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夜遅く、誰かが来た。
お母さんが玄関に出ると、お兄ちゃんを連れて来た。
お兄ちゃん、一緒にいてくれるかな?
めったに家に来ないから、できれば、お兄ちゃんがネネちゃんのアパートに行くまで一緒にいたいな。
どこか、疲れてるみたい?
何をしたら元気になってくれるかな?
・・・・・・・・・
お兄ちゃんは、いつも、美人宇宙人さんと一緒にいて、ずるいな。
お兄ちゃんの身の回りの世話を全部してるし。
お兄ちゃんの家は、一部屋だから、きっと着替えも一緒。
プロポーションがすごく良いから、私じゃかなわない。
でもお兄ちゃんを思う気持ちは誰にも負けない・・・。
あれ。ネネちゃんは、どうなんだろう?
レンさんが来る前は、毎日世話してたんだよね。
私、日本にいる時間、短いし。
でも今は、一緒にいられるから…。
お兄ちゃん、今は他の女の子の事、全員忘れて、私だけを見て。見つめて。どんな視線でも良いから、全身見て。
私ができることなら何でもしてあげる。だから、甘えてね。
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お兄ちゃんと、うれしハズカシ一緒にお風呂。
格好は悪いけど、私の裸見てもらおう。タオル巻かないで良いよね。
「タオル巻け」って怒られるかな。でも良いや。
家族だもの。大好きなお兄ちゃんだもの。背中、流してあげるね。私の胸で。
石鹸の泡だけが二人の間の邪魔物。本当は石鹸の泡も、水も、邪魔しないで欲しい。
お兄ちゃんの広い背中を、私の体で感じていたい。
そうそう。髪の毛も。手足の指の間も。象さんも。お尻も。全身きれいに洗ってあげる。
きれいに洗ったら、一緒にお湯に入って、お兄ちゃんの口の中を私の舌でキレイに舐め上げてあげるよ。
そして、タオルで拭いて、ドライアで髪を乾かすの
そうして、同じベッドで、添い寝しちゃう。
お兄ちゃん、枕代わりに抱いてね。裸のままでいるから、好きにして。
わたし、お兄ちゃんに、最初を貰って欲しいんだ。
大好きだから。
「菜月、可愛いよ」
嬉しいな。あ、寝言か。寝言でも嬉しいな。
あ。そこ触っちゃ嫌だよぉ。オシッコ出るところだよぉ
嫌だけどいやとはいえないし。
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あ? ぱんつグショグショに濡れて気持ち悪い。
アレ? お兄ちゃんいないし。私のベッドだし、寝間着着てるし。どうしたんだろう?
いつのまに?
とりあえず履き替えよう。
新しいパンツをだして、真っ裸になったとき
「ガチャ」
ドアがいきなり開いた。
ふらふらとお兄ちゃんが入って来る。
「あ、おにい・・・・」
椅子につまずくと、ひっくり返ってそのまま寝ちゃった。
世話が焼ける兄貴だな。
毛布をかけて、添い寝してあげるね。ハダカで。
・・・・・・・・・
これがお兄ちゃんのにおい。
汗くさい。
あれ?お風呂に入らなかったっけ?
でも、いいや、お兄ちゃんのにおいに包まれて寝られる。
一緒のお布団で寝られる。
おやすみなさい。
そうだ。お休みのキスしてあげる。
軽く唇を重ねる。
お口、くさいよ。歯磨きしていないのかな?
お兄ちゃんさえ良ければ、毎朝毎晩、膝枕で歯磨きしてあげるのになぁ。
お兄ちゃんの左腕に抱きついて「おやすみなさい」
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菜月、彼氏には、お兄ちゃん、って決めてるの。
彼氏になってくれなくても良いけど、一緒に生活したいの。
だって、ねねちゃんほど、お料理やお裁縫上手くないし。
レンさんみたいに美人ではいし。
兄妹だから、お兄ちゃんから見たら彼女候補以外だし。
でもお兄ちゃんの彼女になったらママはどう思うんだろう?
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(た)菜月。菜月、起きてくれ。
(た)菜月!
お兄ちゃんが菜月の肩をもって、揺さぶっている。
眠い。 今何時?
(た)菜月、起きてくれ。
(な)あ、おはよう、お兄ちゃん
(た)菜月、それ所じゃない。なんで二人で床に寝てるんだ?
(た)なせお前は、寝間着着てないんだ?
(な)え?ちょっと待って。明かり点けるから。
起き上がって、天井の蛍光灯を点ける。
(た)って!菜月なんで裸なんだ?パンツくらい穿けよ。
(な)え?お兄ちゃんが夜這いに来たんだよ?
お兄ちゃんは部屋を見回して
(た)うわ、女の子の部屋だ。(絶句!)
(な)良いよ。そんなに驚かなくても。
(な)可愛い妹の部屋なのだから、妹が許せば、お兄ちゃんが入って良いんだから。
(た)自分でカワイイって言うな…。
(た)で、さっき夜這いといってたな?何かしたのか?
(な)うん。キスしてくれたし。それに・・・・・・、
部屋を一周見渡して
(な)寝間着は・・・・(指差して)アソコだし、パンツは・・・・(指差して)ココだし。
(た)え?脱がしたのか?
(な)でも、お兄ちゃん、気にしないで良いよ。相手は菜月なんだから。妹に遠慮する事無いよ。
(た)俺・・・悪い。ごめん
(な)だから、気にしないで良いって。それより今・・・3時。・・・お兄い、もう少し寝ようよ。
(な)一緒に。私のベッドで。