「うわぁ、美人だなぁ」  
昨日近くの本屋で買ってきた雑誌を捲りながら、  
相棒のマットがある一ページで捲る指の動きを止めた  
 
「人気側近ハル=リドナー……だってさ。すっげ〜美人だよ!」  
マットは俺に見せびらかすように雑誌をちらつかせる  
 
「メロも見てみなって、こんな人が護衛してるだなんてなんだかもったいないな〜」  
タバコをふかしながら嬉しそうに近寄ってくるマットに俺は苦笑いする  
 
 
マットから雑誌を受け取ると、俺は久しぶりに見るハルの顔写真に手を添えた  
(そう言えばマットにはハルとの出来事をまだ話してはいなかったな……)  
今まではそう言う話をするきっかけも無ければ、する必要も無いかと思っていた  
 
 
「なっ?美人だろ」  
マットは俺の顔を覗き込むようにして見ると俺のその先の答えを促した  
「あぁそうだな、じゃあ今度会わせてやるよ」  
どさっとベッドに倒れこみ両手を頭の後方で組むと、  
俺は薄っすらと笑いを浮かべて目を瞑った  
 
「えっ!本当?……ってお前また軽いジョークを!冗談キツイぜメロ」  
半信半疑ながらもマットは俺の放った言葉に笑い、軽く聞き流した  
 
 
「久しぶりだな、ハル」  
 
 
夜の街中に一際目立つ金髪の女を見つけ俺は声をかける  
ビシッとスーツに身を固めた彼女は、以前会った時の艶かしい  
雰囲気を完全に押し隠しているようだった  
 
 
「メロ……ね?」  
 
顔を確認せずとも俺の発する低い声で誰なのかが分かったハルは、  
俺の顔を見ずそのまま真っ直ぐと歩いていく  
 
態度とは裏腹にその声色は、  
俺に対する緊張感を帯びているかの様だった  
その腕を強引に掴むと俺はハルの顔を  
自分の顔の前まで引き寄せた  
 
 
「随分とつれないじゃないか。久しぶりに会ったってのによ」  
俺はにやっと口角を上げる  
久しぶりに間近で見るハルの表情は相変わらず険しかったが、  
その瞳の奥に揺るぐ光を俺は見た気がした  
 
 
俺はメモの書いてある紙を自らのポケットから取り出すと、  
そのくしゃくしゃの紙をハルの胸ポケットに突っ込む  
 
「何……?」  
ハルは驚いた表情で俺とその胸ポケットを交互に見つめた  
 
「そこに書いてあるマンションまで来い。強要はしない」  
それだけ言い放つと俺は傍らに停めてあったバイクに乗り込み、  
足早にその場から立ち去った  
 
 
――ピンポーン  
 
インターホンを鳴り響く音が部屋を突き抜ける  
ドアを開けると、そこには先程と同じ、  
黒いスーツに身を包んだハルが立ち尽くしていた  
 
 
「よう……まさか本当に来るとはな」  
「……来ると思って呼んだんじゃないの?」  
「ははっ、それもそうだな」  
予想に反して素直に訪れたハルに俺は満足げな笑みを浮かべた  
 
 
「メロ、誰〜?お客さん?」  
部屋の奥からマットが眠たそうに欠伸をしながら  
こちらに向かってきた  
 
「うわっ!ハル=リドナー?あれ……本物だよな」  
マットが目を擦り、夢では無いかと目を抉じ開ける  
 
そこにある現実にマットは驚愕と歓喜の感情を浮かばせつつ、  
高鳴る鼓動を抑えてハルに手をさし伸ばした  
 
 
「え、えっと、初めまして俺マット。宜しく!」  
「初めましてマット、宜しくね」  
 
ハルはにっこりと微笑み差し出された手を握り返す  
 
 
まじまじと見つめ未だ驚くマットに俺は得意げに自慢した  
「こいつとはアメリカに居る時に知り合ってな。色々と世話になったんだぜ」  
「へぇ〜そうなんだ。だからメロこの前あんな事言ったのか……」  
マットが感心しながら笑う  
 
「あ、ハルここじゃ何だろ?汚いけど奥にどうぞ」  
「ありがとう」  
マットはハルの手を優しく握るとその手を取って部屋の奥へと誘った  
(全くこいつは綺麗な女を見ると目の色が変わるな……)  
俺はそんなマットに半分呆れながらも二人の背中を追いながら後に続いた  
 
 
「ここに来たからには、それなりの覚悟を決めて来たわよ」  
 
ハルは簡素なソファにスーツのジャケットを投げ足を組んで座ると、  
その近くに座る俺に横目だけ向けた  
 
「ほう、どんな覚悟だ?」  
俺は分かりきった質問を投げかける  
 
「愚問ね……若い男の子の部屋にわざわざ行くのよ?」  
言わなくたって分かるでしょとハルはその後の言葉に付け加えると、  
ソファに深くもたれ掛かり空を見上げる  
 
「愚問愚答……お互い様じゃないか」  
俺はハルに近づくと、深くもたれ掛かったハルの身体の上に跨った  
 
正直日本に来てからは女を一度も抱いていない  
俺が最後に抱いた女も確かハルだったな……  
 
 
ハルの顔を上から見つめているとハルは俺の頬に  
その柔らかな白い手をかけ唇を重ねてきた  
薔薇色の柔らかな唇が重なり心地がいい  
 
俺が舌を絡めるとそれを歓迎するかの様にハルも舌を絡め、  
お互いの唾液が口内で混じ合う  
 
 
ハルとのキスに夢中になっているとふと近くで、  
マットが物欲しそうにこちらを見つめてくる事に気がついた  
 
「お〜い、メロ。俺を忘れないでよ〜俺も混じりたいんだけど」  
そう言うなりマットは俺とハルがもたれ掛かっているソファに  
近づき上着を脱ぎだす  
 
 
……ったく気がはえーな  
少しはハルとのキスを楽しませろってんだ  
 
 
「全くお前も気が早いな。誰もお前だけにやらせない等言ってないだろう」  
 
そう言ってハルの顔を見ると、彼女も満更嫌では無いようだ  
こくっと頷き火照った表情でマットを見つめた  
 
ハルのその艶っぽい表情を見たマットはそれだけで興奮を抑えきれず、  
ハルの柔らかな半身に手をかけブラウスを脱がしていく  
 
 
「そんな表情されちゃうと俺歯止めが利かなくなっちゃうよ?」  
 
マットは露になったハルの豊かな胸のラインを沿う様にしてなぞり、  
ブラジャーのホックを器用に外した  
 
「うわ〜白くて大きいね!」  
 
マットは完全に現れたその形の良い豊満なバストを手の平で揉み、  
母に乳を求める子供の様にその桜色の乳房の先端に  
ちゅうちゅうと吸い付いた  
その刺激にハルは一瞬身体を仰け反らせる  
 
「はっ……あぁっ!」  
「感じてるんだ?可愛いなぁ」  
乳首を尚も執拗に攻め立てハルの反応を見ながら、  
マットはハルの乳首を甘噛みする  
徐々に硬くなっていくハルの乳首にたっぷりと唾液をつけ、  
乳房の周囲も舐めまわした  
 
 
 
先程からマットの行為をただ見つめていた俺は徐々に興奮が高まっていき、  
ハルの黒いスラックスを下にずらした  
露になった下着の上から秘部の割れ目に沿って  
指をねっとりと動かす  
くちゅっと音がするそこはもう下着の上からでも十分に濡れていて、  
俺はその感触に満足した  
 
「あぁっ……メロ!!」  
ハルは身体を捩じらせて感じている  
 
「おね…がい……焦ら…さないで……」  
ハルは長い睫毛を瞬きしながら、  
憂いを帯びた目で俺を見つめてきた  
その征服感に俺は更に気分を良くした  
 
「何をして欲しいんだ?」  
俺はわざと意地悪を言ってハルの羞恥心を高めさせる  
「何だ?言ってみろよ」  
下着の上から動かす指を更に早めると、  
ハルは顔を歪ませ俺に哀願した  
 
「指を……直接、挿れてぇ……っ!!」  
「ククッ……仕方の無い女だ」  
 
プライドの高いハルの哀願する姿に俺の興奮は更に高まり、  
ハルの下着を完全に下にずらすと、  
じっとりと濡れているその部分に指を這わせた  
 
乱暴にその場所を掻きまわし  
ぷくっと存在感を表しているハルのクリトリスを摘みあげる  
「あんっ……ぃやぁ!はぁっ……」  
ハルはあまりの快感に甘い嬌声を漏らした  
 
「俺はしゃぶってもらおっかな♪」  
ハルの胸を弄んでいたマットは穿いているズボンのチャックを下に下ろすと、  
既に興奮しきっている自身の肉棒をハルの口の中に押し付けた  
その存在感にハルは一瞬噎せ返りそうになりながらも、  
頭を上下に動かしてマットの肉棒を舐め始めた  
 
「やべぇ……すっげー気持ちいい!」  
マットはハルの頭を抱え込み口の奥深くまで肉棒を押し込み快感に溺れる  
ハルは唾液をマットの肉棒にたっぷりと付けると、  
裏筋から溝までぴちゃぴちゃと丁寧に舐め上げる  
温かなで小刻みに動くハルの舌にマットは顔を歪ませた  
 
 
 
それを余所に俺はハルを四つんばいにして腰を高く持ち上げさせた  
俺の目の前にハルの秘部全体が露になる  
ハルの秘部に顔を埋めると、すでに愛液でぐちょぐちょになっているそこを  
素早い舌使いで舐め始める  
 
ぴちゃぴちゃと俺の唾液とハルの愛液が混ざり合いいやらしい音を立てる  
一心不乱にその部分を舐め続けていると、  
ハルはマットの物を咥えながら苦しそうな声をあげる  
「んんっ…!あぁ……」  
感じながらもマットへの奉仕を止めない姿がなんだか可愛らしい  
 
 
俺はハルから唇を離すと、もう既にはちきれんばかりにそそり立った  
自らの肉棒を取り出し、ハルの秘部の入り口に押し当てた  
そこから己の本能に任せて自身を一気にハルの中に沈めた  
 
「あうぅ……あっあぁぁっ!!」  
マットを舐め上げる口を一瞬止め、ハルは背中を反らせて尻を突き出した  
ハルの中は熱くて締りが良く、俺は快感に顔を歪ませる  
俺を支配する感覚の全てが肉棒に集中し、  
押し寄せてくる快感にとろけてしまいそうな気がした  
 
ハルはマットの肉棒をしゃぶりながら、膣の中深くに入っている熱い  
俺の肉棒の感覚に瞳を潤ます  
そこから息つく間もなく腰を動かし始めると、  
ハルは鳴くような嬌声を上げる  
ぬち…っと性器と性器が抜き差しし合う度に  
頭が真っ白になってしましそうだ  
 
ハルのヒダが俺の肉棒の動きに合わせて包み込み耐え様のない快感が襲って来る  
「あんっ…うんっ……あぁっ、あっ……!」  
マットのを咥えているせいか声にならないような声だが、  
そのハルの艶かしい鳴き声に俺の興奮もピークに達してくる  
 
 
「あぁ!もう最高だよ、ハル〜!!」  
ハルの口で扱かれているマットも限界が近いらしく  
自らもハルの口の中で腰を動かし始めた  
 
両穴を俺とマットの肉棒で占領されているハルは、口からは唾液を、  
膣口からは愛液を垂れ流し一回突き上げる毎に悲鳴にも近い鳴き声をあげる  
彼女の肉壁もきゅっと収縮をし始め、そろそろハル自身も  
絶頂を迎えようとしていた  
 
「うわぁぁ!もうダメだぁ、ハル出すよー!!」  
「んんっ!……ふっ…はぁ……」  
マットは一足早くハルの口内で限界を向かえ、  
一気に彼女の口内に精を吐き出した  
 
ハルはマットの精を飲み込みながら、  
他にも増して甲高い嬌声をあげた  
俺の腰の動きは緩やかさなど微塵も感じられない程、  
激しさを増していく  
 
ぬちっぬちっと粘着質な液体の音と、肌を打ち合う音が響き渡る  
びくびくとハルの中で暴れまわる俺も  
絶頂がもうすぐそこまで見えていた  
 
「あっあぁ!!もっダメ……あんっ、いく……っ!」  
「ぐあっ……うっ!……」  
ハルの内壁が俺の肉棒をより一層締め付けた時俺も絶頂を迎え、  
彼女の中に全てを吐き出した  
 
 
しばらく甘い余韻が残り俺はハルの中から自らを引き抜いた  
結合部からはどろっと白い混濁液が出てきて、ハルの尻を汚していた  
 
 
 
その後はマットと代わる代わるハルの中を犯し続け、  
何度もハルの中で果てた  
 
 
「やっぱりお前は最高だなハル」  
行為をし終えハルの綺麗なブロンドの髪を撫でる  
マットはすでに満足してしまったのか疲れ果てて眠っていた  
 
「あなたたち若いから大変だったわよ」  
ハルがクスリと笑ってみせた  
 
俺はその笑顔を見て心から願う  
(次はいつお前と会えるか分からないが、死なないでいろよ……)  
胸のロザリオに願いながら俺はハルの肩を抱き寄せ眠りについた  
 
 

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