とある土曜日の昼。  
お腹の大きくなった暦が白河家の居間で寛いでいる。  
ソファに沈んで誰も居ない部屋で木漏れ日にあたってのんびりとしていた。  
バタン  
玄関のドアが開く。  
ことりが帰って来たのだろう。  
静かな足音が近づいて来る。  
そして、ことりが居間に入ってくる。  
暦はことりを確認するとテーブルの上に在る湯飲みを取る。  
「今日は朝倉とデートでもっと遅くなると思ってたよ」  
「残念、デートは明日です」  
軽やかな足取りで暦の隣にゆっくり座る。  
「ねぇ、お姉ちゃん………」  
「何?」  
暦は湯飲みを口に運ぶ。  
「………初めての時ってどうだったの?」  
いきなりの事にお茶を一気に喉に流し込んでしまった。  
「げほ、げほ」  
「大丈夫?お姉ちゃん」  
「お、お前、いきなりなんて事を聞くんだ」  
だが、その場は既にことりの熱意に支配されてしまっている。  
流石に何とも言えない質問にどもってしまう。  
「あー、なんだ、その………そりゃあ、そのだなぁ………」  
「うんうん!」  
興味津々なことり。  
何処から取り出したかボイスレコーダーを姉の口元に向ける。  
「その、だから………痛〜かった………かな」  
ロストバージンの時の事を思い出し、カーと赤くなる。  
愛撫されて濡れていたソコに初めて肉棒が密着した時。  
進入した肉棒が破瓜をもたらした時の事を………  
ことりもつられた様に赤くなるが何故か仏頂面で応える。  
「そうじゃなくて、初めてのデートの事」  
「そ、そ、そ、そうならそうと言え!ま、ま、まったく紛らわしい聞き方をして………」  
「でも、参考のためにそっちの事とかファーストキスとかの事とかも聞きたいな」  
「何で、妹にカミングアウトしなきゃいけないんだ………ははぁん」  
ニヤリとことりに反撃を開始する。  
「なんだ、朝倉の奴、まだデートにも誘ってなかったのか」  
「デートって程でも無いけど、学校帰りにウィンドウショッピングとか手を繋いで帰ったりとか………」  
藪蛇だった。  
聞きたくもないのろけ話を延々と聞かされる羽目になってしまったのだから………  
「でも、朝倉も甲斐性無しだな。そこまで行ってキスもまだなんて」  
「だから、何か私達の関係に変化が訪れるかもって思うとなんだか凄くドキドキしちゃって………」  
「友達以上恋人未満から一気にお父さん、お母さんにならないように気を付けるように!」  
「もう、お姉ちゃんったら………」  
 
 
 
翌日、お気に入りのTDLに行って夕暮れ時には朝倉家にいた。  
純一との関係を一歩でも進める為に、本当の恋人になる為に自ら一歩進み出たのだ。  
「朝倉君はテレビでも見てて」  
そう言ってことりは台所で夕食を作り出した。  
「ねぇ、朝倉君」  
「どうした?やっぱ、手伝おうか」  
「ふふ」  
思わず微笑むことり。  
「どうかしたのか?」  
「そうじゃなくて、やっぱり朝倉君には、かったるいって台詞がよく似合うんだなぁと思ったの」  
「ことりの事、かったるいなんて思った事は無いよ。それに………」  
純一がゆっくりとことりに向かって来る。  
そして、エプロン姿のことりを抱きしめる。  
「………朝倉君、あのね………晩ご飯作ってあげるって言うのは口実で………今日は朝倉君との関係を………」  
「分かってるよ、ことり………」  
どちらとも無く惹かれあう二人。  
ことりは心臓がバクバクと破裂しそうな位緊張していた。  
遂に待ち望んだ瞬間が訪れようとしている。  
ことりは目を閉じて純一を誘う。  
そして、吸い込まれるように純一の唇はことりの唇に向かって行く。  
ピンーポーン。  
「うわっ」  
「きゃっ」  
いきなり、雰囲気をぶち壊されてビックリしてしまった。  
「誰かな、こんな時間に………」  
「無視しよう」  
ピンーポーン、ピンーポーン、ピンーポーン  
そんな事は気にせずに先程の続きに入る。  
「おーい、朝倉!ことり!早く出てこい!」  
「せ、先生!」  
「お、お姉ちゃん!」  
 
ガチャ  
玄関のドアを開けると暦がいる。  
しかも、色々と荷物があるようだ。  
暦は次々と荷物をことりに渡す。  
制服、明日の授業に必要な教科書等が詰まった鞄が渡される。  
「あの、お姉ちゃん………これは?」  
「あんた、今日は朝倉んちに泊まっていきな」  
純一をニヤリと見やり、  
「ま、誰かさんの甲斐性次第では今すぐにでも私物を運び込んでも良いんだが………」  
「お、お姉ちゃん!」  
「じゃあ、私は帰るよ、旦那を待たせてるから………」  
ことりは何だかんだ茶化しながらも自分を応援してくれている姉がとても好きだった。  
「ああ、忘れてた」  
暦は懐から少し紙袋を取り出す。  
「ことり、伝家の宝刀だよ」  
ことりは早速、紙袋の中を覗く。  
紙袋の中にはD.C.S.S.一話で装着していなかった為にことり信者を怒らせたと云うあの最終兵器が入っていた。  
 
暦の乱入でお預けになった二人はシャワーを浴びることにした。  
先にシャワーを浴びたことりは一人、純一の部屋で待っていた。  
そこで先程渡された荷物を見ていると制服が冬服の他に夏服も在ることに気が付いた。  
 
「ことり、お待たせ」  
シャワーから戻ってきた純一は驚いた。  
ことりがいつの間にか制服の夏服を着ていたのだ。  
「男の子ってこういう方がいいかなって思って………」  
ゴクン  
純一は直ぐにでもことりを押し倒したかった。  
シャワーを浴びた直後の艶やかなうなじ、赤面した顔、細い腕、脚。  
制服に包まれていない全ての箇所が純一を刺激する。  
制服すらもエロスの一部なのだか今の純一にそれを自覚する余裕は無かった。  
どちらともなくお互いがゆっくりと近づいく。  
そのまま抱き合う二人。  
赤面したまま見つめ合う二人。  
(朝倉君と次のステップに行きたいな………)  
純一がことりの潤った唇を眼を捕られているとことりが純一の唇を奪った。  
それはいきなりの事だった。  
何が何だか分からないうちに純一の口内にことりの舌が入ってくる。  
気付けば、純一もことりの口内に舌を入れて互いの舌を絡めていた。  
その時、それまで何とか押さえていた股間が遂にテントを張ってしまう。  
立ったまま抱き合ってキスをしていたのでことりもこの変化に気が付く。  
唇を離すことり。  
ちょこんと口からはみ出た舌と唇が糸を引いている。  
「朝倉君のおちんちん、見せて貰うね」  
ことりはしゃがんで、目の前のテントが張られているトランクスを勢いよく脱がす。  
すると肉棒が上下に激しく揺れる。  
ペチッ  
振動する肉棒を手で受け止めることり。  
まだ女性に使われていない亀頭が目の前でピクピクと震えている。  
「………朝倉君のオチンチンって大きいの?」  
「さぁ、比べた事無いからなぁ」  
「でも、なんだかかわいい」  
ツンっと薄いピンクに染まった亀頭を指で突く。  
「あぅっ!!」  
堪らず声を上げる純一。  
多分、目の前のモノが百戦錬磨の赤黒いモノだったら逆に怖かったかもしれない。  
「いただきます」  
ピチャ  
ことりはなんの恐れもなく純一の張り詰めた亀頭に舌を付けた。  
 
純一のモノを舐めることり。  
ペロペロ  
亀頭を舌が往復する。  
その度に鈴口を刺激され純一は既に逝ってしまいそうだ。  
今日、この様な事になる事は予想はしていたものの、いきなり舌で攻められる事は予想外だった。  
その為、一週間程オナ禁していた純一の腰は既にガクガクと震えだしている。  
それを見てことりは昨日、暦から聞いたことを思い出した。  
(もう限界なんだ………)  
ことりは純一のズボンとトランクスをずり降ろすとフグリを掴み掌で揉みほぐす。  
そして思い切って肉棒を咥え込む。  
(ちょっと苦しいかも………)  
(しょっぱくて、苦くて………でも………)  
何だか男臭い肉棒を舐めていると自らの女も刺激されて蒸れてきているのが分かる。  
ブラの舌で乳首が勃起してきているのが分かる。  
そして、純一のモノの味が少し変化した事に気付く。  
先走りが出ているのだ。  
姉の言葉を思い出す。  
「気持ちよくなると射精の前に………」  
 
スカートの中に手を入れることり。  
そのまま下着の中に手を入れ閉じられた谷間に指を入れる。  
谷間に沿って指で擦るとその手をスカートの中から出す。  
谷間に差し込んでいた指はネットリと濡れている。  
その指を純一の菊門にゆっくりとあてがう。  
 
「男もソコは弱いんだ」  
 
再び姉の言葉を思い出しながら、ゆっくりと指を沈めていく。  
だが、それが合図となったように純一は達してしまった。  
「ぐぅっ!」  
いきなりの放出に喉を詰まらせながらも舌での愛撫を怠らないことり。  
「ご、ごめん、ことり」  
ガクガクと今にも崩れ落ちそうな純一。  
ことりは口内での肉棒の振動が収まると肉棒を解放してゴックンと口内に残ったザーメンを飲み込む。  
「けほ、けほ!」  
ザーメンが喉に絡まったようだ。  
しかし、一週間オナ禁していた純一のモノがそれだけで収まるはずもない。  
ムニュっと純一の手がことりの胸をやさしく押し潰す。  
「ことり………」  
「朝倉君………」  
そのままベッドに移動する二人。  
ことりの胸を制服越しに揉みほぐしながら純一は彼女をベッドにゆっくりと押し倒した。  
 
「朝倉君………」  
ことりは純一に肩を抱かれ胸を揉まれながらベッドに横たわっている。  
ふと、胸を揉む純一の手が動きを止める。  
「なぁ、ことり………」  
「なぁに、朝倉君………」  
二人とも赤面の心臓バクバクな状況。  
しかも、引くに引けない状況まで来ている。  
純一は少し強く胸を押す。  
制服とブラの上から乳首が起っているのか確認したかったのだ。  
だが、素人の純一にそれが分かる筈も無い。  
「どうしたの?」  
優しく微笑むことり。  
「ひゃん!」  
ことりが声を上げる。  
自分の胸に置かれていた手がサッとスカートの中に入り下着の上から谷間に触れたのだ。  
「ことり………その、まだ………濡れてない?」  
「え、え、えぇぇぇっっっ!!]  
いきなりの質問に心臓が飛び出すかという勢いのことり。  
心臓の鼓動がさらに高まる。  
(お、落ち着かなきゃ………)  
ごっくん  
唾を飲んで深呼吸で落ちつこうとする。  
でも、心臓のドキドキが止まる訳も無く、  
「あ、朝倉君のエッチ………」  
と応えるのが精一杯だった。  
今回が初体験となることりが素人に胸を揉まれた位で快感を得るはずも無いのだが………  
何時までも躊躇っている訳にもいかず、純一は話を切り出した。  
「ことりの………大切な所を見せて欲しいんだ………」  
純一は濡れる前のヴァギナを見たかったので愛撫していたつもりの胸を攻めるのを止めたのだ。  
あまりの恥ずかしさに俯いてしまうことり。  
「ご、ごめん、ちょっとまだ早かったかな………」  
「そ、そ、そうじゃなくて朝倉君なら見せてもいいけど突然だったから………」  
そこまで行ってハッとすることり。  
再び俯くところだったが、これでは純一との関係を進めることが出来ないと思い止まり顔を上げる。  
「ど、どうぞ………」  
ことりはスカートの裾を捲って純一を誘う。  
ゴックン  
白い陶器のような肢体。  
そしてその付け根には黒いパンティが身につけてあったのだ。  
純一の肉棒は更に大きさを増し、反り返りが大きくなった反動で上下に揺れている。  
上下と言うよりは既に先端が上に向いていたので前後に揺れていると言った方がいいだろう。  
 
 
 
純一は震える手で黒下着に手を掛ける。  
ことりはスッと腰を浮かして脱がせ易くする。  
ゆっくりと下着を脱がしていく。  
白い肢体の上を黒い下着が通り過ぎて行き、爪先から抜け落ちる。  
そして遂にことりの袷貝が純一に晒された。  
純一は谷間の両脇に手を掛けて、ゆっくりと開いていく。  
そこは乾いていたが紛れもなくサーモンピンクの世界が広がっていた。  
 
「どうせ初めて同士なんだから主導権を握ってみたら?色々操縦し易いし………」  
姉の言葉を思い出すことり。  
だが、ことりには今後の主導権の事などどうでもいい話だった。  
だが、今日は積極的に行こうと思っていたことりは初体験の主導権を握るべく行動に出た。  
「あ、朝倉君………す、好きにして………いいよ」  
ことりは純一に代わって自ら谷間を広げて純一を促した。  
そして純一はその谷間目掛けて、顔を近づけていくのだった。  
 
ピンクの谷間を純一の指が走る。  
「痛っ」  
まだ濡れていないので摩擦で擦れるのだ。  
「ご、ごめん」  
「だ、大丈夫、それより………」  
ことりは純一の手を優しく掴むとゆっくりと谷間の下部へと導く。  
ツン  
「はぅっ!」  
自分でもあまり触ったことの無い大事なところ。  
そこに純一の指が触れたのだ。  
ことりは純一を導くと再び谷間をおっぴろげる。  
純一も純一で苦悩していた。  
(谷間を擦っても駄目………そうか!)  
純一は導かれたところから指を引くと舌で舐め始めた。  
ヴァギナを起点に谷間を舐め上がっていく。  
舌先が少し陥没する。  
「や、そこ、きたない、あふぅっ」  
谷間は純一の唾液によって濡れている。  
「やぁ、そこ、オシッコのところぉ、ああぁ」  
ベッドに腰掛けることりを中腰で責め立てる純一。  
「き、きたないよぉ、だ、だめぇぇぇ」  
舌が這いずり回る感覚より羞恥心の方が大きいかった。  
あまりの恥ずかしさにことりは股間に張り付いた純一を離そうとその頭を押さえ付ける。  
だが、四肢の力の加減を間違え純一が密着したまま立ち上がってしまった。  
スカートの裾がカーテンのように純一を光から遮断する。  
そして、純一はスカートの暗闇の中でことりを攻め続けた。  
舌が谷間を何度も何度も縦断する。  
とろり  
何回舌が谷間を往復したか定かではないがヴァギナを舌が突いたときに唾液とは違う粘液を掬った。  
ガクガクと震えることりの足腰。  
純一はことりの後ろにベッドがある事を知っているのでそのままゆっくりとことりを倒す。  
ベッドの上で紅潮していることり。  
純一はスカートの中から勢いよく現れる。  
その為、濡れに濡れてきたことりの股間が外気に晒されてそのヌメリが部屋の電気を反射してキラキラ光る。  
純一はそのまま彼女の上にのし掛かり、クチュクチュと股間を弄びながら制服のブラウスの上から胸を揉む。  
「ああぁ、ふぅん、あん、あぅ、あ、あ、あ、あ、あっ」  
されるがままのことりは純一によって初めてもたらされる快感に純一の腰に廻していた手で純一を引き寄せる。  
すると純一の人差し指と薬指は谷間を開き、中指でクリトリスを刺激している谷間に肉棒までもが密着する。  
 
 
 
(熱い………)  
ことりは意識が朦朧としてくる。  
「これが………朝倉君の………」  
谷間に密着している一際熱い熱源を見る。  
ピンクの亀頭を見るとそれまで気負ってきたものが一気にふっとんだ。  
(かわいい………)  
そして何気なく純一に告げた。  
「朝倉君………来て………」  
無言で見つめ合う二人。  
涙目で微笑むことりが頷く。  
ヌチャ  
亀頭が入り口にセットされる。  
既に純一の腰にはことりの脚が廻されている。  
ゆっくりと入っていく純一。  
そして亀頭がことりの処女膜に行き当たる。  
ことりがゆっくりと頷く。  
ぐいぐいぐい  
肉棒を捻り込んでいく純一。  
ブチ  
そして何かを引き裂く感触。  
するとブチブチブチっと次々と膣に進入する。  
だが、勢いを付け過ぎた為に一気に最奥にぶつかる。  
「うぁっ!」  
あまりの痛さに悲鳴を上げることり。  
だが、さっきのショックで純一も達してしまい、いきなり膣出しされてしまう。  
しかも、その熱は初めてという事も手伝って激痛へと変わる。  
「ご、ごめん、いきなり出して………」  
繋がったままで謝る純一が何だか可笑しくて激痛に歪むことりの顔に柔らかさが戻る。  
「初めてなんだもん、これから沢山憶えようよ」  
「ご、ごめん………」  
「それに………責任………取ってくれるんでしょ?」  
激痛の中、必死に微笑むことり。  
ことりは純一の唇を奪う。  
純一も未だ見ぬことりの胸に手を回し、ブラウスのボタンを次々と外していった。  
 
 
ことりと繋がったまま彼女のブラウスのボタンを外していく純一。  
そして上の方だけ外すとそこを左右に開く。  
その白い双丘を包むレースの黒い下着。  
(あっ!)  
ことりの膣がナニの拡大反応を確認する。  
いきなり最奥を突かれたので反射的に締め返してしまった。  
(朝倉君もこういうの好みなのかな………)  
そう思いつつも、いきなりの攻撃に痛みというより痺れを感じていた。  
だが、純一は興奮して自分の状況すら分かっていない。  
純一の手が恐る恐る胸を掴み、下着越しに揉んでみる。  
ふにゅっ  
二つの丘の黒いカーテンから溢れるボリューム。  
だがその手をことりが優しく掴む。  
我に返り、純一は興奮して自我を失っていた自分を恥じた。  
だが、ことりはそんな事は気にしていなかった。  
「駄目だよぉ、続きはブラウスのボタンを全部外してから………」  
残りのボタンを外していく純一。  
 
ブラウスは完全に左右に開かれた。  
ことりは純一の両手をブラの双丘部分に導く。  
「そう、そうやって………」  
双丘部分の中心にあったホックが外れる。  
そして次の瞬間、黒い布地の在った場所には白い丘、その頂上に薄い桃色の乳首が現れた。  
「朝倉君………お勉強………しよう」  
純一がことりの胸を優しく揉みながら腰をゆっくりと動かしだした。  
ことりの胸を揉むと掌に乳首が押し潰されては起きあがり、それが繰り返される。  
純一は最早堪らず、ことりの乳首を口に含む。  
「あ、あさくら、くんっ!」  
ことりの体が紅潮してきている。  
学園のアイドル、白河ことりの美乳を堪能する純一。  
知らず知らずのうちに腰の挿入速度が速まっている。  
そして、純一も気が付いた。  
その腰の動きにことりが対応している事に………  
確かに肉棒は締め付けられてはいるが、先程と違い締め付けられているが柔らかい、優しいという矛盾を体感している。  
彼女の膣が既に濡れているからだ。  
それに口に含んで舌で転がしていた乳首もコリコリと硬くなっている。  
口に含んでいた乳首を解放する。  
ベトベトでピンと上を向き、先程より朱に染まっている。  
だがそれが何より純一を刺激する。  
しかも、喘ぐ姿もまさしくエロカワイイ。  
今まで幾度となく見てきたテレビ越しのAV嬢の馬鹿っぽい顔とは比べものにならない。  
なぜなら風見鶏学園のアイドル白河ことりだからだと言い切っても良いと純一は思った。  
その彼女の全てを見、全てを共有するに到っているのだ。  
正に相思相愛と言ったところだ。  
そして、今二人は繋がっている。  
 
 
 
最早二人とも何処からが自分でそうでないのか分からない。  
そして、お互いが絶頂に行き着こうとしていた。  
ことりに覆い被さる様に純一が密着して挿入が繰り返される。  
その度に純一の胸板でことりの乳首が擦れる。  
「ことり、ことり、ことりっ!」  
「朝倉君、いっしょ、一緒にっ!」  
ことりは真っ赤に染まり、快感の為に涙でぐっしょりになった顔を上げる。  
純一は空かさずその唇を奪う。  
制服半脱ぎのことりはスカートの中からその肢体を露わにし、純一の腰に脚を回す。  
そして二人の腰の動きが更に加速したかと思うと、ことりの動きが止まり腰がガタガタと震えている。  
いや、純一も挿入を続けているが腰が震えている。  
ことりの膣に二回目の膣出し。  
そして、ことりの背筋がピンと仰け反る。  
子宮に精液を受け、その熱で最後まで上り詰めたのだ。  
ことりの膣に弱々しく射精が終わろうとしている純一はことりと口を放す。  
するとことりの口から純一に向けて舌が突き出たままだったが、ダランと崩れ落ち口内に収まる。  
二人の口元はお互いの唾液が糸を引きテカテカしている。  
繋がったままで暫く息が整うのを待つ。  
「ねぇ、朝倉君………」  
「どうした?」  
「今度はね………私から、えい!」  
ことりは自分から純一の唇を奪い、いきなり膣に収まったままの肉棒を柔らかく締め付けた。  
 
 
「朝倉君、朝倉君、起きて!」  
ことりの声に起こされる純一。  
純一は起床して一番に隣に寝そべったままのことりを確認する。  
「どうした、ことり………」  
「………もう、一時限目終わっちゃったよぉ〜〜」  
「………………何!」  
飛び起きる純一。  
「でも、朝倉君………」  
「な、何だ、急がないと………」  
ことりを見ると、昨日の格好のままだ。  
「朝倉君と………昨日、頑張り過ぎちゃったから………腰が抜けちゃって………」  
制服半脱ぎ姿のことり。  
だがそれは、昨夜たんまりした筈の純一を興奮させるのには充分過ぎた。  
「だから、もうちょっとゆっくりしてから登校しよう」  
その言葉を聞いた直後、純一はことりに覆い被さっていった。  
 
 
そんな二人は揃って昼休みに登校した。  
誰も居ない桜並木を校舎へ向かう。  
「どうした?さっきから歩くペースが落ちてきてるけど………」  
「………だって、朝倉君のが………垂れてきそうだから………」  
 
ガラガラガラ  
早速、職員室を訪れる二人。  
だが、そこにはサクラが机に突っ伏しているだけだった。  
さくらは眠たそうに顔を上げる。  
「二人とも大事な用で遅くなるってお兄ちゃん達の元担任から電話があったから大丈夫だよ………」  
さくらの目元にはクマができている。  
「さくら、大丈夫か?」  
「いやぁ、お隣さんがやけにお盛んだった様で寝不足なんだ。僕も重役出勤したいなぁ………」  
「なっ!」  
赤面する純一とことり。  
だが、さくらはお構いなしに机に突っ伏して寝てしまった。  
 
純一とことりが深い関係になった次の日曜日の朝。  
未だ寝ていた純一を携帯の着信音が叩き起こす。  
「あ、ゴメンね。未だ寝てたでしょ」  
「いや、目覚まし代わりで丁度良かった………」  
「午後から朝倉君ちに行ってもいいかな?」  
 
その日の午後。  
朝倉家のリビングのソファで寛ぐ暦。  
「で………先生が何の御用でしょう………」  
ことりは純一の後ろのキッチンでお湯を沸かしている。  
「堅苦しいな。もう別に他人って訳じゃないんだから………」  
フフッと余裕を見せて言った。  
「義姉さんって読んでもいいぞ」  
「なっ」  
思わず動揺する純一。  
「年齢的にことりは大丈夫だが、朝倉は法律で引っ掛かるからなぁ………結婚」  
ピンポーン  
「あ、誰か来たみたいだ」  
明らかな暦の苛めから逃げようと玄関に向かう純一。  
純一が玄関のドアを開くとみっくん&ともちゃんがいた。  
「朝倉君、こんにちわー。ことりぃ、手伝いに来たよー」  
「お邪魔しまーす」  
二人はズカズカと朝倉家に入っていく。  
 
純一は居間に戻ってみっくんにさっきの発言について問い質す。  
「手伝いに来たってどういう事?」  
「あれ、ことり?もしかして………」  
「ああ、朝倉は何も知らないんだ」  
全てはこの女が仕組んだことなので、ことりも今日の今日まで知らされていなかった。  
しかも、妹の親友まで既に取り込んでいる用意周到さだった。  
ピィー、ピィー、ピィー  
プスン  
「近くでトラックが止まったみたいだけど誰か引っ越すのかな」  
「ははは………」  
ことりがばつが悪そうに笑う。  
「朝倉さーん、荷物のお届けにあがりました」  
「はーい」  
ことりが玄関に出て行く。  
暫くすると屈強な配達員二、三人がリビングに段ボールを次々と運び込む。  
それを暦がみっくん&ともちゃんに指示を出し、二人は段ボールを抱えて動き出す。。  
純一は今になって全てを悟るが既に遅かった。  
ことりを見やると申し訳なさそうに「ゴメン」と舌を出す。  
その日、朝倉家は白河家による家宅捜索を受けたのだった。  
 
 
 
こうして、純一とことりの半同棲生活が始まった。  
ことりは週末を朝倉家で、平日は自宅の生活。  
その為、朝倉家の客間はみっくん、ともちゃん用の部屋と化してきている。  
完全な同棲を始めたのは学園の本校を卒業してからだった。  
音夢はあれから一度帰って来たが「不潔です!」と言って歓迎はされなかった。  
それ以来、音夢は初音島に戻ってこない。  
ことりは音夢の純一に対する感情を知ってはいたが後悔はしていない。  
だから、いつの日か音夢も分かってくれる日が来ると信じるのだった。  
 
それから数年が経ち、純一も社会人として第一歩を踏み出すに辺り結婚に踏み切る事にした。  
白河家のことりの両親にも報告に行った。  
「じゃあ、もうすぐ私もおばちゃんになってしまうのか………」  
「いや、先生は年齢的に既に………」  
堪らずことりの両親も吹き出した。  
全てが順調のように見えたが純一には一つの不安があった。  
音夢である。  
あれから何年も経ったのにろくに連絡も無い。  
ただ几帳面な彼女らしく、他人行儀な文面ながらも年賀状だけは毎年送ってきていた。  
そして、結婚式当日。  
 
神父の前で永遠の愛を誓った二人は外界へと続く扉の前に立つ。  
そして扉が開くと同時に一歩を踏み出す。  
そして、彼女はいた。  
周りを取り巻く人々の中にいるのだ。  
朝倉音夢が。  
「ことりぃー、ブーケこっちに投げてぇ」  
「朝倉せんぱーい、おめでとうございまーす」  
「こっち、こっち」  
ブーケを催促する、みっくん&ともちゃんに眞子。  
いつも通りの美春。  
相変わらず何を考えているのか分からない杉並。  
暦にことりの両親達、その他諸々。  
音夢が何事か叫ぶが周囲の歓声で彼女の言葉は耳には届かなかった。  
だが、純一とことりには彼女が伝えたかった言葉を理解した。  
「おめでとう」  
そう言ったに違いない。  
純一とことりは見つめ合い、頷いた。  
「えーいっ」  
(音夢に、幸せが訪れますように!)  
ことりは思いっきりの笑顔でブーケを放った。  
青い空にブーケが舞った。  
ことりと純一、二人の願いを乗せて………  
 
終劇  
 

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