長編エロ尻小説
「秘密特命捜査官 NAOMI 〜DEATH NOTE事件〜」
(ファイル31)
鬼塚はナオミを、そっとベッドに寝かせる。
ここに来るまでの愛撫のせいで、少女の眼はすっかり潤んでいた。
「・・・上着、脱いだ方がいいな。自分で脱ぐか?」
鬼塚の言葉で現実に引き戻されたのか、再び黙り込む。
しばらく考え込んだのち、そっと胸元のリボンに手をかけた。
じれったいほど指を絡ませ、ふいに視線をソファの方に向ける。
瞬間、ドキッと碇真嗣は身を飛び上がらせた。
「あっ・・・いやっ・・・ボクは・・・み、見てないよ・・・
ていうか、ホントは・・・帰りたいぐらいで・・・ハハハ・・・」
そんな碇の言葉はナオミには届いておらず、切ない視線を
渚薫に投げかけ続けた。
碇の隣に座っている渚は、口の端を上げたきり、なにも言わない。
(・・・サヨナラ・・・わたしにやさしさをみせてくれた、
たったひとりのヒト・・・ありがとう・・・本当に、うれしかった・・・)
シュルッという音とともに赤いリボンが床に落ちた。
自らの殻を一枚一枚、丁寧に剥がしていくかのように、少女は
妖しいフェロモンを纏った、甘酸っぱい肢体をさらけ出していく。
光量を抑えた、上品な明かりに浮かび上がる、白い幻想。
雪白の肌が輝き、抱きしめれば折れてしまうほど華奢な、
それでいて胸は豊かなふくらみを持ち、腰から臀部に至る曲線は、
とても柔らかかった。
鬼塚に命じられて、脱いだ服を山口に手渡している碇ですら、
はっという息を呑む美しさだった。
しなやかに伸びる四肢と豊かな黒髪が、神々しさを醸し出している。
男女の区別なく、人間なら誰しも胸をかき乱されてしてしまうくらい、
綺麗なカラダだった。
それだけに両腕の生々しいアザが、完璧な美を損ねているのが惜しい。
渚の無慈悲な蹴り技によってつけられた痕だった。
まさに神をも恐れぬ行為だと言わねばなるまい。
悪魔の微笑を持つ、凶暴な堕天使。
渚薫がなにを考えているのか、誰にも判らない。
彼の心の中には、誰にも踏み込ませない高い壁があるからだ。
孤高の精神を持った孤独な少年は、いまは黙して語らない。
ただ傍観者として、ここにいるのみ・・・
鬼塚は自分の服を荒々しく脱ぎ去った。
細かい傷が至る所にある野生の筋肉が雄々しく跳ね上がり、
赤黒い凶悪なペニスが、雄叫びを上げるかのように天を向く。
グロテスクなその肉の棒に、ナオミの眼が見開かれた。
(・・・なに・・・アレは・・・)
あんなモノが、自分の中に入るのなんて想像もできない。
しかしいまから、そうしなくてはならないのだ。
そんな自分が、たまらなくミジメに感じる。
ナオミは父親との約束を想い出した。
『学校を出たらすぐに結婚して、可愛いお嫁さんになるんだよ』
中学生なのに、学校の先生とセックスをしてしまうなどと父親が
知ったら、どんなに怒り、どれほど悲しむことだろうか。
父親との大切な約束は、もはや果たすことは叶わない夢物語に
堕ちてしまった。
あれほど子供の頃から、夢を見続けていたのに・・・
自分の運命は、最初からそういうことになっていたのだろうか、
と彼女は自問自答する。
(わたしはいったい・・・なんのために生きているんだろう・・・)
野獣のようなオトコを見上げる少女はふと思う。
(このヒトが・・・わたしの運命のヒト・・・?)
そのヒトは自分のことを愛してくれて、幸せにしてくれる白馬の
王子様だと子供の頃から思っていた。
純白のウエディングドレスを着て、まだ見ぬ愛すべき夫との
結婚式に胸を高鳴らせたあの日々。
明るく楽しい、素晴らしき未来が待っていると信じていたから
孤独な毎日を耐えることができた。
今日がダメでも、明日には良いことがあるかもしれない・・・
だがそれがウソだということは、自分でもなんとなく判っていた。
誰も来なかった7歳の誕生日会。
両親とささやかなパーティーをした夜、トイレに起きたナオミは
居間で話し込んでいる彼らを見た。
「・・・しかたがないんだよ。あの子は魔駕鬼の血があまりにも
濃すぎるんだ。これからも、ずっとそれを背負わなければならない。
あの子は、そういう運命なんだ・・・」
深刻そうな父親と、それを笑いながらたしなめる母親。
見てはいけないものを見てしまった気分だった。
(・・・自分は、他の子たちとちがうのかな・・・)
どうしようもない劣等感が、幼い心に刻まれてしまった瞬間だった。
今日がダメなら、明日もダメ。
いままでずっとトモダチができなかったのなら、この先何年経っても
孤独な人生が続くにちがいない。
ダメなものは、なにをやってもダメなのだから・・・
ふいに鬼塚が自分のカラダにのしかかってきた。
首を曲げて重なる唇を回避する。
鬼塚はニヤッと笑うと、少女の耳たぶを軽く噛んだ。
そのまま細い首筋に舌を這わせていく。
「・・・・・・んふっ・・・・・・」
くすぐったいような、気持ち良いような微妙な感触。
全裸になったナオミを慈しむように、無骨な手が白いカラダを撫で回し、
弾力性に富んだ胸のふくらみが、プルルンッと弾ける。
熱く悩ましい吐息はやがて湿り気を帯び、生臭い獣の匂いに、上品な
甘い香りが交じり合っていく。
鮮やかなピンクの乳首。
舌を濃密に絡めながら、そこを舐められる。
切ない快感に、ナオミは哭いた。
体中を大きな音を立てながらキスされるたびに、少女は快楽の泉へと
引き込まれ、脳みそがとろけるような熱く粘っこい渦に呑まれていく。
ナオミは背が高い方だったが、鬼塚のがっしりとした肉体に組み敷かれる
さまは、まるで無力な小動物が野獣に貪り食われているように見える。
野獣は貪欲に、すべてを陵辱し尽くそうとした。
首筋や乳房はもちろん、しなやかな指先やツルツルとした腋の下、
可愛いへその穴まで、興奮するオスの本能の趣くまま、あらゆる箇所を
舐めて舐めて、ひたすら舐めまくる。
ついにはカラダをひっくり返し、浮き出た背骨に舌を走らせ、思う存分
自分の匂いを擦りつけたのち、桃色に染まる臀部へと辿り着く。
鬼塚は以前から、この可愛らしい尻を愛でていた。
小細工が嫌いなオトコではあるが、しかしこの形のいい盛り上がりを
見せる尻を、イタズラしたい誘惑には逆らえなかった。
無防備なふくらみに、苛虐心が刺激される。
手触りのいいブルマーに隠された、プヨプヨとした白いお肉。
それが揺れるたびに、心を掻き毟られるような欲情を催した。
だがいまや、このオトコを阻むものは、なにひとつない。
唾液にまみれた舌が、柔らかいムチムチとする尻を舐め回す。
そして両手を広げ、思う存分に揉みしだくのだ。
チュッ、チュバッ、ジュルルッ・・・
淫猥な音が頭を痺れさすのか、ナオミは顔を覆って身悶える。
尻にかぶりつき、啜り上げ、甘噛みをしながら、さらに貪欲に
この感触を楽しもうと、少女の尻をクイッと持ち上げさせた。
ツンッと突き出された尻を舐め回しながら、鬼塚は片手をナオミの
引き締まった、長い脚の間に入れていく。
柔らかい陰毛は湿っていた。
ヌラヌラと愛液に塗れた花園に指を這わせていくと、コリコリとした
突起物があった。
平均よりも大きく突き出た肉の芽が、鬼塚の指に触れるたびに、
ピクッピクッと揺れ動いていく。
純真な少女が出しているとは思えない、厭らしく熱い濡らつきが、
彼の指をビショビショにしていった。
そしてそれがだんだんと、粘っこい糸を引く濃い蜜へと変化する。
舌をアヌスに捻り込み、また同時にクリトリスを親指と人差し指で
そっと挟みあげ、リズミカルにゴシゴシとしごいた。
「・・・ダッ、ダメッ!・・・きっ、汚いからぁぁぁ・・・!?」
枕に顔を押し付けながらも、喘ぐように言葉が絞り出された。
だが背徳の悦びを感じているのか、やがてカラダを震わせ悶え始める。
そんなナオミの痴態に興奮した鬼塚は、再びカラダをひっくり返し、
細長い両脚を無慈悲にもガバッと広げる。
股間から見え隠れする少女は、恍惚の表情を浮かべていた。
そして厭らしい眼つきで見られていることに気がついたナオミは、
いまさらながらに赤面した顔を手で覆い、恥ずかしそうに首を振った。
征服欲に衝き動かされたオトコは、そのまま紅い柔肉に顔を埋める。
密やかな匂いが、鼻腔を刺激した。
半熟の果実ではあるが、しかし十分に熱く、汁気を含んだ肉襞に
獣がむしゃぶりつく。
ジュルルルッという下品な音に、少女は痺れ果てた。
先ほどまでの憂いを含んだ面影はなく、悩ましげなメスの喘ぎ声を
漏らし、清楚のカケラもない、快楽に犯されきった顔つきで哭く。
「アアッ・・・いい・・・いい・・・アアッ・・・気持ち、いい・・・アアッ・・・」
オナニーすらしたことのないナオミは、ここに至るまでの流れの中で、
すっかりと刺激を覚えこまされていた。
もう病みつきだった。
もとから感じやすいカラダだったこともある。
ピコンッと勃起したかのようなクリトリスを見て、鬼塚は思った。
(・・・ずいぶんと大きなクリちゃんだな)
それを知らないであろうナオミに、そう告げたい誘惑に駆られてしまう。
どんな顔をするのだろうか。
きっとショックを受けるにちがいない。
何も知らずに、よがり声を上げている少女をもっと汚してみたい。
そう思うと、気が狂いそうなくらい愛しくなってくる。
震える舌で、そっとやさしく、硬くなったクリトリスを愛撫する。
濃厚な香りと濃密な蜜が、どんどんと溢れ出してくる。
可憐な花びらが、グチュグチュととろけだし、鬼塚のペニスが
それに反応するかのように、ビンビンと反り返る。
ペニスの先からは、粘っこい汁が無様に垂れ流れていく。
もう限界だった。
「・・・南空、入れるからな」
そっけなく、だが内心は震えるような興奮を覚えていた鬼塚は、
ナオミの腰に枕を当て、互いの下半身を密着させた。
太くて硬くて長い、グロテスクな肉の棒は、ナオミのへその辺りに
まで突き出された。
はあーっ、はあーっ、と火照った顔の少女は、じっとそれを見つめる。
もはやまともな思考すらできない。
それは鬼塚も同じだった。
衝き動かされる本能に、ただただ従うオトコとオンナ。
もはや教師と生徒とか、犯す犯さぬといった域を越えた、男女の摂理が
ふたりを捕らえて離さなかった。
一気にぶち込みたい、という衝動を堪えて震えるペニスを、こじ開け
られた肉襞の入り口にそっと当てる。
鬼塚の亀頭は、ナオミの膣口よりも、はるかに大きかった。
潤った愛液を擦りつけるように亀頭を回転させ、オトコのペニスは
ヌラヌラとした輝きを身にまとう。
再び入り口に的を絞ると、ほんのわずかだけ前に突き出す。
ミミミッ…
幼いナオミはビクッとカラダを震わせ、恐怖心から腰をわずかに
引こうとしたが、腰のところに敷かれた枕に阻まれてしまう。
下半身が固定されているため逃げることもできず、聖なる乙女は、
ただオトコの欲望を迎え入れなければならない肉壺と化していた。
まだ汚されたことのない、ピンク色に輝く肉の奥にゆっくりと、
そしてまたゆっくりと、少しずつ少しずつ亀頭が進んでいく。
ミチッ…ミチチッ…
肉と肉が引き伸ばされ、剥がれていく痛みがナオミを襲った。
「・・・ぐっ・・・うううっ・・・」
少女にはふさわしくない、くぐもった呻き声が聞こえる。
ミリッミリッ…ミチッミリッ…
習い事で激しい運動をしてきたためか、処女膜はかなり緩んでおり、
思ったより破瓜の痛みは少ない。
・・・かに思われたが、鬼塚のペニスは図々しいほどに太く、凶悪な
ほどに硬かったのだ。
「んっ〜〜〜〜〜!!!!!」
亀頭がゆっくりと、だが確実に入り口を通過していく。
鬼塚の両親指が、自己主張している乳首をピンッ、ピピンッと撥ね、
グリグリと捏ね繰り回し、ギュッギュッと押し込んでいる。
痛みと快楽の狭間に少女は、堕ちた。
「はあーっ、はあーっ、はあーっ、はあーっ・・・」
荒い息遣いと額に浮き出る汗。
南空ナオミは殻を引き剥がされ、無理矢理大人のオンナとして
引き出されつつあるのだ。
ミリミリミリッ…ミリッミリリリリッ…
そしていまーー、
狂った運命の扉が、開け放たれようとしていた。
血と狂気に彩られた運命の歯車が、この部屋にいる男女たちを巻き
込もうとしていることに気がつく者は、誰ひとりとしていない。
純白のシーツに紅い染みが、静かに広がっていく。
(4〜5日後に続く)