やあ。僕の名はシリアナ。  
モンスターハメター3というエロゲを買ったはずなのに、  
箱を開けて中身を見たらデロデロソウルというソフトが入っていたよ。  
騙された!!ということで僕はボーレタリアに来たんだ。  
ボーレタリアといえば、頭巾を被ったSM女王がゴツイ声で罵りながら奴隷兵を逆レイプしているそうじゃないか!?  
そんな羨ま…ゴホン!けしからん状況は僕が許さないよ!  
 
ところで、この奴隷兵の数の多さと来たらなんだい!  
僕のケツに群がる奴隷兵をちぎっては投げ掘っては捨て、ようやく見晴らしのよい場所に出たよ。  
青い目をした兵士によると、この階段の先に騎士が迷い込んでるらしい。  
ちょうど僕も心細かったところさ。その騎士さんとやらに会いに行こうじゃなイカ!  
お、どうやら彼が騎士さんだな。  
 
「おう相棒!そんな装備で大丈夫か?」  
「あ…あなたは…ちょうど良かった!奴隷兵に囲まれて、身動きができないのです。どうか助けてください!」  
「やらないか?」  
「私はオスノラブァと申します。身動きができないのです!」  
「ちょっとしたジョークだよ。僕はノーマルさ。実はここだけの話、男性でもいけるけどね。」  
「ちょっと!話聞いてるの!?」  
「おっとこれはたまげた。騎士の格好をしているから男だと思ったが女か?これは失礼した。今すぐに助けます故にしばしお待ちを。」  
 
そこで僕は手摺から奴隷兵のいる広場へ飛び降りようとしたんだ。  
「危ない!」  
「!?」  
「ヘイユー!ファックヨアセルフ!!」  
 
突然、僕の視界は轟音と共に炎に包まれたんだ!一般兵め。生意気に火炎瓶など持ち歩きおって!  
「そんな小細工が僕に通用するとでも!?」  
もちろん、僕は果敢にも炎に向かって突っ込んだのさ。するとどうだい?  
視界が真っ暗になって、「デーン」という不吉な音楽が頭に鳴り響いて  
僕は、、気を失った。  
 
「ん…ママ…シリアルナンバーじゃないです…ケツアナです…じゃなくて、シリアナです」  
「ちょっとあなた!大丈夫!?ねえしっかりして!」  
「ん…ここはどこだ?あれ?モンスターハメターはどこだ?」  
「何を言っているの!?あなたはさっきあそこから落ちてきたのよ。兵士の投げた火炎瓶を避けようとして、派手に落下したわ。大丈夫!?」  
「ほら、満月草よ。これは打ち身に良く効くの。」  
「そんなものより僕は君の下半身に生い茂る草を食べたい…」  
「何を言っているの!?あなた頭は大丈夫?」  
「大丈夫だ。問題ない。」  
 
モグモグ…  
 
「元気百倍!シリアナマン!」  
(この人本当に頭大丈夫かしら…心配だわすごく。)  
「ふう…さて、あそこに群がる奴隷兵は一体なんだい?これは何かのショーかな?」  
 
プツン  
 
「さっさと退治してこいやこのウスノロ!!」  
「うわ何をするヤメロ」  
「やだ…私ったらつい地が出て彼を蹴り落としてしまったわ。本当に大丈夫かしら…あ…火に当たって燃えてる。」  
 
数分後…  
 
「ふう…僕にかかればこんなの朝飯前。つまり、朝トイレさ。」  
「素敵!凄いわ。なんて男らしい方なの。」  
「なあに、レディの前では動きが三倍速くなる。それだけのことさ…」  
「そうだわ!お礼をしなくちゃ。はい、これ。」  
「なんだい?望遠鏡かい?私の隅々まで見てほしいってか。新しいプレイだなあ。どれどれ」  
「それじゃあバイバイ。私、パパに会わなきゃいけないの。またね☆」  
「あ、待って!行かないでマイラバー」  
 
おわり  
 
 

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