「リナリー、ちょっといいですか?」
「えっ…、アレンくん………?」
「この間の件でちょっと………」
リナリーは顔を赤くさせ頷くと、アレンに付いていった。
「はい、目的地はここですよ、リナリー」
「! ア、アレンくんっ! こ、ここって……!!」
二人が入ったのは教団内の男性が生活している階のトイレの個室だった。
「この間、ベッドの上でしていた時、随分とはしたない真似をしたじゃありませんか。でもここなら安心ですよ」
「こ、この前のは………っ!」
リナリーは先日アレンに抱かれた時のことを思い出し真っ赤になった。
あの時は、任務をやっと終わらせた晩で、その開放感からか、いつも以上に燃え上がり、イク際に気絶、
しかも、その絶頂から来る快楽のせいか、気絶しながら失禁までしてしまっていた。
「ね、ねぇ…、も、もう……その……おしっこ……なんてしないから……こ、こんな場所で━━んむ!」
アレンはリナリーを抱きしめると、そのままリナリーの柔らかな唇に自分の唇を重ね
僅かに開いた隙間に勢いよく舌を捻じ込んだ。
「ふぅん…! んう……ん、んぅ……ふぁ、…あむ…ん……れろ……ちゅっ……はむ」
キスをしたまま、服の上からリナリーの柔らかな膨らみに触れる。
見た目よりボリュームのある胸は、アレンの手の動きに応じてムニムニと形を変える。
「ん、ちゅちゅ……! やっ、はっ……んっ、く……んむ…ぅ…」
唇で唇を塞ぎ、左手は胸を弄り続けたまま、余った右手はスカートの中へ伸ばす。
「ッ……! ぅ…ちゅ……はむ……っん!」
布地のふちを、スリスリと指の腹でなぞると、そこは既に熱い愛液で湿っており
いつもより溢れる量が多いのか、下着で吸収しきれなかった愛液は太腿を伝わり落ちていた。
「ぷぁ……、ふふっ、リナリーの大事な部分、大洪水起こしてますよ」
「やっ……! そ、そんなこと…っ」
「そんなことありますって…ほら!」
アレンはリナリーの後ろに回ると、スカートの中に手をいれ、グショグショとなった下着を脱がす。
そしてそのまま太腿に手を回し、その体を抱え上げた。それは幼い子供をおしっこさせる時と同じ体勢で
リナリーの目には自分の秘裂が入ってきた。
「やぁ…っ、こ、こんな格好……っ」
確かにこの場所だったら、おしっこをしても問題はないだろう。
しかしいつ人が入ってきてもおかしくない、しかも生まれて初めて入る男性トイレで淫らな行為を行うというのは
リナリーにとって思いもよらない事であった為か、よほど興奮したのだろう。
そこはアレンの言う通り、普段とは比べようも無いほどに濡れていた。
「ね? 僕の言ったとおり凄い事になってるでしょ」
「わ、分かったから…っ、も…もう降ろして…!」
「………分かった。じゃあ、ココに降ろしてあげますよ」
「…ふぁ…ぅん………━━ッ! だ、駄目…っ!!」
アレンはリナリーを持ち上げたまま、便座に座ると、いきり立った肉男爵にリナリーの腰をあてた。
「…んぁ……ば、馬鹿ぁ…、こんな場所でなんて…っ、━━んんんんっ!!」
<ずちゅぅっ…>
「あっ、はあぁぁぁ…ッ!」
一気に根元まで肉男爵を挿入され、とうとうリナリーは嬌声を上げた。
「やっ……はん…ッ……っん!」
しかし、今自分の居る場所を思い出し、口から溢れる快楽の喘ぎを噛み殺す。
アレンはそんなリナリーの姿を満足気に見ると、大きく腰を動かせない分、リナリーの体を揺する事で膣を擦り上げ始めた。
いつ人が来てもおかしくない、いつもとは違うシチュエーションのせいか
リナリーの卑部はポタポタと愛液を垂らし、膣内も痛いくらいにアレンの肉男爵を締め付ける。
それに応える様、アレンも少しずつ肉男爵の出し入れを激しくしていく。
「ふっ…ぅん! ん、ん、ンっ…! んくッ……ふぅ…ッ!」
体を揺すられるのがますます激しくなり、とうとうリナリーの口は開き、涎をだらしなく垂らし喘ぎ始める。
「ひぁっ……うぁん! ……ん、ん、ぃやあ……っ…はん!!」
(ん…?)
「はぁ、あっ…! ん、んっ…! あ、ぁん!!」
「リナリー、誰か来ますよ」
「はぁ……ン━━ッ!!?」
アレンの声にハッと我に返るリナリー。
ここがどこで、そこで何をしているかを思い出すと再び口を閉じたが
代わりに羞恥、焦り、その他諸々の感情が湧きあがり、リナリーの目には涙が滲んできた。
<がちゃ>
「ッ…!!」
<コツ、コツ、コツ、コツ。 カチャカチャ、ジィーーー>
足音は二つ。どうやら男二人で連れションに来たらしい。
薄い扉一枚隔てた場所に誰かが居る……そんな状況にリナリーは落ち着かず、今まで以上に緊張してくる。
<じょおぉぉぉぉぉ…>
男たちは小便を始めると、何か喋り始めた。
『なぁ、アレンのやつとリナリー、最近妙に仲良くねえ?』
『あー、俺も思ってた』
「っ……!?」
人が入ってきただけでも落ち着かないのに、
突然自分の名前が出たことに更に驚き、リナリーは体を竦ませた。
『やっぱアレかな、もう結構な仲になっちゃってるのかな?』
『らしいぜ。リナリーがアレンの部屋に入っていくのを見たって奴、結構いるもん』
(ふふ、言われてますね、リナリー)
「んっ…ぁ………っ」
自分たちのことを噂されている場所で、変態的なプレイをする。
その状況がアレンを興奮させ、そのままリナリーの耳を唇と舌で愛撫し始めた。
「やっ…あ……ん…っ…っ…!!」
『じゃあ、やっぱりヤっちゃたりしてるのかな?』
『じゃねえの。あー、俺もリナリー抱いてみて〜』
(大人気ですね、リナリー)
「っ…! …ん、ん、んんっ…! …ッ…ッ!」
耳への愛撫を止め、そう囁くと、同時にアレンは左手で再び胸を揉み、右手は淫核を弄り始めた。
「ッ…!? っ……ん…ッ……!………っ!!」
『昔、頭が少しイっちゃって、鎖で繋がれてたリナリーを見たときに思ったんだけど、あの壊れた顔、滅茶苦茶エロかったんだよな。
エロでリナリーにああいう顔をさせられたら、最高だろうなぁ…』
『だな、お前なんて夜のオカズにするくらいリナリーのこと好きだしな』
『な、何言ってんだよ、バーカ』
(君をオナペットにしてるんですって。ふふっ、いっそ、この扉を開いて彼に新しいズリネタ提供してあげましょうか?)
「…ん!……ぅぁ……ッ!!」
いやいやと頭を振るリナリー。しかしその弱々しく怯える態度がアレンのサディズムを刺激し
リナリーの体を再び揺すり始め、膣内を擦り始めた。
「んんぅ……! はぁ…っ……ん、ん、んん……ふぁ……んんむぅ…!」
『まぁ、でも、リナリーに下手なことすると、室長が黙ってないからなぁ』
『そうだな。だからお前はリナリーをオカズにするだけで我慢しとかねーと』
『だから違うって!』
『ハハハハハ…』
<がちゃ……バタン>
自分たちが用を足す音で気づかなかったのか、二人は個室の方に寄って来ることもなく便所を後にした。
「良かったですね、リナリー。どうやら気づかれなかったみたいですよ」
「ふぁ…………ぁ…ぃ、いやぁ……っ!!!」
<ちょろ……、ちょろろろろろろ…>
その時、限界まで張り詰めていた緊張が切れてしまった為か、リナリーは惚けた様に失禁した。
「い…いやっ…、み……見ない…っで………っ!」
自分が排泄しているところ他人に見られる。普通の女の子には耐えられないことなのだろう。
リナリーは顔を真っ赤にしながらボロボロと涙を流し始めた。しかし、それが逆にアレンの欲望に火を付けた。
「リナリー…続きを始めますよ…」
アレンはリナリーの涙を唇で拭いてあげ、トイレの中から男たちの気配が完全に消えたことを確認すると
再び肉男爵を膣内へ勢い良く突き挿れた。
「えっ…? んッ!! …はぁっ、やっ…あああぁっ…! はぁ…っ、ンンッ!!」
そして、狭い個室にも関わらず、挿れた時の勢いで激しいピストン運動を展開する。
「あっ…ンン……っ、はぁん…っ、ん……やぁ…ッ!」
「リ、リナリー……」
誰かが入って来るかも知れないトイレの中で女を抱くという行為からくる異常な興奮と
リナリーの美しい肢体を抱くことから湧き上がる快楽に、胸が様々な感情に溢れ、アレンは激しい抽送を繰り返しながらリナリーと唇を重ねた。
「あんっ……!! ちゅっ…んっ……ふぁっ…んんぅ……ちゅっ…!!」
リナリーもその異常なシチュエーションに流されたのか、それとも快楽に理性が飛んだのか分からないが
積極的に舌を絡ませ、自分から体を揺する。それに伴い、膣内の締め付けは格段に強くなり、アレンの肉男爵を更に包み込んだ。
「んっ…れろ……んちゅ……ふぁ…ん、んん……ひぁ……ぁんっ!!」
「ふぁ……リナリー…、僕…もう……」
「う…うんっ……来て…わたしの中に……んっ…ふぁ……っ…アレンくんの…っ…全てを……ぶちまけてぇっ!」
「くぅぅっ!!!」
「あ、あああぁぁぁっ━━━!!!」
二人は自分たちがどこにいるかも忘れ、大声をあげて同時に達した…