「音夢ちゃん見てみて? 白河さんのお肌スベスベだよ〜♪ ツルツルのお手でうらやましいにゃ〜♪」
子供のような小さな手で、芳乃さんが手のひらをスリスリと触ってきます。
それに合わせるように、背後に立っている音夢さんも私の髪をサワサワと撫でてきました。
「髪もサラサラでとってもキレイ……これなら兄さんもさぞ喜んだでしょうねぇ?」
「………………」
突然ですが、わたし白河ことりは窮地に立たされています。
朝倉くんと付き合い始めてから、もうすぐ1年。
音夢さんが看護学校へ行くため島を離れ、同じころ芳乃さんもアメリカに帰ってしまった……そのちょうど1年後に、私と彼の関係は変わりました。
ずっと一緒に暮らしていた妹がいなくなり、可愛い幼なじみまでもが自分のそばを離れてしまったことに朝倉くんは寂しさを感じていたようでした。
ある日、突然の大雨でズブ濡れになってしまった私は朝倉くんの家に泊めてもらったんです。
そしてその夜、私は彼を慰めてあげたんです…………体で。
朝倉くんは最初拒みました。
俺を昔から想ってくれている音夢がいるから。 俺をとても愛してくれているさくらがいるから、と。
けれど私はそんな声も聞かず、彼のクチビルを奪うとその体をむりやりベッドに押し倒したんです。
その後は……もう……。
そうして彼と淫らな関係になって、その後も私は彼とただれた行為を続けました。
そしてちょうど1年が過ぎた頃……ついに彼女たちが帰ってきたんです。
私がもっとも恐れていた音夢さん……そして芳乃さんまでもが……。
「白河さんったら、たった2年で綺麗になりすぎだよね〜♪ どうしてこんなに大人っぽくなっちゃったのかにゃ〜?」
ネコのような鋭い目で、芳乃さんが私の顔を覗き込んできます。
そこにははっきりと、憎悪のような感情が込められていました。
「どうしてでしょうねぇ? なにか『大人になるようなこと』でもしたんですかねー?」
ニコニコとした笑顔でそう口にする音夢さん。
けれどその笑顔には、あきらかに私に対する黒々とした感情が見えます。
今日は『お二人に招待されて』、朝倉くんの家に夕ご飯をごちそうになりにきました。
そしてついさっき夕食を食べ終えた後、急に眠くなったと朝倉くんは2階に上がっていってしまいました。
私と音夢さんと芳乃さん……この危うい関係の女3人を、リビングに残して……。
「ほんとに……まさか白河さんと兄さんがそんな関係になってたなんて、ビックリですねぇ♪」
「ご、ごめんなさい。 ずっと言おうと思ってたんです……け、けど」
「けど、なんです?」
「けど、そ、その……」
そんなことを言ってしまったら、何をされるかわからなかった……なんて口が裂けても言えません。
私はあいまいに看護の勉強の邪魔をしたくなかったから、なんて偽善的な言葉を返しました。
「ふぅ〜ん、そうですか。 私のことを考えてくれたんですね〜?」
「は、はい」
「そう、そうなんですか〜」
にこにこ笑顔のまま、音夢さんが私の体を後ろから抱きしめてきます。
両方から回された手がそのままシュルリと体に巻きついてきて、それが徐々に胸のあたりに上ってきます。
「あ……音夢さん、な、なにを」
慌てる私も無視して、彼女のしなやかな指が服の上の乳房を掴みます。
「ひゃん! あ、あぁ……」
「ずいぶんおっきいですね、白河さんのおっぱい」
耳元でやんわりと囁きながら、音夢さんはそのままモミモミと乳房を揉んできました。
「はぁ……あぁ、や、やめてください……こんなこと……」
彼女の指がグニグニと食い込み、少し痛いくらい乱暴に私のおっぱいが揉まれていきます。
「あらあらこんなに、手のひらにおさまりきらないですねぇ〜?」
「あはぁう! そ、そんなにしたら痛いです……音夢さん」
「前はそれほどでもなかったくせに、たった2年でこんな膨らませちゃって……ねぇ?」
憎たらしいとばかりの声で、更に音夢さんは私の胸をもてあそんできます。
今度はおっぱいの下の方に手をかぶせると、大きさを確かめるように胸をタプタプ揺らしてきます。
「は、はぁん! ね、音夢さ…あ、んぅぅ!」
「やっぱりあれですか。 このデカパイで、兄さんのこと誘惑しちゃったりしたんですか?」
「!? し、してませんそんなこと……あぁ、そ、そんなに揺らさないで……」
音夢さんの口から出る卑猥な言葉とともに、私のおっぱいがブルブルと揺らされます。
「ほーらほらほら、白河さんのデカパイがぶるんぶるん揺れちゃってますよ〜ほ〜ら」
「い、いやいやぁ……そんな言い方しないでください……」
イヤイヤ首を振る私に、音夢さんはサドっ気たっぷりの声で語り続けます。
「そんなかわいこぶったってダメですよ? 所詮あなたは、男を体で奪うデカ乳アイドルなんですからねぇ?」
「う……ひ、ひどい……」
とても聞くに堪えない言葉が、次々と私の耳に入り込んできます。
でもよく考えれば音夢さんの言うとおりです。
私は彼女がいないのをいいことに、朝倉くんを奪った……体を使って誘惑したんです。
どれだけお二人が愛し合っていたのかを知っていたのに、それを無視して彼の体を『食べた』んです。
普通に考えれば、音夢さんが怒るのも当然のことです……。
「ごめんなさい音夢さん……ごめんなさい、ごめんなさい……」
「謝ったってダメです。 もう私はあなたのこと絶対許しませんから♪」
「ご、ごめんなさ」
「だから許しませんって♪」
ふたたびニコっと笑うと、音夢さんは私のスカートをめくりあげました。
「ほらさくらちゃん。 早くこの女にブチ込んじゃってください♪」
音夢さんのその言葉を聞き、芳乃さんが自分のスカートをめくりあげます。
するとそこには……女の子には絶対にありえないものが……あってはならないものがそそり立っていたんです……。
続く