「貴公…、デーモンに仇なす者か。この牢を開けてはくれないか」
「……」
「その髪飾りをもらえないだろうか」
「……」
「そのデモンズソウルがあればおぬしの武器を祝福させることができるぞ?」
「……」
「あそこにすっげぇお宝が見えるだろ?あんたに譲ってやるよ」
「……」
「まさかあそこから飛び降りるなんて…。奴隷兵を片付けてくれ」
「……」
「あなたもソウルの力を求めるのですか」
「ハァ…ハァ…ぜひ頂きたい…。ついでに俺の股間のソウルを搾り取って――」
「また替わりか?好きにするがいい。この痩せた体以外なにもないがな」
「あぁ…あぁ…い、頂きま〜っす!」
「貴様、聖者ウルベインとその一味を殺さないか?」
「あ…あぁ〜。一生付いて行きます!いつでも扱き使って下さい!」
名も無き彼は、同志であるはずの戦士達に袋叩きにされ、ボーレタリア城外の草地に放り出され果てた