ちゅんちゅん・・・  
スズメが外で鳴いている、とある休日の朝。朝倉純一の目は台所に釘付けに  
なっていた。否、正確にはそこに立つ女性の後ろ姿に。  
ポニーテールに結った漆黒の髪、整った顔立、抜群のプロポーション。  
かつて、クラスメートの真ん前で彼の許嫁を宣言した大和撫子は、しかし、  
彼の要求により、羞恥に悶え、顔を赤らめていた。  
 
生まれたままの姿、その正面を覆う、薄い生地。それは彼女の細い首に  
掛けられ、背中の腰の位置でリボン結びにされていた。男の夢、裸エプロン  
である。  
(あぅぅ・・・こんな・・・はしたない・・・)  
恥ずかしさを紛らわすためか、彼女はせっせと手を動かす。だが、愛しき  
彼の視線を感じるのだろうか、その動きはどこかぎこちない。  
(どうしてこのようなことになってしまったのでしょう・・・・)  
羞恥心との葛藤のなか、彼女は記憶の糸をたどり始める。  
 
環を夢の中から救い出してはや半年。純一と環は順調に愛を育んでいた。  
いや訂正。加速し続けていた。それはもう、饒舌しがたい甘ったるい雰囲気、  
見てる方が恥ずかしくなるほど。それを、登校時から下校時まで続けられる。  
周りからしたらたまったものではない。  
これには流石の杉並も何も言えず、噂を聞き付けた音夢からの手紙には毎回、  
「バカップル」の文字が散りばめられているほどである。もちろん、当の本人  
たちはそのような自覚など少しもないのだが。  
 
本校と言えば、一時期部員が2名にまで減ってしまった巫女部だったが、  
環の精神的な成長もかいあってか、今では5、6名ほどにまで増えた。  
皆単なる興味本意などではない為であろうか、環の指導にも熱が入る。  
その表情はどこか嬉しそうだった。  
 
巫女の務めを果たしたいという環自身の願いもあり、普段は別居という形  
をとっている2人。初めのうちは朝食後神社に向かい、それから登校、帰り  
はその逆という感じだったのだが、環の父親の、  
「毎度店屋物では体によくないだろう」  
という一言で、平日は朝食、夕食共に神社で食べることになった。  
(言うまでもないが、昼食も環の弁当である)  
それからというもの、純一は毎朝早起きをして、献立を楽しみにしながら  
神社へと向かう。そこに、義妹に押し付けられた目覚まし時計をガムテープ  
でグルグル巻きにしていた頃の面影はない。まぁ、環に関することだけだが。  
 
そんなある日の、天気のいい休日の朝。ついうっかり目覚ましをいつもの時間  
にセットしてしまったために、早朝(純一視点)に起きてしまった。かつての彼  
だったら、そのまま寝ていただろう。今の彼自身もそれを望んでいた。しかし  
習慣とは恐ろしいもので、体が起きてしまっているために、寝ることができない。  
(かったりぃ・・・)  
思いつつ、体を起こす。  
 
「腹減ったな」  
2時間後、テレビを見ながらそう思った純一は、冷蔵庫へと向かう  
「え〜っと、あら・・・。」冷蔵庫の中身は、ポン酢やケチャップやマヨネーズ  
といった調味料の類のみ。元々自炊しないのだから、当然と言えば当然か。  
(・・・かったりぃ)  
商店街ならどこか空いてるだろう、そう思いながら財布を取りにいこうと  
したとき、インターホンがなった。  
「はーい・・・・・・あ、環」  
「あ、おはようございます、朝倉さま。今日は久々にお暇をいただいたので、  
お伺いしたのですが・・・あの、朝食は取られましたか?」  
「いや、これから買いにいこうと思ってたところ」  
「ちょうど良かったです・・・あの、もしよろしければ、朝食をお作り  
いたしましょうか?」  
肩からは買い物袋がかかっている。材料を買ってくれたのだろうか。  
そんな行為を無下にするはずもなく、  
「お、マジ?助かる」  
そういって中に招き入れる。  
「おじゃまします。」  
、ドアがしまったところで、ふと考える。今、ここには二人しかいないのだ。  
「・・・?あの・・・、浅倉さま?どうかなさいましたか?」  
「えっ!?あっいやなんでもない!」  
固まっていたらしい。環が怪訝そうな顔で尋ねてくる。  
「気分が優れないのでしたら・・・」  
「いや大丈夫だ。ありがとう」  
ほっとしたような顔をする環。  
 
いつも二人でいるとはいえ、二人きりという時間は中々とれなかったため、  
まぁ・・・要するに、たまっていた。  
(って、何を考えてるんだ俺は)  
雑念を捨て、台所に向かう。  
「まぁ、適当に使ってくれ」  
「はい。・・・あの、エプロンとかはないのでしょうか」  
「エプロン?あぁ、それなら確か・・・あった」  
淡い黄色のエプロンを戸棚から引っ張り出す。  
(ん?エプロン?)  
しばし、手に持っている黄色い物体を眺める。と、純一の脳裏に名案が  
閃いた。妄想を膨らませる純一。自然と笑みがこぼれた。そんな彼を怪訝に  
思ったのか、  
「あの、浅倉さま?」  
「はっ!?いやっ、なんでもないぞ。それより環、これを着てくれ」  
「はい」  
手渡され、そのまま着けようとするのだが。  
「まて環、そうじゃない。あいや、そうなんだけど、そうじゃないんだ」  
頭上にはてなマークが浮かぶ環。  
「えっと、何て言うかな、その・・・環、裸エプロンって知ってるか?」  
思いきって口にする純一。「その・・・やってほしいんだけど・・・」  
「えっ!?えぇぇぇぇっ!?」  
みるみるうちに真っ赤にゆで上がっていく環  
「ダメ・・・かな・・・?」  
暫しの沈黙。気まずい空気。  
「あ、いや、無理強いはしな・・・」  
「・・・浅倉さまが、望むのでしたら・・・」  
「え?」  
純一の手から黄色い布を取って言う。  
「き、着替えてきます、から・・・そこで、待っていてください」  
「あ、あぁ・・・」  
思いの外すんなり事が進んだことに驚きながらも、自然と頬が緩む純一。  
しばらくして・・・  
「おまたせ・・・しました・・・。あの・・・どう、でしょうか・・・?」  
果たして、そこには純一の予想通りの、いや、予想以上の姿の環がいた。  
環の白い肌に密着しているそれは、ウエストのくびれから豊満な胸、  
更にはその先端の突起までも映え際立たせ、一層の魅力を感じさせていた。  
「凄い・・・似合ってるよ。かわいい・・・」  
「ありがとう・・・ございます・・・」  
魔法の言葉は環を高揚させる。それになにより、  
「寒くないか?大丈夫か?」  
という気遣いが、環にはこの上なく嬉しかった。  
「はい、大丈夫です・・・では、支度をしますから・・・」  
「あ、あぁ」  
台所に向かう環。その後ろ姿を見ながら、  
(うん、やっぱりいい)  
と心のなかでガッツポーズをする純一。  
 
正直、刺激が強すぎた。加えて、若かったこと、さらに最近ご無沙汰  
だったことが原因だろう。つまり、下半身が見事に反応してたのだ。  
しかし今ここで自慰に耽るわけにはいかない。かといって環に頼もうにも、  
ある意味生真面目な環には、朝からしたいとは切り出しにくい。  
しかし、今なら・・・。  
(ものは試し、か・・・)  
そろりと近づき、背後をとる。野菜を洗ってる最中なため、まだ気づいた  
様子はない。ある程度両手を持ち上げ、そのまま環の胸を揉む。  
「ひゃあぁっ!?」  
かわいい悲鳴が一つ  
「朝倉さま・・・んっ・・・何を・・・?」  
「あんまり環がかわいいんでつい・・・」  
言いつつ、既に臨戦態勢となっているアレを取りだし、環のおしりにあてる  
「あふっ・・・浅倉さまの・・・もうこんなに・・・」  
「環・・・ダメか・・・?」  
「んっ・・・裸エプロンを見るのが夢なんじゃないんですか?」  
「裸エプロンでするのも夢なの」  
「そ、そんな・・・あ、朝からなんて・・・」  
「休みだしいいじゃん」  
「そういう問題じゃ・・・んんっ・・・そ、それに朝食がまだ・・・」  
「ちょっと後回し♪」  
言うなり、両手を今度はエプロンの隙間から入れ、ふくよかな胸を揉む。  
ぐにっ・・・ぐにっ・・・  
「はぁっ・・・ふぅぅぅん・・・」  
うち片方は、下から掬い上げるように。  
むにっ・・・むにっ・・・  
「んっ・・・あぁっ」  
もう片方で、自己主張しはじめた桜色の突起を摘まむ。  
「あぁっ、やあぁぁっ・・・乳首・・・そんな・・・あぁぁぁんっ」  
昂ってきたのだろう、だんだんと大きくなってゆく環の声。それを知ってか、  
耳元で囁く純一。  
「環って、乳首弱いよね・・・」  
「やぁぁ・・・そん、なぁ、こと・・・言わないで・・・んんっ・・・くださいぃ」  
執拗に胸を弄り回す。純一の手の中で、双丘が淫らに形を変えていく。  
そうしているうちに、環の胸を覆っていたエプロンは束ねられてゆき、  
胸の谷間に追いやられ、白くふくよかな双丘が露出していく。  
むにっむにっ  
「はぁぁ、ふぅぅ、朝倉、さまぁぁ・・・」  
 
(今ごろ下は大変なことになってるだろうな)  
そう思い、揉んでいた方の手を環の股下に沿わせる純一。  
「ひゃっ!?んんんっ・・・」  
果たして予想通り、環の秘部はびしょびしょに濡れていた。  
ぴちゃっぴちゃっ・・・  
「ん、〜〜〜〜〜〜っ!?はぁ・・・はぁ・・・んん〜〜〜っ」  
あまりの快感に、一瞬大きくなってしまった自分の声を恥じたのか、必死に  
こらえる環。しかし、純一の執拗な攻めに耐えきれるはずもなく、  
「んあぁぁ、ふぁぁぁ、ひゃぁぁっ」  
ついに理性のたがが外れてしまった。その声に興奮したのだろうか、純一の  
指の動きがますます活発になっていく  
むにっむにっぐにっ  
にちゃっぬちゃっぴちゃっ  
「はぁぁぁ、ふぅぁぁぁん、やぁぁぁ、あさ、くらんんんっ!?さまぁ」  
「環・・・すごい・・・エロいよ」  
片手で乳首を、反対の手で秘部の突起を、それぞれ摘まんでやる  
「っ!?ふぁぁぁっ、らめっ、らめぇぇっ、ろうじなんて、ひゃぁぁぁぁっ」  
もはや呂律も回らなくなってきていた。  
「はぁぁぁ、やぁぁ、も、もぅ・・・わたく、し、もう、朝倉、さまぁ・・・」  
「いいよ・・・いっちゃえ」ずちゃっずちゃっくちゃっ  
「ん、ん、ん、んぁ、はぁっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」  
ついに絶頂に達する環。途端に環の秘部から愛液が迸り、純一の手を、  
そして床を汚していった  
 
「はぁぁ、はぁぁ・・・・」  
息も絶え絶え、崩れかけた環を、その背中を抱くような形で後ろから  
支えてやる。  
その一方で、ずっと環のお尻にくっつけていたモノを、環の、まだ絶頂の余韻が残る秘部にあてがった。  
 
くちゅ  
「ひゃあっ。だめ、だめです朝倉さま・・・私、いってしまったばかり・・・んんんっ」  
ずずず  
「ん・・・んぁぁぁぁ」  
背中を純一に預けたまま一気に奥まで貫かれ、弓なりになる環。体がビクビク  
と震えていた。再び軽く達してしまったようだ。  
「ぐっ・・・相変わらずキツい・・・」  
環のアソコは、純一のモノをがっちりとくわえこんで離さない。だが、  
純一が動く気配はない。  
「あ、あの、朝倉さま・・・・どうか、なさいましたか?」  
「いや、その、今さらなんだが、大丈夫か?少し激しすぎた。すまん」  
あぁ、やはりこの人は・・・・と胸の奥で感じた。自分の事をとても大事にして  
くれる。そんな彼がとても愛しく、また幸せだった。  
「そんな、私は大丈夫です。むしろ、こんなにも愛されて、私は幸せです。だから、  
朝倉さまのお好きなようになさってください・・・・」  
「・・・わかった。動くぞ・・・・」「は、はい・・・・んあぁぁぁ」  
純一は環の腰を押さえると、怒濤を一気に引き抜いた。  
「ふあぁぁぁ」  
カリ首にヒダがひっかかり、双方に快感を与える。そして。  
ずん!  
「んあぁぁぁぁ」  
一気に環の奥を突く。そして休む間もなく、激しい律動を始める  
ぐちゅっぐちゅっ  
「環の中・・・すげぇ・・・絡み付く・・・くぅぅ!」  
「朝倉さまも、ん!はげ、しくて・・・すごいです・・・んんん!」  
ずちゅっぐちゅっずちゅっぬちゃっ  
 
台所には、淫らな水音と、肉と肉がぶつかり合う音が鳴り響いていて、  
二人の快感を高める演出としては十分だった。  
 
刹那。環の視界ががくんと崩れる。  
 
「んん!?」  
「環!?」  
純一は驚き、腰の動きを止める。  
「力・・・抜けちゃいました・・・」  
見ると、環が上体を前に倒し、台に身を預けていた。無理もない、絶頂の  
すぐあとに、これだけ激しくされたのだから。そしてこの体勢は、男の  
征服感をそそるアノ格好なわけで・・・  
「あ、朝倉さまの・・・また、大きく・・・」  
膣内でさらに膨れ上がる純一の肉棒。そして  
「うぉぉぉ!環ぃ!」  
「きゃっ!んあぁぁぁっ!すご・・・・いですっ!あぁっ!朝倉っ様ぁっ!」  
ぐちゃっ!ずちゃっ!ぐちゃっ  
「あっ!ひゃぁっ!あっ!わたく、し・・・・おかしくっ!うぅんっ!はぁっ!  
なって、しまいますっ!あぁぁっ!」  
「いいよ環・・・・くぅっ!おかしくなっちゃえっ!」  
ずちゅっ!ずりゅっ!ぬちゅっ!  
 
激しい律動により泡立てられた環の愛液が、台所の床をよごしてゆく。  
「ひゃぁぁっ!ぐぅぅっ!あぁぁっ!あぁぁっ!あさっ・・・・りゃあっ!  
・・・・あさくらっ・・・・様ぁ!朝倉様ぁっ!」  
「環っ・・・・ぐぅ、環ぃっ!」  
じゅぱんっ!じゅぱんっ!ぢゅぱんっ!ぢゅぱんっ!  
「朝倉様っ!んあぁぁっ!私・・・・私、もうっ!ぅあぁぁっ!」  
「うぁっ!環っ!オレもイクぞっ!出すぞっ!」  
「ひゃっ!はいっ!くださいっ!朝倉さまの、子種っ、私の・・・・膣内にっ!」  
そして純一は最後にギリギリまでモノを引き抜き、すぐに最奥部にモノ  
を突き立てた  
びゅく・・・どくんっ!  
 
「くっ!ぅあぁぁぁっ!」「あぁぁぁっ!いぃぃぃっ!あぁぁぁぁぁぁぁっ!!」  
びくん・・・・びくん  
 
純一の白き欲望は膣内を容易く満たし、次いで子宮口より子宮を満たした。  
どくん・・・・どくん・・・・  
 
射精は止まらず、ついに結合部から幾筋も吹き出した。そのすべてが、環を  
犯す。  
「ひゃぁぁぁ・・・・すごい・・・・熱いです・・・・。ひゃっ!?んんん〜っ!」  
「ぐっ!?環・・・・しまるぅっ!」  
どくっどくっ  
純一の中から精液が吹き出す度に、環は軽い絶頂に達してしまう。  
「環・・・・」  
「?・・・ん、ちゅっ、じゅる、朝倉さまぁ・・・ちゅっ」  
環の上体を起こし、そのままディープキス。口を離すと、透明な、それでいて  
銀色に輝く橋がかかってるが、すぐに崩れてしまった。  
ぬるん・・・ごぽっ・・・どろぉ・・・  
純一のモノを引き抜いたとたん、白濁したマグマが膣内から次々と溢れ、  
愛液で染みをつくった箇所を塗りつぶしていく。  
「うわっ・・・すげぇ・・・」  
「もう・・・出しすぎです。んっ・・・」  
「環、愛してる」  
「私も愛しております。朝倉さま」  
ちゅっ、と軽くキスをした。  
 
「いただきまーす」  
「・・・・・・」  
「うん、このお吸い物おいしい」  
「・・・・・・」  
「あの・・・環・・・ちゃ〜ん?」  
「・・・なんでしょう?」  
満円の笑み。しかしそれが怖い。  
「あの・・・やっぱりさっきのこと、怒ってる?」  
がたんっ!  
環が持っていたお茶碗を机に落とす。慌てて持ち直す環。  
「・・・いいえ、そのようなことはありませんよ」  
少し顔を赤らめながら、それでも静観な顔に努める環。  
「怒ってんじゃん」  
すると今度はさらに赤くなり、  
「それはっ・・・朝から、それもあのような格好でなんて、はしたない・・・」  
「環だって感じてたじゃん」  
「〜〜〜っ!?もう!他人事だとお思いで・・・しばらく外を出歩けません・・・」  
「大丈夫。みんな寝てるよ。多分」  
「多分って・・・ご近所の方々が皆、いつもより遅い朝を迎えられたことを祈ります」  
「環も可愛かったし♪」  
「もうっ!知りません!」  
ぷいと頬を膨らませ、顔をそむける環。可愛い。そんな横顔を見ながら、  
あぁ、オレって幸せ者  
なんて思う純一。  
 
とある休日の、静かな朝。  
後日、町の集会で、おばちゃんたちに囲まれていた環。顔を真っ赤にし、  
息も絶え絶え、大変なことになっていた。  
そして純一はことあるごとに、「すっぽん」だとか、漢字も読めない、瓶入り  
の栄養(?)ドリンクを渡される。少しやりすぎたか・・・。と後になって  
後悔する純一であった。  
 

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