眞子「うぅ、朝倉、やめてぇ、痛い、痛いぃぃぃ」  
朝倉が私の体を蹂躙し始めてからどれくらいの時間がたったのだろうか。  
ギシ、ギシと唸る事を止めないベッドのスプリングの音を聞きながら私は・・・  
今は無き親友、音夢のベッドの上で両腕をベッドに縛られたまま朝倉に犯されている。  
朝倉は何度、私の中で射精したのだろう・・・・・・  
5回目迄は数えていたけど、今更数えても無駄な事。  
純一「眞子、眞子」  
私の膣を必死に掻き回しながら、胸に顔を寄せその先端を口に含む。  
眞子「朝倉、いい、乳首いいぃぃぃぃ」  
フッと私の思考がそこで途切れる。  
 
下半身からの快感に目を覚ますと朝倉はまだ、私を必死に突いている。  
純一「眞子、いく、いく、いく」  
眞子「いいよ、朝倉。あんたが相手なら子供だって生んであげる」  
そして、私は何度目か分からない射精を子宮に浴びる。  
ふと気づくと両手を縛っていた縄が既に解けている。  
純一「眞子、御免・・・ 俺、最低だな」  
私は、朝倉の顔を胸に抱く。  
純一「ま、眞子・・・・・・」  
そう、さっきの言葉は嘘じゃない。  
堕ちていってもいい、あんたといっしょなら何処へでも・・・  
 
 
そんなこんなで私は朝倉とつきあう事になった。  
だけど、音夢の死を利用したようで後ろめたいモノが付きまとう。  
純一「眞子、眞子」  
下校帰宅中の私達。  
眞子「何、どうしたの朝倉?」  
純一「それだよ、それ。恋人なんだし、いい加減名前で呼んでくれないか」  
眞子「今更ねぇ、あんたの辞書から引用すると、かったるいのよ」  
こうして気を揉む朝倉を見るのは何だか楽しい。  
恋人の余裕とでも言うのだろうか?  
朝倉は、私の体調を気遣ってか、あれから私を抱いていない。  
そして、又明日、朝倉に会う為の別れが訪れる。  
眞子「あたしんち、着いちゃったね・・・」  
夕暮れに染まる景色をよそに私達は唇を重ねる。  
別に黄昏時という情景に溺れた訳じゃない。  
唇が糸を引きながら離れる。  
眞子「朝倉・・・・・・  もう一回いいかな?」  
純一「眞子が、俺の事名前で呼んでくれたら何度でもいいぞ!」  
そう、ただそれだけの事なのに・・・・・・  
眞子「じゅ、じゅん・・・・・・い・・・ち」  
純一が私を抱きしめ、その唇を奪う。  
眞子「んーんっっっ」  
純一の唇が離れる。  
 
何で今までこんな詰まらない事を気に掛けていたんだろう!  
そう、私の恋人は純一、そう、朝倉純一なんだから。  
今度は、私が純一に抱きつき唇を奪う。  
ギューッと強く純一の背中を、腰を密着させる。  
眞子「ハァ、ン、ンァァァッ、」  
私は必死になって純一の下を求め、絡ませる」  
そう、私があなたの分も純一を愛してあげる。だから・・・  
そのとき、私はふと腹部に違和感を感じた。  
純一のモノが当たっているのだ。  
でも、そんな事関係なかった。  
 
ガラガラガラ  
眞子、純一「えっ・・・」  
眞子「お、お姉ちゃん!」  
抱き合ったまま硬直した私達。  
萌「あらあら、まぁまぁ、眞子も朝倉君も仲良しなのは良い事ですよ〜〜〜」  
寝ぼけていたようで木琴を叩きながらお姉ちゃんは去っていった。  
純一「ふぅ、ビックリした・・・」  
眞子「純一、まだ危機は去っていないみたいよ・・・」  
門の敷居の向こうでこちらを見つめている中年の男。広大な庭からの逆光でその表情は分からない。  
純一「眞子、もしかしてお前の・・・・・・」  
眞子「・・・父さんよ・・・・・・」  
 
 
 二人で登校する私達。  
校門の前に来た時、  
美春「朝倉先輩、水越先輩、お早う御座いマース!」  
二人して振り返る。  
純一「美春、お座り!」  
美春「うぅ、朝倉先輩酷いです。あんまりです。バナナが主食じゃないからです」  
眞子「いや、それは死んでもないわよ・・・・・・」  
純一は、私と一緒に登校する様になってから遅刻をしなくなった。  
それどころか、校門が混み合う前には教室に入っている。  
それには、ちょっとした事情があるんだけど教員以外はみんな知らない。  
 
キーンコーンカーンコーン!  
それは昼休みを告げる音。  
だけど、和久井の授業だからまだ続きそう・・・  
 
3分程で授業は終わった。  
和久井が出て行ったと思いきや、  
ガラガラガラ  
何故か、お姉ちゃんが入ってくる。  
純一「あ、先輩、遅くなってすいません。授業が押しちゃって・・・」  
萌「まぁ、朝倉君、そんな他人行儀な言い方ですよ。眞子ちゃんと婚約して同じ部屋に住んでいるんですから、  
  お姉さんって呼んでもいいんですよ?」  
その時、好奇心とも、一部からは嫉妬とでも思われる視線をクラス中から浴びている。  
萌「ごめんなさい、朝倉君。私とした事が・・・ やっぱり、朝倉くんもお姉ちゃんって方が呼びやすいですか?」  
純一「に、逃げるぞ、眞子」  
眞子「う、うん」  
純一は私の手を取り駆け出す。  
二人して廊下に飛び出す。  
萌「眞子ちゃん、朝倉君、待って下さいよぉぉぉ」  
お姉ちゃんがいて、そして純一がいつも隣にいて・・・  
私はそんな日常が好きだ。  
 
 純一の住所変更の件に関して二人して暦先生の住処に呼ばれた。  
私と同じ住所になるわけだから理由を話す都合上私がいた方が良いとの事なんだけど・・・  
暦「あーさーくーらー」  
先生のにたついた顔は私達の間を往復する。  
どうやら私達をからかいたいだけ・・・というよりは純一が狙いなのは分かり切っているけど・・・・・・  
でも、  
ことり「お姉ちゃん、コーヒー入ったよ!」  
コーヒーの入ったマグカップを受け取る先生。  
純一「で、なんでことりまで?」  
ことり「そんな些細な事を気にしちゃ駄目だよ。朝倉君」  
暦「まぁ、なんだ、その、こいつもいい歳して独り身だから男女の何たるかを教えてやりたくて」  
純一「でも、流石ですね。窮鳥懐に飛び込んだ処を罠に嵌めるなんて杉並みたいですね」  
ことり「ま、まぁ、私も興味があったんでつい・・・」  
暦「ま、兎も角だ。男女の生徒同士が一つ屋根の下に暮らすなんて言われたら担任として  
  理由くらい聞く権利があると思うけど・・・・・・」  
あぁ、あの話をしなくてはならないのか。  
純一との事は落ち着いたらみんなに話すつもりではいたけれど・・・・・・  
全ては>850の後に起きたのだけど・・・  
 
 
あの後、純一は無理矢理に夕食を共にする事となった。  
父さん、母さん、お姉ちゃんに私達。  
流石の純一も畏まっているみたい。  
父「処で朝倉君は妹さんを亡くされて、現在一人暮らしとか」  
純一「え、えぇ、妹の遺品がまだ片づかなくて困ってます」  
母「まぁ、それは大変ねぇ。あっ、そうだ朝倉君?よかったらウチに住んだらどうかしら。部屋なら沢山余ってるし!」  
父「ついでと言っては何だが、純一君、医者にならないか?」  
眞子「ぐふぅっ、げほ、げほ」  
突然の爆弾発言にむせ返る私。  
だってそれって・・・・・・・・・  
純一「医者ですか・・・・・・」  
父「ウチは病院をやってるんだが、跡継ぎがいなくてね。眞子の下に男の子がいるんだがサッカー一筋で家業の方には見向きもしてくれんのだよ」  
眞子「と、父さん!」  
萌「つまりー、お父様は朝倉君にー、婿養子になってゆくゆくはウチの病院を継いでもらいたいんですよぉ」  
あれ、いつの間にか母さんがいなくなっている。  
父「いやぁ、眞子が最後まで行き遅れるじゃと、心配をしていたところに純一君というステディが現れるとは人生まだ分からんもんだねぇ、母さん」  
萌「あら、あら、まぁまぁ」  
お姉ちゃんは私と純一を見るとポォっと顔を赤らめる。  
眞子「「お、お姉ちゃん!」  
そんなカオスの真っ直中に今まで何処にいたのか母さんが現れる。  
母「そうですねぇ、あなた」  
眞子「か、母さんまで何馬鹿な事言ってるのよ」  
母「眞子ちゃん、折角のチャンスを逃しちゃ駄目よ。善は急げって言うでしょ。純一君の荷物、さっそく明日、引っ越し業者の方が運んで下さるそうよ」  
とこんな感じに先手先手を打たれしまったのよ  
眞子「純一、純一」  
目の前で手を振ってみるが反応がない。  
 
で、その日の内に私まで部屋を変えられてた。  
今日はお姉ちゃんと一緒にお風呂に入る。  
萌「眞子ちゃんと今日で、お別れなんて少し、寂しいです・・・・・・」  
眞子「相部屋から別の部屋に移るだけで同じ家に居るんだから・・・・・・」  
萌「眞子ちゃん!」  
いきなり、お姉ちゃんが私に飛びついてくる。  
私の胸にお姉ちゃんの巨大な胸が密着する。  
眞子「ちょ、お姉ちゃん、あ、あぁんん」  
私とお姉ちゃんの乳首が接触している!!  
眞子「お、お姉ちゃんホントに止めて!」  
私の胸がお姉ちゃんの巨乳に弄ばれる。  
さらには、股間に脚を入れてくる。  
逃れようと立ち上がるけど、結局捕まり、正面から胸と胸、股間と股間が密着し擦れあう。  
眞子「お姉ちゃん、止めて!」  
肩を掴んでようやく引きはがす。  
思わず涙が溢れ出す。  
眞子「止めてよ・・・お姉ちゃん・・・・・・」  
ヌラリと光る半透明の薄い液体が二人の股間を繋いでいた。  
 
お姉ちゃんは矢張り寂しかったのだろう。  
あの後、逆にお姉ちゃんが泣き崩れた。  
お姉ちゃんの頭を私の胸で抱く。  
眞子「お姉ちゃんも結婚したらウチで暮らせばお互い寂しくないわよ」  
萌「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・眞子ちゃん・・・・・・・・私、朝倉君の愛人じゃ駄目ですか?」  
 
眞子「だ、駄目!」  
萌「いい手だと思ったんですけど・・・」  
 
今日は浴衣がパジャマ代わり。  
母「眞子ちゃん、なかなか色っぽいわぁ。でも、ここら辺のうなじなんかは純一君には未だ理解できないかしら?」  
ふぅと息を吹きかける。  
眞子「母さん、止めて!」  
母「そうそう、眞子ちゃんの部屋は突きあたりの奥の和室よ。」  
萌「朝倉君と違う部屋だからって、機嫌を悪くしないで下さいね」  
眞子「よ、余計なお世話よ」  
私は新しい部屋に向かって歩き出す。  
突きあたりを曲がり部屋の前に到達。  
引き戸を開けると・・・・・・  
電気の付いていない月明かりだけの部屋には二人分の布団と浴衣姿の純一が・・・・・・  
眞子「え、純一は別の部屋じゃ・・・」  
純一「俺は指定された奥から二番目の部屋に入ったんだけど・・・・・・」  
眞子「!」  
この部屋はなんと障子の引き戸で部屋が別れているだけで、それは今現在全開になっているのだ。  
しょうがなく、純一の隣に座る。  
純一の胸に体を預ける。  
月明かりが私達を照らす。  
私の胸と浴衣の間に手が滑り込む。  
純一「眞子・・・・・・」  
私はそのまま純一にゆっくりと押し倒される。  
 
 
暦「ことり、ことり!」  
ことり「あ、ちょっとボーッとしちゃって」  
純一「どうした、顔が赤いぞ。熱でもあるんじゃ・・・」  
ことり「な、な、な、何でもないっす(久しぶりに人の心が見えちゃったけど、うぅ、なんか自己嫌悪・・・・・・)」  
 
ことり(うぅぅ、私って結構誘惑に弱い・・・・・・)  
 
 
浴衣からはだけてしまったその月明かりに照らされた私の左右の乳房の先を交互に純一が舐め回す。  
眞子「あん、んんん、はぁ、いぃぃ」  
さっきまでちょんっとした感じだった私の乳首はピンッと屹立している。  
私は負けじと純一のそそり立つモノを取り出してその亀頭の辺りを撫で回す。  
 
ことり(お、男の子ってこんなに大きくなるんだ・・・)  
興奮気味のことりはまだ自分の乳首が硬くなり、ブラと擦れ始めている事に気付いてはいない・・・・・・  
 
微熱で早退したことり。  
そう、純一と眞子の情事を垣間見ての事である。  
当の本人はベッドの上で自慰行為に耽っている。  
上の制服ははだけ、ブラの上から胸を揉み、スカートをまくって下着越しに股間をなぞる。  
ことり「自分じゃ気持ちよくないんだ・・・・・・」  
今度は両手で股間を攻める。  
ことり「はぁ、はぁぁ、ん、」  
下着越しにピンと勃起した一点が、ヌルヌルとその姿を下着越しに見せる。  
ピンポーン  
 
 
純一の顔が眞子の股間を埋める。  
眞子「ん、ああ、ぁぁああぁ、」  
純一の頭を浴衣越しに自分の股間に押しつける眞子。  
眞子「純一、いい、ん、はぁ、んんん」  
身震いする眞子。  
眞子「ん、あ、あぁ、ぁぁぁぁん、ぁあああぁあぁぁぁぁぁっっっっっっっっ」  
 
ことり「ん、あ、あぁ、ぁぁぁぁん、ぁあああぁあぁぁぁぁぁっっっっっっっっ」  
がちゃ、  
絶頂に達するか否かという時、いきなり、みっくんとともちゃんが・・・・・・  
 
みっくん「つまり、あの能力であの二人の情事が見えてしまったと・・・」  
ともちゃん「で、何故かたがが外れて・・・」  
みっくん「ことり的には、どうなりたいの?」  
ともちゃん「やっぱ、諦められないんでしょ。朝倉君」  
ことり「う、うん・・・・・・」  
ともちゃん「よし、こうなったらことりの体で誘惑っきゃないよ!」  
ことり「ね、ね、ね、寝取っちゃう・・・・・・の?」  
みっくん「それもこれもことりがノンビリ構えてるから水越さんにとられちゃったんだよ!」  
ともちゃん「予てから準備しておいたあれを使用する時が来たようね。みっくん!」  
みっくん「はい!これであります!」  
勝手にクローゼットの中から少し厚みのある紙包みを取り出す。  
ともちゃん「ことりのイメージと正反対のコントラスト!それをはぎ取ると目眩く世界が!」  
ことり「た、確かにこんなのは水越さんでも持ってないだろうけど・・・・・・」  
みっくん「だから良いんだよ、その背徳的カラーが。それに覚悟を決めるの!決めないの?」  
がちゃ、  
今度はいきなり、暦が入ってくる。  
ことり「お、おねえちゃん!」  
暦「ことり、私もあんたが朝倉の事思ってるのは、薄々感づいてた」  
煙草をくわえ、ライターで火を付ける。  
 
暦「でだ、朝倉を誘惑するにしてもどうやって誘惑するんだ?  
 あいつには、四六時中水越が付いているわけだが・・・・・・」  
みっくん「・・・・・・」  
ともちゃん「・・・・・・」  
ことり「・・・・・・」  
暦「まぁ、まずは心理戦が常道かね。朝倉と水越にヒビを入れるには・・・」  
みっくん「先生、案外恐ろしい事平気で言いますね」  
ともちゃん「策略家ですね・・・」  
ことり「お義兄さんをそうやって手中に・・・」  
三人の疑わしい視線が暦に突き刺さる。  
暦「こ、こほん!でもね、ことり。本気で行くのなら朝倉の子供妊娠して寿中退  
 位の覚悟をしておきなさい!」  
みっくん「いや・・・それって普通に二人仲良く退学処分じゃ・・・」  
ともちゃん「逆に水越さんなら婚約してるから寿退学は有り得るけど・・・」  
ことり「お姉ちゃん・・・もう少し、まともな手段は無いの?」  
暦「ただ、それ位の覚悟が無ければこの戦争は勝利できないのだよ、軍曹!」  
みっくん「遂に多重人格が発覚したわね・・・」  
ともちゃん「違うわよ、更年期障害の初期症状だよ」  
ことり「え、でもお姉ちゃんXX歳だから症状が現れるまで早くてXXだよ」  
暦(よ、余計な事を気にしてるのに・・・orz しかし、姉として何としてでも・・・使いたくは無かったが・・・)  
暦「そういえばことり、お前宛に手紙が届いていたぞ」  
懐から便箋を取り出しことりに渡す。  
ことり「えっ!」  
そこには差出人が「朝倉音夢」と手書きで記されていた。  
 
手紙には純一を宜しく頼むとの旨が書いてあった。  
みっくん「でも、誰も朝倉さんの字を知らないし・・・・・・」  
三人の疑いの視線が再び暦に集中する。  
暦「ま、まぁ、これを見てくれ朝倉妹のテストの答案だ」  
それを三人に渡す。  
ともちゃん「すごい・・・英語の中間、86点だ・・・」  
ことり「うぅ、なんだかさらに自己嫌悪に・・・ orz」  
暦「肝心なところを見ろよ・・・・・・」  
声「まったくです!もうね、アホかと馬鹿かと、小一時間問い詰・・・」  
暦「あーもういいから」  
パンパンとかったるそうに手を叩く暦。  
そして今度は美春が現れる。  
美春「委員会の時に渡された音夢先輩のメモ書きです!」  
メモ用紙をちぎった様な紙を取り出す。  
三人の前に差し出し、  
美春「ほらよ!」  
三人「・・・・・・・・・」  
暦「・・・・・・・・・」  
ともちゃん「あんた・・・・・・キャラ・・・間違ってない?」  
美春「藻前モナー」  
ハッとする美春。  
クルクルと目を回しだす。  
美春「す、すいまべん、わた、わたしは・・・あ、う、おっ」  
みっくん「おっ?」  
 
ともちゃん「おぉぉ!何故かこの子、頭からけむりが出てない?」  
暦「(や、やばっ)あ、天枷、疲れただろう。用事があるからついでに送っていくよ」  
美春を連れて部屋を出る。  
 
バタン、ドアを閉める暦。  
暦「あれほど、某掲示板用語を使うなと言っただろ・・・」  
美春「あうぅぅぅぅぅ、すびばせん・・・・・・」  
プスプスと煙を出す美春を担ぎながら廊下を歩く暦。  
 
暦は車の後部座席にドアを開け、美春を座らせる。  
暦「悪いけど天枷のゼンマイを巻いておいてくれない?」  
美春の隣に座っている制服姿の少女。  
少女「美春、大丈夫?」  
そう、その少女は・・・・・・  
美春「お願いします・・・音夢先輩」  
 
 
私と純一との暮らしが始まって一週間たった頃、奇妙な噂がまことしやかに囁かれ始めた。  
私の義妹?の朝倉音夢こと純一の妹が夜な夜なこの近辺に出没するとの事だ。  
流石に純一も動揺を隠せない。  
 
放課後  
暦「んー、どうした朝倉元気が無いぞ」  
ことり(お姉ちゃん・・・)  
眞子「純一、帰ろう」  
純一「いや、悪い、考えたい事があるんだ・・・・・・家に寄ってくから・・・」  
眞子「そう・・・」  
暦がことりにニヤリと目配せをする。  
顔を赤らめ、暦の視線をかわすことり。  
ことり「朝倉君、私、音夢にお線香上げたいんだけど一緒していいかな?」  
 
ことりとは無言で道を進む純一。  
ことり(なんとかして、会話を繋げないと)  
ことりは、今度、姉が結婚する事を話し、何とか久しぶりに純一とうち解けつつあった。  
 
かちゃ  
純一「一週間ぶりか・・・」  
ことり「お邪魔します・・・」  
 
いきなり、リビングのドアが開き、  
萌「お帰りなさい、朝倉君!」  
純一「・・・・・・」  
ことり「・・・・・・」  
純一「先輩、何で去年の文化祭の格好で・・・・・・」  
ことり「八○墓村のコスプレかと思った・・・」  
皆さんご存じ、あの服装・・・である。  
萌「妹さんの幽霊が出ると聞いて私が、是非、成仏させてあげたくてお邪魔してましたぁ」  
ことり(け、計画に狂いが・・・・・・)  
萌「玄関で立ち話も何ですので居間でお話ししましょう」  
ニコニコといつも通りの萌についてリビングに進む純一とことり。  
リビングに入るとソファーに見覚えがある後ろ姿。  
リビングの天井に密かに仕掛けられた隠しカメラがその光景を捕らえている。  
 
声「予定外の事態が発生したけど、ま、何とかなるか・・・」  
モニターに映る朝倉家のリビング。  
紫煙が立ち込める暗闇でそれを見つめる女。  
 
純一「ま、まさか、その後姿は・・・・・・」  
そして、その少女は立ち上がり振返る。  
純一「あ、あぁ、うぅ・・・・・・」  
諤諤と震え尻餅を付く。  
萌「あらあら、御知り合いなんですかぁ?」  
音夢「にいさん、今まで一週間近く何処ほっつき歩いてたんですか!」  
純一「せ、せんぱい、これがい、い、いもうと、し、し、死んだはずの・・・」  
萌「あら、そうとは知らず楽しくお喋りしてたんですよ」  
音夢「にいさん、お話しがあります」  
むんずと純一の襟首を掴むとそのままリビングを出て行く。  
 
純一を連れて部屋に入る音夢。  
ベッドに座る二人。  
音夢「・・・・・・」  
純一「・・・・・・」  
音夢「にいさん、会いたかった!」  
純一の唇を塞ぎ、ベッドに押し倒す。  
そのまま、ズボンのジッパーを開けてモノを取り出し擦り出す。  
唇を離す音夢。  
涙でくしゃくしゃに崩れている音夢。  
音夢「にいさんが、にいさんが欲しいの・・・」  
 
この様子をニヤニヤしながらモニターで監視している暦。  
 
ことり「駄目ー!」  
いきなり乱入し、音夢をベッドの上から突き飛ばす。  
純一の膝の上に倒れ込むことり。  
 
暦「あー、これで計画台無しだよ・・・それよりも・・・」  
 
フローリングのうえに制服がはだけたままの音夢が突っ伏している。  
その背中にはゼンマイが刺さっている。  
純一(こ、これは一体?)  
その時、音夢の頭から煙が・・・  
萌「何ですかぁ、この煙は?まぁ!」  
ポォと頬を赤らめる。  
萌「私は幽霊さんを除霊しますので失礼しますね」  
音夢を引っ張って部屋を出て行こうとする萌。  
萌「そうそう、朝倉君、このことは眞子ちゃんには内緒にしておきますからねぇ」  
ことりは「えっ」と顔を上げるとそこには立派にそそり起つ純一のモノがあった。  
 
ことり「朝倉君、私、私・・・」  
立ち上がると制服のブラウスのボタンが次々と外されスカートと共に床に落ちる。  
そして上下共に黒で統一された下着姿は白い谷間、脚とのコントラストで一際映える。  
そそり立っていた純一のモノは一層大きさを増した。  
純一「こ、ことり」  
ことりは純一のモノを口に含み舌を絡ませる。  
亀頭をペロペロと舐めだしたかと思うとその先端の尿道を突く様に攻める。  
純一「う、うぅぅぅ、あぁぁ、ん、い、気持ちいい・・・」  
脱力していく純一。  
 
ガチャ、バー、  
ワゴン車のドアが開き暗室に光が差し込む。  
光と共に、鉄人音夢を片手で引きずる萌が現れる。  
萌「やっぱり、白河先生だったんですねぇ」  
暦「姉としての直感か・・・この勝負、私の負けか・・・」  
萌「敗者はぁ、敗者らしく勝者の言う事を聞いてもらいますよぉ〜〜」  
 
ことりはさらに亀頭を包み余った舌先で竿を攻める。  
ことりの電撃的大攻勢にただされるがままにされている純一。  
さらに太股に黒下着に包まれた豊満な胸が押しつけられている。  
純一(眞子には無いこの快感に逆らえない・・・・・・ orz)  
 
 
その頃、夕暮れの中、水越邸から眞子が飛び出していった。  
 
 
純一「ことり、も、もう・・・」  
ことりは亀頭とカリを攻め、竿を手で擦り上げる。  
純一「で、でるぅ」  
純一の腰がはねるとことりの口内に白濁液が放たれる。  
ビュウ、ビュビュュュッ  
純一のモノが暴れ回り、ことりの口から逃れる。  
ことりの顔、下着にも大量の精液が放たれる。  
 
ことりの唇から糸を引く様に純一のモノに繋がっている白濁液。  
唇の周りの白濁液をペロリと舐め、ゴクンッと飲み干す。  
ことり「ファーストキス、朝倉君にあげちゃった!」  
そのとき、顔から垂れた白濁液が白と黒の谷間に落ち消えた。  
そして、既にその谷間を隠す黒下着にも大量の精液が掛かっている。  
純一「ごくんっ」  
 
純一が黒下着を手に掛けようとしたその時だった。  
プシュー  
部屋一面にピンク色のガスが混入される。  
純一「こ、ことり・・・」  
ことり「あ、あさく・・・」  
そのまま倒れ込む二人。  
ドアが開くと音夢と美春が二人を運び出す。  
 
眞子「はぁ、はぁ、はぁ、」  
やっとの想いで純一の家に着いた。  
眞子「純一・・・」  
門を通り、玄関に達するとそこには張り紙が・・・  
「二人は預かった。天枷研究所にて待つ」  
ぶろろろろっっ  
振り返るとフルスモークのワゴン車がゆっくりと動き出すところだった。  
私は飛び出してただ、その車を追い始めた。  
すると助手席の窓が開いたかと思うと・・・  
萌「眞子ちゃーん。お先に行ってますねぇ〜〜」  
振り返り、何故かブンブンと腕を振り回して笑顔を振りまいていた・・・  
 
暗い、いや、黄色のライトが作り出す明るくもなく、暗いわけでもない。  
純一がいるのはそんな空間の大きなベッドの上だった。  
純一「ん、んん、ここは?」  
上半身を起こす。  
その傍らには黒下着姿のことり。  
純一(一体何があったんだ?)  
声「ん、んんん、ん、むにゃむにゃ」  
振り返るとそのそこには・・・・・・  
これまた薄い緑(エメラルドグリーン?)に統一された下着姿の萌が何故か・・・・・・  
何故なのか、そこにいた。  
 
眞子「はぁ、はぁ、はぁっ」  
汗だくになりながらも、私は漸く天枷研究所の門前に辿り着いた。  
暗闇に浮かび上がるその建物は今の私にとっては正に悪の要塞その物だった。  
 
バン!  
私は勢いよくドアを蹴飛ばす。  
そしてそこには大きなベッドの上で姉ちゃんと学園のアイドル白河ことりが下着姿のまま、純一の肉棒を攻めている。  
二人の唇で肉棒を包み込み、お姉ちゃんは竿を、白河さん、否、ことり(激怒)が袋を軽く揉み出す。  
眞子「お姉ちゃん!白河ことり!あたしの純一に何すんのよ!」  
純一の股間から顔を上げるお姉ちゃん。  
萌「あらぁ、眞子ちゃんが遅いからお先に戴いてました。でも、朝倉君、眞子ちゃんに操を立  
 てているのか。全然、出してくれないんですよぉ〜〜。愛人なんだから遠慮しなくていいのに・・・」  
そうしている間にもことりは只、ひたすらに純一を責めている、むか!  
ボゥッ  
久しぶりに私の拳が炎を纏う。  
純一「ま、待て、そんなモノ放ったらナニが再起不能に・・・・・・」  
眞子「バーーーンッッッ、ナッコォォォォ」  
パシッ  
繰り出された私の腕を何者かが掴む。  
眞子「え、ね、音夢!」  
心臓が飛び出るかと思った。  
それほどの衝撃を引き替えに私はベッドに倒れ込んだ。  
音夢が私の首筋に威力のある手刀を叩き込んだみたい・・・  
それと同時に遂に達してしまった純一の精液がそんな私の顔や服に飛び散った。  
私の頬を伝う白濁とした熱い滴が垂れていく・・・・・・  
私の意識はそこで途切れてしまった。  
 
萌「あらぁ、眞子ちゃん、服汚れちゃったので脱がせてあげましょう」  
服を脱がし出す。  
萌「眞子ちゃんの下着は白なんですかぁ・・・今度、姉妹丼の時には私と同じ色の下着で純一君を(ry  
 
水越邸の開かれた広い和室。  
そこには、ピリピリとした雰囲気の中、何処か落ち着かない純一、気まずさそうな白河姉、睨み合う私とことり。  
何故かいつも通りノホホンとしたお姉ちゃん・・・・・・  
その膝の上に置かれた木琴でトンチンカンな音が奏でられる。  
萌「それではぁ、純一君争奪口論会の開会を宣言しまーす、それでは眞子ちゃんからどうぞ」  
眞子「悪いけど必要以上に純一に近寄らないで!私のフィアンセなんだから」  
ことり「そうはいきません。私の様な敬虔なカトリックにとっては純血を捧げた男性こそが伴侶として相応しいんです!」  
萌「まぁ、クリスチャンだったんですかぁ、敬虔な方ともなればベジタリアンでしょうから鴨鍋にはお誘いできません、残念です〜」  
そういえば純一から聞いた事がある。  
ことりが聖歌隊に参加している事を・・・  
萌「それはそうとですねぇ、私も純一君に純血を捧げたので参加しようと思ったんですけど・・・眞子ちゃんがいるから愛人で良いですよぉ〜」  
眞子「お姉ちゃんは黙ってて!」  
萌「眞子ちゃん、愛人って事はですよぉ〜〜、別に白河さんが純一君の奥さんでも構わないんですよ」  
うっ、味方かと思いきや身内にダークホースが居たとは・・・  
 
ケンケンがくがくのディベート?は当分終わりそうにない。  
肝心の純一が会話に割ってはいる事など無理!  
私とことりの女と女の闘いなのだから・・・  
 
眞子「そういえば、あの時部屋に薄いガスの様なモノが掛かってたけどあれが純一を男として奮い立たせたんじゃ・・・・・・」  
萌「そっ、そんな事あるわけ無いじゃないですかぁ」  
眞子「それにどうして彼処にお姉ちゃんが居たわけ?」  
声「それについては、私が話します」  
いきなりその場に割って入ってきたのは音夢だった!  
生前の音夢と比べるとストレートっぽい彼女に私は少し戸惑った・・・・・・・・・  
 
音夢「あの時のガスは確かに媚薬の一種で男性ホルモンを刺激しする為、兄さんに対して  
 一番効果的だったんです」  
いつも通りのお姉ちゃんを除いた皆の視線が担任教師兼マッドサイエンティストに集まる。  
暦「い、いやだなぁそんな事私がするわけ無いだろ・・・」  
ことり「確かに今回の事は自分で決断した事だから後悔してないけど、お姉ちゃんがヤケに  
 絡んできて怪しかったのは事実だし・・・」  
この時、私は音夢が恥ずかしそうにモジモジとしているのを見逃さなかった。  
暦「い、いやぁ、でも証拠もないのにねぇ、なんだその、犯人扱いというのは・・・」  
萌「確かに証拠も無いのに犯人扱いするのは失礼ですよぉ」  
音夢「・・・・・・・・ます」  
蚊の泣く様な小さな声で音夢が言った。  
音夢「・・・あります、証拠なら私が持っています・・・」  
思い立ったのか素早く立ち上がり・・・・・・  
えっ!  
眞子「ね、音夢っ!何いきなり上半身下着になってるのよ」  
流石にみんな唖然としている。  
眞子「こら、純一!妹の下着姿を見るんじゃないわよ!後で私の好きなだけ一時間でも二  
 時間でも見せてあげるから!あっ、音夢!どさくさに紛れて何してんのよっ!」  
萌「それは良いですねぇ!私も入れて純血を捧げた時みたいに姉妹丼だと純一君も大喜び  
 間違いなしです」  
私の純一を、純一の顔を胸で抱いてる。  
そして、ズボンの中に手を入れて腫れ上がりつつあったモノを取り出し、刺激している。  
いくら、義妹になったとはいえ・・・・・・  
萌「あらあら、眞子ちゃん、握り拳から炎が出てますけど・・・大丈夫ですかぁ?」  
 
純一(この柔らかさ、快感は本物?だけど・・・んっ!これは・・・)  
 
純一「こ、これは・・・」  
純一の頭の中にイメージが送られてくる。  
 
車の中で話す萌と暦。  
萌「純一君の愛人になる為に、どうしても私の純血を捧げたいんです!」  
暦「朝倉妹に媚薬を仕掛けておいたんだがさっき全て漏れちゃったし・・・」  
萌「どうにかしてくれないと、来月の結婚式がどうなるか分かったもんじゃないですよぉ〜」  
暦「何でそんな事知ってんのよ!」  
萌「家は大病院ですよぉ〜。そんな事は直ぐに分かります。あー、旦那さんが学会から吊  
 し上げられて廃業、夫婦そろってこの不景気窮まりないこの日本で路頭に迷う姿が目に  
 浮かびます。先生は水商売に手を出して旦那さん以外の人の子供を妊娠して離婚なん  
 て、う、うぅ、可哀想すぎます。うわぁぁぁぁん!」  
暦「そこまで言われて泣きたいのはこっちなんだけど・・・・・・」  
萌「折角のジューンブライドが台無しにならない様に私は祈るのみです」  
暦「分かったわよ・・・・・・でも研究所に行かないと無いのよ、あの媚薬」  
 
 
ガラス一枚隔てた向こう側で痴態を続ける四人。  
暦「よくも懲りもせず三時間も立て続けにセックスできるわね」  
ガラスの向こうでは純一が三人相手にただひたすらに腰を振り続けてる。  
 
防塵服を着た暦がガス室にミネラルウォーターのペットボトルを2,3本持って入ってくる。  
既に女性陣は顔、髪、胸、尻、肢体がベトベトに汚されている。  
そして三人とも股間から精液を垂れ流し、ベッドのシーツは既にグショグショに濡れている。  
暦「朝倉、ご苦労さん!でも未だやり足らないのか?」  
純一「・・・・・・・・・・・・・」  
 
純一のモノは点を突き刺し衰えを知らない。  
暦「媚薬の成分が強すぎたわ御免!兎も角これでも・・・」  
ペットボトルを差しだそうとしたその時、  
防塵服が引きちぎられ、黒下着姿を純一に晒す。  
有無を言わさずベッドに押し倒す純一。  
純一「うううううぅぅぅぅぅぅぅぅ!」  
暦(し、しまった!理性を失うほど強かったか!)  
純一がブラ越しに胸を鷲掴みにする。  
暦「あ、朝倉っ!や、やめ・・・」  
暦(乳首が擦れて・・・えっ、嘘ッ・・・私がこんなに濡れているなんて)  
ブラを剥ぎ取ると真っ先に乳首をなぶり出す純一。  
暦「あん、あ、あ、ああ、ん、んあぁぁ!」  
乳首から口を離すとモノを暦の口に突き刺しシックスナインの体勢をとる。  
残された最後の黒下着は既にビショビショで脱がすと何処までも股間からの引いた半透明  
の糸が途切れない。  
途中で脱がさずに股間に攻め掛かると暦に構わず腰を全開に動かす。  
 
暦の眼鏡から白濁とした迸りがドロリと流れる。  
その口からはそのドロドロとしたモノが涎の様に垂れ流れる。  
だが、未だに収まりのつかない純一は暦のビチャビチャに濡れているヴァギナに侵入を開始した。  
 
純一の激しく、尽きる事無い浅く深い力強い攻めに暦は純一の精を何回その子宮に浴  
びたのだろう。純一のモノが抜き差しされるそこはビッチリと締め付けながらも少しずつ  
白濁液が漏れだしている。  
暦「あ、あぁぁん、んんんんあぁぁぁぁぁぁんんんんんっっっっっ!」  
それまで純一の肩筋に廻していた腕が、腰にしがみついていた脚が離れて落ちる。  
純一の射精と同時に達して、気を失ったのだ。  
 
 
純一「うあぁ、くっ!」  
音夢が撫で回していた純一のモノが暴発し、火山の噴火の様な勢いで射精を続ける。  
最後の余韻を搾り取るかの様に音夢がそれを口にし、搾取する。  
 
音夢「みんなにイメージを送る為には全員が知っている兄さんのモノを仲介するしかなかったの・・・」  
暦「でも私はあんな機能は付けなかったけど・・・」  
音夢「美春の父さんが「お肌の触れあい回線」だって無理矢理・・・グスッ」  
暦「あっのエロ爺!」  
 
結局、先生は純一にやられてしまったのは自業自得、この件に関しては一時停戦?な形  
に持ち込んだんだけど・・・・・・  
そしてあの音夢は朝倉音夢の記憶を受け継いでいるそうで純一の精液を一定期間補給し  
ないと、その記憶をどんどん失っていくらしい。一緒に暮らそうと誘ったけど結局、朝倉邸で  
一人で暮らしている。  
因みに色々と余計な機能を付け足した天枷父は私、純一、先生、理由を知った美春、鉄人  
美春にボコられたのが元で・・・・・・  
しかし、鉄人を先生が作り事無きを得ている。  
 
 
太陽の輝く夏休みも中盤に差し掛かった頃、私達は海水浴に出かけた。  
お姉ちゃん、ことり、そして保護者として先生とその旦那まで付いてきた。  
みんな一息入れようと海の家で寛いでいるその時だった。  
先生が口を押さえて飛び出す。  
私とことりが後を追う。  
暦「はぁ、はぁ」  
先生は膝を付き俯いている。  
その時だった・・・  
眞子「うっ、」  
気持ち悪い!  
思わず私も同じ体勢に・・・  
暦「ひょっとすると・・・」  
眞子「ひょっとしちゃったみたい・・・ですね」  
海水浴を止めてみんなでウチの病院に行ったら・・・  
案の定で父さんいきなり涙ながらにやってきて抱きつくし、純一は混乱をきたし呂律が回  
らなくなったり・・・・・・  
兎も角翌日、水越純一は誕生した。  
 
 
音夢「ほーら、お姉ちゃんですよ」  
無事、出産を終えた私は病室でベッドの上。  
純一「おばちゃんだからよく覚えておくんだ・・・グフッ!」  
私達の第一子をナース見習いの音夢が抱きながらその裏拳を純一に喰らわせる。  
音夢「お父さんみたいに直ぐに女の子に手を出しちゃ駄目ですよ」  
純一「全く可愛くないなぁ。昨晩はベッドの上であんなに・・・」  
ギロリと純一をにらむ音夢。  
音夢「兄さん・・・」  
今までは私が見る事がなかったこんな音夢の事を「裏音夢」と呼ぶ事を純一から聞いた時  
は信じられなかったけど・・・  
私達が家族となったそんな絆が私と音夢の間に生まれた証拠だと思う!  
そう、本当の家族になったから・・・  
   
  「わたしと・・・」    完  
      
 
 追伸 数日遅れて先生が出産した子は何処と無く純一に似ている・・・・・・  
     って事はまさかあの時・・・・・・  
       

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