「んっ、くぅ……」  
なにがあったのだろうか、そんな事をぼんやり考えても、私の今の状況が否定されるわけではなかった。  
「なんだ、見ず知らずの男に抱かれて感じているのか?」  
「ち、ちが、ひゃあ」  
 私の発言を止めるように男が腰を打ちつける。結合された私の中に鈍い快楽が入り込んでくる。上に来ていた鎧が揺れる度に、男はどこか興奮するように鼻息を荒くしていく。  
「たまんねえな、男用の騎士装備の女を犯すってのはよ!」  
「や、やめ、ああ、そんな激しぃ、ううん」  
挿入され肉棒が出入りする度、体は跳ねるような快感に蝕まれていく。 そうして思い出す。どうしてこうなったのかを。  
「へっ、やっぱり生身の体はいいな。ソウル体の奴とは比べものにならないぜ」  
「だろ?それにコイツ、何かと親切な奴だから、簡単に騙せたしな」  
 私の犯される姿を見ながら、ニヤニヤしている青いファントムの姿が目に入る。  
私がサインから呼び出した味方の筈の青いファントムだ。  
 
こいつを呼んだのは失敗だった。そう、二人いれば大丈夫だと思っていたのだ。  
しかし、あと一人仲間がいると言い出し、近くにあったサインを指差して、その青呼んだ。  
その直後、私は呼び出した二人の青ファントムに拘束され、このような辱めにあっている。  
「この女、食いつきが半端ないぜ。まるで搾り取ろうとしてるみたいだ」  
「あまり出し過ぎるなよ。後でおれも入れるんだからさ」  
二人は笑いながら会話をするが、私の頭は与えられる快感をどうにか、ギリギリの所で止めることに必死になっていた。体が揺さぶられ、ストロークの感覚が短くなるにつれて、男の息が荒くなる。  
「このまま中に出してやるぞ!俺の白くべたつくなにかで、お前の中、満たしてやるからな!」  
中に出す気なのだということが分かって体から血の気が引く。  
男の拘束から逃れようと必死に体を動かす。  
「ははっ、コイツ尻振ってやがる。傑作だぜ!」  
「なんだ、我慢できないってか? ならご要望に答えなきゃな」  
その瞬間、男の手が私の腰を完全に捉える。後ろから犯されて、力強く打ちつけられる肉棒に頭が溶ける。  
「いやっ、だめ、中はぁ!」  
「へっ、もう直ぐ出るぞ。お前の中に魔法効果ぶちまけるぞ」  
「らめっ、あひぃ、奥に当たって、だめ、だめなのにぃ」  
「で、でる!」  
その言葉と共に男腰が思いっきり叩きつけられ、その快感に私ははしたなく達する。中に熱いものが入ってくるとその快感に顔が惚けて、長い射精を終えて男は肉棒を抜いた。  
ギュポンという音と共に体が地面へと落ちる。「おっと、まだ終わりじゃないぜ?」  
うつろな目で前を見ると、すでにいきり立つそれが私の前に………  
 
 

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