「そういえばさ、弟くんとはどこまで行ったの?」  
「ぶっ……」  
 生徒会室でまゆきと昼食を摂っていると、唐突にまゆきがそう訊ねてきた。  
 あまりに不意を突かれたため、咄嗟に飲んでいたお茶を吹き出してしまう。  
「な、何をいきなり……」  
「だって気になるじゃん。いいから教えなよ」  
「そ、それは………………言えない」  
 しばらくの沈黙の後、小さくそう呟いた。  
 いくらまゆきとは言え、それを口にするのは些か憚られたからだ。  
「ふ〜ん、そういうこと言うんだ。このあたしに」  
 ニヤリとまゆきの口元が歪む。  
 嫌な予感がしたが、もう遅い。私はまゆきに壁に押し倒された。  
「言いたくないって言うなら、言いたい気分にさせてあげる」  
「ちょ、まゆき……」  
 私の制服の胸元のリボンを解き、それで私の両手を縛る。  
 そして、壁に備え付けられていた金具にリボンを引っ掛けた。  
「やだ……解いてよ、これ」  
「ダ〜メ。さてさて、どこまで耐えられますかな?」  
 まゆきの指が無防備な私の脇の下に伸びる。  
 そのまま脇に触れると、制服の上からいやらしく指を蠢かせくすぐり始めた。  
「ひゃうっ……やっ、くすぐった……」  
「ほれほれ〜」  
「あんっ……やめ、んぁっ……だめぇ」  
 くすぐりに気をとられていると、いつの間にかスカートの中にまで手を差し入れてきた。  
「……やっ、本当にそこはダメだってば」  
 

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