「――――っい、いやだぁっ! ちょっと、何するの!?」
さくらの両足に足枷が取り付けられた。
枷から連なる鎖の先には、魔法の力を封じるための巨大な黒い鉄球。
>>241はツインテールの片方をむんずと掴むと、そのまま力任せに地面へと引きずり倒した。
すかさず馬乗り。
さくらの両手を頭上にまとめあげて片手で押さえつけ
残った手で服の胸元をむしり取ると、起伏のほとんどない幼女のような胸が露わになった。
外気に晒される桜色の二つの突起。
ノーブラだった。
「へっ、いい貧乳だ。 魔法の力は封じさせてもらったぜ。
これでお前はただの非力な小娘だ。 おい、誰か下半身を頼む!」
慎ましやかな胸に手を置き、その滑らかな肌の感触を楽しみながら
>>241は仲間に呼びかけた。
「はい、任かせて下さい!」
しかし、>>241の言葉に元気良く答えたのは一緒に来た仲間ではなく
Meid in 天枷研究所のメイドロボ・天枷美春だった。
さくらにも負けないぐらいの無い乳を恥ずかしげもなく晒す彼女の股間には
黒いビキニタイプのショーツ。
そしてその股間部には、勃起時の男性器を模して造られたプラスチック製の張り子。
「美春のバナナは美味しいですよぉ〜♪」
「え? なっ!? ちょっ、ま、おま・・・アー!」
尻の穴を美春に掘られ、悲鳴とも喘ぎともつかぬ声を上げながら
>>241はそのまま美春と共にさくらの上へと覆い被さるように崩れ落ちた。
「うわわっ!? お、重いよ〜〜〜っ!」
カチャ、カチャリ
「おいおい、何やってんだよ」
なかば呆れるような声色。
美春と縺れるようにさくらの重石となった>>241を後目に、>>243はその間に
手早く獲物の少女の手にも鉄鎖封印結界魔法を施す。
「これで動けないし魔法も使えない。 いい気味だぜw」
全ての抵抗が封じられた少女をあざ笑うかのように見下ろす>>243。
「っ! いったい何を、ボクが何をしたと言うの!?」
ジャラリ、と四肢の先に取り付けられた鎖を鳴らしながら、唯一抵抗が許された口で
この理不尽な仕打ちに対しての抗議を述べる。
「・・・あ? 『いったい何をした』だと・・・?」
見下すような笑みで彩られていた>>243。
しかしさくら台詞を聞いたとたん、彼の眉間に縦皺が寄った。
「く・・・・! このクソアマ―――!」
みるみるうちに歪みだした>>243の表情。
行き着く先は、羅漢像のような怒りの形相。
「てめぇっ、自分が今までしてきたこと、解ってねぇのかよ!!」
・・・グッ
「あ゙ぐぅッ・・・!!」
>>243は地面に仰向けに繋がれたままの
すぐにポキリといってしまいそうなほど細い彼女の喉元に靴底を下ろした。
そのまま体重を掛ける。
「ウグ・・・ッ! ゥゲェ!!」
カッと目を見開き、さくらは陸に水揚げされ数分間放置された魚のように口をパクパクとさせる。
「てめぇの使った魔法のせいで世界や歴史に"歪み"が出ちまっててることに
気付いてねぇのかよ、このメスガキはっ!!」
彼女の喉にを乗せたままの足。
今度は体重だけでなく回転も加える。
グリグリと。
「あが・・・っ! っ・・・っっ!!」
溢れる涙。
もう声も出せなかった。
「っ・・・ぐ・・・・・・・が・・・・っ・っっ・・・!!!」
あわや潰れる寸前まで踏まれていた靴底が、突然どけられた。
「―――――っぁ゙はぁっっ!! ゲハッ、ガハッ、ゴホゴホッ、ゲホッッ!!」
咳込むさくら。
息の出来ぬ苦しみからの解放。
靴後の残ったままの喉で、精一杯、胸一杯に酸素を取り入れる。
呼吸を繰り返す。
涙を流しながら。
「ケッ、どうしようもねぇな、このチビジャリは・・・・。
だがこのまま殺すだけじゃ生ぬるすぎる」
>>243は必死に呼吸と苦しみの喘ぎを繰り返すさくらの髪の毛を乱暴に掴み上げると。
「今まで世界が味わった苦しみを、お前にも味あわせてやる!!」
耳元で怒鳴り、幼い顔立ちの少女の頬へとツバを吐き掛けた。
彼女の祖母によって初音島に植えられた、人々の願いを叶えると言われる枯れない桜の樹。
その樹が生み出す見えない力が、本来あるべき歴史や世界の姿に何かしらの影響を与えてしまい
結果、歪みを生じさせてしまっていた。
因果応報とは良く言ったものである。
そして今、最もそれらを狂わせてしまった彼女に対して
陵辱という形で報いられようとしていた。
ちなみに、>>241の尻にはまだ美春のバナナが刺さったままだった。
ちゃんちゃん
「よう、元気にしてたかい?」
扉が耳障りな音を立てて開く。
部屋の中に入ってきたのは、芳乃さくらをこの部屋へと監禁した>>243だった。
「っ! こんなところにボクを閉じこめて、いったいどういうつもりなの!?」
両手両足は大の字に。
フローリングの冷たく硬い床の上に直に転がされたまま。
さくらは自分をこんな目に遭わせた相手を怯んだ様子もなく睨め付けた。
手足に填められた鉄枷の先には、魔法を封じるための巨大な鉄球。
自由にならない四肢を動かすたび、身じろきする度に鎖が重たい音を鳴らした。
「ほぉ〜? ここに閉じこめて3日も経つってのに、まだそんな口が利けるなんてな」
感心と嘲笑の入り交じった声で、身動きの取れない少女に視線を落とす。
さくらの格好は連れ去られた時そのままの状態で、手足の枷は言うに及ばず
>>241に引き裂かれた服の胸元も剥きだしで、隠すことも許されずに
三日三晩のあいだ放置されていたのだった。
「ヤッホー、失礼しま〜す」
「どれどれ・・・・おおっ! 本当にいるよ!!」
「何を今更当たり前のことをw」
「しかしさくらタン、ちっせーな〜」
ドヤドヤドヤドヤ・・・
油がさされなくなって久しいのか、軋んだ音を立ててまた扉が開いた。
ゾロゾロと入ってきたのは数人の男達。
彼らの手には何かの機材や、コンビニのビニール袋が握られていて
小型の折り畳み式台車を押している者までいた。
「―――さて、と」
さして広くもないこの部屋に、面積に対して明らかに過多と思われる人数が詰め
服が乱れたまま動けない少女をぐるりと取り囲んだ。
「じゃあそろそろ、世界が受けた"痛み"を味わって貰うとするか。 やってくれ!」
リーダー格の>>243が仲間に指示を飛ばすと、転がるさくらの両脇に左右一人ずつ男がしゃがみ込み
その二の腕を両手で掴み上げると強制的に上体を起こさせた。
ジャラリと鎖が鳴る。
足枷はそのままに、手枷の方だけを一旦外して
細くて華奢なさくらの腕を後ろ手に縛りなおした。
足にはまだ魔封じの重りが付いたままだったが、両腕を抱えた男達は
二人がかりだということもあるのか、まるで重さを感じないかのように楽々と小さな身体を抱え上げると
ある物の上へと導いた。
「ようし、じゃあ下ろしてやろうぜ。 ゆっくりと、な」
さくらが担がれて移動させられたその先。
鉄球を引きずった状態で連れて行かれた真下には、木で造られた三角形のオブジェ。
「ゃ・・・・、な、なに・・・を・・・・?」
ゆっくりと下ろされ・・・・・途中で止められる。
突端に当たるか当たらないかの、ギリギリの位置だった。
丁度股間部が当たるであろう場所は、刺さりそうに鋭利ではないものの
わざと尖った形に設えられていて、ここに座れば自分の身体が一体全体どうなるのか
想像力の欠片も持ち合わせていれば、容易に解ることだった。
「あれれ、これが何かわかんないのかな? 三角木馬を知らないなんてwなんという初心者w」
>>256がさくらの反応を楽しむかのように言うと。
「すまん、俺二年くらいSMやってるくどよくわからんw 説明頼むわwww」
>>263がおどけた調子で返した。
「へっへっへ、じゃあ知らない人もいるみたいだし、ここは実地説明(習うより慣れろ)とでもしゃれ込みますか。
これはねさくらちゃん、こうやって使うものなんだよ・・・☆」
言って、わざとらしく>>256はさくらの顔を覗き込むと
抱えていた仲間に合図を送った。
「・・・・・・・w」
「・・・・・w」
さくらを支える男二人は目で頷き合うと、同時に彼女の二の腕から手を放した。
「・・・・や、やめ――――ひぎゃっ!?」
小柄で見た目同様に体重も羽根のように軽いのだろうが、やはり地球の引力というものは
存在するもの全てに等しく、相応にかかってくるもので
木馬の尖った背までは落下する程の距離さえもなかったが、男達の支えが消えた瞬間
彼女は全体重を股間の一点で支えるはめになった。
「だけど、三角木馬のお楽しみはこれからだよん♪」
>>256は鼻歌でも歌い出しそうなほど楽しそうにコンビニ袋をゴソゴソと漁る。
取り出されたのは、なにやら重量感溢れる
ホームセンターのスポーツ用品のコーナーでよく見かける鉄の塊。
グリップの両端に取り付けられた、見るからに重そうな丸い球体。
鉄アレイだった。
それをさくらの両の足首へと結わえ付ける。
手をどける。
鉄アレイの重さは一つ頭3.5s。
左右で合計7s。
そのウエイトの分だけ重力に従い、下方向へと引っ張られた。
「ィギッッ!? い゙・・・・!!」
股間にかかる、自重プラス7sの分の追加重量。
当然悲鳴が上がった。
「痛いっ! ひ・・ぐ・・・ぅ゙・・・・・さけっ、裂けちゃ・・・・あ゙がぁっっ!!!」
喉の奥から絞り出される声。
振り乱されるツインテール。
目尻から涙が飛び散った。
「・・・・フン。 このぐらい、世界が受けた痛みに比べたら・・・!」
男の一人が泣き叫ぶさくらの肩を掴み、押さえつけた。
「〜〜〜〜〜〜――――っっ!!! あ゙・・・・・・ぐぁぁ・・ぁ・・・っ!!」
痛烈な衝撃が股間部を襲う。
声にならない悲鳴が喉の奥から絞り出される。
気を失いそうになった。
「・・・・おっとと。 へ、気絶して楽になろうなんて、虫が良すぎるぜ」
前髪を掴んで引き起こし耳元で低い声で言うと
苦痛に歪み涙の伝う頬を思いっきり張り飛ばした。
「ふぐっっ!!」
乾いた音。
短い、蛙が踏みつぶされたような悲鳴。
平手一発。
さくらの小さな身体は、たったのそれだけで
重さのない千代紙で折られた奴(やっこ)のように
吹っ飛ばされて木馬から落ちた。
両腕が縛られているため防ぐこともできず、フローリングの床に顔からダイブ。
右側の頬骨と頭が痛かった。
「ぅ・・・・ぐぅ・・・・っぐず・・・・っ・・・・!」
股間部への一点集中した痛みに比べれば、ビンタと床への頬ずりの方がまだマシだったが
痛いことには変わりがない。
祖母譲りの碧眼は痛みのために歪み、熱い滴りが後から後から涌いてくる。
頬を伝う。
鼻の奥からも何かが涌いてくる。
鼻水とは別の、もっと熱くてドロリとしたもの。
それは真っ赤な滴りだった。
「おいおい、何やってんだよ」
「おっとっと、わりぃわりぃ。 つい勢い余っちまったぜ」
さくらを張り倒して流血させた男が、苦笑いを浮かべる。
「なあ、そろそろアレ、見せてやろうぜ」
「そうだねぇ、このためにさくらタンを飲まず食わずのトイレもナシで
3日もほったらかしにしたわけだし。 そのお詫びも兼ねて・・・w」
倒れたまま色々な物を流し続ける少女に、蔑みと意地の悪い笑いが浴びせられた。
プラス7sされたさくらを木製の特等席へと戻し、部屋へと運び込まれた薄型の液晶テレビに
ビデオカメラから延びる赤・白・黄色の端子が接続される。
「けけけ、いつまでも泣いてるんやないで。 面白いもん見せたるから画面見いやw」
「さぁて、次回のらき☆す・・じゃなかった、街でゲットしてきた素人美人姉妹の裏ビデオの始まりだ」
29インチの液晶画面。
真っ暗な画面に一瞬だけノイズが走る。
「・・・・っ・・・・ぐ・・・・・・っ・・」
股間の痛みは相変わらず。
それでもなんとか顔を上げ、さくらは画面を見た。
「・・・・・・・・ぁ・・・・ぁぁっ・・・! そ・・・・んな・・・・っ!?」
眼孔かっぽじってよく見ろて言われたディスプレイに映っていたのは、さくらのよく知っている人物。
隣の家で暮らしている、義之が何かと世話になっている二人の少女。
素っ裸にひん剥かれてベッドの上であられもない格好で犯される
朝倉音姫と朝倉由夢の姿だった。
つづく・・・?