(夜神…なんて読むんだ?…ショウ…ユウ…?)  
 
(……違うな…ええと…あぁ、ローマ字で書いてありました)  
 
「サ…ユ……」  
なんとなく、口に出してみる。  
「……ヤガミサユ」  
 
 
少しだけ、鼓動が速まった気がした。  
 
 
(…はっきり言って、好みです。)  
 
ニアは、穴があくほど資料にあった粧裕の写真を見ていた。  
(もし、もしも彼女を誘拐した犯人が、メロなら……)  
 
(粧裕さんはきっと犯されているでしょうね)  
ギリ、と唇をかむ。  
(私とメロの女性の好みは酷似していますし……)  
 
メロならどんなやり方で彼女を犯すだろう。  
 
(彼は性急ですから…きっと無理矢理挿入かな………、ああ可哀相に。  
私ならねっとりと焦らしてから挿入しますが)  
 
銀髪をいじりながら、妄想にふける。  
 
(メロは支配欲が強い。相手が手に入らないようなものであればあるほど、  
無理矢理にでもモノにしてしまうし、それに喜びを感じる。)  
 
(彼女…粧裕さんはきっと…処女でしょう。そうであれば、メロは嬉々として犯すでしょうね)  
 
ニアは粧裕の隣にある月の資料を手にして眺めた。  
 
(彼女のお兄さん、月さんは、見る限り完璧すぎる。容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能…。  
 
こんな完璧な兄を持てば、必然と男の最低ランクは兄ということになるわけで。  
そうそう彼のような人はいないでしょうし……  
こういうパターンの兄妹には、思春期に近親相姦となるケースも少なくはないですが。  
…しかし兄への愛情を恋愛感情と倒錯しやすい思春期ごろに、お兄さんは彼女ができていたみたいですから…  
たとえお兄さんを慕っていても、たいていそこで現実に目が覚めるわけで……  
つまり、何がいいたいかというと、彼女は処女なのです)  
ぐっと拳をにぎる。  
 
 
(二日後の取引までに、メロが彼女に手を出さないはずはない……  
 
 
顔を見られないようにするためにも、粧裕さんはきっと、目隠しされて……)  
 
『いやだ!やめてっ……やめてぇーーーっ!』  
『うるせー女だな……あんま騒ぐとマジで無理矢理やるぜ』  
『ひっ……イヤッ……』  
 
目を閉じると、ありありとその情景が浮かんできた。  
(そう、粧裕さんはきっとあんな声で……)  
 
『ううぅぅ…っ…助けて…お兄ちゃん……』  
『黙れよ。うぜーから泣くな。』  
『ふうっ…んん…』  
 
(犯されつつありながらも、感じてしまったりして……)  
ニアは下半身に手を伸ばす。  
 
(きっと胸はそこまではないでしょうね。  
 
痩せてらっしゃいますし……  
しかし、この肌の白さですから、きっと綺麗でしょうね…)  
真っ白なズボンに手をやる。もうすでに爆発しそうなくらい、硬くなったものが腹にそってそそり立っていた。  
 
(メロのチョコレート味のディープキスだけで、粧裕さんは意識とは裏腹に感じてしまっていて  
きっと淡い桃色の乳首も立っていて……)  
 
『んっ……あぁっ……』  
(私なら、その可愛い乳首がとれてしまうくらい愛撫してあげるのに……)  
 
舌で丁寧に転がして、軽く優しく歯をたてて……  
 
『あぁっ……ふぁっ……ん…ニアぁ…』  
 
いつの間にか、メロは消えていて、ニアの妄想の中の粧裕は彼を求めていた。  
 
『いらやしい女性ですね……乳首だけでもうイッてしまわれたんですか?』  
『ち、違う……』  
意地悪な言葉攻め。  
粧裕は、はあはあと喘ぎながら、頬を紅潮させてニアを見る。  
 
(可愛いですね…もっと困らせたくなります)  
妄想をしながら、ニアは硬くなった自身をゆっくりとしごきだした。  
 
『キスしてもいいですか?』  
今更、わざと問うてみる。  
『…………嫌』  
『……素直じゃないですね。そういうところが好きですよ』  
 
そう言って、口づける。  
 
マシュマロのような柔らかい感触と、甘い味。  
………チョコレート。  
 
(誘拐犯がメロかもしれないという、いい判断材料になるな…)  
ニアは妄想の中で粧裕解放後の、粧裕への聞き込みを想定していた。  
『あなたは、犯人の顔を見ていないと言いました』  
『……ふぅっ…ん……そ、そうだよ…』  
ねっとりと舌を絡ませる。  
『声も聞いてないんですよね?』  
『そうだっていってるでしょう…』  
ニアの巧みな舌使いに翻弄されながらも、粧裕が答える。  
 
『チョコレートの味がしますね…』  
『んぅ……っ』  
 
チュウ、くちゅくちゅっと粧裕の口内を侵し続ける。  
『わ…私…キスされただけで…後はなんにもされてないよ……ただ縛られてただけで…』  
『へぇ、じゃあ貴女でなく相手がチョコレートを食べていたということですね』  
『あ……』  
『嘘はいけませんよ…粧裕さん…どうして誘拐犯を庇うんですかね』  
 
(『ストックホルムシンドローム』という線でいくと……)  
 
(これは、誘拐された人が、奇妙なことに犯人へ愛情を抱いてしまうという症状です。)  
 
ストックホルムでおこった銀行立て篭もり事件で、人質だった女性が犯人に結婚しようと言ったり、  
犯人に協力して見張りをしたという人質の奇妙な行動から名付けられたものである。  
(人質にとって、生命の危機が迫った状態だと、無意識のうちに防御本能が働きます。  
犯人と敵対するよりも、協力したり言うことに逆らわなければ殺されないですむかもしれない。  
そのような潜在意識によって、極端な例では犯人に愛情を感じるようになったりもします。  
そうなった場合、犯人を庇うような証言をしてしまうでしょうね)  
 
考えこんでいる間も、右手わせわしなく動かせていた。  
 
『あなたが彼を庇っているのはわかってますよ』  
 
『違います…私は本当に…あぅんっ…』  
首に唇を這わせながら、乳首をきゅっと摘む。  
『……どうです…彼にもう一度触れられたいでしょう?こんなふうに…』  
『あぁっ……ふぁっ……』  
ぐちゅぐちゅぐちゅ…片手で粧裕の秘部をまさぐる。  
『彼に会いたいんじゃないですか?貴女の初めて相手でしょう…』  
『ふぅぅぅんっ…あ…会いたいよぉ…』  
『そうでしょう…メロに会いたいでしょう?』  
まるで催眠療法のように、耳元でゆっくり囁く。  
くちゅくちゅくちゅ………  
左手の中指を挿入し、親指で彼女の蕾をこね回す。  
 
(解放後だとまだ精神が不安定ですし、快楽を与えることで分別もつかなくなりますから誘導尋問は効果的でしょう)  
 
『そうでしょう…サユさん…メロに会いたいでしょう?』  
『あ…ぁぁんっ…ひぁ…っ…あ、会いたいよぉ…メロに会いたいよぉ…』  
『(………やはりメロですか)……貴女は、彼を愛してるんですか?』  
挿入した指を奥まで突っ込み、かきまわす。  
『そうだよ……悪い人じゃないの…私、なんにもひどいことされてないから…だから…っんぁ…メロを捕まえちゃだめ…』  
ぽろぽろと涙を零す粧裕。  
(思い込みによる偽りの愛情だとしても…  
 
……なんだか悔しいですが、こうなることは大いにありますからね)  
ニアの妄想は止まらない。  
彼の右手は自身の先走りの液体にまみれていた。  
 
『あぁ…っ……んぁぁああんっ』  
ニアの指のピストンに耐えきれず粧裕が嬌声をあげる。  
すでに膝のあたりまで愛液がしたたっていた。  
 
『メ…ロ…メロぉ……』  
顔を紅潮させて、彼の名を呼ぶ。  
『さあ、メロにどうされたいんですか…?言ってみてください』  
耳元で、囁く。  
『……め…たい…』  
『…はい?』  
『…メロの…舐めたいの…』  
そう言って粧裕がひざまづき、ニアの股に顔を寄せる。  
 
『…サユさん?』  
『メロね…ここを舐めてあげるとすごく優しくしてくれるの…  
彼の言うとおりにすれば、殴られたりひどいことされないんだよ…  
メロ、優しいの…ふふ…』  
 
(粧裕さん……可哀相に…よっぽどメロに鬼畜なことをされ続けたりして……)  
『あっ……』  
粧裕がニアのものをくわえ込む。  
(いいですよ…粧裕さん…その小さな唇で、必死に奉仕してください)  
 
ずちゅっずちゅ……ペロペロ……  
妄想の中の粧裕が巧みにフェラをする。  
 
両手でニアのものを持ち、喉の奥まで口に頬張り舌をうごめかして。  
(ああ…もうイきそうです…)  
 
ニアはしごく右手を速めた。  
 
『さ…さゆさん…駄目です…貴女の中に…入れさせてください…』  
『うん…』  
そういって後ろを向き、秘部をさらけ出す。  
すでにもう濡れそぼっていて、淫乱にニアを誘いこんでいるようだ。  
『ね…メロみたく、後ろからおもいっきり突いて…私もう恐くないから…』  
『いいでしょう…それでは…』  
 
ズプッ…  
 
卑猥な音を立ててニアのものを飲み込む。  
『あぁんっ……ぉっ…おっきいよぉ…』  
『く…きつい……』  
ぎゅうぎゅうと締め付けられて、達してしまいそうになる。  
『う…動きます……』  
 
『ぁ…はぁっ…』  
粧裕は尻をつきあげ顔を下にうずめる。  
 
ぐちゅっ…ぐちゅ…ずぷぷ…  
 
『ひあっ…ひあっ…!!あぁ…』  
ピストンを繰り返すたび、粧裕の乳房がゆらゆらゆれる。  
パンパンと、肉と肉がぶつかりあう音。  
 
(あぁ…いいですよ…最高です…)  
ニアは粧裕の写真を手にする。  
 
『……どうですか…気持ちいいでしょう…』  
ずっちゅ…ずっちゅ…  
『うぁんっ…いいっ…気持ちいくって…おかしくなっちゃうっ…』  
『ねぇ、メロなんかよりずっといいでしょう…?ほらっ』  
そういってさらに奥へ。  
『う、うん!すごくっ…いい』  
 
『メロよりも?ちゃんと言ってください…じゃないと…止めますよ?』  
『いやっ…やめないでっ…!メロよりもニアのほうが…いいのぉっ!あはぁっ』  
(そうです、私のほうがいいに決まってます)  
『…いい子ですねぇ…さゆさん。そろそろ私も限界です…』  
『にっニア……出して!中に……っん…中に出してぇ…っ』  
『わかりました…』  
 
ズプッ…ズプッ…ズプッ…  
ニアが動きを速め、更に奥まで突き上げる。  
『あ…ひあぁぁ…いっちゃうっううぁあーーーーっっ!に…ニアっ…ニアぁぁ』『はあっ…はぁぁ…さゆさん!!』  
 
粧裕がのけ反ると同時にぐぐっと奥まで押し込む。  
ドクンドクンと精液を流し込んで…  
(あぁっ…………イく…)  
妄想と同時に、ドプッと白い液体がほとばしる。  
「さぁ…さゆさん…受け止めてください…」  
 
そう言って握っていた粧裕の写真に自身の精液をぶちまけた。  
 
「はぁ…はぁ…はあっ…」  
荒く息をつき、更に手を動かし精液をだし尽くす。  
 
「はぁ…はぁ…。ん……相当…たまってましたか…」  
 
粧裕の写真はニアの精液にまみれている。  
受け止めきれない液がボタボタボタと床に落ちた。  
 
「ふふ……ふふふ……」  
 
ニアは妖しく笑うと、真っ白になった粧裕の写真を、ぬぐう。  
「待っていてくださいね、粧裕さん。必ず、助けに行きますから……」  
そう言って、彼女の写真に口づけて。  
 
「さぁ……今度は違うパターンを想定しなくては…」そばにあったティッシュで粧裕の写真を綺麗にしてやり、愛しげに見つめる。  
 
「残念ながら、彼女の処女は貴方に譲ることにしますよ、メロ。  
フ……たまには一番にしてあげましょうか……いつも可哀相でしたからね…ククク……」  
 
ニアはそう言うと、ポケットからメロの写真を出し、思い切り、ダーツの矢を突き刺した。  
 

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