「おやすみリナリー。」
「おやすみなさい、リーバーさん。
兄さんは・・・当分起きそうにないわね。」
「この前、薬の実験(アレンが実験台になった)でデータとれなかったらしいから・・
今日は(他の人が今日まで逃げ続けたから)大変だった・・。」
リナリーを横にリーバーが眠るコムイに毛布を掛ける。
「そういやぁ最近アレンと喧嘩したみたいだな。」
アレンとリナリーの仲(付き合っていることまでは誰も知らない)に何か亀裂が生じていることは
みんなが感じていた。
「えっ・・・。」
一気にリナリーの顔色が曇る。
リーバーは心配そうだが、自分に何ができるわけでもなく・・。
黙り込み、その場を去るリナリーの背を見送る。
みんながすれ違うたび、リナリーにおやすみと声をかける。
リナリーは愛想よくそれらに微笑み返す。
彼女は黒の教団のアイドル、アレンでなくても黒の教団に属すものは皆
彼女を愛す。
その彼女の愛を得た世界一の幸運を持つ少年が一人・・・。
瞳が・・・彼女を見つめている。
ギラギラした瞳・・・獣以上の・・・悪魔の瞳。
リナリーは自室のドアを開け、中に入る。
「?」
背後に何かのいる気配をかんじ、彼女は振り返った。
何もない、目の前にはさっき自分が開けて入ったドアがあるだけ。
「!?」
視線を戻すとそこにいるはずのない者がいた。
「・・・アレン・・・くん・・?」
リナリーが疑問形にしたのにはわけがある・・・。
目の前にいる少年はアレンだったが・・・本当にアレンか自信が持てなかった。
あまりにも雰囲気が違うからだ・・・発せられるオーラがとても同じ人間とは思えない。
予想以上の変貌ぶりにリナリーは驚きを隠せない。
「さぁな・・・。」
「アレン君?」
アレンはリナリーに飛びかかった。リナリーの胸倉をつかみ。引っ張り込んで
彼女のベットに投げる。
「きゃっ。」
瞬時に彼女に跨り、腕を押える。
「おとなしくしろ・・。」
アレンは静かだが迫力のある声でリナリーにつぶやいた。
結構見てきた光景、今までよりも乱暴に彼女をベットに寝かせ。
今までよりもずっと乱暴に僕は彼女を組みふせている。
さっき言った言葉を聞いたのか彼女は悲鳴を上げない(悲鳴を上げたところで口に手をつ込んで止めてやるが)。
暴れる様子もない、もう少し抵抗されると思っていたので拍子抜け。
もっと俺を怖がれ。
そう思ったら・・・急に彼女の顔がこわばった、ようやく現状を理解したんだ。
リナリーの首筋にかみつく、歯を突き立てる。
前見たときラビがキスしていたところだ・・ラビよりも深く・・
印を刻みつけないと・・・深く深く刻みつけないと・・・。
「ちょっ・・!アレン君痛い・・・。」
リナリーは身をよじり、僕を首筋から引き離そうと、後ろ髪を引っ張る。
だが僕は食らいついて離さない。
やっぱりこれじゃ痛いだけかな?
僕は首筋に食らいつきながら、彼女の服を力任せに引き裂く。
ピシャアと君のいい音がして彼女の胸があらわになる。
首筋を一舐めして、徐々に顔を下げていき、胸に手をかける、
胸を手のひら全体を使って揉み始める、柔らかい・・。
ずーとずーと触ってなかった。
勝手に自分で禁欲していたから、今はもう我慢がきかない。
乱暴にも見まわしながら、乳首を噛んで吸う。
ちゅうう・・
「んぁ・・あん・・・ああ・・。」
リナリーの顔を見てみる、火照った赤い顔だ。
「ねぇ、リナリー・・ラビにもそんな顔を見せた?」
「・・・・。」
「あまり驚かないんですね・・・。」
「もしかして・・あれ見せたのは・・・。」
僕は彼女のスカートに手を突っ込む、肌を伝って、秘所を探す。
あったここだ、人差し指を中に差し込む、なめっとした感触が、人差し指を包み込んで
締め付ける。
「あっ!」
「わざとだったんですか・・・?」
中指も入れてぐいぐいと強引に中に押し込む。
「ああっ!!」
僕は左手で胸をもみながら、右手で彼女の秘所を突く。
彼女に顔を近づける。
かわいいなぁ・・・。
あの時と同じ感想、でもあの時と顔とは全然違う。
目をつぶり、与えられる快楽に耐える顔だ。
感じてるのかな・・?だったらもっと感じてほしい・・。
指の突くスピードを早める。
「ああぁ!!あっあっあぁああぁ!!」
彼女の一番感じるポイントを探り出し、そこを重点的に攻める。
接吻するかのように、彼女に顔を近づける。
「ラビとはどこまでやった?」
二人の行為があの時だけで終わっているとは思えない・・。
僕が見てないだけで、他にもやってるに決まっている。
「言え・・・。」
彼女の瞳を鏡に、自分の顔をのぞき見る。
すごい顔だ、今まで鏡で見てきたどの顔をよりも怖い顔だ。
今僕はこんな顔をしているのか・・・。
「俺を甘く見るなよ、この×××が・・。」
自分の中の悪魔が僕の口を使って勝手にしゃべる。
だけどかまわない、この悪魔も僕だからだ。
そう・・・この悪魔は僕だ、認めてしまえば楽なもんだ。
こいつをコントロールする術を身につければ、きっと僕は無敵になる。
「ラビとはキスした?」
リナリーは首を横に振った。
それが僕の質問に対する答えなのか、僕から与えられる快楽に狂喜しているのかは
振り方を考えるとちょっと微妙だ。
まぁいいや・・・。
キスした、僕とリナリーの唇が触れ合い、軽いエクスタシーを感じる。
いいなぁ、僕キス好きだ・・すっごく、SEXよりも・・何でだろ?
唇に割って下を忍び込ませ、彼女の口内を暴れまわる、歯の裏側をなめとり、
奥歯のほうまで舌をのばす、リナリーは僕の後頭部に手をまわし舌を絡めてきた。
グラ・・
えっ・・・・?
「?・・・んんんん!!」
意識が遠のく・・何だこれ・・リナリーと今まで何度かキスしたけど・・・。
こんなのは・・・。
リナリーの舌が僕の口内に逆に入ってきた。
僕の頬肉の内側を舐めまわして、縦横無尽に侵食していく・・・。
まずい・・。
僕は遠のく意識を必死で捕まえ、彼女の胸と秘所をいじっていた。
両手を離し、彼女の唇を離しにかかる。
彼女は少し抵抗したが突き放せた。
離れたときグポッという音をたてて僕の口から大量の唾液がこぼれた。
彼女の胸にその唾液が落ちる。
「ぜぇ・・はあ・・はあ・・はあ・・。」
あぶない・・・あのまま続けてたら・・・
まだ目の焦点が合わない、周りの物が複数に見える。
ようやく焦点が落ち着くと再び彼女の顔を見る。
僕を見て微笑んでいる。
なんだか馬鹿にされているような気がするな・・・。
リナリーが身にまとっている、ほとんど意味をなさなくなった
引き裂かれた衣服とスカートと下着をはぎ取る。
舐められたまま終われるか・・・・。
彼女を丸裸にすると僕もズボンから僕自身を取り出す。
十分濡れてるし大丈夫だ。
僕自身は彼女の秘所に感触を味わうようにゆっくりと進入していく。
狭い肉中を、突き進み、奥まで・・・。
「んぁ・・。」
これは僕の声、蕩けるような膣肉に包み込まれて・・思わず声が出た。
進めば進むほど、僕にかかる肉圧は高まっていく・・。
「ぐっ・・きつい・・・。」
「ああ・・あああ・・。」
リナリーは僕の背中を撫で始めた、背筋をつーとさする。
「ひゃっ。」
思わず声をあげてしまう、今自分の耳に聞こえた声は
今まで聞いたことない変な声だった。
「あはははは、ひゃっだって・・かわいい。」
リナリーは笑っている、こんな状況でよく笑ってられるな。
いくら彼氏とは言えいきなり部屋に入ってきた男に犯されてるんだぞ。
「はははははははは・・ああん!!」
僕は彼女の笑い声を遮るように激しく腰を動かし始めた、
じゅ じゅ ぐじゅ ぶじゅ じゅ
「あああっあっあっあっあっあっ!!」
前みたいに気遣ったりなんかしない、激しく荒々しく腰を振る。
同時に彼女の乳房を揉み砕く、僕の指の形に合わせて形を変えて、
引き伸ばしたり、兆点をつまみ上げたりして、弄ぶ。
「あああ!胸いいあ・・・もっとやって・・。」
僕を馬鹿にしやがってぇ・・
イけ イけ イけ イけ イけ イけ
無様に快楽に踊り狂え、×××がーーー!!
ずじゅ ずじゅ ずじゅ ずじゅ ・・・
「あはははは、上手・・・あっにな・・ったねぇ、アレン君・・」
リナリーは僕の頭に手を伸ばし、撫でた。
ピキッ
彼女のその行為は僕の怒りにさらに油を注ぐ。
僕の腰の動きは彼女の余裕を消そうとさらに激しさを増す。
「ああん!!もっと・・もっとおああああん!!」
「はあ・・はぁ・・・ぜぇ・・。」
彼女はまだ快楽を味わう余裕があるようだが・・
僕からはどんどん余裕がなくなっていく。
何で・・・こんなに感じてるのに・・・。
膣壁に自身をこすり合わせるようにギリギリまで抜いて、そのまま一気にまた奥まで突き入れる。
彼女の膣の動きが段々変ってきた、最初のぎゅうぎゅうと締め付けるような動きと違って
別の生き物のように蠢いて絡みつくようになっていった。
その動きに僕はさらに余裕を奪われていく・・・・。
まずい・・いったん抜こう・・。
僕が腰を引いて自身を引き抜こうとすると・・・
ガシッ
「なっ・・・!?」
リナリーは僕の腰に足を絡めて、首に手をまわし
僕の首と腰をがっちり捕まえた。
だめぇ・・逃がさない・・・。
何だこの眼は・・・僕のよく知るリナリーはこんな眼はしない・・・。
確かにきれいだけど・・・この眼は怖い。
見ていると魅入られて・・吸い込まれそうだ。
「アレン君・・・。」
やめろ・・僕の名前を呼ぶな・・・脳にしみいる・・・抜けない。
彼女の眼を見ていると・・・見下ろしているのに・・見下ろされているようだ。
喰われる・・・・。
羊だと思い喰らいついたら、中には化け物が入っていた。
ずっと羊の皮をかぶって狼のことを待っていたんだ。
その化け物は狼を食い殺すんだ・・・・。
狼は僕・・・・。
化け物は・・・?
引き抜くチャンスは今のが最後だった。
僕の腰が快楽を求めて勝手に動きだす。
リナリーもぼくの腰の動きに合わせて腰を振り始める。
「こっちおいで・・・。」
リナリーは体を少し浮かせると僕の首にぶら下がるようになり
体重をかける、僕を自分の胸に抱き寄せようとしているように見える。
落ちる・・・。
支えきれずに僕はリナリーの上に倒れこんだ。
この機を逃すなとばかりに彼女は僕を思いっきり腕で締め上げる。
「ぐあああ!!」
「あっごめん強すぎた?」
締めあげる力はすぐに緩み、肺が圧力から解放されて
僕は彼女の胸でぜぇぜぇと息を切らす。
リナリーは僕の顔をつかむと自分の顔の前まで持ってきた。
僕はさっきのように彼女の瞳を鏡にして
自分の顔を覗き込んだ・・・。
情けない顔・・さっきの顔とは随分違う。
まるで悪魔は彼女に吸い取られて僕の中から消えてしまったみたいだ。
「アレン君こっちのほうが好きでしょ?」
ぶちゅう
という擬音がしそうなほど二つの唇がぶつかり合う。
食らいつくように歯と歯がぶつかり合うように交り合う。
脳が溶ける・・。
今度こそ離さないと言いたげにさっきより強く後頭部を掴む。
そんな感覚に振り回されながらも僕はずっと腰を振り続けている。
男は上半身と下半身が別の生き物だと聞いたことがある。
上半身が脳を溶かされて、動きを鈍らせているのに
下半身だけは快楽を求めて動き続けているのだ。
まずい・・もう限界・・・・。
このまま射精したら・・・・完全に・・・。
「んん!んぁ・・もう・あっ・限界・・?・・ん。」
唇を離し、僕の上半身を抱きながら僕の耳元で彼女は呟く
このまま射精したら・・堕ちる・・完全に・・・。
「いいよ・・いつでもどこでも出して・・体の奥の奥まであなたの・・
色で染め上げて・・・・。」
私の体の奥まで汚していいのはあなただけ・・・。
彼女がそうつぶやいたのを聞いた瞬間堰を切ったように
全身に電流が流れ、絶頂に達した。
「あああああぁぁぁ!!」
ビクンビクンと僕自身は内部に血液を巡らせ痛烈する。
リナリーの膣壁も一滴でも多くの精液を絞り出そうと蠢いた。
ぎゅうぎゅうと根元から順に先の方まで締め上げられた。
最初の目的もすっかり忘れてリナリーの奥に自分の証を植え付けることだけ考えて
僕は腰を彼女の腰に押し当てる、少しでも奥に突き進もうと全力で彼女の体を抱きしめる。
このまま彼女に自分の中にあるものすべて吸い込まれていくようだ・・。
意識が薄れていく・・・。
意識が遠くなっていく中で思ったことは・・・。
復讐(リベンジ)は失敗だ・・・。
今、僕はまどろみの中にいる、とてもふわふわとした浮遊感があり。
お湯のように温かい粘膜の中にいるような感覚だ。
お風呂に入っている時とは違う気持ちよさがある。
覚えてはいないが、母の子宮の中というのはこんなものではないだろうか?
気持いいなあ・・・ずっとこの中にいた・・・・。
「!?」
突然体を引っ張られて、どことも知れないぱしょに引き寄せられる・・・。
引っ張られていく先は・・・。
「おはよう・・アレン君。」
目が覚めると目の前にはリナリーの顔があった。
「り・・な・り・・。」
舌がしびれてうまく回らない、どうやらずっとキスされていたみたいだ。
彼女は今もぼくに腕をからませ抱きついている。
あれは・・・夢?
いや違う・・・とても遠い日の出来事のように感じるがあれは現実だ。
リナリーが僕を裏切ったことも、僕が彼女を復讐しようとしたことも。
その復讐に返り討ちにあってしまったことも・・・。
「アレン君、悔しい?」
何が?心当たりが多すぎてわからないなぁ、君に裏切られたこと?
復讐に失敗したこと?どっちでも答えはYESだけど・・・。
頬を温かいものが伝う、視界が滲んで周りの景色が歪んで見える。
「ふふふふ・・・。」
彼女の微笑みだけがその歪んだ世界ではっきり見えた。
涙がぽろぽろと顎をから落ちていく。
「辛かった?」
「はい・・・。」
震える声でそう答えた、体中にあらゆる感情が渦巻いていく。
気がつくとリナリーに抱きついていた。
「ぁぁあぁ・・・ああぁあぁ!!」
大声で叫んだつもりでいたが自分の耳に聞こえる自分の声はとてもか細く
頼りないものだった。
リナリーは僕の頭をなでた。
「ごめんね、アレン君・・。」
リナリーは頭と背を同時に撫でながら僕に辛かったね、嫌だったよね・・と
まるで泣いて帰ってきた子供を慰める母親のような優しさで僕に声をかける。
「な・・ん・・で・・。」
僕には満足できなかったとリナリーはいっていた、だからラビに・・。
リナリーはこういう事態を予期していたどころか仕組んでさえいた風だった。
なぜこんなことを仕組んだのか?僕はそれが知りたい。
「だって・・私のことずーと丁寧に扱ってきたでしょ、それでどうしても
満足できなかった、だから挑発してみることにしたんだ・・。」
ごめんね・・・
そう付け加えられなかったら僕はどうしただろう?
少なくとも今とは違う行動をとっていただろう。
僕は殴るわけでもなく、罵倒するわけでもなく。
黙って、彼女により強く抱きついた。
「これでも、ラビにも避妊具つけてもらって、キスはしなかった。
言ったでしょ、私を奥の奥まで汚していいのはあなただけって・・・。」
僕はもう聞いてなかった、ただ頭に描いた言葉を唇から紡ぎだす方法を躍起になって
思い出そうとしていた、いつもだったら簡単だけど今はそうはいかない。
「結構危険なトラップだったな、私の方が捨てられちゃう可能性だってあったから・。」
「そ・・なこと・・できない・・。」
愛してるんです。
これが僕の中の真実、アレン・ウォーカーはリナリー・リーを愛してる。
「ありがとう・・私も愛してる。」
彼女から唇を重ねられた、僕も必死にそれにこたえる。
二人の唇が離れると間に銀のはしごがかかった。
「ところで私まだイッてないけど・・・。」
「わっ!」
下半身を掴まれた、刺激を受けて僕はのけぞった。
「まだできるかな?」
絶妙な指づかいで刺激されて、僕のはどんどん硬さを持っていく。
「なんだ・・まだできるじゃない。」
こんな彼女の顔は初めて見た。
僕のを見つめながら、根元を揉んで袋の方もやわやわと愛撫する。
「すぐにイッたりしないように、一回抜いておくね、・・あむ・・。」
リナリーは僕自身を咥えこんだ、ぬめりとした頬肉が僕自身を包み込む。
「あああう・・。」
僕は自然と彼女の黒髪を掴んで自身を彼女の口に下半身を押し付け始めた。
じゅぶ じゅぶ じゅぶ じゅぶ じゅぶ じゅぶ
唇を使って僕自身をしごく、今までこういう行為はしたことがなかった。
聞いたことはあったのだが、彼女にそういう行為を強制したくなかったから。
どんどん射精感がこみあげてくる。
「うあっ・・!」
僕はぐっと力を入れて彼女の頭を掴んで、突き進めると喉の奥で射精した。
リナリーは根元のまで咥えこんで、必死に白い喉を鳴らして、僕の精液を飲んでいた。
そんな物よく飲む気になるな。
彼女の胃の中で僕の精子たちはいもしない卵子を探し回って泳ぎ続けて。
次第に死んでいって彼女の血と肉になるのかな?
ゴクン
最後の音を立てると彼女は僕自身から唇を離す。
後ろに倒れこんだ、仰向けになって、両手を投げ出し、長い両足を広げ
乳房や秘所をむき出しにしている彼女は僕を誘っているようだった。
僕は彼女に完全に魅入られている。
「来て・・・。」
言われるがままに吸い寄せられるように彼女に覆いかぶさる。
「リナリー・・・。」
「アレン・・・これから・・二人きりの時・・アレンって呼んでいい?」
「はい・・。」
どちらからともなく唇を重ねる、深い深い交わりの中、
彼女は僕のものをにぎって、秘所に導く・・。
ゆっくり ゆっくり ずぶずぶと音を立てながら、僕自身は彼女の秘所に沈み込んでいく・・。
生温かく、柔らかい感触に思わずため息を漏らしながら僕は僕自身を突き進めていく・・。
奥までたどり着くと僕はまた腰を前後させ始めた。
「あ・・そんな・・ゆっくりじゃなくて・・もっと早く・・。」
僕のスピードに彼女は不満そうだが、こっちだってそのつもりだ。
僕はどんどんスピードを早める。
じゅ じゅ じゅ じゅ じゅ
じゅじゅじゅじゅ・・・・
僕の耳に届く粘着質な音の聞こえてくる間隔が短くなっていく。
「あぁ!!いい・・もっと!もっとぉ!」
ゴンゴンと先が彼女の子宮をつき続ける。
僕は彼女の腰に手をまわしてつかむと持ち上げた。
「えっ!?・・アレン・・?」
「僕の首につかまっててください。」
こうすればさらに奥にまで突き進めるような気がしたから、本能的に持ち上げたのだ。
リナリーは僕の首につかまって、僕の腰の後ろで両足をクロスさせてしがみついた。
「あっあっあ・・・ああんっ・・・。」
ガンガンと彼女の奥の奥まで突っ込むと子宮の入り口をかき分け先が入っていくのがわかった。
「ふかぁい・・ぐっ・・おく・・で・・・。」
僕はどんどん体を上下に振って、彼女の体を突き上げる。
もっと気持ち良くなってほしい・・もっと感じてほしい・・そう思って、
懸命に僕は彼女の体を上下に揺さぶる、
彼女も限界に近いがきっと僕の方が先に限界を迎えるだろう・・・。
何としてでも彼女を満足させたい。
じゅじゅじゅじゅじゅじゅじゅじゅ
じゅじゅじゅじゅ
「あっんああああ・・・・。」
喘ぎながらもこの人は僕の眼を見て微笑んでいる。
ああ・・僕はこの人には一生かなわないんだな・・・。
「リナリー・・もう・・。」
「イッていいよ・・わ・たしの中に・・好きなだけ出して・・。」
「うぁあ!!」
膣肉が一斉に集まって僕のものを締め上げる、
膣肉につかまった僕のものからは中心の管を通りぬけて
精液が昇りつめて、吹き出し、リナリーの子宮に注がれていく。
「アレン・・がいっぱい入ってくるぅぅ!!」
リナリーも絶頂に達したようで涎を垂らしてのけ反った。
僕は膝から崩れ落ちてリナリーごとベットに倒れ落ちる。
「ぜはぁ・・ぜはぁ・・・。」
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・。」
僕が彼女の胸に頭を預けて、全身の力を抜くとゆっくり視界が閉じていく・・。
そしてそのまま眠ってしまった。
リナリーはアレンを抱き上げると周りの片づけを始めた。
まずは破かれた衣服の始末とシーツにこぼれた二人の体液の処理。
それらが終わるとアレンに話しかける。
「今日はここで寝ていいよ・・・・・。」
おそらく聞こえてはいない、アレンの傍らにリナリーも横たわる。
リナリーはアレンの額にキスを落とした。
ちゅ ちゅと頬にも顎にも、顔じゅうのいたるところにキスを落とす。
「アレン・・・。」
この方が恋人らしくていい・・・・。
ああ・・・私のアレン、可愛い寝顔。
あなたは誰にも渡さない、あなたは私だけ・・・
最後に唇に・・。
「今日のは良かったよ・・10点あげる・・ちゅっ・。」
終