ワガイモウトギミハ、イッタイナニヲカンガエテイルンダ・・・  
 今日は立春の前の日、つまり節分の日だ。節分といえば、そう"豆まき"の日だ。子供の頃は  
家族揃って、隣のさくらも交えて大声で豆を撒いていたけどこの歳になればかったるいだけだ。  
 お堅い音夢は豆まきをしようとうるさく言うが、水越邸や月城邸と比べるべくもないまでも、  
朝倉家は小さい方ではない。いや両親が長期不在の学生二人にとっては正直大き過ぎる  
くらいだ。そんなところをたった二人で豆を撒くのはかったるいを通り越して一仕事だ。そんな  
わけで毎年毎年うるさく言う音夢に付き合って、ほんの数箇所だけ豆を撒いてばっくれるのが  
常である。それは今年も同じだろうと家に帰るまで思っていたんだが・・・  
「・・・お、おかえりなさい」  
「・・・ね、音夢・・・・・・その格好はなんだ?」  
「えっ・・・お、鬼だけど」  
 鬼・・・言われてみれば、我が愛妹の頭には申し訳程度に小さな角が付いている。  
「なぜ・・・?」  
「せ、節分だから・・・何かおかしい?」  
 節分に鬼は別におかしいものではない、いやむしろ正しい組み合わせだ。問題なのは  
その鬼の装束だ。  
「おかしくないよ」  
 音夢自身もその装束がおかしいのは判っているはずだ。言葉こそ、"何か問題ある?"と  
いう感じだが、顔から身体まで全てが真っ赤になっているのが何よりの証拠だ。  
「お・・・おかしくないよね・・・・・・別に」  
 音夢の格好、それは一昔前のマンガであった"鬼"の宇宙人の姿、虎縞ビキニの姿だった。  
肩紐なし、いささかローレグ気味の超ビキニだ。  
「だから・・・豆撒こ」  
「ちょっと待て、音夢」  
「な、なあに・・・兄さん」  
「なんで、そんな格好しているんだ?」  
「節分だから・・・鬼はおかしくないでしょ」  
「いや、なんでそんな鬼・・・誰の発案だ?」  
 こんなことを言うのは杉並かと思ったが、音夢がヤツの言うことを聞くはずなどない。まじめな  
眞子は違うだろうし、さくらとも違うだろう。  
「彩珠さん」  
 ・・・納得した。  
「だから、豆を撒こうよ。兄さん」  
「・・・その格好でか?」  
「そ、そうよ兄さん」  
「いや・・・だからな・・・・・・」  
「もう!じゃあ、一人で撒くから!!」  
 怒った音夢は背を向けて外に行こうとする。その姿を見て、激しく驚いた。  
 お尻が隠しきれていない!  
「待て、音夢!どこへ行く!?」  
「外!」  
「なんで!?」  
「"鬼は外"だから!」  
 正直言って訳がわからん。  
「外は寒いぞ!」  
「コート着るから問題ないわよ!」  
「その上にか?」  
「そうよ!」  
 コートの下に超ビキニ・・・それじゃ痴女だ。  
「わかった!俺も撒くからそれだけはやめてくれ・・・」  
「兄さん、ありがとう!」  
 いささか嵌められたような気がする・・・・・・そんな理由で今年の節分は豆を撒く破目となった、  
超ビキニのコスプレをした妹と。  
 
 
「鬼は〜外〜!」  
「福は・・・うち・・・・・・」  
「兄さん、もっと元気よく撒かないと!!」  
「・・・わかってる」  
 豆まきができてご機嫌な音夢とは対照的に俺のほうはうわの空だった。音夢の  
大胆なビキニを見せられては気もそぞろになるのは当然のことだ。明らかにサイズの  
合っていないビキニがそれに輪をかける。今すぐにでも押し倒したい欲望に駆られる  
のを何とか我慢するのがやっとのこと。そんな俺の気も知らず、音夢は嬉しそうに  
豆を撒く。ここいらの家で豆を撒いているのは昔ながらの家と子供がいるところだけだ。  
少なくとも俺らの世代の人間で豆を撒いているのはいない、いやワンコは嬉々として  
やりそうだな・・・  
「鬼は〜外〜!!」  
 音夢は元気に豆を撒く、というか鬼の役が"鬼は外"と言うのはアレではないのか?  
「じゃあ、次はここ!」  
 そう言ってやってきたのが俺の部屋。玄関はもちろん、勝手口から音夢の部屋、そして  
普段は使わない書斎の窓まで家じゅうの開口部に全て豆を撒き終えて残ったのがこの  
部屋だけだった。  
「じゃあ、念入りにいこう」  
 音夢は更に気合をいれる。そして、ベッド横の窓から威勢よく豆を撒く。  
「鬼は〜外〜!鬼は〜外〜!!」  
 さくらが侵入してくる窓から豆を撒く音夢の姿に何か鬼気迫るものを感じる・・・  
それになんか"鬼は外"しか言ってないし。  
 しかし、問題なのは豆を撒く音夢の姿だ。俺のベッドの上に四つん這いになり、お尻を  
こっちに向けていた。音夢の半分しか隠れていない尻の割れ目が非常にそそる。もう限界だ・・・  
「兄さんも豆を撒いて」  
「音夢・・・鬼は豆に弱いんだな・・・・・・」  
「?そうだけど」  
「・・・そうだよな」  
 俺はそう言いながら、豆を取るふりをしてベッドの下に隠していた手錠を取り出す。  
「鬼は〜〜〜ここっ!」  
「きゃっ!」  
 俺は豆を撒こうと見せて窓を閉め、そのまま四つん這いになっている音夢の上からベッドに  
押し付け、両手を後ろ手に手錠を掛けた。  
「鬼、捕まえた!」  
「に、兄さん!何悪ふざけしてるの!!」  
「鬼は征伐しないとな」  
 俺は音夢の身体を縄で縛った。いつの日にかと本を見ながら練習していたのがようやく  
役に立った。  
 
「痛い・・・兄さん」  
 後ろ手に胸を強調するような芸術的な縛りをされた音夢が呻く。  
「じゃあ、鬼退治」  
 音夢の乳首をつまむとそのまま虎縞ビキニのブラごとクリップで留める。  
「痛い!取って!兄さん、取って!!」  
 だが、そんなことなど無視して俺は音夢のパンツをずらした。そして、音夢の大事な  
箇所を舐め、そのクリトリスをつまんで愛撫する。  
「あぁっ!ふぅあっ!!」  
 何度も開発した音夢のポイントは知っている。こんな状態にされながらも喘いでしまうほど  
にだ。いや、これで新たな世界に目覚めるかもしれない。  
「やはり、鬼は豆が弱い・・・」  
「兄さん・・・こんなのはいや・・・・・・普通に」  
「鬼には豆だな」  
 調子に乗った俺は更に悪戯を加速させる。  
「今度はここに豆を撒こう」  
「にっ、兄さん!?そこは・・・」  
「鬼は〜外〜」  
「ひゃうっ!」  
 俺は音夢の肛門に豆を入れた。慣れない異物を入れられた肛門は反応し、音夢を苦しめる。  
「痛い!痛い!入れないで、そんなもの入れないで!!」  
「鬼は〜外〜」  
 哀願する音夢を無視して、どんどん肛門に豆を入れていく。  
「兄さん・・・非道い・・・・・・」  
 何個入れたか途中から判らなくなったが、結構入ったみたいで音夢が苦しそうだった。  
「じゃあ気持ちよくさせてやる」  
 俺は音夢の中に自分のものを挿入させた。  
「うおぅ!」  
 音夢の膣越しに豆が感じられ、不思議な感触とともに今までにない快感を俺に与えた。  
そして、それはどうやら音夢も同じらしく、今までとは異なる声を上げ反応していた。  
「くうぁぁぁぁぁぁ!!!」  
 尋常でない音夢の反応に驚きながらも、俺は腰の動きをやめない。  
「兄さん兄さん兄さん」  
 前後に激しく動く俺のモノに音夢は過激に反応する。クリップ越しに胸を揉みしだき反応を  
加速させる。  
「(まずい)」  
 その予想外の気持ちよさに俺の方も過剰に反応していた。いつもよりも速いタイミングで  
発射してしまった。  
「くっ!」  
 音夢の中に思い切り精を注ぎ込む。だが、音夢の方はまだ達成していなかった。  
 抜き去った俺のものをボウと見つめていた音夢は、そのうち身体を起こしてそれを舐め始めた。  
「兄さん・・・もっと・・・退治してください・・・・・・」  
 
 結局、翌日が日曜とあって朝まで"鬼退治"をし続けた。いささか調子に乗りすぎたと反省  
したが、驚くことに音夢は怒っていなかった。いや、むしろ上機嫌といえるくらいであった。  
「音夢・・・あのう・・・・・・」  
「なあに、兄さん」  
 優しいHとかはまったくなく終始SMだったし、ななこから借りたという虎縞ビキニは俺の精と  
音夢の液とでドロドロになり洗って返すどころか弁償しなければならない程に汚損されていた。  
そして音夢の肛門の中には昨日の豆がまだ入っていて取れていなかった。にもかかわらず、  
鼻歌交じりで不気味なほどに機嫌がよかったのである。  
 ここまで来るとかえって怖い。トイレットペーパーが切れかけていることを理由に買い物に  
出て一事退散を決め込もうとした。そして、出かけようとする俺に音夢は語りかけた。  
「兄さん」  
「な、なんだ・・・音夢」  
「昨日・・・危険日だったんだ」  
 その言葉に、昨日何回音夢の中に出したのかが頭の中にカウントされ始めた。そして呆然と  
する俺に音夢はこう呟いた。  
「鬼は"外"だよ、兄さん」  
 
<終わり>  
 

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