「んっ…ぁ……はぁ…ん……」
(どうして…どうして死んでしまったの…レイ…)
かつて彼が…あの端整な指で弄んだ、私のここ。
でももうその指も、二度と動くことはなくなってしまった。
「あ、ぁ、んっ、ふぅっ…ん…んぁっ……」
以前は・・・自分でするときは声など出さなかったのに。
今は何かがふっ切れてしまったらしい。快感に任せていやらしい声をあげる。
チュクッ、チュ、ちゅぷっ…くちゅっ、チュクッ、・・・
照子は起立したクリトリスを2本の指でクリクリ撫で回す。
もうすっかり濡れていた。自分の粘液の出す音が聞こえる。
「うぅ…んっ……!ハァ、ハァ、はぁ…んっ…!」
ポイントを突くたびに波打つ体。襲う快感…。
『やっぱり普段の照子からは想像つかないな・・・そんないやらしい表情』
妄想の中のレイが囁く。
『その顔を知ってるのは世界で僕だけだ。これからもずっと…ね』
(レイ…レイ……!あぁ…もっと…さわって…)
『照子のイク時の顔が好きなんだ。また、見せてよ。ほら…』
「あっ、あ、ぁ、んっ、ハァっ、レイ・・・っ!ハァッ…、あぅっ、ん!」
指の動きをを速める照子。しびれが内腿に集まってくる。
(あ…イク…もうイキそう…レイ…!…見て…私がイク時の顔…見て…)
中指でクリトリスを局点的に擦りあげる。
そこを中心に、体中が液体になって沸騰しそうな感覚。
「イ…ク……っ!ああっ!ぁっ、あ、んっ…!…っ、……っ!」
ビクン、ビクンと全身を痙攣させ絶頂を迎えた。
絶頂の波が過ぎるたび・・・妄想の中のレイが霞に消えていく。
(いや…待って…レイ……行かないでよ……レイ…)
いつしか、涙が頬を濡らしていた。もう、彼に抱かれる事など…ないのだ。
「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」
机にはデスノート、そして箱ティッシュが置かれている。
「んっ…はぁ…ハァ…ハァ…」
静かな部屋にかすかに響く吐息、そして右手が局部をこする音。
(一体…俺はどうしてしまったんだ…今日逢ったあの女…)
間木照子。レイ=ペンバーの婚約者・・・
(あの女の事が頭から離れない…あの髪…あの胸…そしてあの…尻…)
思い出すだけで股間の硬度が増した。
何なのだろうか。一目惚れした訳ではないだろう。恋愛感情ではない。
あの顔と声、そして体を思い出すだけで興奮する。俺の男の部分が反応する。
結局耐え切れずに自慰行為を始めてしまった。リュークは散歩中だ。
(リュークが突然帰ってくるとも限らない…そろそろ…出すか…)
ライトは右手の動きを速めた。左手でティッシュを2〜3枚引き抜く。
「ハァ…ハァ…ハァ…照子……ハァ……っ……ッッ!!)
襲い来る射精感に腰が痙攣する。すかさずティッシュで先端を包む。
その時。
「おにいちゃ〜ん!数学教えて〜!!」ガチャッ!
背後から、元気にドアを開ける粧裕の声が響いた。
「あれっ?部屋でパンツなんか脱いでお兄ちゃんお風呂入るのぉ?
なんかおちんちんがすっごくはれてるよぉ?病気なの?痛いの?
さすってあげようか??」
粧裕はそういって月のモノを小さく可憐な白い手で撫でた。
「さ・・・粧裕・・・っ!!やめ・・・っ!!」
さっきまで照子の尻のことで頭がいっぱいだった月だが、粧裕の純粋な目を見たとたん、
今度は実の妹に欲情してしまった。
「わぁ・・・大きくて固ぁい・・・今、あたしが治してあげるね。こう見えても看護婦志望なんだっ。
へへっ。」
粧裕が優しく、ゆっくり上下左右に撫でる。
「あぁ・・・だっ・・・駄目だっ・・・粧裕・・・ぼ・・・僕・・・もう・・・・っ!!」
次の瞬間、月は勢い良く欲望の塊である白い液を出してしまった。
「ぎゃっ!!何これ!?お兄ちゃん本当に病気なんじゃない??待ってね。テッシュで拭いてあげる
から・・・」
「あっ・・・あぁ・・・っ!!粧裕ううううう!!!」
拭いても拭いても出てくる。どうしよう、と困った粧裕はある事をひらめいた。
「(そうだ、よく血が出るとその部分舐めるじゃない?それで、しばらくすると自然に止まるから・・・)
お兄ちゃん、じっと・・・・してて・・・・ね。」
粧裕は躊躇わずに液が流れ出る部分を口にくわえ、舐め始めた。ぺろぺろぐちゃぐちゃ。淫猥な音が
室内に響く。粧裕の舌は月の感覚を刺激し、限界に達せられる。
「ああああああ!!もうだめだっ!!粧裕!!粧裕!!好きだよ粧裕!!ああう・・・んんっ!!」
月は果ててしまった。驚いた粧裕は母を呼んだ。下半身丸出しで満足げな表情で倒れている息子、
精液にまみれた娘の手を見た母は、心臓麻痺で死んでしまった。