奴隷兵を蹴散らし、脇目も振らずに彼の元へ一目散に向かう。もう大体の敵は一掃し、これで邪魔は入らない。  
 
「ありがとうございます。こんな所に……うわぁ!な、何をするんですかっ」  
突然抱きつかれ狼狽するオストラヴァ  
、勢い余って尻餅をついてしまう。  
「んー、やっぱり周回して良かった!黒ファンのオストラヴァも野性味あふれて良いけど、こっちも捨てがたいなー」  
一方的に話し、オストラヴァに馬乗りになりながら鎧を自ら脱ぎ始める。自身を守る鎧は乱暴に放り投げられ、簡素な下着だけの姿となった。  
 
「……貴方の話している意味も行為もわかりません。あの、どいてもらえませんか?」  
あまりの展開に頭がついていかないが、半裸の女性に馬乗りになられる状況に恐怖を感じずにはいられない。  
慌てて退かそうと腕を掴もうとするが、うっかり柔らかな双丘を触れてしまう。びくりと大きく震えて、妖艶な笑みを浮かべる。  
「あんっ、なんだかんだ言ってもその気なんだ。んふふふふ、ちょっと痛いから脱ぎ脱ぎしようね」  
嬉しそうに手甲の留め具を外し、素手にする。そして自分より一回り大きな手のひらを胸へ誘導し、揉むように動かす。  
「あったかい……、ごめんね?生身の方が良いけど、邪魔が入っちゃうからソウル体なの。……そっか、オフラインなら大丈夫だったの忘れてた。次は生身でしようね」  
 
訳がわからず混乱する思考に、柔らかな感触がリアルに伝わる。……夢ではないようだが、状況が把握出来ない。  
ぐにぐにと押し込まれた手のひらには柔肉が形を変えて五感を刺激する。  
「もう、細かい事なんか考えなくていいの。ねぇ、しよ?」  
ふぅ、と溜息をつきオストラヴァは考えるのをやめた。説得に応じるようには思えない、ならば気の済むまで付き合おう……と。  
今度は自らの意思で愛撫を始めた。  
 
「んっ、はあ、気持ちいいよ……。もっと、お願い」  
胸からくる刺激にうっとりとした表情で身を委ねる女性、しかし手はオストラヴァの鎧を外そうと動いていた。  
すでに兜は脱がされ、胸の鎧も投げ出されている。細い身体のどこからそのような怪力があるのか?  
 
薄ぼんやりした肢体を眺めながら、上体を起こして双丘の先端部に口づけをする。少ししょっぱい汗の味が腔内に広がる、興奮しているらしくほのかに上気した肌が小さく震えた。  
 
「やんっ、まって……、まだ全部脱がせてないから、あぁ、ずるいよぅ」  
鼻にかかった甘い声を上げて、身をよじる。反応に気を良くしたオストラヴァはさらに行為を激しくする、口に含んで甘噛みし、腰を掴んで固定し、残った片手は乳房を強く揉みしだく。  
まさかここまでされるとは思っていなかったらしく、鎧を外そうとしていた手が止まり、堪えるように強く抱きしめる。  
 
「んぅう、だめっ、こんなにしたら……あ!」  
唐突に秘所を撫でられ、顔を赤くしてしまう。既に下着に染みがつくほど濡れ、もじもじと太ももを擦り付けて自慰をしていたのがバレてしまった。  
「……何か言われるのも嫌だけど、何も言われないのも嫌……」  
非難めいた顔でオストラヴァを睨むが、潤んだ瞳に赤い頬が誘うようだ。黙ってぷっくりとした唇に軽く口づけをする。  
「鎧を外しますから、どいてもらえませんか?……大丈夫です、どこにも行きませんから」  
 
ぱちぱちと篝火の音が聞こえる。あたりには誰もいない……いや、生きている人間はいない。全ての邪魔者は無残な死体となって打ち捨てられている。  
そして一段上がった場所には半裸の男女が絡みあっていた。  
女が積極的に動き、貪るように身体に奉仕する。下半身に顔を埋め、ぴちゃぴちゃと音を立てて一生懸命頬張る。  
時折苦しそうに顔を歪めながら、喉の奥まで咥え強く吸引した。  
 
「うぁ、だめです……これ以上は、もう」  
切羽詰まった声を上げて、オストラヴァは拳を握り締める。すると動きを止めて、ずるりと口から抜く。てらてらと唾液で口元を濡らしたまま、にっこりと笑った。  
「うん、いいよ。いっぱい出してね。全部、飲むから……」  
 
こちらの言葉を聞かずに行為を再開する。先程より強く吸い上げながら上下に頭を動かす。  
きつく窄めた唇にカリを引っかけ、舌先で尿道口を浅く抉る。目の眩むような刺激に荒く呼吸し、奥歯を強く噛み締め堪えるがもう限界だ。  
「うぁ、出ますっ」  
頭を掴み、より深く腔内の奥に分身を突き刺し欲望を放出する。んぅぅ、とくぐもった声を上げつつ、彼女は吐き出した体液を少しずつ嚥下していく。  
細い喉がこくりこくりと動き、ちゅぅぅと吸いこみ最後の一滴まで飲み干した後、ほぅと溜息をついて顔を上げた。  
 
「ん、いっぱい出たね。嬉しいな」  
無邪気に笑い、オストラヴァに跨る。既に下着は脱ぎ、蜜を滴らせた秘所を指で割開き見せつける。  
「こんなに濡れちゃったから、もう大丈夫だよ。お願い、頂戴?」  
こくりと頷き、出したばかりとは思えないほど硬さを保ちながら、腰を掴んでずぶずぶとゆっくり突き入れた。  
 
「あっ、いいよぅ、もっと、もっと頂戴……」  
結合部分から白く泡立った体液が零れ落ちる。何度となく注ぎ込み、何度も絶頂に達したが、お互いに止める気配がない。  
「いやらしいですね、こんなに、しているのに、まだ求めるなんて……」  
切羽詰まった声ながら、相手を責める。本音は止めて欲しくないのだが、溶けかかった理性の言葉としてオストラヴァ自身に対して責めていた。  
あまりにも刺激的で、甘美で手放したくない衝動が行為を止めさせない。  
そんなことなど知る由も無い彼女は、羞恥に染まった顔を反らし、胎内を自らの意思で締め上げ、喘ぎながら答えた。  
 
「だって、もう、離れたくないの。この世界が悲劇と言うなら、それでいい。貴方がいてくれれば……何も要らないからっ。あぁ、だめっ、またいっちゃう。ぁあああぁ!」  
身体を弓なりに反らせ大きく痙攣し、くたりと身を預けて動かなくなった。どうやら気絶したみたいだ。  
 
オストラヴァはそのままぼんやりと彼女を抱きしめる。彼女は一体何を知ったのか?きっとそれは全てを絶望してしまうほどの事だろう。  
もし、彼女の言葉が本当なら自分のこれからする行為は悲劇を招くだけであろうか?……わからない。  
 
「あ、ごめんね?気絶しちゃったんだ。重かったでしょ?」  
のそのそと起き上がり、ばつが悪い顔を浮かべる。いまだに繋がったままだと気がつき、もぞもぞ身体をよじる。  
 
「まだ……したいですか?」  
オストラヴァの言葉にびっくりして、まじまじと見つめる。何かを言おうと息を吸いこむが、ぱくぱくと口が開くだけだ。  
「……貴方はわかりませんが、私は、もっとしたいです」  
ぐりぐりと恥骨を擦り付け、奥を刺激する。先端が子宮口に当たり、びりびりと快感が溜まっていく。  
「んぁ!……嬉しい。もっと、しよ?」  
考えるのは止めよう。自分を思ってくれる人がいる、それだけで今は充分だ。  
目を閉じ、彼女に優しくキスをした。  
 
 

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