母校の風見学園を卒業したのはもう半世紀も前のこと。今でも時折夢に出てくることが  
今見ている風景は当時のではなく今現在の風景である。机に黒板、教壇にテレビ、設備は  
すっかり変わってはいるがその機能に大きな隔たりはないようである。校舎も幾度の改築を  
経てすっかり様変わりをしているが、その雰囲気は昔と変わることはない。どうやらまた  
誰かの夢に紛れ込んでしまったようである。  
 他人の見ている夢を見てしまう能力は老境に入っても相変わらずである。正直なところ  
他人の夢など見ても大しては面白いものではない。と言っても誰かを殺したり、盗みに  
入っているようなリアルな夢はなく、また犯罪に巻き込まれたりという経験は幸か不幸か  
味わったことはない。しかし、歳を取り経験を積んでくるとその夢を誰が見ているのかが  
ある程度推測することができるようになってくる。そうなってくると仕事や日常生活の面で  
便利なことがあり、ぶっちゃけて言えば対人関係の円滑化とかに非常に有効であったり  
する。まぁ、それは昔のことで今では他人がどんな夢を見ているかを好々爺然と見るように  
なってくるわけである。特に今晩は元旦の夜、初夢の日であり、自分の願望がストレートに  
出てくる夢が多い。さて、この夢の持ち主はどんな願いを持っているのだろうか。  
 おっと、廊下の向こうからこの夢の主が来たようだ。誰であろうか・・・音姫か!  
 本校の生徒会長を務め、生徒からも教師からも信望の厚い自慢の孫である。だが何か  
違和感がある。テキパキと指示を出す姿も周りの生徒から頼りにされる様子も優秀な成績も  
間違いなく朝倉音姫の筈、だが何かが違う・・・・・・  
 夢を見ている者は夢が覗かれていることは全く気付くことのないために安全にタシロ  
できることを生かして我が孫の姿をじっくりと見る。すぐに違和感の正体を知ることが  
できた。  
 胸だ・・・・・・我が孫の胸には溢れんばかりの胸がついてユサユサと揺れていた。  
 副会長の子と並んで”貧乳生徒会”とか”生徒からの信望と教師からの信頼、そして  
胸の薄さに関してこれまでになく、またこれからも現れることがないであろう生徒会”  
とか”役員選出に際しては能力と人柄に合わせてバストサイズも考慮されている”とか  
一部のものに口さがなく言われている音姫である。  
 口では気にしていないように言っていたが実際はかなり気にしていたことは判っていたが  
これほどとは正直予想はしていなかった。音姫よ・・・わが孫とはいえ、夢の中とはいえ・・・・・・  
そのバストはいくらなんでも・・・そのサイズは萌先輩だ・・・・・・  
 男子生徒から熱い眼差しを、女子生徒からは羨望の眼差しを受けた音姫は生徒会室に戻る。  
「どうしたの、弟くん」  
 中には義之がいた。どうやらこの夢の中では生徒会の書記になっているらしい。  
「音姉・・・その・・・・・・」  
「二人きりの時は音姫でいいわよ」  
「だから・・・その・・・・・・」  
「弟くんも仕方ないなぁ」  
 音姫は義之の前にかがみ込むとズボンの前を開けてモノを舐め始める。  
 夢の中でのHというのは結構多い。夢の中なら何でも有とばかり盛り始めることが多い  
のはこの年齢の子だ。こういうとき夢を見させられるという能力は非常に困る。目のやり  
場に困るし、だからと言って止めることもまた出来ない。おとなしく見ている、それが  
自分にとって出来る唯一のことである。  
 
 諦観といえるが、まあ夢の中くらいならというのもある。昔は音夢が見知らぬ男子生徒と  
Hしている夢を頻繁に見させられた経験からそう割り切っているのだが、流石にことりや  
眞子が自分をHしている夢のときはかなり赤面した覚えがある。  
 そうこうしているうちに音姫の舌使いが上手いのか、それとも義之が早いのか、義之が  
今まさに出そうになりかけていた。  
「お・・・音姉・・・・・・」  
 義之は音姫の肩を掴んで引き離す。  
「どうしたの、弟くん?」  
「さ、最後は・・・胸で・・・・・・」  
「本当に仕方ないなぁ、弟くんは」  
 そう言いながらも音姫は制服をはだけ、自分の胸を晒す。そしてその間に義之のモノを  
挟み込んでしごき始めた。  
「どう?弟くん」  
「いい!・・・いいよ、音姉!最高だよ!!」  
「うふふふふ」  
 音姫は両の双丘を巧みに操っていく。  
ぱふぱふ、ぱふぱふ  
「音姉・・・音姉!」  
「いいのよ、イッても弟くん」  
 愛し合う二人の姿に、しかし私は涙が止まらなかった。  
 可愛い孫のためなら何でもしてあげるつもりだが・・・だが・・・・・・音姫よ、それは  
それだけはどうしても無理なんだ・・・・・・  
「出る!出るよ!」  
「出して、出して!!」  
 突然周りが暗くなり始めた。夢を見ないノンレム睡眠に移行し始めたようだ。輪郭が  
ぼやけ始めた音姫の夢が決して適うことのないことであるのに涙を止めることができ  
なかった。  
 
 いつもならフェードアウトするのだが流石初夢の日、夢が一年で一番活発なだけに今度は  
別の夢に囚われてしまう。今度も舞台は風見学園のようだ。  
 廊下を走ってくる一組の男女、その後ろから大勢の生徒が走ってくる。男子生徒に手を  
引かれて懸命に逃げる少女がこの夢の主のようだ。  
「(・・・ん?ことり)」  
 一瞬、昔の思い出が頭をよぎる。なんとなくだが雰囲気がことりによく似ている少女だ。  
「白河さん!待ってくれ!!」  
「白河さん!是非とも・・・・・・」  
 ”白河”と呼ばれるその少女の姿をじっくりと見るとやはりことりではなかった。だが  
その少女はことりと同じく学園のアイドル的存在でかつて音夢と人気を二分していたように  
学園の人気を音姫と二分している。しかし話では快活な少女と聞いていたが何処か様子が  
変である。何かつらそうな顔をして走っている。それが逃げて走り回るのに疲れていると  
いう様子ではない。  
 その少女と男子生徒は学園中を走り回り、追いすがる生徒らを巻いて体育倉庫に逃げ  
込んだ。  
「苦しそうだな、ななか」  
「だって・・・だって、義之が・・・・・・」  
「俺が何だって?」  
「変なことを・・・する・・・から・・・・・・」  
「変なことって、これか?」  
「あっ」  
 男子生徒−義之だが、彼はななかのスカートを捲くる。そこには極太のバイブが秘所と  
肛門に突き刺さっていた。  
「いやだったら外せばいいのに」  
「だって・・・」  
 言い澱むななか、義之はそんなななかに目もくれず次の行動に移る。  
「充電しないとな」  
「えっ?」  
 義之はどこにあったのか、壁にコンセントを差し込む。突然大きな唸り音が上がり、  
ななかの悲鳴が響きわたる。  
「よ、よ、よ・・・と、とめ・・・あぁぁぁ!!」  
 膣と肛門に刺さっているバイブが大きな振動を上げて唸る。  
「おっぱいが暇そうだな」  
 義之はななかの制服の前をはだける。そこにブラはなく荒縄で縛られた胸が現れる。  
「ひぎぃぃぃ!」  
 義之はななかの乳首に電極をクリップで留める。その刺激がどうやら開発されつくした  
彼女の身体に被虐的な快楽を与えていた。  
 
「白河さん、ここにいたのですか!」  
「えっ!」  
 突然の闖入者にななかは驚く。まぁ現実世界でもあんだけ大声だしてよがっていたら  
誰でも気付くに違いあるまい。快楽に溺れる身体でいきなり元に戻れといわれても反応  
しきれるはずがない。  
「白河さん、明日のミスコンにはこの服を着てください!」  
「判った、ななかは明日この服を着ればいいんだな」  
 義之はその生徒から服を受け取る。ドレスと称するその服は見事なボンテージ服で、  
ななかは躊躇している。  
「ななか、明日この服を着るんだ。そうしたらみんなの前で・・・」  
「みんなの前で・・・」  
「みんなの前でたっぷりイジメてやるからな」  
「みんなのまへぇで・・・イ、イジメへぇひゅれるの・・・・・・」  
 ななかの目は既にトロンとして正気を失っている。明日の光景を思い浮かべて新たな  
快楽に身を委ねているようであった。  
 さくらによると俺とさくらが結ばれるパラレル世界があるように俺とことりが結ばれる  
世界もあるらしい。そこで俺とことりは衆目の前で何やら及んだらしい。このななかという  
少女はことりの直系の子孫かどうかは知らないが比較的近い関係のようである。白河の  
一族は公開プレイが好きなのかな。  
 白河の一族と言えば、これもさくらの言葉だがどうやら他人の思考が読めるらしい。この  
手の能力もやはりななかは持っているのだろうか。だとすると16、7歳の小娘とは思え  
ないこのプレイの数々を仕入れていても不思議ではないだろう。しかし、そう考えると  
その能力も災難であると言える。  
「あひぃひゃが・・・ひゃのひみ・・・・・・」  
 ななかくんよ、老婆心ながらその手のプレイは引くと思うぞ。義之は・・・・・・  
 
 ここでななかの夢の輪郭が薄れていく。彼女もまたノンレム睡眠に移行し始めたらしい。  
しかし、こうも昂ぶった夢を見させられると甦ってくるというか、いつしか隠居老人の  
朝倉純一でなく、本校にいた時代の朝倉純一に戻ってしまうようだ。  
「おっ、またか」  
 ここでまた誰かの夢に引っかかってしまったようだ。しかも今度は悪夢らしい。  
 これも歳を取ってくるとその夢がいい夢か悪い夢かの判別がついてくるようになる。  
その違いは何かと聞かれると困るが、なんとなく判るというものだ。  
 今度の夢もまた舞台は風見学園、夕闇迫る教室の中で繰り広げられる。そして夢の主は  
教室にいる少女、広めのおでこにメガネをかけた知的なイメージの子である。この子は  
義之のクラスの委員長で、確か沢井麻耶とかいう子だったかな。委員長というだけあって  
真面目で、少々堅物な子という話だ。  
 その麻耶が教室の中で二人きりで佇んでいる。そのお相手は・・・またも義之!何というか  
フェロモンを放出しまくっているのか、すごくモテモテだな。さくらによるとこの俺の  
遺伝子を持っているからということだが、その話はともかく俺はここまでモテタ記憶は  
さほどない。いや・・・多分。  
 義之とその麻耶という少女は夕闇迫る教室で抱き合い、熱いベーゼを交わし(wながら  
絡み合いつつ、ことに及び始める。  
 風見学園の少女たちは欲求不満に陥っているのか、それとも何か溜まっているのか、  
エロの方向に突っ走っているのが多いような気がする。いつか学校に保護者参観に行く  
必要があるのかもしれん。  
 
 それはさておき麻耶の舐めている義之のモノ、でか過ぎ・・・断言してもいいが義之の  
モノはそれほどデカくはない。いや、それだと馬並みだ。ななかの想定した義之のモノは  
一般的日本の男子校生に近いが、麻耶のそれは明らかに想像の産物というのがわかる。  
というか、そんなもの入れたら壊れるぞ・・・・・・  
 麻耶はいくつか組み合わせた机の上に寝転ぶ義之に跨って、いわゆる騎乗位で喘ぎ始め  
る。リズミカルな腰の動きはあくまでも想像の産物でしかないことが一目瞭然ではあるが  
麻耶はそれによがり悦んでいる。  
 この好きな男とのHというむしろいい夢に近いこの夢のどこが悪夢なのか疑問を覚え  
出した頃、どんでん返しが起こった。  
 突然、教室のドアが開き、生徒たちが教室に入り始めた。  
「えっ・・・み、みんな・・・・・・!?」  
 そりゃ驚くだろう、恋人と睦みあっている最中に友人らがぞろぞろと入ってきたら誰  
だってビビるに違いない。  
 しかし驚愕しているのは麻耶だけで、クラスメイトの誰も彼女を軽蔑したり指弾したり  
せず、また麻耶の下にいる義之も落ち着いたものである。  
 麻耶と義之を囲むクラスメイトの輪の一部が開き、そこから一人の少女が入ってきた。  
「来たか、美夏」  
 義之が声をかけたのは天枷美夏、由夢と同級生だが実はロボットという曰くつきの少女で  
ある。  
 美夏は突如服を脱ぎ始める。その身体は同年代の少女と歳相応のものであるが、一箇所  
だけ異なる部分が存在していた。  
「ひっ!」  
 美夏の股間には隆々たる男性器が、義之の馬並みのモノと同じものがそそり立っていた。  
「や、やめて!」  
 美夏は麻耶の元に歩み寄り、その尻肉をつかんで肛門を舌で舐め始めた。その巧みな  
舌捌きに否定の哀願をしながらも麻耶は喘ぎ始める。  
「あーまかせっ!」  
「あーまかせっ!」  
 その様子に周りの生徒たちから天枷コールが起こり始める。美夏は麻耶の尻肉を左右に  
より分け、露にされた肛門に馬並みのモノを挿入する。  
「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」  
 膣と肛門に馬並みのモノを差し込まれた麻耶が絶叫する。  
「「あーまかせっ!あーまかせっ!」」  
 下にいる義之と後ろから責める美夏の技に未熟な麻耶の身体は翻弄され、屈辱と痛みに  
打ちのめされながら快楽に溺れる。  
「やだ・・・こんなのやだ・・・・・・やめてよ・・・お願いだからやめて・・・・・・」  
 哀願する麻耶の叫びに関わらず、義之と美夏は彼女を責め続け、クラスメイトは応援を  
する。  
「「あーまかせっ!あーまかせっ!」」  
 教室のドアには理事長のさくらと水越舞佳がこの光景を優しく見守る。  
「これこそが人間とロボットの共存よ!」  
「なんて、美しい光景なの!」  
「「あーまかせっ!あーまかせっ!」」  
「あー!あっ、あっ、あっ、あぁぁぁぁぁぁぁ!!!」  
 クラスメイトの目の前で嫌悪するロボットにお尻を掘られて絶頂に達する屈辱、その  
瞬間に夢の世界が壊れ始める。  
 
「どうやら、目が覚めたようだな・・・」  
 悪夢を見ると時折恐怖のあまり目が覚めてしまうことがある。おそらく、この少女も  
今頃は目が覚めて汗びっしょりになっていることであろう。  
 
 いくら初夢の日とはいえ、3件もの夢を立て続けに見るのは少々つらいものがある。  
しかもその全てが盛っている夢となると尚更だ。そろそろ眠りに入りたいと思うのだが、  
どうやらまた誰かの夢に引っ掛かってしまったようだ。  
 今度の舞台はどうやら我が朝倉家のようだ。家具や調度品の配置などからすると今現在の  
朝倉家である。とすると音姫の夢は既に見ているし、これは自分の夢ではない。とすると  
この夢の主は由夢ということになる。可能性としては義之やさくらということも考えられる  
だろう。もっともこのメンバー以外の夢だとそれはそれでかなり怖い。  
 時は夕方、日も落ちようかという時間帯、由夢はどんな夢を見ようとしているのか。  
「ただいま」  
 玄関から男の声がする。この声の主は父でも祖父の俺でもない。聞き覚えのあるこの  
声の主は桜内義之。はなはだイヤな予感がする。  
 義之は昔、この朝倉家にいたのだが今この家に入ってきた義之は明らかに今現在の義之  
である。  
 その声に「お帰りなさい」と返すものはいない。ただこの声に応えるかのように奥から  
この夢の主が現れる。  
 ・・・由夢よ、お前もか・・・・・・  
 奥の間から現れた由夢は頭に猫耳をつけ、首には鈴をつけた首輪、手と足には猫の手足を  
模ったグローブやブーツをつけてブラとショーツといった下着姿、歩き方は四つん這い。  
そして義之の「ただいま」に対して応えた言葉は「にゃあ」。  
「いい子だ」  
 義之は由夢に付いている猫の尻尾を力強く握る。  
「ひぐぅ!」  
 尻尾の先端はどうやら由夢の肛門に突き刺さっているらしく、それを握ることにより、  
肛門が刺激される仕組みになっているらしい。  
「さぁ来い、由夢」  
 肛虐され硬直していた由夢はそれでも義之の声に応じてヨタヨタと四つん這いで歩んで  
いく。部屋で制服を着替えている義之に由夢が声をかける。  
「に、兄さん・・・この尻尾を外して・・・・・・もう三日もトイレに・・・」  
「どこかで声がする気のせいかなぁ〜」  
「い、痛い!痛い、兄さん!痛い!!」  
 義之は由夢の尻肉を思い切り抓る。真っ赤に、爪痕がつくほど抓られる尻肉に由夢は  
大きな悲鳴を上げる。  
「離して、もう離して!生意気なことはいいませんからもう放して!!」  
「どこにいったのかな〜うちの猫は?」  
「いぃぃぃぃぃ痛い!痛いの!痛いのいや!!」  
 義之は今度は由夢の乳房を強く揉み、その乳首を酷く抓った。  
「いぐっ!いぐぅ!いぎぃぃぃぎぃぎぃ・・・・・・」  
「猫はどこにいったのかな〜」  
 義之は由夢の下着は引きちぎると彼女の身体を激しく弄る。そして由夢がどれほど泣き  
叫ぼうとその力を緩めることはなかった。  
「猫がいない猫がいない猫がいない」  
「に・・・にゃぁ・・・・・・」  
「そこにいたのか!」  
 義之はそこで由夢へのプレイを止める。  
 
「可愛い猫だ、じゃあ可愛がってやるか!」  
 義之は今度は正面から由夢を責める。酷い弄られようにも関わらず由夢の秘所は濡れ  
そぼり準備が出来ていた。この夢の中では由夢はM属性のようだ。  
「はぁ!」  
 いわゆる駅弁スタイルで抱え上げられた由夢は義之の激しい腰の動きにリードされる。  
「尻尾が邪魔だな、取ろうか!」  
「えっ!い、今取ったら・・・・・・」  
「気のせいかな、声が聞こえる」  
「いぐっ!」  
 義之は抱えた由夢の尻を再度力を込めて抓る。由夢は再度悲鳴を上げる。悲鳴を上げる  
由夢に目を細めながら義之は由夢の尻尾を抜きにかかる。  
「ぬ、抜かないで・・・抜いたら・・・・・・」  
 由夢の哀願も虚しく尻尾が抜かれる。  
「出ちゃう・・・出ちゃうよ・・・お腹の中のものが出ちゃうよ・・・・・・」  
 三日分溜まった由夢のモノが彼女に痛烈な便意を知らせる。それに対して懸命に肛門を  
閉じようとする由夢だが義之の腰の動きはそれを許さない。激しい責めに快楽を覚える  
身体は由夢の理性と制御の伝達を著しく困難にしていた。  
「だめ・・・もうだめ・・・だめ・・・どうしよう・・・部屋を・・・部屋を汚しちゃう」  
「猫は猫砂でクソをするんだ!」  
 由夢の尻の下には猫砂が置かれており、処理は万全である。  
「あっ・・・お尻が、お尻から・・・お尻しりしりしりりりりぃぃぃぃぃ!!」  
 由夢は達すると同時に体内から三日分のモノを猫砂の上に排泄していた。  
「ふぅ〜いいな、猫さんプレイは。和菓子の魔法しか教えてくれなかったけどこんな  
 いいものは何で教えてくれなったんだろう」  
 義之はぐったりとしている由夢の首輪の鈴をチリンと鳴らした。  
 ・・・待て、義之。いや由夢。俺はそんなプレイはしたことはないぞ!  
それに音夢の首に巻いているのはチョーカーであって首輪じゃない!  
大体、駅弁排便猫さんプレイなんて何処から仕入れた!?  
 ちょっと問い詰め・・・いや、下手に起こしてこの夢を覚えていると予知夢として成立  
してしま・・・がぁぁぁぁ!!  
 由夢よ、お爺ちゃんをどう見ているんだ!これは・・・えっ、何だ?何が!?  
 そうだ、このパターンは・・・目が覚めるパターンだ!!  
 
「はて?何で目が覚めたのかな・・・・・・」  
 気持ちよく寝ていたはずなのに突然目が覚めてしまった。  
「ふぅ〜寒いな」  
 どうも歳を取ると夜中に目が覚めてしまうことが多くなる。昔は他人の夢を見て、目が  
覚めてしまうことが度々あったが老齢の境地に入るととんとそんなことはなくなってきた。  
ただ、今度は今みたいに夜中にトイレに行くために目が覚めてしまうことが多くなって  
きたのだが・・・・・・  
 そう言えば今日は元旦の夜、音姫や由夢はどんな初夢を見ているのだろうか。  
「一富士二鷹三茄子っと」  
 いい初夢を見るために仕切り直しをこめて縁起のいいものを唱えながら布団に入った。  
 
<終わり>  
 

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