「ああっ!」  
 男は絶望にくれることりを台の方に連れて行き、うつ伏せに抑え付けた。  
 足は立ったままで、腰から上は台に押さえつけられてことりは呻き声を上げる。  
「ことりちゃん、前見て」  
 そう言われたことりの視線の先には白いスクリーンの降りた講堂の舞台があった。  
男が指をパチンと鳴らすと、ゆっくりと何かが映し出され始めた。時間を経るに従い、  
輪郭がはっきりとしだしたそれは、ことりの横顔であった。  
 驚いたことりが顔を振り向くと、そこにカメラを持った男が撮影をしていた。それと  
真正面に向き合ったことりの顔がスクリーンに大写しになっていた。  
「じゃあ、始めようか」  
 男がそう言うとことりの身体から手を離し、台から下に降りた。代わりに屈強な男  
二人がことりの身体を台に力強く押し付けた。更に足元では別の男らがことりの足を  
持って左右に広げ始めた。  
 何とか抵抗しようとするが、か弱い少女であることりに男四人の抵抗に勝つことなど  
無理な話であった。  
 押さえつけている男の一人が帽子越しに髪を掴むとことりの顔を無理やりスクリーンの  
方に向けた。画面には後ろから撮影されたことりの姿が映し出されていた。身体を  
押さえつけている男が二人、足を持って動かなくしている男が左右それぞれに一人ずつ、  
そして何やら怪しげなものを持つ男が一人、更に撮影している男が一人、この6人が  
ことりに襲い掛かろうとしていた。  
「そらよ」  
 男がことりのスカートを捲る。めくられたことはことりにも感じられたが、それはスクリーンにも  
くっきりと映し出されていた。スクリーンに大写しにされる清楚な白いパンツ、ことりは羞恥の  
あまり、声も出すことができなかった。  
 そのスクリーンに異様な物が映し出される。男の所持するアイテムであった。  
「ことりちゃん、これが何か分かる?」  
「・・・・・・」  
「やっぱ、流石に分からんか」  
「・・・・・・」  
「これをことりちゃんに使おうと思うんだが・・・」  
「そんなもの・・・お尻に入れないで!」  
 ことりの言葉に男は目を丸くした。  
「ことりちゃん、これ知ってんの!」  
 ことりを取り押さえている周りの男らも唱和する。  
「おいおい、それってマニアックなもんだろ」  
「普通分かんねえよな」  
「案外遊んでるのかもな」  
 誰もことりが他人の思考を読めるとは知らなかった、いや思うことすらなかった。  
「よし、確認しよう!」  
「ひっ!」  
 男はことりのパンツを膝まで下ろした。スクリーンにはことりの白いきれいなお尻が  
映し出されていた。  
 
「「おぉぉぉぉぉ」」  
 今はまだ観衆であるところの順番待ちの者たちも感嘆した。まだ誰も受け入れていない、  
ブルマやスカート越しにも判る形の整ったことりの美尻はその姿を曝け出し、誰もがこれを  
蹂躙できる悦びに期待で胸を膨らませた。  
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」  
 この体育館にいる者の思考が全てことりの頭に流れ込んできたのである。ことりに挿入する、  
ことりを舐め回す、ことりを縛り上げる、ことりにムチを振るう、ことりのおっぱいを揉みしだく、  
ことりの口に己のモノを咥えさせる、その他もろもろ・・・ことりはここにいる全ての自分を  
蹂躙する悪意に押し潰された。  
 ことりは半狂乱になり、叫び、暴れた。その勢いはすさまじく男らは4人がかりで押さえ  
込まなければならなかった。それでも彼我の力の差は大きく、結局ことりは押さえつけられて  
しまった。  
「あっ・・・あっ・・・・・・」  
 怯えたことりは失禁した。怯えきったことりの心境とは逆に勢いよく流れる小便は膝の  
ところに止まっていたパンツに流れてたっぷりと湿らせた。  
「これは、これは・・・」  
 予想になかったことりの反応に男は驚きながらも喜んだ。これはことりを押さえている男らも  
観衆らも同じであった。ことりの放尿シーンを大写しにされたスクリーンで、ことりの尻を視界に  
収めているものは直に、静かに食い入るように見つめていた。  
 奇妙に静まり返った体育館の中でことりのおしっこの音だけが響き渡っていた。そしてことりが  
全てを出し切った瞬間、体育館は揺るがすような拍手と歓声が起こる。悦びと期待に包まれた  
体育館の中でただ一人ことりだけが絶望に包まれていた。そんなことりに更なる追い討ちを男は  
かけた。  
「やってくれるね〜ことりちゃん」  
「・・・・・・」  
「それっ」  
「!」  
 男は小便でびしょ濡れになったパンツを引き上げて、ことりに履かせた。濡れて生暖かいパンツの  
感触が酷く不快であったが、それ以上にことりを苦しめたのが失禁してしまった事実、それを大勢に  
見られたこと、そしてそのものらが大いに悦んでいることであった。恥辱、羞恥、今までの人生で  
味わったことのないようなレベルでことりに襲い掛かってきていた。  
「えっ・・・!」  
 男はパンツを履かせて、その上からことりの尿を吸い始めた。ことりは男の口をパンツ越しに  
秘所に感じた。  
「(吸ってる・・・!この人、私のおしっこを吸ってる!)」  
「(やだ・・・こんなのやだ・・・気持ち悪いよぉ・・・・・・)」  
「(みんな・・・なんで見てるの・・・誰も助けてくれないの・・・)」  
「(助けて・・・お父さん、お母さん、お姉ちゃん、助けて・・・)」  
「(ともちゃん・・・みっくん・・・助けて、朝倉くん・・・・・・)」  
「(はぁ、息が・・・吸ってる・・・大事な所が吸われてるよぉ・・・)」  
 吸えるだけの水分を吸った男はことりのパンツから口を放した。  
「旨い!ことりちゃんのおしっこは最高だ!」  
 その声に呼応するかのようにことりの頭に声が響く。  
「(俺も飲んだみたいな・・・)」  
「(ことりの尿付きパンツ、家宝もんだぜ)」  
「いやだ・・・朝倉くん、助けて・・・・・・」  
 この恥辱にことりは完全に打ちのめされていた。だが、これはまだ始まりでしかないことを  
ことりは流れ込んでくる思考に思い知らされていた。  
 
<続く>  
 

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