「……ん」  
 
ピチャピチャといやらしい水音が部屋の中に響きわたる。  
リナリーの秘部を指で掻き混ぜていたアレンは彼女が身じろいだことに顔をあげる。一度指をそこから離して彼女の顔を覗き込んだ。閉じられている瞳が僅かに揺れ動いた。  
 
「リナリー、起きてます?」  
 
返事はない。  
任務帰りなのだろう、団服姿のままアレンの部屋に訪れたリナリーは疲れているのかぐっすりと眠っていた。アレンのベッドの脇に設置されたリンクのベッドに。  
彼女は未だ目覚めない。  
覆い被さるようにして唇を重ねたアレンは彼女の口内を出来るだけ激しく犯した。くぐもった声が耳に届く。  
 
「ん、…んん!」  
 
完全に覚醒したリナリーの瞳と目が合った。  
驚いた顔をするリナリーに、しかしアレンは構わず濃厚なキスを続けた。  
片手をリナリーの胸元まで移動させる。すでに現になっている彼女の豊満な胸に無遠慮に触れた。  
びくり、とリナリーの体が反応を見せる。焦らすようにそこを撫でまわしながらアレンは唇を離して微笑んだ。  
 
「おはよう、リナリー。よく眠れました?」  
 
「お、おはよう…、って、何のこれは!」  
 

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