお終い!私帰るからね」
「え?ええっ!そ、そんな・・・」
「裸で出て行って、バクさんにアレン君に襲われたぁ〜〜って叫んできてやる」
「そ、そんなぁ」
「い・わ・な・い・の?」
もうダメだ。きっとコレは夢なんだ。悪い夢を見ているんだ。でなきゃ、蝋花さんみたいな娘が、そんなこと言うはずがない・・・
もう、アレンに選択肢はなかった。
「蝋花様、私のいやらしいお、おちんちんを、あ、貴方のお、お、おま○こにぶち込みさせてくださいませ」
これじゃあ、クロス師匠のと逆だな・・・と思いながら、眼鏡の娘の手に堕ちてしまった自分を笑った。
「しょうがないわね、じゃあ、挿れるわ、ね」
蝋花はアレンの上に腰を下ろし、アレンのモノを入り口にあてがい、一気に腰を沈めた。
「ん、んんっんあああぁああっ!!」
アレンは想像を絶する快楽に、イキそうになるのを何とかこらえた。
「(こ、これが女の子の中・・・なのか)」
蝋花の肉壁は、アレンを奥へ奥へと導くように、ザワザワ動いている。
「っ、ああ、・・・んうっ、あはっ、・・あ・・あああ、」
蝋花が激しく腰を動かす。アレンもそれに合わせて腰を突き上げた。
「きゃうぅっ!!あはぁ!、・・・あんっ、あ、アレン君の、お、おっきぃ・・・んぅ、くて、き、気持ちい、いい・・・はぁっ、」
「蝋花さんも、す、すごくきつくて、き、気持ちいいです」
ジュプッ、ニチャ、ジュプッ、グチュ・・・
愛液と体のぶつかる音がやけに大きく聞こえる。
「はぁ、ひゃぅぅ、・・・うあっ、ああっ、ああん・・・んっ、」
「くはっ、うう、ろ、蝋花さん」
「んん、やぁっ、・・・ああっ、あっあっ・・・・・・・・あはっ、」
蝋花の中がうねりだした。どうやら絶頂に近いようだ。
「ア、アレン、くぅ・・・ああっ、わ、、い、いっちゃぅ、ああっ!あっ、いっちゃうよぉ!!」
「ろ、蝋花さん!ぼ、僕もいきま・・・」
「ん、あ、ああああああぁぁぁああああああ!!!」
「うああっ!!」
蝋花の中がきゅぅ〜っと締まり、アレンは蝋花の中で果てた。
ビクビク ドクッ・・・
「あ、あ、アレ、ン君のが、は、入って・・・く、る、ん、はぁ、・・・・」
「ハァ、ハァ、ハ、ァ・・・」
そのまま二人はぐったりして、その場で眠ってしまった。
翌日
アレンが目を覚ますと、布団から服からすべて元通りになっていた。蝋花の姿も見えず、まるで昨晩のことがなかったかのようだ。
「・・・夢だったのか・・・な?」
・・・コンコン
「!!っはいぃ!!!」
びくっとして扉のほうを見ると、
「よぉ」
「な、なんだバクさんでしたか・・・・」
ほっと胸をなでおろすアレン・・・だったが
「いや〜、昨晩は大変だったろ?蝋花はああ見えてどサディストだからなぁ」
「・・・・・・・・え?えええええええ!?き、聞こえてたんですか!?」
「いや、寝てたけど。俺達側に被害者がいなくてな・・・」
「・・・?ひ、被害者?」
「おぉ、蝋花は酒を飲むと本性が丸出しになっちまうんだよ。だから酒を飲んだ夜は、この建物内の誰かが襲われるんだ。」
「・・・」
「だから、飲ませないようにさせてるんだが、昨日は不注意でな・・・」
「・・・」
「あ、安心しろ。アイツは何も覚えちゃいないから。」
バタッ・・・
アレンは頭が真っ白になって倒れてしまった。
「あっ!!アレン!!しっかりしろ!!おい!!アレェ〜〜ン!!!」
「(は、はやく・・・ここから逃げ、出さ・・・なく・・・ちゃ・・・)」 完