「ん……んむぅ……ぴちゃ、ぴちゃ……」  
 
ピンク色の舌と舌が絡み合ういやらしい水音が、女子トイレ内に響いている。  
もうすぐ、一時間目の始まりをつげるチャイムが鳴ろうとしている中、俺と音夢は人気の少ない教員用トイレの一室に篭り、二人きりの甘い情事にふけっていた。  
 
「ん……んぅぅ……に、兄さん……ん、んん……」  
「音夢……音夢……ん……」  
 
彼女がするように俺も音夢の名前を呼びながら、その口の中を舌で蹂躙するようにむさぼる。  
口内の唾液をすするようにズズズっと吸いつくと、音夢が朝食として食べていたフルーツの甘い香りが口の中いっぱいに広がった。  
そのいい香りにおもわず興奮し、ズボンの中のペニスがムクムクっと勃起してきてしまい、ついガマン出来ずに右手を彼女の胸に移動させる。  
 
「!?……ダ、ダメ!……」  
 
急に唇を離しそう叫ぶと、音夢は俺の胸をグイっと押して体を離してしまった。  
温かかった音夢の体温が急に失われて、俺はいかにも不満そうに彼女の顔を見つめる。  
 
「え……キスだけ……?」  
「あ、当たり前じゃない!……もうすぐ授業始まっちゃうし……兄さんはまだいいでしょうけど、私は保険医なのに遅刻なんてシャレにならないんですぅ!」  
 
そう顔を真っ赤にして怒ると、彼女は乱れた服装と髪を直しながらトイレの外に出ていってしまった。  
ムラムラした感覚と下半身にやるせなさを感じながら、俺はしかたなくその音夢の後について行く。  
 
「も、もう……こ、こんなところで……最後までできるわけないじゃない……」  
「うん……そうだけど……」  
「だ、だいたい!……そ、その……朝、家で……い、一回してきたのにまだ足りないんですか!」  
 
わがままな子供を叱りつけるように叫ぶと、音夢は俺と朝ベッドでしてきたことを思い出したのか、更に顔を真っ赤にさせて体をよじった。  
その可愛い仕草におもわず押し倒したくなるが、さすがにそんなことをしたら、本気で怒られかねないためグっと我慢する。  
 
「……わかった、我慢するよ……ほら、遅れたらマズイんだろ?……早く行けよ」  
「う……うん……ごめんね……」  
 
悪いのはむしろ俺の方なのに、音夢は申し訳なさそうにしながら、保健室の方向に向かって廊下を走っていった。  
静かな廊下にタンタンタンとその足音を響かせ、そのまま俺との距離が数メートル離れたかと思うと、彼女はクルっと後ろを振り返り。  
 
「兄さんも!早く教室行かないとダメですからねぇ〜〜!……あと浮気も絶対!ダメですからねぇ〜〜!!!」  
 
後者の部分を言うとき、二年ぶりの裏の笑顔を浮かべながらそう叫び終わると、彼女はそのまま見えないくらい遠くに走っていった。  
 
 
「……かったるい……」  
 
その姿が見えなくなると、急に音夢への恋しさが俺の中で膨らみ始め、今日一日の授業がひさびさにかったるく感じてきてしまった。  
ハァっとやる気のないため息をつき、しかたなく教室の方に向かおうと横を向くと。  
 
「朝倉くん……」  
「!?……う、うわ!」  
 
急に声をかけられたことと、その子がすぐ隣にまで接近していたことに驚き、おもわず俺の口から悲鳴ともいえる声が漏れ出す。  
聞き覚えのある声と、見間違えようのないその赤く長い髪をした女の子が、いつのまにか俺のすぐそばに立っていたのだ。  
 
「び、びっくりした……な、なんだ……ことりか」  
「……………」  
「な、何してるんだ?……こんなとこで……も、もうすぐ授業始まるのに……」  
 
そのセリフは女子トイレの入口なんかにいる俺が言われる立場だろうが、音夢とのことを彼女に聞かれたものと思い、ごまかすためにそんな言葉を口にしていた。  
しかし、ことりはそんなごまかしなどどうでもいいかのように、その熱く濡れた瞳でジーっと俺の目を見つめてくる。  
 
「……朝倉……くん……」  
 
さきほどと同じように、また俺の名前だけを静かにつぶやくと、彼女は自分の体を俺に向かってスッと預けてきた。  
シャンプーの良い香りが漂ってくる頭を俺の胸板につけ、そのまま俺を抱きしめるように左右の手を背中に回してくる。  
 
「え……ちょ!……こ、ことり……」  
 
間違いなく音夢のものよりも大きいと分かる膨らみが、ムニュゥゥっと胸に押し付けられると、さっきの情事で半分勃起したペニスが、更にズボンの中で固くなっていく。  
欲望に駆られ、そのままことりの魅力的な体を抱きしめたくなるが、さすがにそれはまずいと思い、俺はその場で為すがままに立ち尽くすことしかできなかった。  
 
「え、えーと……ど、どうしたんだ……ことり……何かあったのか……?」  
「……………」  
 
抱きしめるのは我慢したが、何も言わず、ただ俺の胸に顔を埋めてくることりを、すぐに振りほどくことが出来なかった。  
こうして他の女の子と密着しているだけでも、嫉妬深い音夢にとっては浮気の範疇に入ってしまうんだろうが、ぬくもりを感じたいとばかりに抱きしめてくる彼女を、冷たくあしらうことは出来そうになかった。  
 
……この時のことりが、いったいどんなことを目論んでいるのかも考えずに……。  
 
「な、なぁ……どうしたんだって……黙ってちゃわから……」  
 
 
ふたたび問いかけようとしたその瞬間、ことりが俺の手をギュウゥゥっと力いっぱい掴んだ。  
そして、そのまま痛みを感じる暇も与えないようにグイっと腕を引っ張ると、俺のことを女子トイレの中にまでむりやり引きずっていく。  
 
「な!……お、おい……ことり!……な、なにして……!」  
「……大声出さないでください……人が来たら、朝倉くんの方が困るんだよ……?」  
 
ことりのその冷徹とも言える言葉に、俺の抵抗する力はすぐさま奪われてしまった。  
たしかに女子トイレという場所に、男である俺がいるのを知られるのはまずい……がそんなことよりも、俺はあの優しいことりが、そんな脅迫ともいえる言葉を言ったことにひどくショックを受けた。  
 
そのままトイレの個室に引きずり込まれると、女の子の力とは思えないほど強い力がドンっと胸を押し、俺は便座の上にむりやり座らされてしまう。  
 
「い、一体何なんだよ……こんなところに連れ込んで……」  
「ふふ……何って……するんですよ、ここで……さっき音夢さんがしていた続きを……♪」  
 
いつものニコニコとした笑顔ではあったが、ことりのその表情には、どこか俺を威圧するものが感じられた。  
そして次の瞬間、カチャリっという音が狭い個室の中に響き、彼女が後ろ手にドアのカギをかけたのが分かった。  
皮肉にもさっき音夢と抱き合っていたのと同じ個室で、俺とことりは二人きりになっていた。  
まだかすかに、音夢の体の残り香が感じられるここで……。  
 
「キスだけじゃ……物足りなかったんですよね?……そんなにズボンの前をパンパンにして……」  
 
甘さを含んだ声でささやくと、そのまま彼女は座っている俺の前にひざまずき、ズボンのベルトに手をかけてくる。  
まるで何年も付き合っている恋人がするように、慣れた手つきで俺のズボンとトランクスを脱がせると、すでにビンビンになっているペニスがビョンっと勢いよくことりの顔に向かって飛び出した。  
 
「あ……あぁ……ダ、ダメだって……ことり……そんな……」  
 
いきなりズボンを脱がされたことと、勃起したペニスを見られてしまった恥ずかしさに、つい情けない声をあげる。  
しかし、そんな俺の恥ずかしがる仕草を見て、ことりはその熱っぽい視線を更にペニスに照射させ、ますます羞恥心を煽ってくる。  
 
「すごくおっきい……こんなのが毎日毎日……音夢さんのおまんこに入ってるなんて……うらやましいな……」  
 
音夢への軽い嫉妬が感じられる言葉を発すると、ことりはそのまま自分の唇を徐々にペニスに近づけていく。  
そして、その唇がゆっくりと上下に開かれると、彼女の髪の色と同じ真っ赤な舌がヌラっと現れ、それが亀頭の先の鈴口に押し当てられた。  
 
「う!うぅぅぅ!……あぁ……い、いい……」  
 
一番びんかんな部分をいきなり舐められ、俺は素直に快感の声を漏らしてしまった。  
ついさっき、音夢に浮気はダメだと言われたばかりなのに、そして俺自身も音夢以外の女の子には欲情しないと決めていたのに、一瞬、俺はことりのその舌にもっと嘗め回されたいと思ってしまった。  
音夢がいなかった二年間、ずっと俺の傍にいてくれた優しいことりと……もっといやらしいことがしたいと思ってしまったのだ。  
 
 
 
「ふふ……♪……ぴちゃ……ぴちゃ……あむ……んんぅ……」  
 
ことりはそんな俺の考えを読み取ったかのようにクスっと笑うと、ペニスに這わせた舌を更に大胆に動かしていく。  
だ液でたっぷりと濡れた舌が肉棒の上を這い回り、亀頭から竿に向かって降りてくるとそのまま裏のスジの方にまで移動していく。  
蛇がのたうつように動くその舌の感触に、背中がゾクゾクする快感を感じながらも、俺はかすかに残った理性でことりの肩をグっと掴んだ。  
 
「あ、あぁぁ……ま、待ってくれことり……お、俺は音夢が……音夢のことが……」  
「ん……わかってます……でも、朝倉くんの浮気おちんちんは……私にもっともっと食べられたいって……言ってるみたいですよ……?」  
 
俺のあさましい劣情などすべて見透かしているとばかりに、続けて彼女はその唇をパックリと開けて、ついには勃起したペニスをズッポリと咥えこんでしまう。  
すでにギンギンに張り詰め、太さも長さも限界にまで達したペニスを、惜しげもなく、一気に喉奥まで飲み込んでいく。  
 
「んぅぅ……んん!……お、おおひい……んぅぅ!」  
 
ペニスの先が喉を突いたのか一瞬苦しそうな顔はしたが、ことりはそのままちゅうちょせずに、頭を前後に振り始める。  
フェラの邪魔にならないよう、長い髪の毛をしっかりと左手で掻き分けながら、空いた右手でペニスの根元を押さえジュプジュプと口を鳴らしていく。  
 
「んん……ちゅぷっ……ちゅぅ……はぁ、はぁ……ん、んん……れろぉ……ん!ん!……ちゅるるっ……!」  
 
女子トイレの中をいやらしいフェラチオ音で響かせながら、ことりの綺麗な唇が俺のペニスを食べ始める。  
普段、この学園の生徒を魅了するほどの美しい歌声を発しているその口が、その喉が……今は男のペニスを咥え込むという、とてもいやらしいことの為に使われている。  
肉棒をしゃぶりながらジュルルっと唾液をすすり、亀頭の先から染み出ているガマン汁をゴクンっと飲み込み、ピチャピチャとペニスを嘗め回す音をさせながら。  
 
「う、うあぁぁぁ……あぁ!……す、すごい……き、きもちい……い……!」  
「ちゅぷ!じゅぷ!……ん、んはぁ……どうですか……音夢さんと比べて?……ん、じゅ、じゅるるるっ!!!」  
 
比べるも何も、普段音夢がしてくれているものが子供だましに思えてしまうほど、ことりのフェラは卓越したものだった。  
愛情がこもっているからとか、大好きな人にしてもらっているからとか……そんな精神的な気持ちよさではなく、その口内の粘膜全てを使ってペニスを擦りあげてくる動きは、とても同い年の女の子がしているものだとは思えなかった。  
ましてやこれをしているのが、学園のアイドルとまで言われているほどの清純な女の子となれば、男なら誰でも喜びの声をあげてしまうだろう。  
 
「んぅ……じゅる!……くちゅ……ちゅぷ!ちゅぷ!……ん!ん!ん!……じゅぷぅぅ!……ん!ん!んん!」  
「あ、あう……ことり……そ、そんなに……速く……あ、あ……!」  
 
 
このまま射精までさせてしまおうとばかりに、前後に素早く振りたくられることりの頭に、俺は両手で制するように手を乗せた。  
サラサラした髪の毛に手を通し、激しすぎる彼女の頭の動きを少しでも抑えようとするが、ことりの口は俺のペニスに食らい付くようにズッポリとくわえ込まれてしまっている。  
唇にグッと力を入れられ外れないよう固定され、真っ赤な髪が美しく散らばるほどに振られるその頭の動きに……もうガマンできなかった。  
 
「あ、あ、あ……あぁ!こ、ことり……!……で、で……る……でちゃうよぉ……」  
「ん……んぅぅ……ちゅぅぅぅぅぅ!!!」  
 
俺がその言葉を言うのとほぼ同時、ことりの口がペニスを飲み込もうかというほどに激しく吸引してきた。  
両方のほっぺがへこみ、粘膜をまとった口の内側がペニスに接すると、口内が一つの性器になって尿道内に押し寄せる精液を一気に引き上げていく。  
 
「うぁぁ……あぁ!……で、でるぅぅぅぅ!」  
 
……ドピュッッッッ!ドプ!ドプ!……ドピュゥゥゥ!  
 
「ん!……んんん!……んぅ!……ん……んふぅぅぅ……」  
 
パックリと開いた鈴口からドロドロした液体が排出され、それがいっさい外の空気に触れずに、ことりの口の中に飲み込まれていく。  
おそらく大量に吹き出たであろう濃いザーメンを、彼女はいっさい嫌な顔をせずに口内に納めていった。  
喉にまで直撃せんばかりに、ドピュドピュと吐き出されるその激しい射精を、けっして口を離さずにただ受け止めている。  
 
ドピュ!……ドピュドピュ!……ドビュウゥゥ!……  
 
「んんん!……ん……ん!……んぅぅぅ……」  
「あ、あぅ……あ……ああ……き、きもちいい……うぅぅ……」  
 
白目をむきそうなほどのその快感に、俺は腰をブルブルと震わせてただ獣のように喘いでいた。  
情けなくもこの時の俺は、音夢のことなど一切忘れ、目の前の美少女の口の中に射精していることにただ酔ってしまっているだけだった。  
 
「あぁ……こと……り……ことり……ことりぃぃ……」  
 
彼女の名前を何度も呼びながら、俺はそのままピクピクっとペニスを二、三回脈動させると、尿道に残った精液を遠慮なくその口に吐き出していく。  
その快感に溺れる一匹のオスの様子を、ことりは嬉しそうな上目づかいで見つめていた。  
そしてそのまま長い射精がようやく終わると、彼女はスッとペニスから口を離し……。  
 
「ふふ………だしちゃい……ましたね……♪……音夢さん以外の……おくちに……」  
 
俺の罪悪感を刺激するような言葉を吐き出すと、ことりはそのまま口を大きく開けて、その精液でドロドロになった舌を見せつけた。  
その濃さから、液体とも言えないものになってしまっているゼリー状のザーメンが、ドロリ……とピンク色の舌を流れて、そのままトイレの床にビチャビチャと落ちていく。  
 
 
 
「ん……すごく……にがい……においもキツくて……朝倉くんのせーえき……」  
 
その不味そうな感想のわりには、とても満足したようなうっとりした表情をみせると、ことりはザーメンをまとった舌をふたたび口の中に戻した。  
そして、そうすることが当然のように、ゴクゴクと喉を鳴らしながら残ったそれを飲み込んでいく。  
それこそ、『恋人』の出した物なら汚くないとばかりに。  
 
「ん、ん……んん……ごくん……ん……ん……」  
 
悩ましげに声を出しながら、そのまま精液を飲んでしまったことりを、俺は射精後の気が遠くなるような頭でぼーっと見つめていた。  
その脱力感で包まれた俺の様子に、彼女はここぞとばかりにスッと立ち上がると、自分の下半身に手をかけ始める。  
 
「まだ……終わりじゃないですよ……今度は、一緒に気持ちよくなりましょうね……♪」  
 
そのまま短い制服のスカートの中に両手を差し入れ、ふとももの外側に指をかけると、黒いショーツを下に向かって降ろしていく。  
スカートを履いたままパンティを脱いでいくという、とてもいやらしい行為を見ながら、俺はことりが次の一線を越えてこようとしているのがわかってしまった。  
 
「!?……ことり……そ、それはだめだよ……」  
「……どうしてです?……今したことだって、どうせ音夢さんには言えないんですから……このまましちゃうのも一緒ですよ……ね……?」  
 
いまさら戸惑う俺を無視し、彼女はそのままショーツを脱ぎ去ると、便座に座っている俺にまたがるように乗りかかってきてしまう。  
スリムな体のわりに大きめのお尻がプニョンっとふとももに乗ると、今あれだけ射精したばかりだというのに、ペニスがふたたびピクピクと動き出す。  
 
「あ、あうう……お、お尻……ことりのお尻が……」  
「ほら……朝倉くんだって、したいって言ってる……ほんとに節操ない、浮気おちんちんさんですね……♪」  
 
まるで説得力のない下半身に情けなくなりながら、俺はこれから音夢以外の女の子の体に入れることに、大きな罪悪感とそれに反比例する興奮を感じていた。  
一度反応したペニスが更にドクンドクンと脈打ちはじめ、自ら目の前の女性器に入ろうかとばかりにビキビキに固くなっていく。  
それに気づいたことりは、その勃起したペニスの根元をギュっと右手で固定し、亀頭を自らの膣口に近づけていくように腰を降ろしていく。  
 
「ん……はいる……ほら、入っちゃいますよ?……他の女の子のおまんこに……音夢さんだけのおちんちんが……」  
 
クチュっと小さく濡れた音が響くと、そのままペニスの先がズプッと生温かい入り口に進入した。  
初めて音夢の中に入ったときに感じた、入り口がキュウっと締め付けてくる刺激が、そのまま亀頭の部分にだけ与えられる。  
 
「あ、あ……だ、だめぇ……は、入っちゃうぅぅ……ことりのおまんこにぃ……」  
「んふふ……♪……ちがうよ……もう先っぽ、入っちゃってます……♪」  
 
 
首を振りながら悶える俺を嬉しそうに見つめながら、ことりはそのまま一気に腰を降ろしてしまった。  
ズプズプっと音を鳴らしながらペニスが膣の中に飲み込まれ、亀頭部分だけだった生温かさが急激にペニス全体に伝わる。  
 
「あぅ!……あ、あ、あー!……あぁー!」  
 
ことりのおまんこの中……そのヌメヌメした感触におもわず喜びの声をあげる。  
さきほどの口の中よりも熱い淫液が、潤滑油になりながら、ペニスをヌルヌルっと奥まで誘いこむ。  
 
「はぁ!……ん!……すごい……朝倉くんのおっきいのが……わたしのなかに、ぜんぶ……入っちゃった……♪」  
 
ついに念願叶ったとばかりに、ことりはペロっと舌を出して嬉しそうに微笑んだ。  
そして、その天使のような無垢な笑顔を俺に向けながら、腰をユサユサと上下に動かし始める。  
男の上にまたがり、自分からペニスを出し入れするという……とても無垢とはいえない動きを開始する。  
 
「あ!あ!……あはぁ!……おちん……ちん……朝倉くんの……♪……あん、ん、ん♪」  
 
快楽に染められた声をあげながら、まるで歌を唄うかのように俺の腰の上で乱れることり……。  
その女体が上下に動くたび、グチュ!グチュ!っと粘膜が混ざり合ういやらしい音が接合部から発せられ、トイレの中に響き渡る。  
まだ挿れたばかりだというのに、まるで射精直前のようなその激しい腰づかいが、そのまま強すぎる刺激となってペニスに襲い掛かってくる。  
 
「う!う!うぅ!……ことり……ま、待って……激し……すぎ……!……も、もっとゆっくりして……」  
「ん、んぅ……い、いや……嫌です!……いままでずっと我慢してきたのに……もうこれ以上待つなんて……あん!…できな……あ、あ、あはぁ!」  
 
普段はわがままなど絶対言わないような性格のことりが、今はただ一心不乱に腰を振り、自分の快楽を優先させている。  
逆レイプされているともいえる、その乱暴で自分勝手な腰の動きには……付属の頃から続いている、三年分の俺への想いや怨念のようなものさえ感じられた。  
そしてそれをあらわすように、彼女の膣の中はギュウギュウとペニスを絞るように締め付けてくる。  
 
「あ、あう……や、やめ……き、きつすぎて……い、痛いよぉ……あ、あー……!」  
 
ペニスが痛くなるほどの締まりに、俺はまるで処女を奪われた女の子のような声をあげながら悶え続けた。  
何かを我慢するように歯をグっと噛み締め、どこか苦しんでいるような表情をする俺を、ことりはゾクゾクするようなきつい目つきで見つめている。  
 
「はぁ……か、かわいい……♪……あ、ん!……朝倉くん……そんなかわいい声……ん、んぅぅ……だ、出して……♪……女の子みたい……♪」  
 
俺のその哀願する表情に彼女はますます興奮し、サドっ気たっぷりな目を向けたまま更に腰を動かしてくる。  
限界まで締め上げた膣内を使い肉棒の外側をズリュズリュと擦りあげ、ペニスが抜けてしまうかというほど腰を上げると、今度は一気に根元まで飲み込んでいく……というたまらない動作を繰り返す。  
 
 
「あぁぁ、あ!……ち、ちんこが……ちんこがおかしくなっちゃうぅ……や、やめ……て……」  
 
気持ちよさと痛さが入り混じったように頭の中を駆け巡り、俺は誰かに助けを求めるようにことりの下で喘いでいた。  
二人分の体重を支え、ガタ!ガタ!っと大きく音を出しながら軋む便座の音が、その行為の異常さを物語っている。  
 
「ん!ん!……ふふ♪……どんな気分です?……音夢さんっていう、素敵な恋人がいるのに……んぅ……こうやって他の女の子に……ハァ、ハァ!……犯されちゃうの……って……!」  
 
わざわざ思い出させるようにその言葉を囁かれると、俺の頭の中に音夢の顔が浮かび上がる。  
遠く離れていても、俺のことを何年も想い続けてくれた音夢……その想いを、今裏切ってしまっているという、罪悪感がズキズキと胸の内を痛めつけていく。  
しかし下半身の方は、皮肉にもその罪悪感を興奮のスパイスにするように、ビクビクっと射精への脈動を始めてしまう。  
 
「あん!……すごい……♪……おちんちんが……私のなかでビクビクしてる……♪……このままくださいね……?……私のおまんこに……朝倉くんの赤ちゃ……ん……♪」  
「え……な、なに言って……ん、んぅぅぅぅ!」  
 
とても危険な言葉を吐き出したことりの唇が、そのまま俺の口を閉じるように押し当てられた。  
その生き物のように動く舌でむりやり唇をこじ開けられると、それが口内にヌルヌルっと侵入し、お互いのだ液を絡ませようと蹂躙してくる。  
 
「ん……んー!……ん、ん、んぅぅぅ!」  
「んふ……♪……ん!ん!ん!……あむぅ……♪……んふぅぅぅ……♪」  
 
ことりはその腰を動かしたまま、俺の口においしそうにしゃぶりついてくる。  
逃げまわる舌をむりやりに絡ませ、まるで吸血鬼が血をすするように、チュウチュウとおいしそうに俺のだ液を飲み込んでいく。  
キスという、恋人同士がする中では一番軽い行為のはずなのに、彼女がしてくるそれはいままでのどの行為よりもいやらしさを感じさせるものだった。  
 
「ん、んぅぅ……れ、れちゃうぅぅ……もぉ……れちゃうよぉ……ん、ん、んぅぅぅぅぅ!」  
 
唇を閉ざされながらも、必死になってことりの体をどかせようとするが、快楽を優先させている体に抵抗する力はなく、同時に尿道内をドクドクと駆け上がってくるものも止めることが出来なかった。  
精神的にも肉体的にも快楽を与えられ続け、もう限界とばかりのペニスがビクンと彼女の膣内で跳ね上がる。  
 
「うあぁぁ!……あぁぁぁー!」  
 
ドクドクドク!!!……ドク!ドク!ドク!……ドックゥゥゥゥゥ!!!  
 
「!?……ふ、あぁぁ!……や!……い、いやあぁぁぁ!!!」  
 
ペニスが膣の中で急激に爆発し、精液が子宮口にぶつかる勢いで吐き出される刺激に、ことりは大きく悲鳴をあげた。  
 
 
「あ……あはぁぁぁ、す、すごい……♪……朝倉くん……の……朝倉くんのあかちゃん……おなかのなかに……は、はいって……くる……♪」  
 
まるで電流を流されたようにビクビク体を打ち震わせ、ことりはお腹の中に出されたザーメンを、膣を使って飲み込んでいく。  
中のひだでペニスをマッサージするようにウネウネと揉みこみ、俺の下腹部に詰まっている全ての液体を絞りつくすような動きを繰り返してくる。  
 
ドクンドクン!……ドクドクドク……!……ドク……ドクン……。  
 
「あぁ……で、でちゃったぁ……でちゃってるよぉ……ことりのおまんこにぃぃ……」  
 
だんだんと弱まっていく射精を続けながら、俺はことりを妊娠させてしまう絶望感とそれを上回るほどの快感を感じていた。  
してはいけないことほど感じてしまう体を恨めしく思いながら、そのまま最後の一滴まで彼女の中に膣内射精を続ける。  
 
「う……あぁぁ……こ、ことり……ごめん……ごめん……ごめん……う、う、う……」  
「あぁ……♪……もっと……もっと私を求めてください……♪……朝倉……くん……」  
 
謝罪の言葉を繰り返し、自らおまんこを突き上げて快感をむさぼる俺を見て、ことりは今まで見せた中で最上の笑顔をして魅せた。  
愛する人と結ばれた喜びを噛み締め、うっすらと目に涙を溜めながら、そのまま彼女は子宮があるあたりのお腹を愛おしそうに撫でまわした。  
 
「すごく……あったかい……朝倉くんとの……」  
 
たったいま中出しされたばかりだというのに、すでにそこには愛する人との結晶が生まれているかのようにつぶやき、母性的な顔をすることり……。  
俺はその表情を見るのを最後に……彼女の胸の中でゆっくりと目を閉じていった。  
 
                                                               END  
 
 

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