「朝倉くん……ねぇ……朝倉くんってば……」  
「んー……あと5分、5分だけ……」  
 
深い眠りについているすぐ隣で、俺のことを起こそうとする声がする。  
何度も聞いたことのある声……起こしてくれてるってことは……音夢?  
いや……あいつはこんな優しい起こし方なんてしないか……。  
 
そんな事を考えながら、俺はその子の声に答える為、ゆっくりと目を開けていく。  
まだぼやけた視界の中に、ひときわ目立って見える赤い色。  
その子の真っ赤な髪の色が、俺の目をハッキリと覚まさせてくれた。  
 
「ああ……おはよう、ことり」  
「お、おはようじゃなくて……ちゃんと起きてないと、お姉ちゃんに注意されちゃいますよ?」  
 
目が覚めるとそこはベッドの上ではなく、普段俺が学園生活を送っている教室だった。  
黒板の前では、担任の暦先生が化学の授業を続けている。  
どうやら、隣の席のことりが、授業中に眠ってしまった俺をわざわざ起こしてくれたらしい。  
 
「最近の朝倉君、眠そうにしてること多いよ……疲れてるんですか……?」  
「……そういうわけじゃないんだけど……なんとなくかったるくてさ……」  
 
暦先生の授業はわりとおもしろくて好きなんだが……いかんせんこの窓際の席が悪い。  
ポカポカした日の光が俺の体全身に浴びせられ、つい深い眠気を呼び起こされてしまう。  
おかげでこの授業中、黒板に書かれたことは何もノートにとっていない。  
 
「なぁことり……後でノート写させてくんない?」  
「ふふ……言うと思ってました……そうやっていつも私のこと頼りにするんですよねぇ、朝倉君は……♪」  
 
しょうがないなぁという顔をしながらも、どこか嬉しそうに見えることり。  
まるで、できの悪い弟の面倒をみる姉といった図式だ。  
 
先日の席替えでことりの隣になってからというもの、授業後の休み時間に彼女のノートを見せてもらうことが多くなった。  
そうなると必然的に、俺達が会話する機会も増えるわけで。  
もしかして、俺と話せるのが嬉しいのか?……と自分勝手な思い込みをしてみる。  
 
そのまま横を見ると、俺とは違い真面目に授業を受けていることりの横顔があった。  
知的で端正な顔立ちに、太陽の光を浴びてキラキラと反射する赤い髪。  
時折、その髪の毛をかきあげたりする仕草には、大人の女性のような色気も感じられる。  
 
やっぱり……あらためてよく見ると、ことりってほんと可愛えぇなぁ……おまけに人当たりもよくて、誰にでも優しいし……それに……。  
 
そのまま目線を下に動かし、彼女の胸のあたりにまで視線を落とす。  
他の娘と比べてもそこそこ大きめに見えるその膨らみが、制服の布を柔らかく押し上げている。  
 
スタイルもけっこう良さそうだし……あの大きい?おっぱいに顔埋めたら……たまんないだろうなぁ。  
 
いまだ女の子の胸に触れたことすらない俺にとって、その柔らかさは想像することしかできない。  
そのことりの胸の部分をジーっと凝視したまま……いかがわしい妄想をしてみる。  
・  
・  
・  
・  
・  
「な、なぁ……ほんとに……いいのか?」  
「……うん……朝倉君がそうしたいなら……好きにしていいよ……」  
 
ことりの口からその言葉を聞いて、俺はおもわず生唾を飲み込んだ。  
今までずっと夢見ていた、ことりのその大きな胸。  
それを好きにしていいなんて言われたら……拒むやつなんて絶対にいないだろう。。  
 
「じゃ、じゃあ……いい?」  
ことりは俺の問いかけにコクンとうなずく。  
 
制服のリボンがついている部分……ひときわ前へ前へと自己主張をしているその膨らみに、俺は正面から顔をうずめた。  
プニョンと音が聞こえそうなほど柔らかい胸の感触が、目や鼻、唇といった顔のパーツ一つ一つに広がる。  
 
「ん!……く、くすぐったい……」  
 
胸に顔をうめられた感覚に、ことりはピクンと体を震わせて可愛い声をあげる。  
ことりのその可愛い仕草に更に興奮した俺は、その体を抱きしめるように両手を彼女の背中に回す。  
その華奢な体を自分の方に引き寄せ、対照的に不釣合いな大きな胸を更に顔に押し付ける。  
 
「あぁ……すげぇ柔らけぇ……ことりのおっぱい……」  
 
そのまま顔を左右に動かし胸の谷間に割りいるように、力任せに顔面を押し付ける。  
すると両方の乳房が、その振動に反応してブルンブルンと左右に揺れた。  
 
「あん……あ、朝倉君……そんなに強く押し付けたりしたらダメェ……んん……」  
「だってきもちいいだもん……大きいとは思ってたけど……まさかこれほどとは……」  
「ん……そ、そんなに言うほどのものじゃ……」  
 
胸の大きさを褒められて、謙遜して顔を赤くすることり。  
制服の布越しに感じる彼女の大きな胸は、まるで高級なソファーのように気持ちよく、このまま眠りにつけそうなほど心地よい。  
顔だけでは物足りなくなり、俺は調子に乗って両手をその膨らみにまで移動させる。  
下乳に手のひらをまわし、その丸みを持ち上げるようにグイッと上へと揉みあげる。  
 
「きゃう!……い、痛……」  
 
少し痛がることりをよそに、俺は今度は手を使って彼女の胸を堪能する。  
たっぷりとした重量感を手のひらに感じて、更にその塊を少し乱暴に揉み始める。  
乳房をグニャグニャにするように、力を入れてその巨乳を揉みしだく。  
モミモミモミモミ……。  
 
「あ、あ、あ!……そんなに乱暴にしたら……制服、シワになっちゃうよぉ……」  
「こんなに胸の部分きつそうにしてるのに……今更シワになっちゃうって言われてもなぁ……」  
 
その説得力のない巨乳は、おさまりきらない手のひらの上でブルブルと反応を返してくる。  
このままずっと揉みしだいていたくなるほど、男を惑わせる魔性の胸。  
これから年を経るたびに、まだまだ大きく成長していくことを考えると……。  
 
「今でもこれだもんな……本校卒業する頃には、どうなってるんだろう……」  
「し、知りませんよぉ……」  
 
いまだ成長段階のことりの巨胸に顔を埋め、両手で揉みしだき、十分に堪能したと思っていたが……まだ触っていない部分があることに気づいた。  
胸を揉みしだく手の動きを止めて、両手の人差し指をその膨らみの中心に移動させる。  
「え……や、やだ……そこは……」  
柔らかい乳房の中で、一点だけ固くなっている部分。  
服の上からでもコリコリした感触が感じられるその突起を、指の先でおもいきりこねくり回す。  
 
「ああ!……ダ、ダメ!……そこはそんなに乱暴に扱っちゃ……!」  
 
一番敏感な部分をいきなり弄繰り回されて、悲鳴交じりに甘い声を上げる。  
その反応を見てついからかいたくなってしまい、今度は人差し指と親指の二本の指で乳首を強く摘む。  
 
「あ、あぅん!……そんな強く摘んじゃダメ、ダメっすよぉ……乳首、取れちゃうぅ……」  
「んー?……変だなぁ、こんなに柔らかいおっぱいなのに……ここだけすごく固いぞ?」  
「うう……わかってるくせに……わざとそういうこと言ってる……朝倉君のイジワル……」  
 
俺のその下ネタ交じりの冗談にも、怒らずに答えてくれる。  
俺達はいつのまにか、長年付き合っている恋人同士のように打ち解けた会話をしていた。  
まだキスもしたことないのに、胸まで触らせてくれるってことは……。  
ここまでして、それ以上を望まない男なんて絶対にいない……いや、ことりならいいって言ってくれるはず!  
 
「なぁ、ことり……俺このままことりと……最後までしたい」  
「え……えーと……そ、そんなこと急に言われてもぉ……私困っちゃいます……」  
 
俺のお願いを聞いて急にモジモジしだすが、割とまんざらでもない様子のことりさん。  
最初からこうなることをわかっていたんじゃないかというほどに。  
結局……俺とことりは、その火照った体と場の雰囲気に飲まれ……最後まですることに……。  
・  
・  
・  
・  
・  
「ん…………コホン!」  
「…………!?」  
 
そんないかがわしい妄想を続けている途中……ことりが突然した大きな咳で、俺は一気に現実へと引き戻された。  
彼女はあきれたような顔を俺の方に向けて、ジーっと睨み付けているような目線を送っている。  
やば……もしかして俺ってば、今の口に出してた……?  
 
「ど、どどどどうしたことり?……なんか怒ってる?」  
「……別になんでもないです……」  
 
なんでもないと言いながらも、その言い方からは間違いなく冷たさが感じられる。  
ただあきれているだけとも、俺のことを蔑んでいるともとれるその対応は……普段の人当たりのよい彼女の雰囲気とはまるで違う。  
不機嫌そうな顔をして、まるで俺のことを汚物扱いするような目を向けていた。  
 
……あぁ、でもやっぱり……そんな冷たい感じのことりも……結構そそるんだよなぁ……。  
 
可愛い子は、どんな顔をしても可愛いままなのか……。  
ことりのその冷徹な表情、送られてきた冷たい目線……俺の中のM心がユラユラと呼び起こされ、また別の妄想を思いついた……。  
 
もしことりが……女王様みたいな女の子だったら……。  
・  
・  
・  
・  
・  
「あくぅ……う、う!……ああ……ことりぃ……」  
「うわぁ……もうこんなに固くしてるし……恥ずかしくないの?」  
 
ことりに攻められる俺のうめき声と、彼女の口から出る罵声。  
まるで物でも扱うように、ことりの足の裏で弄ばれている俺のペニス。  
 
俺は今……赤ちゃんが、おむつを変える時のような恥ずかしい格好をさせられ……彼女に勃起している肉棒を踏みつけられていた。  
 
「ねぇ朝倉君……私ね……今日また男の人に告白されちゃったんですよ」  
「……え……」  
 
ペニスを踏みつけたまま、突然そんなことを言い出すことりに俺は絶句した。  
まさか、その男と付き合うことになりました……なんて言いだすんじゃないかと思い、捨てられた子犬のような情けない顔を向ける。  
 
「ふふ、大丈夫ですよ……そんな心配そうな顔しなくても、ちゃんと断りましたから……でもね……」  
急に声のトーンを落としたと思った矢先……彼女の足の親指がペニスの先の尿道口を押さえつけた。  
「……う!」  
一番敏感な部分ともいえるペニスの鈴口を押さえつけられ、苦痛と快感の入り混じった感覚が走る。  
しかし、その親指は更にペニスの割れ目をこじ開けるように、グリグリと進入してくる。  
 
「あ!ああぁ!……痛い……やめて……」  
「その人……結構かっこよかったんですよねぇ♪……たぶん本校の先輩だと思うんですけど……朝倉君と違って大人っぽくて……なにより……」  
 
ことりは続けてその足に、グググッっと力を入れて更にペニスの踏みつけを強めてくる。  
彼女の全体重をかけたその圧力に、ペニスがありえない方向にグニッと曲がる。  
 
「うぐぅ!……」  
「こんな……足で踏まれてるのに、おちんちん勃起させてるような……変態さんじゃないでしょうし!」  
 
急に声まで荒げだし、そのみっともなく勃起しているペニスが憎たらしいとばかりに、強く踏みつけてくる。  
他のとこならいざ知らず急所であるそこからは、みるみるうちにズキズキした痛みが広がっていく。  
その狂いそうなほどの痛みに……俺は絶叫した。  
 
「あぐ!……あ、あぁぁぁぁ!お、折れる!……折れちゃうぅぅぅぅ!」  
 
ペニスにズシリと重い鉛を乗せられたような感覚。  
肉棒内部の血管が足の裏に圧迫され、ドクドクドクと行き場のない脈動を始める。  
 
「ふふ♪……あいかわらずいい声で鳴きますよねぇ……朝倉君って」  
 
彼女は俺のその泣き叫ぶような悲鳴を聞き、さぞ楽しそうにクスクスとせせら笑う。  
痛みに泣き叫ぶ声、苦痛に歪む顔……そのすべてを見るのが、彼女にとっては最高の興奮剤らしい。  
更にグッグッグとリズムをつけて、ペニスを攻め立てる。  
 
「ほらほらほら♪……このままだとほんとに折れちゃいますよー?……朝倉君のおちんちん、一生使い物にならなくなっちゃう♪」  
「い、いやだ……やめて……やめてくれぇ!」  
 
おそろしいことを平気で……いや、むしろ嬉しそうに口にすることり。  
恋人のペニスを折ることすら、彼女にとっては快感なのか……。  
そのまま本当に折れてしまうと思った矢先……ようやくその重みが少しだけ緩まった。  
 
「ぅく!……ハァ!ハァ!……あぁ……」  
「なーんてね……ほんとに折れちゃったら、さすがにちょっと可愛そうですよね……ふふふ♪」  
「……うぅぅ……」  
潰されるような圧力から解放されたペニスは、ピクピク震えながら本来の上方向に向き直る。  
しかし、一時とはいえ踏み潰されたそこは、いまだジンジンした痛みを引きずっている。  
 
「うぅ……痛い……」  
「痛い?……じゃあ今度は……さすってあげようか?……」  
 
さっきとは打って変わりまるで天使のような声でそう囁くと、ペニスに乗せている足をそのまま上下に動かし始める。  
今まで踏みつけるだけだったものと違う……足の裏で裏スジを優しく撫でるようなその動き。  
まるで、足の裏でペニスをシゴくようなものへと変わっていく。  
 
「あ……お……おぅぅ」  
土踏まずのプニプニした柔らかさに、おもわずうめき声をあげる。  
さきほどの地獄の痛みとまるで違うその愛撫に……ペニスが簡単に元気を取り戻す。  
「う……い、いい……ハァハァ……」  
「……さっきまであんなに痛そうにしてたのに、もうハァハァ言ってるの?……ほんとに単純ですね……」  
 
あまりに単純すぎる俺の態度を見て、彼女はあきれ果てたように足の動きを早めてきた。  
手でするようなほど器用な足さばきをして、高速にペニスをしごき上げる。  
「お、お、おぉぉ!……ことり……も、もっと……もっと早く」  
「ハァ……マゾの変態男のくせに、要求だけは一人前なんですから……」  
ついに蔑んだような目さえも俺に向けだし、男にとっては大事なペニスをまるで物のように擦りあげる。  
そのやり方はとても丁寧とは言えず、優等生の彼女らしくないてきとうで乱暴なやり方だった。  
 
「ほら……どんな気分かちゃんと口にだして?気持ちいいんでしょ?……学園のアイドルに、足でおちんちんシコシコされて……」  
「いい……すごくきもちいいです……あぁ……ことりの足コキ……」  
 
手でされるのとはまた違う、足での背徳的なペニスの抜き方は、視覚的にも興奮させられる。  
おまけに……さきほどから足を激しく動かすたび、そのふとももの間からチラチラ見え隠れしている黒い布。  
短いスカートから見えてしまっていることりの黒いパンティが、俺を更に興奮させるスパイスになっていた。  
 
「あぁ……パンティ……見えてる……」  
「?……ふーん……さっきから私の下半身じろじろ見てたのって、そういうことだったんだ?」  
「え……い、いや……」  
 
スカートの中を覗き見ていることがバレてしまい……またオシオキをされると思い、条件反射で身をすくめる。  
……が、次に彼女がした行動は、俺が考えていたものとはまるで正反対のものだった。  
 
「!!!……え……」  
「ふふ……何驚いてるの?見たかったんでしょ?このスケベ……」  
 
さっきまで少ししか見えていなかった黒が……視界いっぱいに広がっていた。  
ことりが自らスカートを捲り上げ、その黒いパンティを俺に丸見えにしてきたからだ。  
予想しなかったことりのその行為に……ここぞとばかりにいやらしい下半身を視姦する。  
 
「く、黒……ことりの黒パンティ……ハァハァハァハァ……」  
ムッチリとしたお尻を包んでいる黒下着……そして、ふとももの付け根の布にうっすらと見える女性器。  
そこを食い入るように見つめながら、ペニスをピクピクと震わせて徐々に射精に近づいてゆく。  
 
「そんなにおちんちんヒクヒクさせて……大好物の黒下着、思う存分見られて最高なんだ?……変態……」  
 
サキュバスのような妖艶な笑みを浮かべたまま、ことりの口から浴びせられる罵声。  
足先でおもちゃのようにシゴかれるペニス。  
そして……女王様のような彼女にとてもよく似合っている黒下着。  
そのすべての刺激に我慢できず、俺は絶頂に達した。  
 
「……あ……あ!イ、イクゥ!」  
ドピュ!  
「……きゃ!?」  
 
突然始まったペニスの射精に驚き、彼女らしくない可愛い悲鳴があがる。  
そのまま柔らかい足の裏で脈打ち、先っぽからドバドバと白く濁った液体を放出し始めるペニス。  
その尿道内を駆け上る精液の快感に、俺は喜びの声をあげた。  
 
「う、う、うぅぅ!……あ……あぁき、きもちいい!きもちいいよぉ、ことりぃ!」  
「………………」  
 
まるで動物のように快感によがり狂う、一人の男の射精……。  
そしてそれとは対称的に、冷静にそれを見つめることり。  
 
射精の最中いくら彼女の名前を呼んでも、ことりはただ無言で俺の射精を眺めていた。  
自分勝手に射精をはじめた俺を見下すその目つき……それを見て、更にペニスを大きく打ち振るわせる。  
 
「あぁ……その冷たい目つき、最高だよ……ことり、愛してる……う!う!」  
「……朝倉君ってば……射精しながら愛の告白?……バカみたい……」  
 
普段の倍以上の射精に、彼女の足先はもちろん白いふくらはぎや肉付きのよいふとももにまで、汚い液体が飛び散る。  
粘着性のある濃い精子が、ことりの足にビチャビチャと付着し、その美しさを台無しにしていた。  
そして……彼女の足のすべてをザーメンで汚し、ペニスはそれに満足したようにようやくその脈動を止めた。  
 
「ハァ……ハァ……」  
「あーあ……勝手にこんなにいっぱい出して……朝倉君のおちんちん、まだまだしつけが足らないっすね……」  
 
そのままことりはザーメンでドロドロになった足先を、俺の口の前にまで運ぶ。  
まるでゼリーのような濃いものが付いてしまっている、その彼女の足に……俺は何のためらいもなく舌を這わせた。  
 
「あむ……ピチャ……ピチャ……」  
たんぱく質特有の……むせかえるような匂いが口の中いっぱいに広がる。  
それでも俺は、ことりの足を舐められることに喜びすら感じて、その指の間にまで舌を伸ばす。  
こんなところまできめ細かいことりの肌を、むしろおいしそうに嘗め回していた。  
 
「ん……あいかわらず舐めるのだけは上手……全部舐めとるまで、やめちゃダメですからね?」  
「……はい……」  
 
・  
・  
・  
・  
うーん……一生付いていきます女王様……ってかんじかなぁ……。  
 
バン!  
 
「うぉ!……」  
突然、隣から聞こえてきた大きな音に俺はもちろん、クラス中の生徒が一斉に驚く。  
全員の目が注がれた先……それは、俺の隣のことりの席だった。  
彼女が授業中にもかかわらず、勢いよくその場に立ったために、イスが倒れた音だったらしい。  
 
「ど、どうしたこと……白河?……何か質問でもあるのか?」  
 
暦先生も、自分の妹の突拍子のないその行動に驚き、慌てて質問する。  
一方ことりは……まるで病気なんじゃないかというほど、顔を真っ赤にさせていた。  
「な……何でもないです……ちょっと具合悪いので、保健室に行ってもいいです……か?」  
「あ、ああ……別にかまわないが……」  
 
それを聞いてことりは、机の上を片付けだして保健室に行く準備をはじめる。  
さすがに、俺も心配になり彼女に軽く声をかけた。  
「なぁ、大丈夫か?……顔、すげぇ真っ赤だけど……」  
「うぅ……朝倉君のせいっすよぉ……バカァ……」  
 
よくわからないが……なぜか俺のせいらしい……そりゃあ、もし普通の女の子が聞けば倒れそうなほどの妄想はしたが。  
そのままことりは、俺のことを恨めしそうに睨みながら、教室を出て行った。  
 
終わり  
 

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