目を瞑り、静かに下を向き、耳を澄ませる
聞こえるのは赤子の声に、鋼鉄の鎧がぶつかり合う気持ちの良くない音のみ
大気をねじ曲げ、歪ますのではないかと言う程の、悪意とソウルを感じる
ここは腐れ谷と呼ばれている
墜ちた者達が行き着く場であり、楽園でもある
この地には何もかもが無く、同時に、何もかもがある
そんなこの地に悪意に満ちた膨大なソウルの塊が踏み込んで来た
腐敗人を片っ端からけちらし、ソウルを喰らう姿はまさにデーモンそのものだった
そして今、私の前に立ちはだかる奴こそデーモンを殺すものであった
「この地に何をしに来た、去れ、でなければ実力で排除する」
私は左手に装着される銀色の盾を構え、力を込める
右手に持つは、私の誇りとも言える大鉄塊、この地のように歪んでいる
・・
・・・
刹那ーーーー
私はブラムドを振った、が、攻撃は流され、胸元に細く鋭い剣が突き刺さる
「なっ・・・ぐぶぅっ・・・げほっ・・・」
あまりに一瞬の出来事だった。瞬きすら隙であったとでも言うのか
私の手は剣に貫通され、貫通した先は壁で身動きは取れない
「お前は俺にこの地に来た目的を問うたな。教えてやるよ。アストラエアだ」
「さては貴様、あのデモンズソウルとやらを・・・」
私は瀕死を装い、探りを入れてみた。隙も伺うがなかなか見いだせない
「いやぁ、そうじゃなくてね。体を貰いに来たんだよ」
私は頭が真っ白になった。主の体を貰いに来た?たったそれだけのために?
私は主を傷つけない安心と同時に、妙な嫉妬感を覚え始めていた
共に過ごす時間は長かったが、女性として意識する事は一度も無かった
「んじゃ、俺そろそろ行くわ。じゃあな、落ちた騎士!」
頭を蹴り飛ばされれ、手を貫通する剣の痛みに耐えつつ意識を失った
気がつくと剣は抜けていた。どうやら壁が腐っていて抜けたようだった
そして、あの男。デーモンを殺すものを思いだし、耳をすませる
すると、主の声が聞こえてくる。甘ったるい、嬌声だった
私はおそるおそる壁から身を乗りだし、主の座っている場をみてみる
近づくと共に矯声は大きく、はっきりと聞き取る事ができるようになってきた
「ああっ・・・うぅ・・ああっ!・・ふぁ・・だ、だめぇ・・ですぅ・・」
驚愕した。二人は性交していたのだ。体を貰うの意味を改めて理解した
遠くからでも二人の結合部はしっかりと見えた。私は嫉妬感と雄の欲望が高まるのを感じた
「よっぽど我慢してたんだな?奴とはしなかったのか?」
奴とは私の事だろう。男の大きなモノを受け、喘ぐ主に怒りを覚えた
「(私なら、もっとできるはずだ・・・)」
「おい、どうなんだあ?ええ!?」
「ああんっ!あぅっ・・・あっ・・あっ・・したかったの・・・ああっ」
男はそれを聞くと、怒りを覚えて、腰をいっそう早く突きまくる
私は主の内なる思いに気づけない情けなさに羞恥した。いかに無知なのかと
「この女っ・・死んだ奴くらい忘れやがれ!中に出してやるよ!」
男は根本までモノを押し込み、先端まで引く。大きなピストンにいっそう喘ぐ
「ああああっ!・・こ、壊れちゃ・・あぅぅっ!・・ああっ!・・やめてぇ・・・」
私は気づいたら走っていた。雄としての名誉と、主を護りたいという気持ちによって
「なっ・・まだお前生きてっ・・・!」
ガルは拳で男を吹き飛ばした。男は沼に落ちた。そう、あの沼に
「くぅっ・・肌を焼かれてるみてえだ・・早く抜けないとっ・・」
男は右手が動かない事に気がついた。妙に重いのだ。「赤子」である
赤子は男の手をガシガジと噛み潰している。それにつられ、周りも肉を食いちぎり始めた
「ああっ!ガル・・・もっと奥まで・・奥まできてぇ・・」
ガルは腰の動きを早め、ズンズンと奥まで突き込んだ
バックでしていると、彼女の体の幼さが伺え俄然興奮した
「ピクピクしてますよぅ・・だ、だしたいんですか?」
切なげな表情で振り向く彼女を見た途端、理性の糸が切れてしまった
「アストラエア様っ・・」
「ああっ・・ガルの大きいの、気に入りましたよぉ・・」
ガルは限界だった。出したくて堪らない
「アストラエア様・・も、もう・・ダメですっ・・」
「中にきてぇ・・ああっ・・あぅっ・・ふぁぁぁ・・!」
ガルは無我夢中で腰を振りまくる。膣はそれを吸い尽くすかのように蠢く
「あああっ・・出る、出ます・・!」
「はあ・・早くきてぇ・・暑いの・・ああっ!・・くださいよぉ・・!」
ガルは大きく一突きした。モノから精子が放たれ、大きく反り返る
密着したまま長い時間射精し続けた。その時間は何者にも換えがたかったという・・・
おしまい