「ヨツバのキラ・・・必ず追い詰めて見せます。」
モニターにむかい呟きながら情報収集&整理している竜崎。横のベッドでは同じ手錠につながれた月が就寝中。
音も無く竜崎の背後に立つ影。
ふいに目隠しされる竜崎。細い指。
「だ〜れだ。」
「ウェディ、冗談は止めてください。」
竜崎の後頭部に押し当たるウェディの胸。皮のスーツの前チャック胸の谷間丸出しで竜崎に押し付けている。
「冗談のつもりはないわ。・・・知ってるでしょう?」
目隠しを解き竜崎のみ身元で息を吹きかけながら喋るウェディ
「また例の病気ですか。それならワタリが・・・」
「あれ以上あのおじいちゃんを搾り取ったら、きっと死んじゃうわね。」
ワタリのPCに呼びかける竜崎
「・・・・ワタリ?」
「面目ありません竜崎。あと10年若ければ・・・。」
弱弱しい声のワタリ。
「言い訳はいいです。」
竜崎の首に手を絡め、前側に回り甘えるようにぶらさがるウェディ
「指示通りヨツバの会議室にカメラは仕込んだわ。報酬の一時払いは、当然の権利よね?」
「・・・・・・・。」
視線を寝ている月に向ける。存在が気になるようだ。
「彼が気になるの?ふふ、2人一緒でもワタシは構わないわ。」
「夜神君がそういう性格なら苦労ありません。」
ピクっと自分の名前に反応したような動きを見せる月。
狼狽する竜崎。
構わず竜崎の座った両膝を開き、チャックを下ろそうとするウェディ。
「起きたらその時よ。自由恋愛なら彼も文句はないんでしょう?」
「それはそうですが・・・」
妖しく瞳を燃やすウェディに気おされ気味な竜崎。
チャックを下ろし、まだ萎えたままのモノを取り出して喜ぶウェディ
「竜崎のコックをこうできるとは思っていなかったわ。」
カポと口に含み、舌で愛撫をはじめる。
声を抑えつつも、快感に変なうめき声を何度か上げる竜崎。
唇と舌、そして右手を巧みに使い見事に勃起させる。
左手で皮つなぎのジッパーを一番下まで下ろし、自分の手で胸を愛撫している。
舌先ですっかり大きくなったカリ首を突付くように撫で、指先でそっとゆっくり扱きながら語りかけてくる。
「ああ・・・コレよ。仕事の後はタマラナク欲しくなるの、ワタシ・・・」
舌を這わせながら上目遣いに竜崎を見上げるウェディ。既に豊満なバストも陰毛も丸出し。自分の左手の指が秘部に埋まっている。
「・・・・・。」
「ペロペロ…早く…レロン、ユーのコックを・・・ハムハム・・・ワタシのヴァギナに・・・クチュクチュ…お願い・・・レロレロ。」
息荒く竜崎に迫るウェディ。舌と指と唇が容赦なく竜崎のペニスを責める。
「わ、わかりました。降参です。言う通りにします。だから・・・なるべく静かにお願いします。」
月の存在がどうしても気になる竜崎。
竜崎の言葉に、嬉しそうにツナギを脱ぎ捨てると下は全裸のウェディ。太腿はもう愛液でビショビショ。
尻を竜崎のほうに突き出す。濡れたビラビラが丸見え。
「早く・・・来て・・・」
ウェディ尻を振って催促。立ち上がり、その尻を抱え引き寄せると、ジャラリと手錠の鎖が鳴り驚く竜崎。
一気に突き入れると、ウェディの大きな喘ぎ声。
「静かに!静かにお願いします。」
竜崎は小声で注意するが一突き毎に声が轟くウェディ。
こうなれば少しでも早く終わらせようと、右手を前側から伸ばしクリトリスを探し擦り上げ、左手は乳首を摘み上げる。
うなじに吸い付き、一突き毎に角度を変えながら激しくピストンする。
ウェディは突かれるがまま快感に喘ぐ。
そして絶頂・・・追うように竜崎も果てる。
視線を月に向ける。変わらず寝ているのを見てほっとする。
ワタリに指示してウェディを回収。そして今後は若い男もきちんとあてがうよう指示。
「もう年なんですから、自分でどうにかしようなんて思わないことです。今回のような事は二度とゴメンですから。」
モニターからワタリが消え、Lは小さくため息を落とす。と、それとほとんど同時に誰かのため息が重なった。
むろん、ここにはLと“彼”以外の何者もいない。
目覚めた彼――こと夜神月は、Lと目が合うとぴくりと神経質そうに体を震わせ、何も目にいれたくないといった風情でLに背を向けた。
「……起きてたんですか?夜神くん……」
「起きない方がどうかしてるんじゃないか?」
苛立ちを抑えきれないらしく、月は吐き捨てるような口調で言った。珍しかった。
「申し訳ありません、あれはウエディの欠点というか……性癖でして」
「……」
月に人の情事を見て楽しむ嗜好などがないのは知っている。むしろ不快になるたちだ。
「今まではワタリが処理していたのですが、もう、歳なんでしょうね。……考えていない私が迂闊でした。申し訳――」
Lは素直に謝罪し、頭を下げようとした。
が、しかし。
「――そんな話聞きたくないっ!」
「!!」
激高した月の大声でLの謝罪の言葉は遮られた。
Lに背を向ける月は、怒りからか、はたと見て分かるほど大きくその背を震わせていた。
これは珍しい――Lが思わず口を閉ざしてそののがある!!僕が同じ部屋にいる!その分別くらいつけてくれ!」
「だから、謝ってるじゃないですか。だいたい私にも人並みの羞恥心はあります。人を獣みたいに言わないでください」
「どこがだ!!…これじゃ、僕だけ生殺しだ……っ」
「月くん……?」
ばん、と月が自分の膝を叩くのが分かる。手錠で繋がれた体のバランスが一瞬くずれかけた。
どうやら月が怒っているのは情事を“見た”ためではないらしい――
Lが、それに気づくのは、月の耳が赤くなっているのに気づくのと同時だった。
「……勃ったんですか?」
「っ!!はっきりいうなっ!!」
率直に訊ねたLに、顔を耳まで赤くした月が体ごと振り向く。がたん。今度こそバランスを崩しそうになってLは椅子を素早く支える。
「あまり暴れないでください。繋がっていることを忘れていては困ります」
「……どうしてお前は、いつもそう……っ!」