「うたまるはだいすきだけど、ボクには好きな人がいるから…」
さくらは申し訳なさそうに言い、奇妙な形をした猫を抱き上げた。
「だから、うたまるとは遊びだったことにしたいんだ。ごめんね」
また虐待される!!
ぺったんこの胸にぎゅーと抱きしめられて、猫はじたばたもがいた。
菱形の目が恐怖で血走っている。
「さぁ、キミとはこれが最後だよ。ゴメンね、うたまる」
「にゃああ! にゃああ!」
暴れるうたまるを伴い、さくらは浴室へと向かう。
「愛し合う二人はまず身体を洗いっこするんだ」
さくらは相手が人間以外でも、かたくなにその恋愛マニュアルを守ろうとする。
うたまるは冷たいタイルの床に、あまのじゃくを踏みつける彫像よろしく足で押さえつけられ、
猛然とシャワーを浴びせかけられた。
「おちんちんも綺麗にしないとね」
さくらの指がうたまるの股間をくすぐり出す。
それだけなら良いが、ひねり潰すようにぐにゅぐにゅと下腹部をいじり回すのでたまったものではない。
にょろっと先端だけ飛び出したピンク色の肉を見つけ、さくらは顔を上気させる。
すかさず指でつまんで……グイッ! と力任せに引っ張り出すのだ。
くんくんと匂いまでかがれて、くさいよ、うたまるぅなどと言われたときは、猫ながら悔し涙が溢れてきた
うたまるであった。
「殺菌しようね」
さくらはいつのまにか手にしていたクレゾール液をうたまるの敏感な粘膜に振りかけた。
その痛みがじわっと染みてきてうたまるはあばれにあばれるが、
さくらは離してくれない。ちんちんに冷水シャワーを浴びせかけ、身体が凍えるくらい洗浄されるのだ。
「さぁ、すんだよ、うたまる」
もう萎えた。死にそうだ。猫はぐったりとしている。さくらはうたまるの上にまたがって、
さぁはやくと腰を振って見せた。ちんちんをしこしことしごかれたが、萎えたままだった。
むぅぅ、とさくらはむくれた。
うたまるの前にどかっと腰を降ろすと足を広げ、「なめてよ、うたまる」と要求してくる。
舌を殺菌しなくて良いのかと疑問に思ったうたまるだったが、
さくらは気付いていないようなので(気付いて欲しくなかったので)、素直にさくらの要求に応じる。
ざらっざらっと割れ目を舐めてやると、さくらは、見ているこっちが怖いくらいに乱れた。
一度は足が絡んできて、絞め殺されそうになった。うたまるは、いつでも逃げられる体勢で、
ざらっざらっと舌の奉仕を続けた。