『・・・ぅ・・・ぅぅ・・・ぴちゃ、ちゅ・・・ウ・・・はぅむ・・・・っ・・』  
『オラッ、もっと気合い入れてしゃぶれよ』  
『そうそう。 おっと、だけどこっちも腰を振るのを怠っちゃだめだよ?』  
画面の中。  
「あ・・・・ああ・・・・・そんな・・・・・・そんな・・・」  
素人撮りの少し粗めの映像が流れる液晶テレビの中で。  
「ぉ・・・・音姫・・・ちゃん・・・・っ!?」  
芳乃さくらにとって、とても馴染みのある人物が。  
『けへへっ。 ねえ、痛い?  音姫ちゃん、痛い?』  
四つん這いの犬のような無様な格好で。  
『処女失ったばかりだもんね。 そりゃ痛いよね。 でも俺はキモチイイから良いんだよんwww』  
2人の男に挟まれるようにして犯されていた。  
 
    DCU凌辱  その3 朝倉姉妹編  
 
『もうじき・・っ、出るぜ・・・・全部飲むんだぞ、いいな!?』  
画面の中の音姫は素っ裸に剥かれていた。  
『へへ、こっちも、出してやるぞ。 っ・・・中に、ハァハァ、タップリとな!』  
『ウゥッ!?  ―――はぷっ、ぃゃぁ・・・やめて、・・・っ・・ください・・・・!』  
喉の奥まで咥えさせられていた目の前の男の肉棒から口を離し、音姫は床の上に這いつくばったまま  
肩越しに自分の女の部分を蹂躙する別の男を懇願した。  
『おい! 誰が口放していいっつったよ!? こちとらもう少しなんだ!』  
『はぁはぁ・・・うっ』  
ビュブブブブッッ!!!  
音姫の胎内で弾ける、オスの性欲。  
『うあぁっ!? ひぅ・・・ぅぅ・・・・っ!』  
初めての性行為。  
そして初めての膣内射精。  
女の子にとって大切な"初めて"が、このような形で奪われる。  
目の前が真っ暗になった。  
『ふはぁ!! へへへっ、出した出した。 音姫ちゃんの膣にたっぷりと!』  
膣内射精してご満悦の男は、今にも泣き崩れそうな音姫の顎を掴むと  
嬉しいかい? と笑顔で尋ねた。  
嬉しいはずがあるわけなかった。  
だけども音姫は泣きながら、男の言葉に頷く。  
『それじゃあダメだね。 声に出して言ってくれないと。  
 さあ、カメラの方向いて・・・』  
掴んだままの顎。  
笑顔でね〜と言いながら、それをカメラ目線に向ける。  
目があった。  
木馬の上に跨ったままのさくらと、画面の中の音姫の視線がぶつかった。  
「・・・・・・・音姫ちゃん」  
その表情は笑っていた。  
涙を流し、顔をクシャクシャにしながら。  
でもなんとか笑顔を作って、健気にも男の言うことに従おうとしていた。  
どうして音姫はそこまでして男達の言うことを聞くのか。  
聞かねばならないのか。  
『・・・・・・お姉ちゃん・・・・っ』  
それは由夢がいるからだった。  
別に脅されたわけではなかった。  
だが音姫は、自分が逆らえば由夢にも危害が及ぶことを理解していて  
文字通り体を張って大切な妹を守っているのである。  
 
自分が言いなりになれば、少なくとも注意はこちらに向く。  
その間だけでも無事でいられるはずだ。  
そのように考え、彼女は姉として  
折れそうな心を必死に支えながらも汚辱に耐えているのである。  
『おいおい、ちょっと早いんじゃない? 初めてがそんなに早くちゃ、音姉ちゃん可哀相だろ?』  
言いながら、別の男がカメラの枠内に入ってくる。  
彼は四つん這いのまま、秘穴から流し込まれたスペルマを逆流させる音姫の後ろへ回り込むと  
取り出したイチモツを彼女の胎内に突き入れた。  
ズブブブブッ!  
「はぁ、はぁ・・・・ゃぐぅっ!?」  
細い腰を掴み、処女を失ったばかりの肉穴に容赦なく突き入れる。  
『休んでるヒマはないぜ・・・・オラッ、オラァッ!』  
のっけから激しい注挿だった。  
相手のことなどお構いなし。  
叩き付けるように腰を振る。  
『い・・・っ!  はぐっ、あうっ!  くは・・・ああ゙ぁっ!』  
傾いたピンクのリボン。  
長い髪が男の抜き差しのスピードに翻弄される。  
『だから、口が留守になってるって言ってんだよ!』  
『はぐぅっ!  ぁぁ・・・ゆるして・・・ふむぐ!?』  
2人目のオトコの味を叩き込まれる音姫の顎を掴み、フェラチオを強要していた男が  
我慢できなくなったのか、頬を両手で挟み込み  
口から抜くことが出来ないようにして、己の肉欲の象徴を咥えさせる。  
今度はフェラチオではなくイラマチオ。  
彼女の口腔を性器に見立ててピストン運動を開始。  
『歯ぁ立てやがったら、前歯全部引っこ抜いてからもう一度咥えさすからな!!』  
はち切れんばかりに勃起した怒張を音姫の喉奥へと突き入れる。  
ぬっちょりとした、暖かい口腔粘膜の感触。  
カリ部分のくびれが咽頭をこすり、亀頭の先端に口蓋垂(喉ちんこ)に当たる。  
『いいぜぇ、・・・はぁはぁ、そうだ、もっと喉を締めろ』  
『ぐうぅっ!  うぐ・・・っ゙! うごぐっ、うぶぅっ!?』  
上の口と下の口で繰り返される、容赦のない注挿。  
悲しくて、苦しくて。  
呼吸さえもままならない。  
『おぁぁ――っ! オグッ、グモゥ!! ううっ! ウウゥッッ〜〜〜〜!!』  
『へへっ、いいぞ。 もうすぐ出そうだ』  
口を犯している男が、一度寸止めを喰らっていたせいか  
狭い喉穴への激しい出し入れに、すぐに限界が訪れる。  
『飲めよ、全部な―――――ぅおぅっ!』  
ビュブブッッ!!!  
喉の奥まで、食道の入り口まで亀頭を突っ込んで射精した。  
ドクンッ、ドクンッ、ビュブッ、ビュルルルドクドク――――  
『うぉぐぅっ!? ゔ〜〜〜っ! ううぅ〜〜〜〜〜〜っっ!!』  
喉粘膜にへばりつくような、とても濃いスペルマ。  
粉っぽくて苦みのあるゲル状のものが、喉奥で爆ぜる。  
食道へと直接流し込まれ、胃まで犯された気分だった。  
『え゙あ゙あ゙ぁっっ!!  うぐ――!? ゴホッ! ゲホッゴホッ、ゥゲホッ!』  
口の中に広がる、精液の味。  
鼻にまで入って咽せる。  
『ぅ゙ぐぐぐ・・・・・ぅえええぇぇ〜〜〜〜〜〜っ』  
そしてついに音姫は耐えきれなくなり、流し込まれた全てを逆流させた。  
『オイこらテメェッ! 誰が吐き出して良いっつったよ!?』  
音姫の長い髪を乱暴に掴みあげる。  
『おい! そっちのガキも早いとこヤっちまえよ!!』  
ザーメンを吐き出された男が、腹いせまじりなのか  
音姫に聞こえるようにわざと耳元で大声で怒鳴った。  
『―――ま、まって!! やめてっ、由夢ちゃんに酷いことしないで!』  
口の端から涎と精子を垂れ流しながら、音姫は男に懇願した。  
 
すると男はその台詞を待っていたかのように人の悪そうな笑みを浮かべ、  
『だったら今吐き出した分、全部舐め取れ』  
掴んでいた髪を引っ張り、床へと押しつけながらそう言った。  
頬にヌチョリと嫌な感触。  
『・・・・・・・そ、そんな・・』  
『よぅし、じゃあオマオはもういいや。 そっちのを剥いちまえっ』  
ビリビリビリビリィィ―――――ッ!!  
『きゃあああぁぁぁっっっ!!!』  
画面の外から悲鳴が上がった。  
フレーム割れしていて画面の前のさくらに姿は見えなかったが  
その叫び声の主はすぐにわかった。  
『由夢ちゃんっ!?  やめてっ!!  ・・・・舐めます、舐めますから・・・・!  
 だから、由夢ちゃんには何もしないでっ、お願いしますっ!!』  
男に縋り付き、許しを乞う。  
そして急いで床へと顔を伏せ、半ゼリー状の不潔な物体へと舌を伸ばした。  
『ん・・・・・チュピ』  
目尻に涙を溜めながら、床に垂れ落ちた白い汁を舐める。  
『んん・・・ピチャ、ピチャ、ペチャ・・・』  
コンクリートの床に溜まったそれは、ゴミや埃と混ざっていて  
舐め取るたびに口の中がジャリジャリした。  
瞳を閉じ、泣きながら。  
それでも舐め取ることは止めない。  
由夢の、大切な妹の身の安全がかかっているからだ。  
『ンン・・・、ペチャ、ヘチョ、ジュ、ズズズ・・・ピチュチュ・・・やぐぅっ!?』  
『おっとと、そのまま舐め続けて。 こっちはこっちで勝手にヤらせてもらうからさ』  
秘所を貫いていた男が腰を振り出したのだ。  
床の上を舐める彼女のことなどお構いなし。  
己の快楽を貪ることだけを考え、腰を振る。  
『やぁ・・・っ! はぅ! ・・っ・・・・あく・・・ぅあああ!』  
激しい出し入れ。  
舐め続けることができなくて、音姫はザーメン溜まりに突っ伏する。  
ねちゃり、と鼻の頭と床の上との間に引く白い粘糸。  
口の中はゴミ混じりのザーメン。  
喉奥に絡みつき、鼻孔へと突き上げてくる独特の臭い。  
後ろから覆い被さりながら責め立ててくる男の動きは容赦がなくて。  
頭の中がグチャグチャで。  
苦しくて、吐きそうで。  
それでも由夢のために懸命に舐め続けた。  
『はぁ、はぁ、そろそろ・・・・・・・・・うっ!』  
ビュブウッ!!!  
これで二度目。  
お腹の奥で何かが弾けた。  
『ぅぅ・・・!?  っ・・・ん・・ピチャ、ピチャ、ペチュ』  
自分の最奥で広がり行く、生暖かい何か。  
不快でおぞましいものを感じながらも、音姫は舐め取ることを止めなかった。  
『―――――ふぅ、出した出した。 次、誰だ?』  
『ああ、オレオレ!』  
じゃあちょっくら失礼しますよ、と次の男が音姫の白濁でズルズルになった膣へと挿入してくる。  
さすがに三本目となると、ズルリと抵抗泣く飲み込んだ。  
『ピチャ、ピチュ――ぅ゙! ・・・・くは・・ぁ・・・・!』  
身体の方は抵抗泣く飲み込んだが、心の方はまだまだ抵抗があるようで  
入れられた瞬間、舌の動きが止まる。  
息が詰まる。  
 
『うほ〜ぅ! 音姫ちゃんの中、ドロドロのグチョグチョだけどいい締まり!』  
新たに挿入した男は、しかしこれだけでは満足できないのか、  
『コレ、前から一度試してみたかったんだよね』  
言って取りだしたのは、彼女たち姉妹を拉致するときに使ったスタンガン。  
『スタンガンプレイって知ってるかい? 犯ってる最中に女に使うと、すげぇ締まるって話なんだぜ?』  
気絶したら由夢ちゃん輪姦すよ、と脅しながら男は音姫の首筋に宛う。  
出力は最小で。  
『――ふはっ、や・・!? やめてくださ・・キャアアッ!!!』  
バチイィィッ!!  
白いうなじで飛び散る火花。  
音姫の目の中でも火花が散った。  
四肢の力が抜ける。  
這いつくばるような格好で床の液溜まりを舐めていたが、耐えきれなくなり  
薄汚れたフローリングに顔ごとキス。  
顔や髪に汚液が付いても、どうすることもできなかった。  
『うはww ビシビシ締まる!』  
男は嬉しそうに腰を動かす。  
電気ショックで筋肉が緊張・収縮した音姫の膣はとても良く締まり  
つい先程まで処女だったことも相まって、気を抜くとすぐにでも絞り取られそうになる。  
『じゃあもう一度〜♪』  
『!? ・・・っ・・・ひゃ・・ひゃめへ・・っ・・・・ひゃへぇ〜』  
舌まで麻痺してしまっているのか、変な声しか出なかった。  
『ひゃひゃひゃ、何言ってるのかわかんねぇぜw』  
『早くしてほしいっい言ってるんじゃないっすか?』  
『そうかそうか、そりゃ悪かった・・・な!』  
バチィィ!!  
『っっっ!!   ・・・ぁ・・・・ぐ・・・・・っ』  
再び音姫の柔肌の上で火花が散った。  
今度はフトモモ。  
性器に近いヶ所の方が、より締まると考えたのかもしれない。  
『ほ〜ら、どんどんいくぜ〜w』  
バチッ!!  
バヂッ!  
バチィッ!!  
バチチッ!  
プラスとマイナス。  
二つの小さな牙を押しつけ。  
何度も、何度も、何度も。  
音姫に電気の雨を降らせる。  
『――っ!  ・・・!!  ・・・・っっ!』  
もう声もでなかった。  
――――チョロ、チョロチョロッ、プシャアアァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜  
しまいには泡を吹いて小便まで漏らして、ついに音姫は気を失ってしまった。  
低出力に搾ってあるとはいえ、幾度と泣く電気ショックを浴びせられては  
身体も意識もさすがに持たなかったらしい。  
『あらら、気絶しちまいやがんの』  
『さっき言ったこと、覚えてるのカナ、カナ?』  
『気絶したってことは、妹はどうなってもいいってことかぁ?』  
『見捨てられちゃったか。 ひひ、可哀相にねぇww』  
なら仕方がない、と男達は今度は由夢の方を振り向いた。  
しかも一斉に。  
『―――ヒッ!?』  
息を飲む由夢。  
姉の凄惨な凌辱をさんざん見せつけられたせいか、すっかり怯えきり  
破かれた胸元を庇いながら後ずさる。  
 
けれどもすぐに壁にぶつかってしまい、逃げ場は失われた。  
部屋の中の由夢意外の全ての人間は、誰もが薄ら笑いを浮かべていて。  
救いの手はどこからも述べられそうになくて。  
代わりに差し伸べられたのは、凌辱という名の魔の手だった。  
『い、いやあああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!』  
『へへっ、無駄無駄』  
『おい、そっち足押さえろよっ』  
『いぎゃっ!? 何しやがるこのクソガキ!!』  
『やだああっ、嫌あああぁぁっっ!!!』  
『うるさいから口押さえてくれ』  
『うぎっ!  手ぇ噛まれた!』  
殴る、蹴る、引っ掻く。  
ひっぱたいて、噛み付いて。  
由夢は暴れて、暴れて、暴れて。  
精一杯抵抗を試みた。  
逃れようとした。  
だけども悲しきかな。  
獣欲剥き出しの大勢の男の前ではほとんど無力で。  
あっという間に押さえつけられてしまった。  
『やめてぇっ、助けてっ!! 誰かっ、兄さんっっ、兄さぁんっ!!』  
手も足も押さえつけられ、解剖の時を待つ実験用の蛙のようにされる由夢。  
しかしどうやら、彼女は犯されるだけでは済まないようだった。  
『おい、もうちょっと足首の方を持ってくんねぇか・・?』  
低く、静かな怒りを湛えた声がした。  
右足を抱えて押さえていた男が振り向く。  
するとそこには、仲間の一人が立っていた。  
しかも頬に深い引っ掻き傷を作って。  
『痛かったぜ、このクソアマ・・・』  
おそらくは由夢を取り押さえるときに出来たのだろう。  
血の滲む頬の傷を左手でさすりながら、スカーフェースとなった男は  
ゆっくりと動けない由夢に近づく。  
右手に金属バットを携えて。  
『・・・・そのまま、押さえててくれな』  
そう言うと、男は静かに右手を上げる。  
バットを持ったまま。  
そして、力任せに振り下ろした。  
メシャッ・・・!  
何かがひしゃげるような、鈍い音。  
由夢の右足の膝。  
左のそれと比べると、随分と形が変わっていた。  
半月板が陥没。  
そしてその部位から先が、普段は絶対に曲がらない方向に曲がっていた。  
 
 
『―――――っっっっっうわああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!』  
スピーカーが割れんばかりの悲鳴。  
「やめてえぇぇぇぇぇ――――――――――っっ!!!」  
それにさくらの悲鳴が重なる。  
「やめてぇっ、もうやめてよっ! こんなの・・・・こんなの酷すぎるよ・・・・・・」  
もう、見続けることはできなかった。  
俯き涙を流しながら、さくらはかぶりを振る。  
まるで現実を否定するかのように。  
「はんっ、こんなの序の口だぜ? まあこのメスガキの輪姦は長いから  
 飛ばして最後だけ見せてやるぜ」  
俯いたさくらの片方だけ解けずに残っていたツインテールを掴んで  
上を向かせながら言うその男の頬には、由夢に付けられた深い掻き傷が残っていた。  
 
リモコンを操作し、チャプターを送る。  
そして最後のシーン。  
『――ちゃんっ、由夢ちゃんっ!! しっかりしてぇ!!!』  
いったい何人の男達に貫かれ、欲望を浴びせられたのだろうか。  
画面の中では、全身汁まみれになりながら  
力無く横たわる一人の少女を抱き起こす音姫の姿が映し出されていた。  
どうやらこの部屋にいるのは彼女ら二人だけのようだった。  
男達の姿はどこにも見えない。  
ただビデオカメラだけが、機械的に彼女らの姿を映しだしているのだ。  
ぐったりとして動かない少女は、抱き起こして必死に呼びかける彼女の妹。  
由夢も姉に負けず劣らずドロドロで、顔も身体も  
汚れのないところを探すのが困難な程だった。  
しかもどちらかというと、由夢の方が姉のそれよりも酷かった。  
濁液まみれなのは二人とも同じ。  
だがしかし、由夢の方は足は両方とも途中からあらぬ方向に曲がっていて  
明らかに骨が砕かれていることが見て取れた。  
そしてもう一ヶ所。  
『ウック・・・・・こんな・・・っ、ひど・・・酷いよ・・・』  
妹の股の間。  
そこには彼女の足を奪ったバットが、性器へとねじ込まれていたのだ。  
しかも太い方が。  
『由夢ちゃん、しっかりしてぇ・・・っ・・いま、抜いてあげるから・・・』  
泣きながら。  
震える声と震える手で、女の子の大事な部分へとめり込まされた金属の棒を引っ張る。  
『っ・・・・ど・・して・・・っ、どうして抜けないの・・っ!』  
スペルマでベトベトの手。  
それでもしっかりと握って。  
一刻も早く抜いてやろうと、苦痛から解放してやろうと懸命に引っ張る。  
だけどもそれは打ち込まれた楔のようにビクともしなくて。  
『抜けてっ・・・・抜けてよっ・・・グズッ・・・・おねがいだからぁ・・・・』  
子供のように涙をボロボロとこぼしながら、必死にバットに縋り付くようにして引き抜こうとする。  
そうこうするうちに何か使える道具はないものかと部屋の中を見渡して  
これに気付いた。  
ビデオカメラ。  
彼女たち姉妹の痴態を余すことなく記録した、忌まわしき記憶媒体。  
『・・・っ!』  
音姫はヨロヨロと立ち上がり、カメラの前まやってでくると  
いきなり画面がぶれてあらぬ方へと向いた。  
おそらくは、彼女が苛立ち紛れに蹴り倒しでもしたのだろう。  
そして映像は、ここで終わっていた。  
 
「面白かったかい?」  
陳腐な皮肉だな、とさくらは思った。  
「だけどな、こいつらだけじゃないんだぜ」  
リモコンを操作していたのとは別の男が、三角木馬の責め苦に耐えるさくらの元へとやって来た。  
手に何かをぶら下げて。  
「―――これ、何だかわかるか?」  
そう言うと、男は肌色の棒きれを差し出した。  
 
つづく  
 

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