朝倉純一と水越萌は、非常に仲の良い恋人同士である。
本校に入る直前から入った直後にかけて、出会ったり恋人になったりとある事件を解決したりして、多大な時を同じくしていたというのは記憶に新しい。
ただ、二人は気付いていた。
眞子、つまり萌の妹が、最近二人に対して妙によそよそしいということに。
 
 
「はぁ・・朝倉くん・・・おっぱい吸って・・・赤ん坊みたいです・・」「子供におっぱいを吸われて気持ちよくなってるのは誰?」
「朝倉くん・・・意地悪言っちゃやぁ・・・・」
 
萌のたわわな胸を、純一はこよなく愛していた。吸い、揉み、潰し、いつも愛している。
一方の萌は、息も絶え絶えと言った様子だ。
巨乳は感度が悪いと純一は聞いたことがあるが、少なくとも萌の胸は感度が人一倍優れていた。
 
萌は、メイド服を着用したまま純一に抱かれている。
純一の介護をしていた−二人にとってはいい思い出だ−時に着ていた服で、あの時は純一の怪我の具合が関係したため、萌の自慰のみで事は済んだのだが。
 
よくよく考えれば、あれほどエロティックなものを放っておいていいのかと純一は考え、答えは否だった。
 
「萌がメイド服着たときってすっげぇいやらしいからな・・・」
「言わないで下さい・・・恥ずかしいです・・」
 
メイド服の胸元と股座のみをはだけさせた状態の萌の頭を、純一は優しく撫であげる。
柑橘系の匂いが、純一の疲弊を癒すような気がした。
 
メイド服のままの萌が、疲れのためかすやすやと寝息を立て始める。
ここが水越家ならば、本物のメイド(!)や眞子、彼女らの弟や両親への対応を考えるべきだろうが、幸運にもここは朝倉家。
厄介な妹分二人はそれぞれ本土とアメリカだし、気にすることは何もない。
 
「薬・・・飲まなくてもよく寝るんだよな・・」
純一は、萌の頬をつんつんと突っついてみる。
肉感的でふっくらしている、まさに萌だからこその頬の柔らかさに、純一は笑った。
 
純一が萌に布団をかけ、自分も隣で寝ようか・・・と思っていると、滅多に鳴らない筈の電話が、大声を出した。
おおよそ世話焼きな義妹、もしくは大バカな親友の何れかだろうが、万一別人だった場合は失礼か、などと思い、かったりぃな、と呟きながら、純一は階下へと下りた。
 
電話の主は、眞子だった。
 
「ん、どうした妹よ」
『・・・・・・』
「冗談だ眞子。・・・で、どうしたんだ?」
『・・・から・・・』
「何だ?はっきりと言えって。お前らしくもない」
『今から朝倉の家に行くから!じゃ!』
 
たった一言。
ガシャン、と激しい音をたてて電話が切られ。
 
純一が眞子の言葉を咀嚼、理解するのには約三分の時間がかかった。
 
眞子が朝倉家を訪れたのは、結局電話から十数分の後だった。
 
「で、どうしたんだ眞子?音夢はまだ・・・」
「朝倉。お姉ちゃん、いる?」
「・・・マジな話か」
 
いつものようにボケて終わらせよう、という純一の計画は呆気なく崩れた。
真っ直ぐな眼で自分を見つめる、眞子に気付いて。
 
「萌と何かあったのか」「ううん・・・ただ私がワガママで自分勝手で・・・・ぅう・・・」
 
絞り出すようにそう言ったかと思えば、すすり泣くような声を出す。
余程のことだと純一には見て取れた。
 
「私・・・私っ!」
 
眞子は幾度となくその言葉を繰り返した。
しかし、その先が続かない。
純一は、彼女の悲しいまでの決意感が分かったため、敢えて口は出さなかった。
 
やがて、一時間が過ぎ。
眞子の涙も止み。
 
純一は、優しく眞子の頭を撫でてやった。
最愛の恋人である、萌にするような優しさを込めて。
 
「今言えないなら、言わなくていいから。いつか話せる時が来たら、その時に話してくれないか?」
 
「ううん。私、言うから。ずぅっと逃げてばっかりだったもん」
 
純一に頭を撫でられて気が安らいだのか、眞子の笑顔が一層光る。
それは、純一でさえ一瞬ときめくような眩しさがあり。
 
「私、朝倉のことが好き。お姉ちゃんが恋人だって知ってるし、二人が仲良しだって知ってるけど、やっぱり朝倉が好き。・・お姉ちゃんがいいって言えば、愛人でもいいから・・一緒にいたい」
 
・・・・・・・・
 
・・・・・・・・・
 
 
「はぁっ!?」
 
 
眞子の渾身の告白から、たっぷり二分は経った後、初めて純一の脳は動いた。
 
「ねぇ朝倉・・ダメ?」「いや待てよ。落ち着け眞子。気を確かにしろ。・・俺のドコがいい?」「優しいトコロ」
 
眞子の反論に、純一の思考回路がマヒする。
少なくとも、上目遣いでのぞき込まれて、しかもそれをするのが掛け値なしの美少女だった場合、余程の男でなければ耐えることなど出来ない。
純一も危うく抱き締めたい衝動に駆られたが、そこは純一。
萌への思いが、後一歩というところで踏みとどまらせた。
 
「あら、眞子ちゃん。やっと朝倉君に告白したんですねぇ?」
 
背後からの声さえ、聞こえてこなければ。
 
「ね、ねねねね姉さん!?」
「お目覚めか萌?」
「はい。ゆっくり休ませてもらいましたから」
 
いつも通りの柔和な笑顔の萌を前に、今度は眞子が混乱した。
 
「眞子ちゃんが朝倉君のことを好きなのは知ってましたよ?」
「・・何でよ?」
「私は眞子ちゃんのお姉ちゃんですから♪」
 
やはりというか、胸と同じく器も大きいらしい。渾身の告白を終えて気が抜けたらしい眞子の頭を撫でる萌。
くすぐったそうな、恥ずかしいような、そんな顔の眞子。
 
「美しい姉妹愛だな」
 
萌特有のほわほわ感に囚われた純一も、思わずそう言っていた。
 
「朝倉君」
 
眞子の頭を撫でながら、萌はやはり優しく口を開いた。
 
「私は、眞子ちゃんが一緒になっても構いません。むしろ、今までみたいに三人で仲良くしたいなぁって思いますよ?」
 
柔和な笑顔はそのまま。しかし、彼女の言葉にははっきりとした意志がこもっていた。
それを聞いた純一は、苦笑して。
 
「じゃあ、これからは三人だな。・・宜しくな、眞子」
「だそうですよ眞子ちゃん。たっぷり愛してもらいましょうね?」
 
そう言う二人の顔を交互に見渡し、眞子ははっきりと頷いた。
 
「うん!」
 
 
 
「・・・恥ずかしいな」
 
服を全て脱いだ後、エプロンのみを身につけた眞子が呟いた。
萌の着用しているメイド服は、まだ服としての役割を果たしてはいるが、裸にエプロンは服としての役割を果たしているとはいえない。
その上、その格好のまま純一に愛されるのだ。
照れと恥ずかしさが入り交じった何とも言い難い感情が眞子に満ちる。
 
「眞子・・・おいで」
「眞子ちゃん、朝倉君にいっぱいご奉仕しましょうね♪」
 
ベッドに寝かされているのは、純一。
彼の性器を前に、萌は眞子ですら見たことのないイヤラシい・・・艶のある表情をしている。
 
「朝倉の・・・こんなに大きいんだ・・・・」
「まだまだ序の口ですよ?もっと大きくなりますから♪」
「・・・初めてなのに」
 
二人の美少女を前に、半立ちの姿を見せる純一のペニス。
黒々としたその姿は、グロテスクであり美しくもあった。
 
「じゃあ、萌。眞子」
「はい、分かりましたよ朝倉君♪」
 
純一が声をかけると、萌は唾液をペニスにこぼし・・・頬張った。
 
「♪」
「お姉ちゃん!?」
 
萌は嬉しそうな顔をしているが、眞子にとっては信じられない行為だ。
 
「うん、気持ちいいよ萌。また巧くなったな?」「♪・・・はい、バナナでいっぱい練習しましたから♪あむっ♪」
「・・・私も・・・」
 
純一が萌を褒めたのが羨ましくて−実際は純一を愛したかったからなのだが−眞子は、おずおずとペニスの根元に舌を這わせた。
 
刹那、純一の顔が歪み、ペニスがビクリと脈をうった。
 
「眞子、そこ・・っ!」「チュプ・・・あしゃくりゃの・・・熱いよぉ・・・」
 
眞子が舐めあげる度、萌が亀頭を吸い上げる度、純一の腰が跳ね、二人の頭を押さえる手に力が加わる。
 
「・・・くっ・・・そろそろ・・・げんっ・・」「出してください、朝倉君の・・熱いの・・・私たちにかけて下さい♪」「朝倉、イっちゃうの?イっちゃうの?」
 
ヤバい。
純一は本能で悟った。
この美少女姉妹は、本物の淫乱だ。
あんな声を出す女、AV女優にもいないだろう。
 
萌は亀頭を吸い上げることをやめ、眞子と一緒にペニスを撫でさすり、舐め、頬ずりしている。
 
二人の柔肌にペニスがめり込む度、敏感さを増したペニスは限界を訴え出す。
先走りが絶え間なく漏れ、それが二人の手と頬を汚していく様は、純一の理性を破壊するに十分過ぎる役割を果たした。
 
「出すぞ、出るッ!」
 
純一が、とうとう吼えた。
ペニスに顔を近づけていた二人に、純一の灼熱の白濁がぶちまけられ、髪や顔、メイド服やエプロンまでもを白く染めあげる。
 
普通なら、ここで抗議の声の一つもあがるのだろうが。
 
「眞子ちゃん・・・とってもキレイ・・・」
「お姉ちゃんもキレイだよぉ・・・・」
 
うっとりとした顔で、互いの顔に付いた精液を舐め取り合う姉妹を見て。
 
純一は、力尽きたとばかりに溜息をついた。
 
 
数日後。
 
 
水越家、リビングにて。
 
「お義父さん・・・娘さんを俺に下さい!」
 
椅子に座る眞子、萌、水越母。
土下座しているのは、純一。
 
何のことはない。
二人と一緒に暮らしたいと願った純一が、挨拶と嘆願をしに来たのだ。
 
「君の言う娘とは・・。萌か、眞子か?」
「・・・二人ともです」「っ!?」
 
場に緊張が走る。
二人の父親が笑った。
 
「許されるとでも思っているのかね?」
「ダメなら逆勘当しますから」
「私たち、本気よ?」
 
すでに二人の母、及び弟は唖然としている。
父親の表情が弛んだ。
 
「本気なんだな?」
「未来、二人を幸せに出来るかなんて分からないけど。今この瞬間、俺は二人を愛してる」
「面白いしょ・・青年と言った方がいいか。気に入ったよ」
 
病院経営者というのは、往々にして堅苦しいヤツと純一は思っていた。
しかし、今ここにいる親父は、何と気さくなのだろうか。
 
「朝倉君・・・いや、敢えて息子と呼ばせてもらおう。・・娘を宜しく頼むよ」
 
父親が、涙を流した。
眞子も萌も、父親の涙は数えることしか見たことがないため、少し驚いた。
 
「立場上あまりかまってはやれなんだが。君のような男なら安心して娘を預けられる」
 
お父さん、と眞子が呟いた。
 
「君は私の息子だ」
「ありがとうございます・・・・義父さん」
 
土下座をいつの間にかやめ、正座していた純一と、二人の父親が握手した。
 
 
 
こうして三人は一緒になったのだった。
 

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