長編エロ尻小説
「秘密特命捜査官 NAOMI 〜DEATH NOTE事件〜」
(ファイル22)
(・・・・・・?)
どれだけ時間がたったのか。
ふいに下半身を弄られているような、嫌な感覚が沸き起こってくる。
「・・・はっ!」
夢ではない。
スカートの中に手が入れられているのを、はっきりと実感した。
「・・・なっ!?」
カラダを動かそうとするが、びくともしなかった。
「あっ、起きたみたい」
ビックリしたような男子の声がする。
ナオミは白いマットに寝かせられていた。両手両足は、それぞれ
二名ずつの男子生徒によって押さえつけられている。
足を大股に広げられ、いままさに可愛らしいパンティーを
脱がされる寸前だった。
「いやああああ・・・・・・!!」
カラダを激しく震わせ抵抗するが、どうすることもできない。
「ナッ、ナオミちゃん、堪忍や、堪忍したって」
さきほどとちがい、今度の鈴原冬二の言葉には大いなる同情と
ほんの少しだけ尊敬の念がこもっていた。
自分ですらまったく手も足も出なかった渚薫との闘いに、ただの
苛められっ子だと思っていた少女が善戦した。
それは鈴原や、ほかの男子たちを感動させるのに十分な出来事だった。
実際、体力が有り余っている思春期の少年たちにとって、ケンカが
強い男ほど一目置かれるものだ。
渚薫が暴君として、密かに君臨している現状に不満があるものの、
しかしまた同時に、その強さに憧れている面もあった。
だから自分たちよりも強いであろうナオミが、悲惨な目に遭うのを
忍びなく思う男子たちが多くなっていた。
気まぐれな薫が、またなにかよからぬことを思いつかぬうちに
とっとと済ませてしまおうと、みんなは必死だった。
意識を取り戻したナオミは、信じられないような力を再び発揮し、
暴れ始める。押さえつけるので精一杯だった。
「おい、こらぁ!ボケッと見とらんで、おまえらも手伝わんかい!」
鈴原は、周囲の男子たちを怒鳴りつけた。
あわてて何人か、ナオミのパンティーを脱がすのを手助けする。
か細い少女に、十数人の少年が群がる光景は凄まじかった。
「ぎゃあああ・・・!!」
渚と対決していたときの面影はすでになく、屈辱と恐怖心に
恥も外聞もなく、絶叫するナオミだった。
「はあっ・・・女の子の甲高い声って、癇にさわるんだよね。
ねぇ、真嗣くんはどう思う?」
渚薫は傍らにいる大人しそうな少年に、にこやかに声をかけた。
普段はほとんど他人の名前を口にしない渚が、苗字どころか下の
名前を使って語りかけていることから、この少年が薫のお気に
入りであることが判る。
「・・・えっ!?・・・・・・というか、ボクは、そのぉ・・・
外が暗くなってきたし、もう塾の時間だし、そろそろ帰りたい
・・・かなぁ・・・なんて・・・」
大人しそうな少年は、顔を引きつらせて答えた。
「ええー!?まだまだこれからじゃないか!
このまま終わりなんて、絶対につまらないことさ!」
渚はおおげさに手を広げて、悲しそうなジェスチャーをする。
「あっ、そうだ!面白いことを思いついた!
南空さんのパンティーを口の中に入れてみようよ!
ふふふ・・・これでもう声を出すことはできないよ?」
渚は馴れ馴れしく大人しそうな少年の肩を抱き、楽しそうに言った。
「決めた、決めた!そうしよう、そうしよう!
これこそまさに、たったひとつの冴えたやり方!
ねっ、真嗣くん?」
「・・・えっ!?・・・そお・・・かな・・・?」
曖昧な返事で、お茶を濁した。
渚は床に転がっているガムテープを、器用に足の上に乗っけると、
もがいているナオミの姿を見ている男子に向かって蹴り投げた。
「キミ、これで南空さんの口を塞いでよ。ほら、そこに正座して。
アタマを太ももで挟んで。そう、しっかり押さえて固定する!
待って!まだガムテープ、張らない!
お〜い、パンティーはまだぁ〜w」
のんきな薫の笑い声を聞いて、鈴原の背筋がぞっとする。
「くっ、アカン!カッターで斬るで!カッター、持って来んかい!
なにやっとんねん、ボケェ!もうええ!この手で破ったるわい!
・・・破れへんがな!・・・アカンがな!・・・ハサミ持って来んかい!
カッターあるなら、カッターでええっちゅうの、ボケェ!
ナオミちゃん、カッターあるさかいな?
足、バタバタさせたらアカンよ?ほんまに危ないで?
おいっ!ナオミちゃんの口、手で塞いどけ!
はぁ、噛まれた!?それぐらい、ガマンせぇや、ボケェ!」
渚を刺激して、この暴行劇をエスカレートさせないように
注意するあまり、男子たちはパニックになっていた。
ナオミは身をこわばらせて、抵抗する意志を見せたが、秘密の
場所を覆う小さな布きれは、ついに刃物で取り除かれてしまった。
可愛いクマのプリントが入った純白のパンティーがはらりと床に
落ち、ナオミの大切な部分があらわになっていく。
(こっ、これが女の子の・・・!?)
押さえつけていた男子たちは、はっとしたように黙りこくった。
薄く柔らかな毛に守られた蒼い蕾が、そこにはあった。
自分たちの性器とはちがう、異質な形をしている。
その瞬間、ナオミの体中の力が抜けていくのが判った。
知られてはいけないものを守ろうとした奮戦もむなしく、少女の
秘密は少年たちの手の中に堕ちたのだ。
「ほら、早く、口を塞いで!」
静寂を破るかのごとく、渚は薄ら笑いを浮かべながら言った。
ナオミの顔を太ももで挟んで押さえつけている男子は、ちぎれた
パンティーを彼女の口の中に入れようとした。
だが口をぴっちりと閉じて、入れさせまいと懸命なナオミである。
「南空さん・・・口を・・・口を・・・」
鼻をつまんで口を開けさせようとしたが、ナオミはまた暴れ始め、
涙をこぼしながら抵抗した。
「ちょっとキミさぁ、そんなオンナに、なに手間取ってるのさぁ?」
渚は床に落ちていた弁当の箸を拾い上げると、コーラのビンを叩いた。
「ねぇ〜、まだ〜?ちんちん♪ははは・・・これ、面白いな。
早くしないと、キミに罰を与えるよ〜ちんちん♪」
それを聞くと、役目をおおせつかった男子は泣きそうな声を出す。
「おっ、お願いだよ、南空さん!口を開けてよ!」
いままで苛めていた側が、苛められていた少女に必死に懇願する。
「あと十秒ぉ〜きゅう〜は〜ち・・・」
渚は秒読みを始めた。
「あいつ、マジでやばいんだって!ホントにやばいんだって!
・・・たっ、助けてよ、南空さん!!」
「・・・・・・」
がたがたと震え、醜く歪む顔をじっと見ていたナオミは、ふぅと
ため息を吐き、口をゆっくりと開けた。
その瞬間、ナオミの口の中に、パンティーが乱暴にねじ込まれる。
「・・・うごっ!?」
悪気はないのだろうが、震える手つきと焦る気持ちが、ナオミの
やさしさを踏みにじり、遠慮なく口の中を犯していく。
わずかに開いた口から、ナオミのパンティーがどんどん流し込まれ、
脂ぎった指先が白い歯やピンク色の肉を嬲っていく。
押し込まれたパンティーが喉内を刺激し、嘔吐感にむせ返るものの、
吐き出すことは許されず、強引にガムテープで口を封印された。
酷いことにその上から、両手で力任せに押さえつけている。
ナオミはこみ上げてくる嘔吐物を必死にこらえた。
綺麗な顔立ちが歪み、顔が痙攣し始め、白目を剥く。
下手をしたら窒息死してしまう状態だったが、かろうじて吐き気は
おさまり、鼻で荒い息継ぎをして生き延びることができた。
そんなナオミの苦労も知らず、件の男子は必死に渚に向かって
自分が忠実に任務をこなしたことをアピールしている。
お許しが出たところで、ほっとしてナオミに視線を移すと、普段は
温和なはずのナオミが、恨みがましい眼で彼を睨みつけていた。
彼はバツが悪そうに顔を背ける。
恩人であるはずのナオミが、彼の口から感謝の気持ちや謝罪の
言葉を聞くことはついになかった。
(4〜5日後に続く)