「ーーーーーーーーきゃっ!!」  
自室のペッドの上に、乱暴に投げ出された。  
玄関口で男達に取り押さえられ、ここまで連れてこられたのだ。  
「いいねぇ。 黒い下着なんて、男を誘っているとしか思えないぜ」  
男達から下品な笑い声が上がる。  
投げ出された拍子に、スカートが捲れていた。  
慌てて隠すが、もうバッチリ撮っちゃったと言われ、  
見るとビデオカメラを回していた。  
デシカメやケータイで撮ろうとしている者までいる。  
 
彼らはいったい何をしようというのだろうか。  
心細く自らの両肩を抱きしめ、男達の出方をうかがった。  
こころの声は依然聞こえない。  
今まで魔法の力に頼ってきたことりには、彼らが何を考えているのかわからない。  
・・・だけどそれは言い訳で、うすうす・・というより、半ば現在の状況を理解していたが  
頭はそのことを否定したくて、わからないフリをしていたのかもしれない。  
ゆっくりと、男達が近づく。  
相手が一歩近づくと、ことりはベッドの上で後ずさったが  
その動きはすぐに止まった。  
壁にぶつかる。  
もう、逃げ場はなかった。  
男達は目の前に来ていて、そのうちの一人と目が合うと、相手はニタリと笑った。  
好色そうで、加虐心に引きつった顔。  
心の声が聞こえなくなった彼女でも、今彼が何を考えているのか容易に理解できた。  
 
「ひ・・・・ぃ・・・」  
悲鳴は出なかった。  
恐怖のあまり喉の奥に声が引っかかり、出てこない。  
叫んだり逃げ出したりしたかったのだが、怖さと緊張とで  
体がちっとも言うことを聞いてくれない。  
 
手が伸びてきた。  
3人の男達から計6本。  
「・・・・・・・ぃ・・・・・イヤあぁぁぁぁあぁぁ――――――――――っっ!!!」  
喉の奥に刺さっていた恐怖という名の杭が外れ、彼女の心が  
そのまま声になって押し出された。  
「静かにしろっ! おい、そっち口押さえろ!」  
「このっ、暴れんなよっ」  
「んーっ、んーっ!」  
「コレ詰めとけよ」  
「縄貸せ、縄!」  
叩く、引っ掻く、押し返す。  
ことりは力の限り暴れた。  
しかし3人の男の力の前にはあまりにも儚い抵抗でしかなく  
非力な彼女が取り押さえられ、自由を奪われるのはあっという間だった。  
縛り上げられ、ベッドの上に転がされる。  
その拍子に壁に頭をぶつけたが、痛さを気にしている余裕などなかった。  
自由にならない身体をモゾモゾと動かし、必死に逃れようとする。  
「もう諦めろよ白河。 往生際が悪いぜっ!」  
バシッと、頬を張られた。  
一瞬目の前が暗くなる。  
ジワリと頬に広がる熱と痛み。  
涙が滲んだ。  
 
「それじゃ、とっとと始めようか。『風見学園のアイドル・白河ことりの裏ビデオ・デヴュー』!!」  
その声を合図に、大きな撮影用ライトがともされた。  
スポットを浴びているのは、もちろん主演女優のことり。  
まぶしさに目が眩む。  
ビデオに裏や表があるのかと思ったが、自分のいかがわしい姿が  
余すことなくビデオカメラに納められることは容易に想像ができた。  
 
「んぅっ!」  
二人の男に押さえつけられ、敷布に上半身を沈めて尻を高く上げた四つん這いの姿が  
カメラのレンズに映し出される。  
スカートを捲り上げられ、黒い下着はズリ下げられた。  
白くて綺麗な双臀が露わになる。  
そこは滑らかで触り心地が良さそうで、周りの男達からは溜息が漏れた。  
男の一人が震えるお尻を叩き、足を広げさせる。  
すると、毛の生えた部分が見えた。  
ことりの陰部だ。  
声があがった。  
毛が濃いだの、ことりに生えていたのがショックだのと。  
口々に勝手なことを言っては、勝手に盛り上がる男達。  
ことりは恥ずかしくて死にそうだった。  
「さぁて、本邦初公開。 『白河ことりのオマ○コ』!!  さ〜て、彼女は処女か非処女か・・・?」  
指がことりの合わせ目を割開いた。  
中はツルツルとしていて、ピンク色の肉壁同士がピッタリとくっついていた。  
会陰部をさらに左右に広げる。  
するとだんだんと奥まで見え始め、洞窟の途中に小さな穴がいくつか開いた白っぽい皮膜が顔を覗かせた。  
澱物などの排出用のために、ふるい状に穴の開いた薄い膜。  
処女膜だった。  
 
また男達から声があがる。  
興奮と感嘆と、下卑た雄の声が。  
視線がそこに集まっているのがわかった。  
自分の胎内数センチの部分にカメラのピントが合わされ、男達の視線が遠慮なしに突き刺さる。  
(見られてる・・・・・・・助けて・・・・・誰か・・・!)  
猿ぐつわを噛みしめ、真っ赤に染まった顔を布団に埋める。  
涙がシーツに染み込んで行く。  
顔が少し冷たかった。  
 
「じゃ俺、一番な」  
その言葉にビクリと身体が竦ませ、ことりは肩越しに振り返る。  
もうすでにはち切れんばかりに膨張して反り返った男性器が、まだ濡れてもいない少女の部分へと宛われる。  
それは熱くて、硬くて、柔らかくて。  
これからその肉の凶器に自分の身体が引き裂かれることを思い浮かべる。  
みっくんとともちゃんがされた時の様子が、頭の中に押し寄せる。  
恐怖心が一気に溢れてきて、ことりは自由にならない身体を必死に揺すった。  
「んーーーっ! んぐっ! んぐぅーーーーっ!!」  
「チッ、いいかげんに諦めろよ、このクソアマッ!」  
ズドッ!  
男の蹴りが、もがくことりの横っ腹を捕らえる。  
一瞬、胃液が逆流しそうになった。  
肩や背中、太股にも立て続けに蹴りが入る。  
ガッ ゴッ・・・・・!  
身体中が痛い。  
もう、動けない。  
ことりも男も肩で息をしていた。  
 
おとなしくなったことりの尻を高く持ち上げ、再びイチモツを宛う。  
今度は抵抗がない。  
動かない。  
口の端を笑みの形に歪め、乾いた自分の唇をひと舐めする。  
腰を突き出す。  
グッ・・・・  
柔らかな穴の入り口に先端が入る。  
ミッチリと肉が合わさり、道などないように思えたが、構わず腰を押し進める。  
プッ・・・プチ・・プチプチ・・  
皺の少ない柔肉が引き剥がされて行く。  
「ぐっ!?  ・・・・っ・・・・・ぅぅ〜!!」  
(痛ぁいっ!! 痛い痛い痛い痛い痛い痛いっ!! 裂け・・・るっ・・・・裂けちゃうっ!!)  
雄を受け入れる準備の出来ていないアソコに無理矢理ねじ込まれ  
敷き布団に埋まった顔から、猿ぐつわの隙間から苦痛の声が漏れる。  
男の中の誰かがことりの顔を上げさせた。  
2台目のビデオカメラで喪失時の表情アップを撮るらしい。  
その顔は胎内に異物が入り込んでくる恐さと、痛みと、恥ずかしさで濡れていた。  
グシャグシャになった顔から、さらに涙と苦悶の声を引き出すべく  
一番手の男は無遠慮に侵入して行く。  
ミリミリミリミリ・・・・・・  
プツ・・・プッ・・プツ・・・・・・・グッ  
亀頭が完全に埋没し胴体部が少し入り込んだ頃、男の行く手を阻むかのような  
一枚の薄い壁に突き当たる。  
つい今し方、皆が穴が開くほど見てビデオで映した処女膜だった。  
学園のアイドル・白河ことりの初物の証を奪える愉悦と興奮。  
なんだか愉しくて、笑いが込み上げてきた。  
乾いていた唇をもう一度湿らせる。  
そして一気にブチ抜くことにした。  
 
メリッ、ブチブチッ・・・・・ズンッ!!  
「ひふぅっ!? ぐぅ・・・・ぅぅっ・・」  
膜はボロ布のように一瞬で破り捨てられ、膣奥まで一息に男根に埋め尽くされた。  
痛みと喪失感で見開かれた瞳からは、止めどもなく涙が溢れる。  
 
季節は夏。  
まもなく一月半もの長い休暇へと差し掛かり、皆その前にある嫌なテストを  
どうやって切り抜けるかに頭を悩ませる。  
これさえ乗り切れば楽しい夏休みが待っていて、心が浮き足だってきてしまう。  
そんな、暑い夏の日。  
自宅のベッドの上で縛られて自由を奪われ、純潔の証をカメラで撮られ  
尻を高く上げた恥ずかしい恰好で  
白河ことりは将来愛する人に捧げようと決めていた大切な物を奪われた。  
そしてこれは、彼女が過ごす屈辱の日々の、ほんの幕開けにすぎなかった。  
 
つづく  
 

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